統一地方選にのぞむ

きょうは統一地方選の投開票が行われる。私の居住地では選挙はないが、影響がないわけではない。開票速報のため、NHKの大河ドラマ「どうする家康」が放映中止になるのだ。ーーいや、そんなことではない。きょうの開票の結果次第では、我々の生活は大きく変わってしまうのでないか。そう思うのである。

大きな声では言えないが、私は、岸田自民が大敗すればよいと思っている。まかり間違って大勝するようなことがあれば、岸田政権はいっそう独裁色を強め、やりたい放題で軍事路線にさらに前のめりになることだろう。

先ごろの防衛３文書の改定といい、ＯＳＡ（政府安全保障能力強化支援）の導入決定といい、これらの独断専行のやり方は、私に強い懸念を抱かせる。
岸田政権は、防衛力の強化や、防衛装備品の提供といった重大な決定を、国会の審議に委ねることもせず、内々の「閣議決定」で済ませようとした。
あるいは、内々の持ち回りでの裁断で済ませようとした。
岸田自民が選挙に勝てば、今後はこういうことが頻繁に行われるようになるに違いない。

その結果、訪れるのは、トンデモな事態である。
我が自衛隊が米中戦争の尖兵として中国軍との戦闘を強いられ、日本の国土に点在する米軍基地に対して、中国軍のミサイルがバンバン落とされるといった事態が訪れる。これは火を見るよりも明らかではないか。

そういう事態を避けようとすれば、岸田政権には退場してもらうしかない。そのためには、我々が選挙で岸田自民を大敗させるしかない。
そう、我々が、である。
選挙で政権選択ができるというのは、我が日本に残された唯一の美点であり希望なのだから、ぜひともそうしなければならない。
そうではないだろうか。