遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

ロシアのウクライナ侵略が示唆する自衛隊の大問題 現実に即した陸自の改革を

2022-03-31 01:33:55 | 日本を護ろう
 ロシア軍がウクライナへの侵攻を始めてから、1か月が経過しました。短期決戦を目論んでいたプーチンは大誤算で、政治生命にもかかわる大失政。なので、科学兵器や原爆の使用に言及し、脅しをかけてきていることは衆知のことですね。  ウクライナ国民の方々や、ウクライナ軍の国防意識の高さと行動の賜物ですが、その意識や行動を支えているのは、米国他の西欧諸国の武器や情報提供。  よく例示されるのが、米国の監視衛星やNATO軍機が捉えたロシアの戦車隊の位置情報がウクライナ側に提供され、ウクライナ軍や、市民が対戦車ミサイルで攻撃・撃破、退却させているのですね。 . . . 本文を読む
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首都キエフ制圧できず…プーチン氏〝迷走〟狙いを東部ドンバスに変更

2022-03-30 01:33:55 | ロシア全般
 ウクライナへの侵略開始から 1カ月過ぎたが、ウラジーミル・プーチン大統領率いるロシア軍は首都キエフを制圧できず、祖国を守ろうとするウクライナ軍の反撃で周辺地域を奪還されている。迷走・失敗を隠すためか、ロシア軍は狙いを東部ドンバス地方に変更した。  停戦交渉では、民間人の命を守るため、双方の譲歩が注目される。ただ、朝鮮半島のような「分割」となれば、結果的に「力による現状変更」を許し、「台湾有事」「尖閣有事」を誘発することになりかねない。  かねない。国際社会はロシアへの制裁強化の徹底が不可欠だと夕刊フジ。 . . . 本文を読む
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「オリガルヒ(新興財閥)」のエリツィン閥に、プーチン離反が

2022-03-29 01:55:55 | ロシア全般
 プーチン大統領によるウクライナ侵攻。ウクライナ軍や国民の抵抗で苦戦。首都キーフ(キエフ)の占領とゼレンスキー政権打倒をあきらめ、当初の名目だった、西部地域の、独立宣言したルンガンスク人民共和国とドネツク人民共和国との安保条約に基づく出兵での、ドンバス全域(ルンガンスク州、ドネツク州全域)の解放に戦術変更したようですね。  プーチン氏の振り上げたこぶしの、一旦の降ろしどころ? . . . 本文を読む
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朱鎔基・中国元首相ら習氏の3期目に反対…久しぶりに聞いた中国での「正論」

2022-03-28 01:33:55 | 中国 全般
 習近平が、今年秋に、5年に 1度開かれる共産党大会で、定年を無視した 3期目の就任に向け準備を整えていることは衆知のことです。  毛沢東の独裁が産んだ弊害の再発防止に、中国経済の今日の発展の礎を築いた鄧小平が定めた集団指導体制と定年制度。これを崩す習近平。  反習近平派の、鄧小平の流れを継ぐ共青団派も封じ込められていますが、そのトップの李克強は、定年を順守。  習近平を止める人物は出ないのかと思っていましたが、党の長老の間で、習主席への権力集中への懸念が広まっているなか、朱鎔基元首相ら引退した共産党幹部らが、3期目入りを目指していることについて、反対する意向を顕しているのだそうです。 . . . 本文を読む
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ロシアへの制裁 経済のエンジンである巨大な石油・ガス産業への打撃が鮮明に

2022-03-26 01:55:55 | 英国全般
 NATO、EU、G7の首脳会談がいっきに開催され、対露対抗姿勢の団結が示されました。内容は、対露団結姿勢誇示が主眼で、メディアの事前盛り上げに対し、具体策は希薄だった印象を受けたのは、遊爺だけでしょうか。  一方、民間企業ベースの制裁、特にロシアの収入源の命綱といえる、原油や天然ガスの開発支援や購入では、着実に効果があがってきつつあるようです。 . . . 本文を読む
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ソ連時代からの「諜報機関の得意技」 指導者排除 プーチン大統領の後継者浮上

2022-03-25 01:52:07 | ロシア全般
 ロシアによるウクライナ侵攻は24日で 1カ月が経過。プーチン大統領の短期決着の目論見で侵略開始した目論見が、完全に失敗したことは明かで衆知の事となり、おおいに名誉がきそんされています。  周知のとおり、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力の「二共和国」の独立を承認し、その安保の要請での出兵との見え透いた稚拙な名分で出兵・侵攻。  しかし独立国は、ドネツク、ルガンスク二州の全域を指すとの拡大主張。かの様子かと思いきや、ゼレンスキー政権転覆交代で、ウクライナ全土の制圧を一気に目指し、戦火を拡大。  それが北京冬季五輪に被らない様にとの習近平の要請はすっ飛び、 1か月経過でも、キエフ(ウクライナ語のキーウに呼称変更のメディアも)の戦線後退の現状。  大義薄弱で、プーチンのロシア帝国時代の覇権復活の為の。ソ連崩壊時に去った衛星国の復帰願望(NATOの東進阻止)での侵略戦。  ロシア国民の反戦デモの動きの芽生えもありますし、国営トップメディアからの反政府理由での辞職者や著名人の反戦言動も散見される様になってきて、プーチン氏を登用、経済政策の重鎮だった、大統領の特別代表を務めていたアナトリー・チュバイス氏が辞任、国外転出をするに至っています。  ソ連のトップ交代では、側近による暗殺での交代劇があることは、当ブログで取り上げさせていただきました。  1917年にウラジーミル・レーニン率いるボリシェヴィキが、ロシア帝国を置き換える形で成立した臨時政府を打倒した十月革命でソ連が誕生。  そのレーニンの死後、トップに立ったのはスターリン。  そしてそのスターリンを毒殺したのが、ラヴレンチ・べリア。ロシアのあらゆる要人の「護衛」を担当する、国家保安省のトップであったべリアはスターリン死後、実質的にソ連のトップに上り詰めていた。  そのべリアの、一瞬のスキを突いたのがフルシチョフ。  プーチン氏は、 べリアの流れを継いで、今日の地位に立っているのですね。  しかし、そのプーチンも、側近に倒される可能性が出てきたと夕刊フジ。 . . . 本文を読む
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情報機関がプーチンに反旗? ロシア内部に大きな亀裂の兆し

2022-03-24 01:55:15 | ロシア全般
 プーチン大統領がなぜウクライナ侵攻を決意したのか。  プーチンの主張が正しいかどうかはともかく、プーチンの決意の裏にはKGB(ソ連国家保安委員会)時代に培われた情報機関員としての視点、思考などが大きく影響していると考えられると、プーチンの暴走を解説いただいているのは、元公安調査庁金沢公安調査事務所長の藤谷昌敏氏。 . . . 本文を読む
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プーチンかく敗れたり 精度の低い誘導爆弾、複雑な作戦能力を持ち合わせていない空軍

2022-03-23 01:33:55 | ロシア全般
 ロシア軍の侵攻は、大きく遅れているとはいえ、主要都市の陥落が出始め、キエフ陥落も近いとの報道に接します。  しかし、プーチンは敗れたとの記事が散見される様にもなってきています。  「プーチン露大統領は一体、何に負けたのか」と解説されているのは、元産経新聞ロンドン支局長で、在ロンドン国際ジャーナリストの木村正人氏。 . . . 本文を読む
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ロシア戦車、ウクライナが墓場に

2022-03-22 01:55:55 | ロシア全般
 圧倒的兵力を持つはずのロシア軍のウクライナ侵攻。約3,000台の重戦車を保有していたロシア軍に対し、ウクライナが保有する開戦時の戦車数は約850台。  しかし、ロシア軍はウクライナ侵攻を開始した2月24日以降、重武装の無限軌道車230台余りを失った。  これだけの短期間に破壊された戦車の数としては、第二次世界大戦以降で最多に上るとアナリストは分析現代の戦いではロシアの弱みを露呈させている。   ウクライナ政府はさらに多くの打撃を与えたと主張。ロシア軍の戦車400台以上に加え、より装備が薄い装甲軍用車両も多く破壊したとしている。  ロシア軍の侵攻が、プーチンの改選前の目論見が狂ったことの原因のひとつですね。 . . . 本文を読む
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戦争犯罪でプーチンを処罰する方法 たとえウクライナに勝ってもプーチンには犯罪者の烙印を

2022-03-20 01:55:55 | ロシア全般
 プーチン大統領が始めたウクライナへの武力侵略。親露派の地域の独立国化を承認し、その国との安全保障条約に基づく要請で出兵、稚拙で見え透いた理由。  しかも出兵した軍隊は、該当の地域に留まらず、その2州全体、更にウクライナ全土に侵攻。婦女子、子供、入院患者のいる病院、一般住民の避難所、住宅等無差別攻撃も実施。  人道外れる鬼畜のふるまいは、世界州の人々が、避難の声を挙げています。  この犯罪を国際機関で裁く様、終戦を待たず、英独仏などが、国際刑事裁判所(International Criminal Court:ICC)に、ウクライナの事態を巡る捜査を付託。日本は、41カ国目と後ればせながら同じく操作を付託。  北京五輪への米国が提唱する「外交的ボイコット」でも、岸田政府は中国との二股外交とみなされる決断遅れで、バイデン大統領との面談を保留延期、オンライン会談に格下げされるという、かつてない日米同盟への亀裂を生じさせました。  外務大臣失格の実績で、河野氏に交代させられた岸田氏。総理大臣となっても、外交失政は止まらない様子ですね。前回の総裁選では、3人の立候補者中、得票数はビリだったのですが、安部総理の指示で、投票者が融通され、ビリを免れていた。そんな実力なのに今回は何故か総裁に。。なので混迷と世界からの信頼低下は予想されていたことではありますが。 . . . 本文を読む
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プーチンの失敗で大誤算の習近平 「台湾武力侵攻」はできなくなった

2022-03-19 01:55:55 | 中国 全般
 プーチンのロシアによるウクライナ攻勢が苛烈度を上げています。これは、プーチンの短期決戦が失敗したことの証であり、ウクライナの方々の健闘の賜物です。  しかし、ウクライナが劣勢で有る事には違いはなく、NATOへの加盟どころか、ウクライナ領空の飛行禁止支援も拒否されたゼレンスキー大統領は、主要国の国会でのオンライン演説行脚を始め、国会議員や国民への直接支援要請を始めました。  これは効果を産み、軍事参戦やそれに繋がるウクライナ領空制限までは答えは得られていないものの、議員や国民の支持を得ていて、米国は、「ウクライナ軍が市民を攻撃する軍機やヘリコプターを抑止することを確実にするために800の対空システム」を含む、追加支援を発表しました。  日本の国会でのオンライン演説には、外務大臣を長く務めたにも関わらず外交失格の岸田政権は、前例がないとか、設備がないとかちんけな理由を挙げて断ろうとする、世界観欠如の姿を露呈していましたが、世界の流れに押され、取り組みを始めました。親中の岸田・林コンビの日本外交が、せっかく安倍さんが高めた日本の国際的信用と地位を棄損に努めています。  ロシアのウクライナへの戦争犯罪も含まれる侵攻阻止が、国際世論や、経済制裁によるメシア国内での反戦世論への期待が進められていますが、効果には時間が必要。  そこで注目されているのが、両国にパイプを持つ中国。  福島香織氏が、習近平の関与について解説しておられます。  . . . 本文を読む
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尖閣視察の石垣市長に騒いだのは基地反対派だけ… 前よりも先に後ろから、さらには横からも撃たれる。

2022-03-18 01:33:55 | 日本を護ろう
 中山石垣市長による、今年 1月末の東海大学の調査船での尖閣諸島洋上視察については、既に当ブログでも触れさせていただいていましたが、八重山日報の仲新城編集長が、産経に投稿されていましたので、取り上げさせていただきました。 . . . 本文を読む
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プーチンの末路3つのパターン

2022-03-17 01:33:33 | ロシア全般
 ソビエト連邦は、1917年にウラジーミル・レーニン率いるボリシェヴィキが、ロシア帝国を置き換える形で成立した臨時政府を打倒した十月革命で誕生。  そのレーニンの死後、トップに立ったのはスターリン。  そしてそのスターリンを毒殺したのが、ラヴレンチ・べリア。ロシアのあらゆる要人の「護衛」を担当する、国家保安省のトップであったべリアはスターリン死後、実質的にソ連のトップに上り詰めていたのだそうです。  そのべリアの、一瞬のスキを突いたのがフルシチョフ。  べリアの死後、国家保安省は一委員会に格下げされ「ソ連国家保安委員会」に縮小されました。  そのようにして生まれたのがKGB、つまりプーチンを生んだソ連秘密警察にほかなりません。プーチンはスターリン粛清の担い手、べリア機関直系の後継者で、あらゆる手法を受け継いでいると、伊藤氏。 . . . 本文を読む
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ロシア、国債デフォルト強行の公算

2022-03-16 01:33:55 | ロシア全般
 米欧などの経済制裁を受けるロシアが、国債の元本や利息を事前に約束した期日に払わず、デフォルト(債務不履行)を強行するとの見方が強まっているのだそうです。  制裁でロシア中央銀行の資産が凍結され、外貨準備の半分程度が引き出せない。  手元資金でドルを支払うことは可能とみられるが、シルアノフ財務相は米欧などがロシア中銀の外貨準備凍結を解除するまでルーブルで支払うと主張。定められた外貨(ドル)での支払い拒否を強行する姿勢なのですね。  プーチンのプライド確保へ、やけくその断末魔末期への転落が止まらない。 . . . 本文を読む
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プーチン氏はキエフ陥落という戦術で勝てたとしても、ウクライナ全土制圧という戦略で負ける

2022-03-15 01:33:55 | ロシア全般
 プーチンのウクライナ短期侵攻は失敗に終わり、戦闘は長期化しています。  とはいえ、いよいよ首都キエフ包囲がなされ、総攻撃が近い。  4回目の停戦交渉が14日開催され、ウクライナ、ロシア双方から事前には合意点が見つかりそうなコメントが出されていましたが、どうなったのでしょう。  プーチン氏の目論見違いで長期化しているロシアの侵略戦。  いろいろな分析がなされていますが、大国ロシアとはいえ、GDPは韓国に次ぐ11位の国。かねて、宇宙開発のトップ争いを演じていることの不思議さは、貧困国のはずの北朝鮮のミサイル開発とともに不思議(疲弊する国民が、太平洋戦争時の日本の様に耐えている?)に思っていました。  そこへ、大軍の侵攻。そのロジや使用武器(ミサイル、砲弾、銃弾 etc.)出費は膨大であろうが、裕福とは言えない筈のロシアの財政下、長期戦は困難ではないかと推測し、関連記事が出てくるのを待っていましたが、産経の佐々木論説副委員長が書いていただいていました。  プーチン氏はキエフ陥落という戦術で勝てたとしても、ウクライナ全土制圧という戦略で負けるだろうと! . . . 本文を読む
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