昨日、新築以来、40年以上放置していた雨水枡の清掃を行った。
半世紀近く前に購入した自宅敷地は、分譲地で、約300カ所の内、建設されていた敷地は約10%位しかなかった。
敷地購入時、その分譲地の管理人から、強く要求されたのは、上水道は全ての敷地に配備されているので、下水道に関して、しっかりと区分して雨水が汚水に入り込まない様に注意することであった。
と言うのは、現在はこの足柄地区全体に10年近く前に配備された広域下水管に汚水が直接流れ込むようになっているが、自宅建設時はこの分譲地管理事務所が、この団地用に、活性汚泥処理下水処理施設が付随していたのである。
その下水処理施設も、度々トラブルを起こしていた記憶が有る。
従って、下水が雨水と汚水の区別を煩くしていたのは自明のことである。
その施設も、広域下水管敷設で、お払い箱となり、その場所が秦野地区の分譲地に替わり、その上に宅地が建設されて、10年近くなると言う事である。
さて、自宅建設時に、当時言われていた汚水桝と雨水桝の区別をしっかりとしたのち、二人の娘を無事育て上げ、その娘たちも現在足繁く交流している20歳前後の孫2人を見ていると、時代の趨勢の差を感じられている。
上記、汚水処理システムのトラブルと同時に、自宅の汚水トラブルも度々発生して、何度も汚水桝の方は、チェックしてきた。
最近こそ、汚水桝も含めて、新たに自宅敷地内の下水道を変更したので、トラブルは皆無となった。
一方、雨水の方は、表面上、全く問題にならなかったので、40年以上無策で放置していたのである。
それが、先日、下水道は大丈夫ですかと、廻って来た業者に即発されて、昨日、家内と実に新築以来の雨水桝チェックをして驚いた。
汚水桝と並行して、流れている雨水桝の方は、時々チェックしていたので、庭側の雨水桝も大丈夫だろうとタガをくくっていたのが大間違いであることが判明したのである。
昨日、半日かけて、2か所の雨水桝内に溜まった泥と、庭に植えた各種の木の根っこを取り除こうとした。
しかし、その根っこが蔓延ってきて雨水管を塞ぎ、ほとんど10%近くの水しか流れていなかったのである。
確かに、大雨の時に、庭の敷地に水が溢れていたことは、何度も経験していたが、その原因は、汚水桝とそれを繋いでいる配管が詰まっていたことが原因であると分かった次第である。
昨日半日では、2つの汚水桝は綺麗になったが、汚水桝を繋いでいる配管内は、まだ完全には貫通はしていないので、これから数日かけて、いろんな手段で、綺麗にする作業が待っている。
やれやれ、大変な仕事が舞い込んだ。
と言う事で、この雨水枡トラブルの記事だけで、「なんアラ」原稿1件分の分量となってしまった。
お疲れさまでした。