ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

水シャワーがいちばん

2022年08月12日 | 日記

          ひまわり

 暑さを凌ぐ方法として、古くから伝わる行水というのがある。盥(たらい)に井戸水を汲んで、桶で火照った体を洗い流す方法である。調べてみると、この行水は宗教が絡んでいて、体を清める方法だという。沐浴も同じ。そういえば昔、神社のお祭り当番になった人は、事前に体を清める儀式があった。
 そんな古いことをあれやこれや言う前に、とにかく暑い。井戸水などと言う贅沢でなくて、水道水で十分。でも水道水とはいえ、いきなり冷水は心臓が麻痺する。足元の方から徐々に水をかける。そして背中から胸までくると、本当に生き返る心持ちがする。
 実は先頃、山歩きをして、その後、近くの温泉に行く機会があった。汗びっしょりで、そして露天の温泉は何とも心地よかった。その温泉には冷泉が湧き出ていて、これはと思い入って見たら、冷たいと言うより体が痺れた。腰までで限界。しばらくして再び挑戦。何とか胸まで浸ったが、10秒ほどがやっとだった。温度計を見たら16°C。この温度で、体が痺れるのだから、冬の海に投げ出されたらひとたまりもないな、などとあらぬ感想を持った。水道の温度は多分25°C前後だと思う。
 夏場は山野に触れる機会が多いのだが、藪蚊に刺されるのも含め、身の回りのことを確認する良い機会ではある。【彬】

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