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巡視船とさ 大型巡視船 1000トン型「えりも」型

2016-07-02 11:01:11 | 艦艇(自衛隊・保安庁・その他)

おじか型巡視船(おじかがたじゅんしせん、JCG PL OJIKA class)は海上保安庁の巡視船。分類上は、Patrol Vessel Largeを略したPL型、公称船型は1000t型。1番船の配置換えに伴いえりも型巡視船に名称が変遷した。

昭和50年代に開発建造されたしれとこ型巡視船はいわば「多目的型巡視船」であったが、昭和末期になって各種業務に加え、「警備型」や「救難型」などを強化した巡視船の整備が検討された。

それを受けて救難型のプロトタイプとして開発されたのが「PL01 のじま」であり、その実績を元に改良されたのが本型である。1989年度予算で開発された。

「のじま」から装備されたヘリコプター甲板は船体構造上の強度部材とされ、AS332L1(重量約8.6t)の離着船を可能とした。また横2列の煙突の間に水中カメラ装備の遠隔操作無人探査機(ROV: Remote Operation Vehicle)格納庫など潜水作業機材の準備室や消火用放水銃を設けている。

「おじか」は後尾に高速警備救難艇のウェルドックを持つが、荒れた海では使用しづらく、使用機会が少なくなるため、「くだか」以降は救難資材倉庫となった。また1995年の阪神・淡路大震災、1997年のナホトカ号重油流出事故などを契機に、災害や海難に対応して機材の充実が図られており、現在では外洋でも使用可能なフラモ・トランスレック250型油回収装置の運用能力を持っている。


配備は7隻で終了した。これは度重なる不審船事件や尖閣諸島領土問題の発生を受けて、高速高機能大型巡視船及びはてるま型巡視船等の、いわゆる「警備型」巡視船の配備に移行したことによるものである。


5番船の「くりこま」は2011年東北地方太平洋沖地震で発生した大津波により一時座礁したため、函館どつく室蘭製作所で亀裂の入った船底や破損したプロペラ等の修理が行われた。2011年12月に復帰した後は津波による行方不明者の捜索にあたっている。


識別番号 PL08
船名 とさ (PL-08 巡視船 もとぶ→とさ)
種別 1,000トン型巡視船
就役期間 1991年10月 - 現在
前級 のじま
次級 あそ型
排水量 満載: 2,006トン
総トン数 1,268トン
全長 91.5メートル (300 ft)
全幅 11.0メートル (36.1 ft)
深さ 6.4メートル (21 ft)
機関 ディーゼル×2基
スクリュープロペラ×2軸
機関出力 7,000 hp
速力 20ノット
航続距離 3,044海里
乗員 34人


兵装 エリコンKD 35mm機関砲×1門(※ PL03くだか以降)
JM61 20mm多銃身機関砲×1門
搭載機 ヘリコプター甲板および給油設備
※ ハンガーなし
搭載艇 7m型高速警備救難艇×1隻
7.5m型潜水支援艇×1隻
所属 高知保安部

 


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