中部国際空港を利用したのですが空港までは名鉄2200系「ミュー」を利用致しました。今回は利用しなかったのですが、2000系ミュースカイがあります。ミュースカイは中部国際空港までのアクセスを目的に開発された車両です。愛称は就役を前に車両名を一般公募した際、名古屋鉄道の略称である名鉄(Meitetsu)の頭文字「M」と名鉄の特別車の愛称「μ(ミュー)」と空港をイメージさせる空の意味である「sky」を組み合わせた「ミュースカイ」がふさわしいと判断し命名されました。
今回利用した2200系は空港線の開業時に、特急として使われることを目的に開発されました。1次車の落成は2004年12月です。
2000系との相違点や特徴は以下の通りです。
- 特別車(愛称「μ(ミュー)」)仕様の車両2両と、追加料金なしで乗車できる一般車4両とで6両固定編成を組んでいます。
- 内装は特別車が2000系と、一般車が3300系と共通の仕様になっている。側窓の寸法や位置についても同様で、一般車の方が高い。ただし、6号車のモ2300形は乗務員室直後の座席と側窓がありません。ロングシートの比率が高い。一般車の天井高さは2,305mmで、名鉄の冷房車では最も高い。一般車の側窓にはUVカットガラスが採用されたため、カーテンは設置されていません。車体幅や先頭車の運転室スペースの関係で、1次車では一般車の全体定員が3300系よりも少ない。
- 空港輸送専用車でないため、「Centrair」のロゴが正面になく、その部分にマジックミラー式の窓を設置したので、運転時の視界を確保しやすくなっています。
- 先頭車は2000系と類似したデザインですが、豊橋・中部国際空港方は非貫通です。岐阜方も同様ですが、将来の増結運用時に幌が使用できるように取り付けスペースのみが確保されています。
- 中部国際空港方の先頭特別車では増解結を行わないため、電気連結器が省略されています。
- 2000系で採用された車体傾斜装置は立ち客もある一般車を連結するため装備されていません。従って曲線通過速度制限は従来通りです。
- 制御装置は2000系の1C3M×2群に対し、1C2M×6群となっています。
- 2000系の号車表示は7セグメントマグサインとなっているのに対し、本系列はマグサイン風のステッカーとなっており、加えて特別車の号車表示は車体側面に大きく描かれています。
- 車体のカラーリングは2000系の青+白から、写真のように名鉄の伝統である赤+白となっています。
- 車内のモニターには2000系と同様に前面展望の映像も流れますが、これは特別車のみです。また、一般車にはドア上部に千鳥配置でLED式の旅客案内表示装置が設置されています。
- 一般車の3・4・5号車には、車掌の車内巡回中にも停車駅での客用ドア開閉と出発合図が可能なように戸閉めスイッチと連絡用ブザーが設置されています。
頭が眠りだしたのでまた来ます。