遊爺雑記帳

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訪台の麻生太郎氏「戦う覚悟」発言 中国も左派も〝黙らせた

2023-08-10 01:02:03 | 台湾 全般
 麻生太郎副総裁は 8日、訪問先の台湾で講演。
 「台湾有事」を念頭に、抑止力について「能力」と「能力を使う意思と国民的合意」「能力と意思があることを相手に知らせる」の3つがそろって機能すると語った。
 
中国も左派も〝黙らせた〟訪台の麻生太郎氏「戦う覚悟」発言、識者はどうみる 「牽制として機能」「国民の中に危機意識」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2023.8/9

 自民党の麻生太郎副総裁は 8日、訪問先の台湾で講演した。「台湾有事」を念頭に、「日本、台湾、米国をはじめとした有志国には戦う覚悟が求められている」「いざとなったら台湾防衛のために防衛力を使うなどと訴えた。麻生氏は、蔡英文総統や頼清徳副総統とも会談した。軍事的圧力を強める中国や、来年1月の台湾総統選などを意識した発言といえそうだ。識者3人に聞いた

 
麻生氏は抑止力について「能力」「能力を使う意思と国民的合意」「能力と意思があることを相手に知らせる」の3つがそろって機能すると語った。

 
元陸上自衛隊中部方面総監で千葉科学大客員教授の山下裕貴氏は「日本と台湾に正式な外交関係がないなか、麻生氏は訪台した政治家の中で最もグレードが高い。その人物が抑止力について『使う意思』に言及したのは相当に踏み込んだ。中国側も相当、癇(かん)にさわるのではないか。日本は近年、南西諸島の防衛強化のための演習を実施しているが、麻生氏が言葉で発信したことは安全保障面でも理にかなっている。これ自体が中国への牽制(けんせい)として機能する」と語った。

 総統選では、台湾内部の「親中派」の動向も注視されている。

 
評論家の石平氏は「『台湾有事』を防ぐには、台湾の防衛力強化と、自由主義諸国が団結して戦う姿勢を示すことが重要になる。麻生氏の発言は正当だ。日本の政治家は中国に遠慮することが多く、台湾は日本に不安を感じていたかもしれない。麻生氏の講演は、台湾の人々を勇気づけ、総統選を前に『親中派』の揺さぶりに耳を傾けないようにする」とみる。

 
少し前の日本では、政治家が「戦う覚悟」などといえば、左派勢力が猛烈に批判した

 
ところが、麻生氏の講演には、立憲民主党の岡田克也幹事長が「非常に軽率だ」と語り、共産党の小池晃書記局長が「極めて挑発的な発言だ」と非難するぐらいで、左派メディアは静かな印象だ。

 
福井県立大学の島田洋一名誉教授は「ロシアのウクライナ侵略を目の当たりにして、自国を守るために反撃の意思を示すことは重要だ。国際的常識といえる。日本で大きな反発が起こらなかったのは、国民の中に危機意識が強くなっていることを示すのではないか。副総裁である麻生氏の発言は、政府自民党に影響力がある中国は発言より行動を見ている。日米台の合同演習など具体化が求められる」と語った。

 自民党の麻生太郎副総裁は8日、訪問先の台湾で開かれた「ケタガラン・フォーラム」で
基調講演を行った。要旨は以下の通り。

           ◇

 
台湾は日本にとって、「自由」「民主主義」「基本的人権」「法の支配」といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーで大切な友人だ。

 
昨年8月、当時のペロシ米下院議長が台湾を訪問した直後、中国は台湾周辺で実弾射撃を含む軍事演習を行い、わが国の排他的経済水域(EEZ)を含む日本近海に複数の弾道ミサイルを撃ち込んだ

 
「台湾海峡の平和と安定」はわが国はもとより、国際社会の安定にとって重要だ。

 
最も大事なことは、「台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせない」ことだ。抑止力は能力がいる。そして、力を使うという意思を持ち、それを相手に教えておくその3つがそろって抑止力だ

 日本、台湾、米国をはじめとした
有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている戦う覚悟だ。お金をかけて防衛力を持っているだけではダメ。いざとなったら使う。台湾防衛のために。台湾海峡の安定のためにそれを使うという意思を相手に伝えそれが抑止力になる

 基本的価値を共有し、平和で安定した国際秩序を擁護する国々が、台湾と密接な隣人関係にある
日本が率先して中国を含めた国際社会に発信し続けることは極めて重要だ。日本の毅然(きぜん)とした態度は変わらない。

 
台湾は(環太平洋戦略的経済連携協定=TPPの)加入申請に向けたさまざまな取り組みを公にしており、わが国として申請を歓迎している。


 麻生氏の「台湾有事」を念頭にした訪台講演について、識者 3人の解説を夕刊フジが報道。

 元陸上自衛隊中部方面総監で千葉科学大客員教授の山下裕貴氏。
 麻生氏は訪台した政治家の中で最もグレードが高い。その人物が抑止力について『使う意思』に言及したのは相当に踏み込んだ。中国側も相当、癇(かん)にさわるのではないか。
 麻生氏が言葉で発信したことは、これ自体が中国への牽制(けんせい)として機能する。

 評論家の石平氏は「『台湾有事』を防ぐには、台湾の防衛力強化と、自由主義諸国が団結して戦う姿勢を示すことが重要になる。麻生氏の発言は正当だ。
 日本の政治家は中国に遠慮することが多く、台湾は日本に不安を感じていたかもしれない。麻生氏の講演は、台湾の人々を勇気づけ、総統選を前に『親中派』の揺さぶりに耳を傾けないようにする」とみる。
 少し前の日本では、政治家が「戦う覚悟」などといえば、左派勢力が猛烈に批判した。
 ところが、麻生氏の講演には、左派メディアは静かな印象だと。

 福井県立大学の島田洋一名誉教授は「日本で大きな反発が起こらなかったのは、国民の中に危機意識が強くなっていることを示すのではないか。副総裁である麻生氏の発言は、政府自民党に影響力がある。中国は発言より行動を見ている。日米台の合同演習など具体化が求められる」と。

 麻生太郎副総裁の講演要旨は以下。
 台湾は日本にとって、「自由」「民主主義」「基本的人権」「法の支配」といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーで大切な友人だ。

 昨年 8月、当時のペロシ米下院議長が台湾を訪問した直後、中国は台湾周辺で実弾射撃を含む軍事演習を行い、わが国の排他的経済水域(EEZ)を含む日本近海に複数の弾道ミサイルを撃ち込んだ。
 「台湾海峡の平和と安定」はわが国はもとより、国際社会の安定にとって重要だ。

 最も大事なことは、「台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせない」こと。
 抑止力は能力がいる。そして、力を使うという意思を持ち、それを相手に教えておく。その3つがそろって抑止力。
 日本、台湾、米国をはじめとした有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ。お金をかけて防衛力を持っているだけではダメ。いざとなったら使う。台湾防衛のために。台湾海峡の安定のためにそれを使うという意思を相手に伝え、それが抑止力になる。
 日本が率先して中国を含めた国際社会に発信し続けることは極めて重要だ。

 台湾は、TPPの加入申請に向けたさまざまな取り組みを公にしており、わが国として申請を歓迎していると麻生氏。

 あの中国が黙ることはなく、中国外務省は 9日の報道官談話で、自民党の麻生太郎副総裁が台湾を訪問し蔡英文総統らと会談したことに「強烈な非難」を表明して反発。その上で、日本側に「厳正な申し入れ」を行い抗議したことを明らかにしたのだそうです。
 そのぶん、麻生氏の訪台の影響力は大きかったということですね。
 
 中国軍機25機、台湾周辺で活動 麻生氏訪台に反発か - 日本経済新聞

 麻生氏訪台に中国反発「もはや清国政府ではない」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース



 # 冒頭の画像は、麻生副総裁と蔡英文総統



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1 コメント

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「戦う覚悟」を伝える意義 (1Qshan)
2023-08-10 21:29:02
https://www.sankei.com/article/20230810-HGLPF7PR4NJHNF6YUKWXLRWZCA/?437808

 反発や批判の矢を飛ばしたのは中国ばかりではなかった。

 「戦う覚悟というのは極めて挑発的な発言だ。日本に必要なのは戦う覚悟ではない。憲法9条に基づき、絶対に戦争を起こさせない覚悟こそ求められている」
 8日の記者会見で、早速こう強調したのは共産党の小池晃書記局長

 自国の憲法を振りかざして「絶対に戦争を起こさせない覚悟」を持てば、他国はそれに平伏するという世界観は、自国を中心に世界が回っていると考える天動説の一種ではないか。自己愛を満たす妄想の世界と、現実の区別がつかないどこかの中学2年生のようで、見ていて痛々しいと、阿比留氏。

 小池氏と同等の意見は、立憲民主他からも少なくない輩が唱えてますね。
 
 平和ボケの輩が多いのか、中国に籠絡されている売国奴が少なくないのか?

 

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