8安打で、1点もとれなかったわけですが・・・
テレビでは盛んに、「塁上にはランナーをにぎあわせてますが、あと一本がでないタイガース」とアナウンスされます。
いや・・・それ以前です。
1イニングで3本ヒットを打って、1点を取る野球では勝てないと思います。
タイムリーヒット1本で、1点を奪うような野球をしていかないと・・・(できることでしたれば)
でなければ、長打がなければ始まりません。
そしてこの試合も、長打の差がはっきり出ました。
四球も頂けませんでしたしね。
『歴史的大逆転』といっても、ヒットが15本も20本も続いたわけではなく、
間違いなく引き金は『四球』です。
そう・・・『頂き物』です。
"最後の1本"・・・つまり、"タイムリーヒット"がでなくて苦しいのではなく、
そこに至る攻撃の効率が悪いということです。
多くのファンが承知しているように、時にバントも有効な作戦です。
Gの菅野投手登板の際には、初回からバントするように、1点の重さ・・・
連打の難しさ、長打の確率の低さを鑑み、実行される作戦です。
チーム状態、相手投手の力量、調子を正確に判断し、作戦を立てる使命がベンチにはあり、
それを確実に実行する責任が選手にはあります。
バントはあくまで一つの手段。
一番いいのは私は長打だと思っているんです。
2,3塁打ね。
これは以前からずっと言ってます。
甲子園は右中間、左中間が大変深い球場ですからね。
この膨らみを利用しない手はないのです。
ホームランは、一気に球場の雰囲気を変える力を持っています。
しかし2,3塁打は、『うねり』を生むと思うのです。
何か、押し寄せてくるものがあります、
そこに単打でも続けば、あるいは連続長打でも続こうものなら、
ホームラン以上の盛り上がりが生まれます。
この『うねり』は、相手投手を飲み込んでいくものです。
カープはこれを広島でやっているんですよ。
だったら、まずタイガースは甲子園でやっていけばいいと思うのですけどね。
タイガースは昨年オフから、徹底的に『強く振る』ことが出来る体を作ることをテーマに鍛えてきました。
そしてそれはある程度成果を出したと言えると思います。
ただ、その弊害もなきにしもあらず・・・
北條選手なんかはどうなんでしょうか?
「力強く振る」ということが間違った方向に向かってしまい、昨年の鳥谷選手状態?
「あんなにバット、下から出てた?」と思いますし、
右へ狙えばバットのヘッドが寝るので、イージーフライが多いし・・・最近は試合にも出てないし・・・。
まだ、金本監督の教えを会得できないでいるようです。
少し話し・・・それます。
日曜日の大瀬良投手。
ストレートは高めに浮き、フライアウトが多かった前半
攻略できる最も高かった可能性は、2回表だったと思っています。
先頭打者は4番の福留選手。
甘いカットボールでした。
絶好調時だったら、ホームランでも不思議ではない、真ん中高めのカットボールだと思います。
それをレフト前へ、つまり気味・・・
続く中谷選手。
ほとんどド真ん中のまっすぐ・・・
これ・・・ミスショットでした。
これを確実に決めていたら、この試合・・・勝っていたと思います。
いや・・・スライダーだったら、ミスショットの可能性はかなり下がるでしょう。
彼はストレートよりもはるかに、変化球打ちがうまい打者です。
続く鳥谷選手。
3球まっすぐで2-1といいカウント。
差し込まれてショートフライ。
7番の糸原選手。
やはり高めのまっすぐでしたが、センター前へ弾き返してます。
いわゆる「上からしっかり叩く」という打ち方です。
こういう打ち方、"間を抜く打ち方"であり、この春、現場でも見ました
寅之助さんとも話しました。
彼の打球の速さは「メッチャ魅力てきやん!」って
左中間に流してあの速さは特筆すべきものでした。
そう、そんな長打を打てる選手を起用しない手はないと考えます。
ということで、長打・・・2,3塁打の重要性と共に、打線の流れ、
『打順』を『打線』にするために再考する時期にきていることを提言します。
この週末、好調なチームから学び取ったことを素直に自らのチームに生かすことは、
決して恥じることではないと私は思っています。
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