ここが唯一の入り口
広第十一海軍航空廠「長郷」地下工場跡 観音岬の砲台跡へ訪問途中で「長郷」地主の方と偶然で立ち話となり広第十一海軍航空廠「長郷」地下工場跡周辺を運よく案内してもらいました。
先日も20人ぐらいで入坑していたらしい。入り口に懐中電灯がありました。
中には入りませんでしたが内部図面があるそうです。この山全体が地下工場跡の影響で崩落が始まっているそうで谷でなかった所が谷になったり、大きな窪みができたりしてるそうです。
ここは排気口との事です。
写真の入り口以外は全て役人によって塞がれてしまったが、未発見の入り口があるかもしれないとのことです。
山を崩して道路を作る計画もあるが現在は建設工事は凍結中、開発によりこの地下工場跡もいずれ消滅していまいます。
僕は何時でも山に入ってもよいとの事になりましたが私有地なのでご注意ください。地下壕跡のせいで地主さんの家や庭、駐車場も傾き困っているそうでお役所にいっても何もしてくれなくて困ってるそうです。
中は何時でも誰でも入れるようになっているし、また、その規模(全長732m)といい、保存の良さといい他に引けを取らない歴史を感じさせる荘厳なものだそうです。
この下も坑道があり底が抜け崩落した場所。
話によると酸素魚雷を始め終末兵器「人間魚雷回天」製造工場であったこと空襲を避け地下でその他武器を製造していたらしい。冬は20℃くらいの湿気た風が吹き、夏は冷たい風が吹いているとのこと。1㎞も続いているらしい。
庭先ですが、ここも埋められた穴の跡で入れたそうです。
肝心の観音崎の砲台跡は何も遺構はありませんでした。地主さんの話だと観音崎麓の住宅地に酸素製造関係の工場があったのことです。
この先が大きな窪み
砲台の砲は占領軍が砲身に爆薬詰めて爆破破壊したそうです。また子供頃は魚雷発射試験の魚雷が浜によく到達して危なかったとおっしゃてました。
観音崎 岬の白い建物の左手に砲台があった。
続いて観音崎に移動し冠崎「人間魚雷・回天」秘密地下工場跡を探してみましたがはっきりした跡は見つけられませんでした。お散歩中の方の近所の方に伺ってみましたが、確かに防空壕を始め遺構があったそうですが場所は特定できないそうです。
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