ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

共同・柿崎氏の転身に思う

2020年10月01日 | 日記

緑陰の読書

 共同通信の論説副委員長だった柿崎明二氏が首相官邸のスポークスマン(首相補佐官)になったということで、マスコミ関係で話題だ。中でも共同本社は、報道各社に編集局長ら三者名で、弁明とも取れる文書を送っている。柿崎氏は安倍政権に反対の立場で、テレビなどでゲスト出演していため、安倍政権を引き継ぐ菅政権にとり入れられるなんて、とんでもないということらしい。
 ジャーナリズムを権力の監視者だとする立場の人からすると、言語道断、ジャーリスト失格だと。私はこうした前世紀のマルクス主義=社会主義思想を引く考え方を、いまだなお思想的に脱皮できない文化人らしき人を何人か知っているが、そうした人たちが今日でもマスコミ界でアナクロニックな発言をしていて、これをマスコミ産業が受け入れている状況こそ不思議に思う。

 だから心ある人は新聞を読まないし、テレビもよく見ないのが現実だ。

 ジャーナリストとして活躍した人は、遠慮せずにどんどん有用な仕事につけば良い。そして行政や政治状況を、内側から明らかにしていったらいい。左翼とか右翼とかの区別、あるいは権力と反権力などと言った二律背反的な思想は、とっくの昔に終わっていて、これらに拘泥していては新しいものは何も始まらないのである

 私たちの将来や未来が、国家権力に対する反抗意識や、ファシズム的な社会主義からは何も展望できないことは自明なのである。【彬】

 

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