The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

朝鮮戦争と人類学 終

2017-11-20 14:38:24 | Weblog
 
 半島から送られてきた兵士の遺体を計測し、洗浄し、補修し、さらに化粧して遺族の元に送り届ける、この職業は何だろう、徹底しいる。

 イギリスには undertakerがある、これだろうか、「葬儀屋」と訳される、ニッポンの葬儀屋はここまではしないだろう、かつての葬儀屋には小金持ちが多かったらしい、それは、遺体の金歯が無くなるからだ、金である、ねえー いい商売だなあー、さて、アメリカでは、
  1、mortician
  2、funeral directer
 または、
  3、funeral service  
  4、practitioner       
 2と3は分かりやすい、4は専門的、なかなかじゃあないか。

 ところで、ニッポンの大学生が。このバイトをやった、きっよ時給が良かったんだろう、
  1、身長の計測
  2、鼻梁の角度  
  3、頭長指数の分析・・・

 彼は人類学者になり、日本列島の古代人の人骨を計測して、東日本は古いタイプのモンゴロイド、西日本は新しいモンゴロイド、今の日本人は、この二つのタイプのミックスであるという二重構造説を発表、あのバイト学生の晴れの姿である、彼こそが埴原和郎・はにわら かずろう(1927-2004)である、ニッポンの人類学の発展は、朝鮮戦争のおかげかもしれない。