The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

18 列島の漂泊民

2021-08-31 08:27:35 | Weblog
   それでいて、その日の記録に、「焚火のケムリを見た」、そんな重要な日に、そんなことする人は、
 「普通の連中ではない」
 なにものか、
 「彼の研究のひとつ」

 この列島には、戸籍を持たない漂泊民がいたらしい、あの俳優の三国連太郎の父方がこれらしい ー「わが煩悩は火と燃えて」ー  
 柳田には、学者と高級官僚の二つの顔があったのかもしれないが、それは、この国の学者の、
 「宿命では あるまいか」
 だから、この国の成立・出発について、
 「チンモクしてしまうのだろう」
 

17 柳田国男のふたつの顔

2021-08-30 08:01:06 | Weblog
 この国の学者・研究者。大学のセンセ、
 「一体 なにをしているのだろう」
 そう、
 「ミザル・イワザル・キカザル」
 核心をさぐろうとしない、えぐろうとしない、そのうちにドンドン消えていく。

 実は、もう手遅れ、証拠がなくなっている、そう、明治の30年代までだったのかもしれない、
 「おしいことをしだ」

 「それは おかしいな」
 インテリが不満顔、
 「柳田国男 1875~1962  がいたではないか」
 柳田は「日本民俗学の父」、
 「ふふふ こいつが張本人なんだね」
 「なしてぞな もし」
 「彼は ふたつの顔を使い分けていた」
 「ふたつとは」
 「真実を追求する学者と明治政府の高級官吏」
 「・・・」
 「大正天皇の大嘗祭に 礼服をまとった写真が残っている これではギリギリのところは研究できないだろう」

16 村落共同体の空気感

2021-08-29 08:23:54 | Weblog
 「ゲゲゲの鬼太郎」というマンガ、あの元のタイトルは、
 「墓場の鬼太郎」

 水木しげるさんの作品、かつての日本がよく描かれている、なんだかよくわからない登場人物、それに全体がぶきみ、これが、
 「村落共同体の空気感」

 たしか、鬼太郎は、墓場から生まれたようだが、これは、
 「間引き・まびき の1ケース」

 墓場にすてることがあった。

15 かつての農村

2021-08-28 08:55:05 | Weblog
 やはり、これは、村落共同体の伝統と文化に関係があるのかもしれない、そこでは、地主と小作人に区別され、小作人は人間扱いされなかった、
 「自由・個人・権利・・・」
 そんなものはクソクラエ、そして、家では、ただ長男だけが大切にされた、    
 それに、この社会では、
 「間引きが 横行していた」

 「間引きとは 育てられない子供を抹殺する習慣、
 1,尻で圧殺する
 2,濡れた和紙で顔をおおう
 3,山に捨てる・川に流す・・・
 そして、こんなのが、
 「臼・うす の下に置く」
 地方の資料館のカタスミに一個のウス、
 「なんとも言えぬフンイキ」
 だから、
 「ああ やったな」

14 マナーがない

2021-08-26 09:06:51 | Weblog
 彼らが集まる銭湯、ホンショウが出る、30を過ぎた次男坊、口にふくんだ水を浴室の真ん中で、
 「ゲボッ」
 身体じゅをアワだらけにして飛び跳ねる、
 「まだ ホモ・サピエンスになっていない」

 このボスがヒキガエルのようなオトコ、そして、このヒト、
 「なにしろ 大学出なんだ」
 「ははあ」
 それで尊敬されている、調べたら偏差値が35、
 「びっくりしてしまった」
 偏差値は25~75まで、30ぐらいだと分数の足し算が出来ないらしい、
 「2分の1」+「3分の1」=「5分の2」、そんな調子らしい・・・

 銭湯のカタスミで息を殺している、彼らは、自民党の保守勢力の、
 「一員のようだ」

13 キャバレーのフルーツ

2021-08-25 08:35:20 | Weblog
 シブヤやシンジュクの「ミセ」で彼らと出会ったことがある、ホステスが、
 「フルーツ たのんでいい」
 「ああ いいよいいよ」
 このフルーツがクセモノ、ただのフルーツではない、
 「目の玉がとびでる」
 だから、ワタシなんかは、
 「聞こえない聞こえない なんか言った」

 危うく一か月分の生活費がパアー、だから、
 「もてるワケがない」

 あの連中、土地成金のバカむすこ、
 「いいよ いいよ」
 「ミンクのコート ほしくない」
 「ほしい ほしい」
 「それには あんなこと こんなこと」
 「キャアー あたし そーゆーことダメッ 禁じられているの あたし カトリックなのね」
 「ふん おれが イケメンじゃあないからだろう」

 もてないのは、昨日まで畑で草むしりをしていたからだろう。



12 熱海でドンチャカ騒ぎ

2021-08-24 08:37:06 | Weblog
 ニュータウンが造成されて、タイヘンな金がころがりこんできた、そこで、
 「アタミに出かける」

 二カ月、帰ってこなかった、ゲイシャをあげて、
 「飲めや歌えやの大さわぎ」

 それまで遊びを知らなかっただけに、
 「もう タイヘン」
 じぶんがもてるとおもいこんでしまった、
 帰ってくると、しばらくして豪華な招待状、
 「紅いコシマキで待っていますよ」

 すると、
 「着物には やっぱ コシマキだな」
 「あのチラチラが たまんねー」
 数年で、
 「すっからかん の かーん」

11 土地持ちの没落

2021-08-23 08:47:38 | Weblog
 スーパーのレジの前で、あのオトコが赤くなっったり蒼くなったり、赤くなるのは、おこっているからで、青くなるのは、
 「そんな彼に だれも関心をよせていないからである」

 かつては、この地域のボス、広大な土地を所有していた、ところが、今は、
 「すっからかん」
 だれも関心をしめさない、だから、
 「うざい奴だ」

 天領だったこの地域、30年で、
 「すっかり 変わってしまった」
 近代化・都会化したんだろうか、
 「悲喜こもごもだ」

10 労働主義と全体主義

2021-08-22 08:32:23 | Weblog
 水田稲作農業の村落共同体、これが、この列島の土台の土台、そんなにカンタンには脱却できそうにない、その特質は、
 1,労働主義
 2,保守主義 
 3,全体主義  
 これでやってきた、シカシ、カベにぶつかっている。

 これには、
 1,個人 
 2,自由 
 3,思考 
 この3つを嫌う空気がありはしないか。

 つまり、村落共同体は「スマホ」を産み出すコトができなかった、これからは、コメではなくてアイデアの時代、いままで、
 「ユニークな発明を流産させてきた」
 


9 村落共同体が土台になった

2021-08-21 09:08:15 | Weblog
 30万人から3000万人、タイヘンな増加だ、縄文の前期の三内丸山では500人が推計されていた、これは、狩猟採集の社会ではピカイチ、しかし、ヤヨイの世界では、
 「当たり前のキボ」

 水田稲作の村落共同体が、たちまち、
 「列島を北上していった」

 その一つ一つが、数百人の人口を養っていた、だから、
 「たちまち 数万人数十万人になった」 

 そして、その上に、支配階級が、
 「乗っかったんだろう」