大歳駅は、1908年(明治41年)10月15日に大日本軌道山口支社(現在の山口線の前身)新町駅(現・小郡駅付近) - 山口駅(現・亀山公園 (山口市)付近) 間の開通と同時に、当時の吉敷郡大歳村の玄関口となる大歳駅(おおとしえき)として開業。大日本軌道時代は現住所の東側(現・山口市立大歳小学校付近) に駅が設置されていました。
旧大歳村の中心地区に当たり、古くからの住宅と都市化進展に伴い建設された新興住宅が混在する地域で、山口県山口市朝田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅です。
2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。駅本屋は上り線にあり、そこから跨線橋がホームの益田寄りに繋がっている。山口地域鉄道部管理の無人駅であるが、駅舎内に自動券売機が設置されています。
山口線の新山口駅 - 山口駅間では唯一列車交換が可能な駅である為、快速「SLやまぐち号」や特急「スーパーおき」が運転停車を行う場合がある。また、かつての貨物用の側線には保守機械が時折留置されています。
大歳駅プラットホーム
ホーム路線方向行先備考
駅舎側■山口線上り新山口方面
反対側■山口線下り山口・津和野方面
※案内上ののりば番号は設定されていない
周囲には大歳公民館、大歳郵便局、大歳神社があります。
1908年(明治41年)10月15日:大日本軌道山口支社 新町駅(現・小郡駅付近) - 山口駅(現・亀山公園 (山口市)付近) 間の開通と同時に、大歳駅として開業。一般駅。
1913年(大正2年)2月20日:大日本軌道山口支社の国有化により国有鉄道の駅として現住所に移転。
1984年(昭和59年)2月1日:無人駅化。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
2009年(平成21年)3月14日:ダイヤ改正により快速「通勤ライナー」の停車駅となる。
2011年(平成23年)4月1日:第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」に合わせて、駅舎改修。
駅舎の改修ですが維新百年記念公園陸上競技場への最寄り駅で、地元自治会が国体後の活用を視野に市に改修を要望。大歳駅は無人駅になって以降、JRの駅舎管理もままならず、トイレなどは火災焼失後に市が再建した経緯がある。地元の大歳自治振興会では国体期間中、送迎用の車の駐車も可能な同駅の利用が増えると見込んで2009年、「会場への玄関口としてふさわしい駅になるよう駅舎の改修を」と市に要望書を提出。要望書には、国体終了後、駅舎をコミュニティーづくりの場とする考えも示した。
市では最寄り駅の重要性や地元の意向を尊重して10年度、駅舎の譲り受けをJRと協議。話がまとまったため3月に約800万円をかけて改修。 市によると、駅舎はホームの上屋を入れて約140平方メートル。駅務室の中の仕切りや改札口でコーナーになっていた切符販売窓口スペースなどを取り払い、部屋全体をワンフロアにしました。広さは57平方メートル。駅舎全体も化粧直しました。
改修を終えた大歳駅を6日、市国体推進局と大歳地域交流センターの関係者が視察。推進局では国体期間中、同駅舎に常駐員を配置し、湯茶の接待や会場案内などのおもてなし空間とし、観光パンフレット類も置いて観光案内所機能も持たせたい意向があり、同センターに考えを伝えました。
同センターによると、18日に自治振興会の総会があって各自治会の新体制が決まるため、それから国体推進局と一緒に国体活用の内容を説明し、おもてなしの協力について検討・協議することになるという。
同自治振興会は要望書で国体終了後は地元で駅舎を管理し、地域コミュニティーづくりや災害時の避難場所などとして活用する考え方を示しています。
電報略号トシ
駅構造地上駅
ホーム2面2線
乗車人員
-統計年度-190人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日1913年(大正2年)2月20日
備考無人駅(自動券売機 有)