冬から春、春から夏へと四季が移ろいで居るが、昨年11月から熊遭遇対策により、山岳コースから、比較的起伏が少ない、国道沿いの歩道に変更した、速歩コースで、昨日は実に丁寧な若者に遭遇した。
いつもの、速歩開始前の入念な(約5分近く・・)準備体操をしていたら、私の速歩コースを比較的ゆっくりと秦野側から松田方面に歩いていく若者の姿が目に入った。
これは、どこかの地点で、追い越すことになるだろうと、漠然と頭の隅に記憶を置いていた。
そして、蛇塚交差点を速歩スタートした。かなり遠方に、その若者の姿が見え隠れしていた。
いよいよ、追い抜くだろうと思われる地点まで近づいた時、突然彼は振り向いたのである。
そして、いきなり走り始めたのである。
暫く速歩を進めていくと、彼はこの辺で良いと判断したのか、またゆっくり歩き始めたのである。
やはり、どの地点で追い抜くか考えて速歩を進めていたら、彼は、今度はいきなりストップしたのである。
そして、道を譲っただけでなく、"頑張ってください"とエールの声をかけてくれたのである。
5キロの速歩コースは、2.5キロでUターンするコースなので、今度は対面ですれ違うことになる。
流石に、今度は二度目なので、お互いに会釈を交わすだけであったが、爽やかな気持ちになり、ゴール地点でのタイムもいつもより、短くなっていた。