The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

ダンカイの世代と朝日新聞 上

2014-09-29 05:25:47 | Weblog
                   
 ○☓式の教育で育った団塊の世代、学ぶことの喜びや思想の醍醐味を知ることなく成長したのではあるまいか。

 それが、アメリカの狙(ねら)いであったかどうか、日本人の愛国心や忠誠心を低下させ、二度とサイパンや硫黄島の激烈な戦闘をさせないようにする、そのための練りに練られた教育大綱か、
 「教育権を40年握られたら その民族は骨抜きになる」

 一見すると理想的な「自由と民主主義」、その別の顔は、権威を破壊し、伝統と美意識を引きすり落とし、部族社会・民族国家を解体すること、アメリカが中東で展開している外交政策だ、そのアンテナショップがイスラエル、イスラムの人々は、本質的に、これが分かる、見抜いている。

 イラクのISIS・イスラム国の勢力が拡大しているが、その資金はどこから来ているのか、イスラム世界のさまざまのトコロからの支援があるのではなかろうか。

 「自由と民主主義」の別名は「分割統治・divide and rule 」、ヨーッロパ・アメリカは、これをアジア・アフリカ・南北アメリカで展開してきた、ニッポンもそのひとつで、あのブッシュは、
 「ニッポンは 民主主義になって ずいぶんと良くなった」

 ダンカイの世代は、その被験者であり被害者、成果はどうであったのか、今回の朝日新聞のケースに、見事にあらわれている。

「ポケモン」から「ゲルモン」へ

2014-09-27 06:02:26 | Weblog
              
 とんでもない力士が出てきた、逸ノ城・192センチ199キロ、モンゴルの遊牧民の出身、遊牧民のテント・ゲルで育ったからゲルのモンスター、だから、ポケモンではなく「ゲルモン」

 久しぶりにコーフンは稀勢の里戦、天下の大関が2度も「待った」、下町の銭湯では、
 「なさけねえなあー おれ はずかしいよ」
 「オオカミににらまれた 子犬じゃあねえーか」   
 「キャインー キャインー おしっこちびったみたい」
 「おい まわしが ぬれてねえーか」
 「こいつ 目を合わせねえから 立ち合いが合わねえんだ」

 下町は辛辣(しんらつ)だ、
 「気が ちいせーんだよ なん度 がっかりさせられたことか」
 「これだけの身体なんだから ガーンと行けば いいんだ ガーンと」

 ガーンと立ったら、
 「ひらり」
 そのまま、
 「ぺちゃり」

 「バカだね ちっとはアタマつかえよ なにも おいらのいうこと聞くこたあ ねえーんだ」

 大草原で育ったゲルモンは、動きがちがう、動きがはやい、
 「エンドーが あのざまだからな」
 「お茶漬けばかり食ってるから いけねーんだ」
 「そうだ そうだ 肉を食え 肉だ 肉だ」
 「ジンギスカンがいい ジンギスカン ジンギスカン」

 もう、やけっぱち、
 「ああー また モンゴルのヨコヅナかよ」

 ヨコハマの下町は、気がはやい。
  
 

石油からLPGに 下

2014-09-26 05:08:24 | Weblog
           
 アメリカの金融緩和について話したことのあるFさんに、
 「昨夜の『未来世紀ジパング』を見ましたか」
 「いいえ」
 「天然ガスをマイナス162°にすると体積が600分の1になり液化する そこまでは説明した」
 「ほーう」
 「元にもどす方法は 言わなかった」
 「常温に放置すれば いいんじゃあないですか」

 この銭湯で話しができるのは2人か3人、あとはすごい、サウナ室で読書三昧、本のタイトルは「ミナミの帝王」「ナニワ金融道」・・・ギャーギャーと騒ぎまくる男の子を連れていたが、この数か月は見ない。

 「これからは 石油ではなくLPGの時代らしい」
 「それと 水素」
 そう、水素があった、
 「電気料金が安くなるかもしれないんですよ」
 「どうしてですか」
 「ニューギニアとアラスカからも LPGを輸入することが決定したんです」
 「いいことですね」

 「どうですか 原子力」
 「ダメでしょう」
 「ダメですか」
 「使えないでしょうね」

 「それにしても なぜ これほどのニュースを報道しなかったんでしょうか」
 「報道はしたが ほんのちょっぴりだった」

 カタールは秋田県ほどの小さな国で・・・茶色い顔が、知らないオトコだ、
 「それは ヒミツにしていたんだ お金になることを知らせるとまずい」
 「・・・」
 「ドロボーがねらっているじゃあねえーか 秋田県は資源がないんだ 金になることは 秘密のあっこちゃんね」

 カタールが秋田県になっている、せっかく盛り上がった会話もこれでストップ、LPGのように燃え上がることはなかった。


石油からLPGに 中

2014-09-24 05:24:51 | Weblog
                   
 LPGは液化天然ガス・Liquefied Petreleum Gasの略、「石油からLPG」がエネルギー政策の根本らしく、LPGの供給に国家の命運がかかっている、2012年度の、ニッポンのエネルギー事情は、LPGが42.5%であり、その20%がカタールから。

 ゲストは3人、フツーのインテリ、宮崎美子、それにアメリカ人の漫才師のパックン、この人、ハーバード大学を出ている、日本人以上に日本語をあやつる、カタールの液化石油ガスチームが、ガスで海水を沸かして真水にする、その際に発電、だから、液化ガス・真水・発電、このアメリカ人、
 「一石三鳥ですね」

 いつも思うんだが、
 「この人 CIAと関係がないのかな」
 うん、つまり、スパイね。

 宮崎美子は最近よく出る、熊本大学の出身、たしか、クイズの女王、司会のセーラはハーフのようだが、ハーフではなくダブル、両方のいいところを持っている。

 さて、カタールのLPG、カタールは秋田県ぐらいの小さな国、そこでLPGの埋蔵が判明する、カタールは資源があるが技術がない、そこで、1989年に三井物産が乗り出す、この商社、タイヘンに能力がある、いっそ、この会社に中央官庁の仕事を委託したらどうだろう、三分の一ぐらいの予算で運営してくれるんじゃあないかな。

 1996年にLPGプラント建設がスタートする、千代田加工建設が中心となり、多くの日本企業が参加する、これは、ビッグ・プロジェクトで、ピラミッド以来の大工事だったようだ。

 これも、初めて知ったことだ、お笑い番組ばかり見ていちゃあいけないな。

石油からLPGに 上

2014-09-23 06:26:06 | Weblog
             
 横浜港に巨大な丸いタンクを乗っけた船を見る、あまり関心がなかった。

 先週の月曜の夜、「未来世紀ジパング」でカタールのLPGプロジェクトの特集、なかなかの見ものだった、この局は日本経済新聞の系列だが、
 「いい仕事を しているなあー」

 この新聞にもいろいろあり、長い間、共産中国の実態をスルー、だから、何も知らない横浜の会社がノコノコと出かけていって、ボロボロにされて帰ってきた、鶴見川のホームレスを見て、
 「ああ うらやましい」
 「蚊が いますよ」
 「蚊ぐらいなんですか 蚊取り線香でなんとかなります」
 たいへんな権幕だ、
 「この一週間 まんぞくに寝ていません」
 「・・・」
 「資金ぐりが くるしいんです」

 中国に進出したのだが、工場のそばにコピイ製品の工場を作られてしまった、そして、安い価格でうりまくる、また技術が、どんどん盗まれた。

 こういう事態を予想した食肉切断機のメーカー、イチバン大切な肉を切るカッターは日本から輸送するようにした、これを真似た中国メーカー、肉が切れない、腹を立てた4000年の国のパクリさん、日本人の工場に放火した、日本経済新聞、こういった事件を報道したか。

 だから、このレポートなんか、まあ、罪滅ぼしかな。
 

黒い湯と海軍士官 下

2014-09-20 06:00:17 | Weblog
           
 黒い湯には先客がいた、シャンプー・リンス・クリームを並べ熱心に身体を洗っている、だが、なんかヘン、そう、おカマっぽいのだ。

 椅子に熱湯をかける、
 「どんなケツが すわったかもしれない」
 なかには、フケツなケツもある、それでも、これといったコトが起きないのは、この面だけは、日本人のレベルが高いのかもしれない。

 やがて、二人の男が入ってきて、すぐ隣りに座る、この辺が分からないところだ、浴室はガラガラだから、近くに座ることなんかない、茶色い顔と大きな身体、たまらなく下品だ、なにも考えていないようだ、昔の土方(どかた)で今は建設業、アベちゃんの公共投資で仕事にありつき、ひとあんしん、ちょっとは羽振りがいいみたい、
 「あにい いっぱい飲みにいきましょーよ」
 「おお まかせとけ」

 ここには黒い湯と白い湯があるのだが、茶色い顔のおにいさん、白い方に、
 「ドボリ」
 そして、やおら、足のつけねをもみはじめたではないか、足の付け根にはイチジク状の球体、球体と言ってもシワシワ、そいつをもみしだく、
 「あにいのは でっけねえー」
 「ああ ちかくのボスイヌがびっくりして
   キャイーン キャイーン     」

 湯の中で身体をもむというと、これは別の銭湯でのことだが、そのオトコが服を脱ぐと、なんと体中がオデキだらけ、手の先と首から上はフツー、オデキとオデキが重なり、ムラサキ色にうみ、黄色いシルが出ている、だから静かにしていればいいのに、胸をこする腕をもむ・・・それにくらべたら、
 「まあ いいか」
 人生には、妥協が必要な時もある。
 
 それで、ずうーっと離れたところに移動する、ところが、この二人、さっと出てしまった、
 「470円が もったいないな」

 つぶれてしまったもうひとつの銭湯で出会った帝国海軍の老士官は、あれからどうなったか、
 「ニッポンは 敗けてしまったんです」
 「戦争に敗けては どうしようもありません」

 さびしい言葉だった、
 「そろそろ 出ようか」

 ガラス戸を閉め、振り返ると、あのオカマちゃん、まだ、身体をみがいているではないか、
 「ひょっとすると おカマは戦争よりも 強いかもしれないネ」

黒い湯と海軍士官 中

2014-09-18 06:07:54 | Weblog
              
 ひところネットに、
 1、ダンカイのクズ
 2、ダンカイのバカ
 3、ダンカイのおジャマムシ

 「ダンカイ」とは団塊・団塊の世代、戦後生まれの日本人で、ようやく、この国の中心勢力になり、さまざまの分野で主導権をにぎる、戦後の民主主義教育で育った少年少女たちの時代が来たのだ、その結果は、どうであったか。

 その前に、上の批判をした人々はだれか、それは、当時、20代30のサラリーマン、ダンカイの下で働かなければならなかったニッポンの若者たち、ところで「上の批判をしたのはダレカ」で、「ダレノガレ」という女性タレントを思い出した、ガラガラ声だ、このあいだ109でひょいと見ると、新装か改装のショップの店頭に、ふたつの花束、ひとつはあびる優で、もうひとつがダレノガレ、ビートたけしが、
 「テレビに出ているのは オイラみたいなキチガイか ソーカか いわくつきの芸能事務所のタレントだよ」
 ダレノガレの声は荒れている、なんかあるのだろう。

 なぜ、若い連中が、ダンカイのおじさんたちを嫌っていたのか、それは、
 1、行動力・指導力がない
 2、明治大正の指導者のような世界観が欠如している
 3、彼らのアイデアを理解しない・できない、採用しようとしない

 3について、プランを提出すると、
 「会議にかけてみる」
 一カ月後、
 「マーケットで調査している」
 さらに一カ月、
 「反対する者がいるんだ」
 数カ月が過ぎる、
 「ライバル会社が 製品化した」
 「・・・」
 「だから ボツ」

 こんなことが2度3度、すっかりやる気がなくなる、日曜日のアキハバラで、つまんなさそうな顔をしている若手のエンジニア、声をかけると、うれしそうに、
 「マザーボードを探しているんです」

 無気力無責任な上司ほど罪作りはない、長引くデフレの原因のひとつは、彼らにあったのではあるまいか。

黒い湯と海軍士官 上

2014-09-16 05:58:29 | Weblog
               
 暑い夜、川向うの銭湯に行く、川とは鶴見川、何年ぶりだろう、川向うには、かつて、もう一軒あったが、こちらはつぶれてしまった。

 へんな銭湯で、最後までへんだった、ちょっと良かったのは、井戸の水を沸かしていたことで、水道水とは一味ちがっていた、ここに、90歳の元帝国海軍の士官が来ていた、上背が170センチ、肩幅が広く、鍛えに鍛えた体格で、帝国海軍の面目が躍如としている、驚くほど意見が一致した、
 「こんなに気持ちのいいのは 何年ぶりかです」

 ソヴィエトの陰謀・アメリカの狡猾・オランダの自分勝手、
 「ベアトリス女王が来日して 宮中の晩餐会で日本を批判したことがある」
 「江沢民のケースはよく知られているが こちらは忘れられてしまった」
 「インドネシアを攻撃してオランダ軍を追い払った そのためオランダに大損害を与えたということでしょう」
 しかし、
 「東南アジアには 日本に感謝している国が多いんです なぜ それを教えないんでしょうかね」

 私が、
 「戦後の教育がひどかったんですね 日の丸は悪のシンボル 君が代は国民支配の歌 そんな調子だったんですよ」

 丸山真男の指導を受けたエリート教員が日本各地に分散して行き、日本は、どうしようもなくダメな国だという教育を押し広めていった、
 「イチバンの被害者は 戦後の子供かもしれない 批判精神だけを植え付けられ ホントウに大切なものを知らないで成長してしまった」    

 戦後の団塊の世代は、
 「モノゴトの表面的なところだけしか分からないんですね」

 

口から水を「ゲボリ」

2014-09-14 04:06:33 | Weblog
              
 いくつかの銭湯を利用しているのだが、それぞれに特徴がある、ある銭湯にはサウナ室があるが、サウナ料金を取らない。

 このあたりでは、別途に100円200円を払わなけれならない、そこは徴収しない、徴収できないといったほうが正確かもしれない、ちいさすぎるからで、水風呂はひとりしか入れない、しかも、いつもぬるい、このあいだなんか、ちじれた毛がプカプカ。

 ここには、プチ顔役がやってくる、地元の親分で、やたらと水を撥ね飛ばす、キチガイみたいにバシャバシャ、ふつうの大人ならやらない、いや、できない、額の血管がピクピク、
 「気が ちいさいのかな」

 他の銭湯には行かない、他の銭湯では通用しない、このあいだは、シャワーを浴びてサウナ室に2歩3歩、その時、
 「ゲボリ」
 口にふくんだ水を吐いた、
 「すごいなあー」

 わがもの顔だ、自分の家でだってできないだろう、いや、自分ちじゃあないからするのか、これっぽっちのマナーの意識もない、そのうち、
 「ケツの穴から 黄金水を出すんじゃあないかな」

 今日は、水風呂でアライグマみたいに水をはねかえしている、おそらくは、
 「劣等感でいっぱいで それでイライラしている」
 「外の世界のオトコどうしの戦いに 敗けつづけているんじゃあないかな」
 「そのストレスを この銭湯で発散させている なんとあわれなんだろう」

 ところで、どうしてこんな態度が通用してしまうかというと、それは、仲間がいるからで、子供時代からの仲間、地元のプチ有力者の連中、夏の祭りでは、白いフンドシではりきっていた、彼らがかばうのだ。

 これが、この国のひとつの現実、この国のひとつの単位、これこそが、この国のインテリのきらうニッポンなのかもしれない。

 どっちもどっち、両者にモンダイがある。

470円になった銭湯料金

2014-09-12 06:01:31 | Weblog
          
 9月1日から神奈川県の銭湯料金が470円、20円の値上げ、
 「月に20回以上には こたえるね」

 「つぎは いくらぐらい上げるかな」
 「500円にはテーコーがあるから」
 「490円かな」

 毎日の人は1万円を超える、風呂代に1万円は、ちょっときつい、この辺りはプロパンガスだが、やはり、同じくらいの出費になるか、電気・ガス・水道それに風呂代、さらに、8%の消費税だけでなく、あらゆるところに税金、それに野菜の値段が高い、キューリが1本98円だ、国民の不平不満が高まっている、自民党の議員は分かっているんだろうか、アベ内閣の支持率が低下しているのは、これが原因、はやく国民のフトコロにおカネがはいるようにしないと、この政府が吹っ飛ぶ。

 ところで、ここのところ、下町のオトコたちは元気がいい、それは、アベノミクスの成長戦略、橋や道路・ハコモノの改築・改修の公共投資がひかえているからで、そのおこぼれにありつけるからだ、一日の最低賃金が決められているから、まじめに働けば、ふつうのサラリーマンよりもいいかもしれない。

 そして、休日や雨の日には、競輪・競馬それにパチンコ、また、あのパターンがもどってくるのかもしれない。

 鶴見の図書館を利用していた時期がある、お昼を食べに町中に出て、初めての店に入ったのだが、なんだか、おかしい、カウンターに茶色い顔のオトコがどっかと座り、ケータイが鳴る、
 「まだ まにあう まにあう」
 「5・7で10マイ 10マイね」

 そう、私設の馬券屋、プライベートで馬券を売買する、ただし、
 「最高は 10万円」
 公設では数百万円の当たりでも、10万円まで、だから政府の公共事業の恩恵が、こんなところにまで、回っているのかもしれない。

 「公共事業は価格が甘い」、いろいろと、あるようだ。