え~!今日はエイプリル・フールじゃないよな。
新聞各紙の社説をチェックし始めて、
私は思わずそう声を上げてしまった。
国論が割れているだけでなく、新聞の言論上ですら合意が成り立たない現状をとらえて、
私はブログで「嘆かわしいかぎりだ」と書いたばかりなのだが、
この日(に限ってのことだと思うが)、
状況はまったく違っていた。
各紙の社説は見出しがほぼ同じ、
その主張の内容までも寸分違わないのだ。
朝日の見出しは、「軍事的な挑発をやめない北朝鮮にどう対処するか」、
読売は「日米韓首脳会談 対「北」で協力の実効性高めよ」、
毎日は「日米韓 結束で対北朝鮮抑止を」、
日経は「日米韓連携で北の挑発防げ 」、
といった具合である。
主張の内容は、改めて記すまでもない。
見出しから推して知るべしである。
まあ、敵の敵は味方ということか、
国論も日経の見出しにある「日米韓連携で北の挑発防げ 」というスローガンで一致しているし、
これに反する主張をすれば
「この国賊め!」と言われかねない剣呑な雰囲気もあるので、
ジャーナリズムの側も、勢いそうならざるを得ないのだろう。
ただ、朝日だけは、「強硬な対決の姿勢だけでなく、対話による交渉の姿勢にも備えよ」と、
朝日らしさを捨てていない。
でもあれだね。
この朝日の気持ちも分かるんだよね。
なにしろ「合」(synthesis)もへったくれもないほど、それほど堅固な国論の、
「正」の一枚岩の大合唱と来ては、
かえって危険な気がしないでもないからね。
一糸乱れない社説の揃い踏みは、
北朝鮮の「朝鮮中央テレビ」でお馴染みの、
あのオバサン・アナウンサーの絶叫口調を思い起こさせるんだよね。
とはいえ国論の不統一もそれはそれで困るし。
まあ、痛し痒しといったところかな。
新聞各紙の社説をチェックし始めて、
私は思わずそう声を上げてしまった。
国論が割れているだけでなく、新聞の言論上ですら合意が成り立たない現状をとらえて、
私はブログで「嘆かわしいかぎりだ」と書いたばかりなのだが、
この日(に限ってのことだと思うが)、
状況はまったく違っていた。
各紙の社説は見出しがほぼ同じ、
その主張の内容までも寸分違わないのだ。
朝日の見出しは、「軍事的な挑発をやめない北朝鮮にどう対処するか」、
読売は「日米韓首脳会談 対「北」で協力の実効性高めよ」、
毎日は「日米韓 結束で対北朝鮮抑止を」、
日経は「日米韓連携で北の挑発防げ 」、
といった具合である。
主張の内容は、改めて記すまでもない。
見出しから推して知るべしである。
まあ、敵の敵は味方ということか、
国論も日経の見出しにある「日米韓連携で北の挑発防げ 」というスローガンで一致しているし、
これに反する主張をすれば
「この国賊め!」と言われかねない剣呑な雰囲気もあるので、
ジャーナリズムの側も、勢いそうならざるを得ないのだろう。
ただ、朝日だけは、「強硬な対決の姿勢だけでなく、対話による交渉の姿勢にも備えよ」と、
朝日らしさを捨てていない。
でもあれだね。
この朝日の気持ちも分かるんだよね。
なにしろ「合」(synthesis)もへったくれもないほど、それほど堅固な国論の、
「正」の一枚岩の大合唱と来ては、
かえって危険な気がしないでもないからね。
一糸乱れない社説の揃い踏みは、
北朝鮮の「朝鮮中央テレビ」でお馴染みの、
あのオバサン・アナウンサーの絶叫口調を思い起こさせるんだよね。
とはいえ国論の不統一もそれはそれで困るし。
まあ、痛し痒しといったところかな。