The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

ドルから見た世界 16

2019-05-26 10:02:49 | Weblog
 
 そして、500年後、天台宗の尼僧が、
 「みなしゃーん アツゲショーのオンナを 知事にしてはいけましぇーん」

 とても正気とは思えない、90を超えた天台宗の尼さん、四国の出身、
 「ひょっとすると アワのタヌキが化けているのか」
 「トリゴエさんに しましょー」
 トリゴエは、どういうわけかトシマに人気がある、トリはトリでも「インコー疑惑」のトリゴエ、女子大生にあんなこと・こんなこと・・・

 これに対するアツゲショウが「みどりのキツネ」、どっちもどっちだった、その直後、急に人が落ちた、
 「今は 死んだふりをしている」

 つまり、これが灰の中から出てきたものなのだ、モンダイは。これに対して教団の僧侶から、なんのコメントもなかったこと、
 「これは ひどい」
 「仏法の格調を 落とすものだ」
 「たとえ90を超えていたとしても 破門するべきだ」
 「天台宗 千数百年の名誉と伝統に ドロをかけた」

 そのくらいのコメントがあってもいいはずだ、
 「たいした たまげた ブタのキン〇〇」

ドルから見た世界 15

2019-05-24 13:40:41 | Weblog

 16世紀、織田信長が比叡山を焼き討ちにする、
 「高僧でございます」
 「・・・」
 「お助けください」
 「・・・」
 「名僧です 100年に一人の名僧です どうぞお助けください」

 魔王のような信長は、
 「ならぬ ならぬ なまじそんなのがいたから教団の腐敗と堕落に手が付けられなかったのだ」
 「・・・」
 「彼らは 同類だ 同類なのだ」
 当時の比叡山の高僧たちは、美少年を「かこう」のを習慣にしていた、
 「見目麗しい稚児を求めて 身を焦がしていた」
 そして、あれ、あれっ、
 「師匠のアレが『無明火』 稚児のケツが・・・」
 いいところを忘れちまった、
 「かんにんどすえ」

 おっと、信長・信長、
 「けがらわしい奴らだ」
 「彼らがクビ たたきおとせ」
 おもむろに、
 「もし この地に真実の仏法があるならば この灰の中ら よみがえるであろう」

 さて、どうなったか。

ドルから見た世界 14

2019-05-24 10:33:22 | Weblog

 近代日本の中心に仏教をセットする、出るべくして出たコメント、というのは仏教の核心は、極めて近代的なのだ、
 「色即是空」
 これは、 
 「すべてのコトとモノは 原因と関係によって成立している」
 「だから この世界には 絶対的なモノとコトは存在しない」

 20世紀の初め、あのアインシュタインは、
 「すべては 相対的である」
 「時間や光りも 絶対ではない」

 だから仏教は超近代的である、しかし、ちょっと時間が経過して、ボーズが引っ掻き回してしまって、なにがなにやら、
 「僧侶あるところに 僧侶なし」

 だから、あれは「明治の英知」だったのだ。  

ドルから見た世界 13

2019-05-20 10:25:50 | Weblog

 明治の初め、近代日本の中心に何を据えるか、議論がフットーした。

 18・19世紀のヨーロッパはタイヘンな勢いで、特にプロテスタントの国々の発展はすばらしかった、鉄のレールの上を機関車が走り、一日に何百マイ・何千マイの服を製造する・・・明治政府の会議で、一人が、
 「いっそ ニッポンをプロスタントの国にしてはどうか」
 「それでは ニッポンではなくなってしまうではないか」

 カンカン・ガクガク、終に一人が、
 「仏教は どうか」
 すると、
 「仏法は 高妙なれど 僧侶は人間なり」

 なかなかの意見、現在、あの公務員さえ、どうにもできない、
 「コームインを半分にして 製造業に回したらどうか」
 「外国人を雇わなくてもすむだろう」
 だが、それができない、まして、あのボーズたち、
 「つぶしが きかない」

 明治のエスプリ、タイヘンな混乱が避けられた、そして、古めかしい「天皇制」を引っぱり出してきた、
 「今上陛下のソデに隠れる」

 あの時代のトップたちが、その陰で利権争いに邁進するために、その方が、都合が良かったのかもしれない。
   - 上はスェーデンの鉄工場 燃料は木材だった -

ドルから見た世界 12

2019-05-18 10:16:04 | Weblog
 
 プロテスタントの国の発展はめざましかった、17世紀の中ごろにスェーデンが国立銀行を設立、17世紀の後半には、イギリスが設立している、なんといっても「お金」、お金を集め、合理的に運用する、それには、ジャマモノがあってはならない。

 プロテンスタントのシンプルで論理的な教えこそが近代化のポイント、そして。なんとスェーデンは良質な鉄を生産してイギリスに輸出、イギリスの産業革命は、
 1、プロテスタンチズム
 2、スェーデンの鉄 
 3、中央銀行のおカネ  

 この鉄で大砲が作られ、大航海時代の優秀な武器になった。

ドルから見た世界 11

2019-05-17 10:31:42 | Weblog
 
 中世のヨーロッパは教会中心、ところが16世紀の宗教改革でプロテスタントが出てくる、
 1、信仰が中心
 2、聖書が中心   
 3、個人が中心

 中世の教会の支配から個人に移る、「個人の誕生」、大きく分けてルター派とカルヴァン派、ルター派は、
 1、ドイツ 
 2、スカンヂナビア諸国   
 カルヴァン派、
 1、フランス   
 2、スイス   
 3、オランダ  
 4、アメリカ    

 台湾は長老派だが、これはカルヴァン派、オランダが侵入していた時期がある。

ドルから見た世界 10

2019-05-16 09:58:53 | Weblog

 アタマのいい人がいて、神と世界の関係は、時計職人と時計の関係であると説明した、
 「職人は時計を作る そして 時計は作られたシュンカンから 時計独自の法則で動き始める」
 ここまではいいだろう、
 「そこで 時計を知りたかったら 職人のことを知らなくても いいはずだ」
 
 ここでは、時計が世界で、職人は神さま。

 だから。
 「神が作った世界を知るには もはや 神さまを知る必要がない」
 「この世界の構造と法則性を知ればいい」

 ここに、近代が成立する、そして、一見。不毛に見える神の存在証明は、ヨーロッパの人々の頭脳を鍛え。論理的整合性に対する敬意を強化し、それこそが、各種の工作機械を設計し、大砲を作り、蒸気船を作る、また、関税自主権・領事裁判権そして自由貿易制度を完成していった、だから、中世神学こそが近代の学問の父なのかもしれない。

ドルから見た世界 9

2019-05-15 10:45:59 | Weblog
 
 中世が終わりかけた時、教会でセレモニー、そこへ地震、
 「ガラガラ グワッシャーン」

 たくさんの人が死んでしまった、さすがに、
 「なにも 神さんの儀式なのに ジシンを起こすことはないだろうに」

 この世界を・この宇宙をつくった神さまだ、ジシンのひとつやふたつ、なんとでもなるだろう、そこで、ついに、
 「ひょっとすると」
 「うん ひょっろすると」
 「そうだ 神さまは いないのかもしれない」

 中世から近代への幕開けである、これは、いいことであったのか・・・

ドルから見た世界 8

2019-05-14 10:50:13 | Weblog
 
 なぜ牧師はニコニコしていたのか、アタマがおかしいのか、ホントウのクリスチャンは神にすべてをささげているからで、
 「だから あらゆることは 神のはからい」

 生まれて生きること、病気・災難・事故・・・

 「善人が死んで 悪人が栄える」
 これもそう、それらに対面しても信仰を貫く・貫き通す、
 「不合理ゆえに ワレは信じる」

 これが、ひとつ前のキリスト教であった、今は、人間が賢くなりすぎたのかもしれない。

ドルから見た世界 7

2019-05-12 10:35:20 | Weblog
        
 ヨーロッパ・アメリカを理解するためにはキリスト教を知らなければならない。

 今の日本人、どれほど関心があるだろうか、大学生の時、大学院の院生に、さんざんの目にあった、この3人はクリスチャンそれもプロテスタント、アタマがいいだけにシマツが悪い、しつこいのだ、しかし、キリスト教について、とことん考えさせられた。

 ある牧師が子供を交通事故で亡くした、ところがニコニコして、
 「カミサマに愛されたのです」

 これがクリスチャンか、しかし、最近は、ここまでの信者は、さすがに少ないだろう。