心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

夏至(げし)

2013-06-19 08:25:21 | 季節の話(二十四節気他)

6月21日は「夏至(げし)」です。

一年中で一番昼が長い日。ですね。

 

中国最新情報様より夏至について・・・

夏至は中医学にとって、特別な意味がある。

 中国人の間では、養生の見地から「冬令進補」は広く知られているものの、夏場の養生に関しては、以外にもなじみが薄い。しかし、夏場こそ体の消耗が激しく、養生をしなければならないというケースが少なくない。

 中国の中でも、最も古い節句といわれている夏至は、この時期を境にして古代から涼茶と薬浴を行う習慣がある。邪気を避け、体の健康を保つための薬浴は、艾・菖蒲・野菊花などを煎じて、お風呂に入れる。

 一方、涼茶は、金銀花・菊花・決明子・芦根などを煎じて、飲み物として服用する。いずれも寒涼の性質があり、体内の熱を冷ます作用がある。中医学的には、清熱解毒・去湿生津・清火明目のほか、美容の効果もある。

 最近、こういった健康分野での中医学の処方がちょっとしたブームになっている中国では、インターネットを検索するといろいろな涼茶や薬浴の処方が記載されている。しかし、若い女性の間にも人気が出始めている一方で、中医学の専門家は不確かな情報が、人体に及ぼす影響を懸念し始めている。

 生薬といえども薬といえば薬。正しい服用法を知ってもらうことは極めて重要だ。

***

 

毎日の生活の中でのちょっとしたこと・・・

その選択は自分に負担をかけてしまうものなのか、助けるものなのか・・・

こういう勉強って、あらためてきちんと受ける機会はなかなかないものです。

気功養生の学びはそういうものです。

ここの大切さとそれがあるからこそ・・・

を、知ってほしいなと思っています。

 

いつものように二十四節気養生さまより

  6月21日为夏至日,此时太阳直射北回归线,是北半球一年中白昼最长的一天。夏至这天虽然白昼最长,太阳角度最高,但并不是一年中天气最热的时候。因为,接近地表的热量,这时还在继续积蓄,并没有达到最多的时候。俗话说“热在三伏”,真正的暑热天气是以夏至和立秋为基点计算的。大约在七月中旬到八月中旬,我国 各地的气温均为最高,有些地区的最高气温可达40度左右。

   夏至日是我国最早的节日。清代之前的夏至日全国放假一天,回家与亲人团聚畅饮。《礼记》中也记载了自然界有关夏至节气的明显现象:“夏至到,鹿角解,蝉始鸣,半夏生,木槿荣。”说明这一时节可以开始割鹿角,蝉儿开始鸣叫,半夏、木槿两种植物逐渐繁盛开花。从中医理论讲,夏至是阳气最旺的时节,养生要顺应夏季阳盛于外的特点,注意保护阳气,着眼于一个“长”字。

  《素问·四气调神大论》曰:“使志无怒,使华英成秀,使气得泄,若所爱在外,此夏气之应,养长之道也”。就是说,夏季要神清气和,快乐欢畅,心胸宽阔,精神饱满,如万物生长需要阳光那样,对外界事物要有浓厚的兴趣,培养乐观外向的性格,以利于气机的通泄。与此相反,举凡懈怠厌倦,恼怒忧郁,则有碍气机通跳,皆非所宜。嵇康《养生论》对炎炎夏季有其独到之见,认为夏季炎热,“更宜调息静心,常如冰雪在心,炎热亦于吾心少减,不可以热为热,更生热矣。”即“心静自然凉”,这里所说就是夏季养生法中的精神调养。

  起居调养,以顺应自然界阳盛阴衰的变化,宜晚睡早起。夏季炎热,“暑易伤气”若汗泄太过,令人头昏胸闷,心悸口渴,恶心甚至昏迷。安排室外工作和体育锻炼时,应避开烈日炽热之时,加强防护。合理安排午休时间,一为避免炎热之势,二可恢复疲劳之感。每日温水洗澡也是值得提倡的健身措施,不仅可以洗掉汗水、污垢,使皮肤清洁凉爽消暑防病,而且能起到锻炼身体的目的。因为,温水冲澡时的水压及机械按摩作用,可使神经系统兴奋性降低,体表血管扩张,加快血液循环,改善肌肤和组织的营养,降低肌肉张力,消除疲劳,改善睡眠,强抵抗力。另外,夏日炎热,腠理开泄,易受风寒湿邪侵袭,睡眠时不宜扇类送风,有空调的房间,室内外温差不宜过大,更不宜夜晚露宿。

  运动调养也是养生中不可缺少的因素之一。

  夏季运动最好选择在清晨或傍晚天气较凉爽时进行,场地宜选择在河湖水边,公园庭院等空气新鲜的地方,有条件的人可以到森林、海滨地区去疗养、度假。锻炼的项目以散步、慢跑、太极拳、广播操为好,不宜做过分剧烈的活动,若运动过激,可导致大汗淋漓,汗泄太多,不但伤阴气,也宜损阳气。在运动锻炼过程中,出汗过多时,可适当饮用淡盐开水或绿豆盐水汤,切不可饮用大量凉开水,更不能立即用冷水冲头、淋浴,否则会引起寒湿痹证、黄汗等多种疾病。

  饮食调养,有夏时心火当令,心火过旺则克肺金之说(五行的观点),故《金匮要略》有“夏不食心”的说法。根据五行(夏为火)、五成(夏为长)、五脏(属心)、五味(宜苦)的相互关系,味苦之物亦能助心气而制肺气。夏季又是多汗的季节,出汗多,则盐分损失也多,若心肌缺盐,心脏搏动就会出现失常。中医认为此时宜多食酸味,以固表,多食咸味以补心。《素问·臧气法时论》曰:心主夏,“心苦缓,急食酸以收之”,“心欲耎,急食咸以耎之,用咸补之,甘泻之”。就是说藏气好软,故以咸柔软也。从阴阳学角度看,夏月伏阴在内,饮食不可过寒,如《颐身集》所说:“夏季心旺肾衰,虽大热不宜吃冷淘冰雪,蜜水、凉粉、冷粥。饱腹受寒,必起霍乱。”心旺肾衰,即外热内寒之意,因其外热内寒,故冷食不宜多吃,少则犹可,贪多定会寒伤脾胃,令人吐泻。西瓜、绿豆汤、乌梅小豆汤,虽为解渴消暑之佳品,但不宜冰镇食之。按中医学的脏与脏之间的关系讲“肾无心之火则水寒,心无肾之水则火炽。心必得肾水以滋润,肾必得心火以温暖”从中不难看出心、肾之间的重要关系。

  夏季气候炎热,人的消化功能相对较弱,因此,饮食宜清淡不宜肥甘厚味,要多食杂粮以寒其体,不可过食热性食物,以免助热;冷食瓜果当适可而止,不可过食,以免损伤脾胃;厚味肥腻之品宜少勿多,以免化热生风,激发疔疮之疾。

 

日本語

6月21日は夏至の日であり、この日は太陽が北回帰線を直接照射し、北半球の1年じゅうで昼間が最も長い日である。夏至という日は白昼が最も長く、太陽の角度が最も高いところにあるが、1年じゅうで天気が最も暑い日ではない。そのため、地表に近いところの熱が引き続き蓄積されているが、最も多い状態には達していない。中国に「暑さは三伏の頃が最も厳しい」という諺があり、真に蒸し暑い天気は夏至と立秋を基点として計算したものである。7月中旬頃から8月中旬までの間において、中国各地の気温はすべて最も高く、最高気温がセ氏40度前後に達する地域もある。

 夏至の日は中国で一番早く訪れる祝日である。清朝以前では、夏至の日になると、全国では1日の休日となり、家に帰って身内と団らんし痛飲する。『礼記』には「夏至になると、雄ジカの角が切り取られ、セミが鳴き始め、半夏が生え、ムクゲが栄える」という自然界の夏至の節気の明らかな現象が記載されている。この時になると雄ジカの角を切り始めることになり、セミが鳴き始め、半夏、ムクゲの2種の植物が次第に花を咲かせることになるというのである。漢方医の理論から言うと、夏至は陽気が最も盛んな時であり、養生は夏季の陽が外に盛んな特徴に順応し、陽気の保護に意を配り、「長」という字に着眼すべきである。

 『素問・四気調神大論』は、「志を怒らせることなく、精神を優れたものにし、気を疎通させ、もし愛が外にあれば、これは夏の気の需要であり、養生の長い道である」。つまり、夏季になると、精神を清くし気を和し、愉快で楽しく、度量が広々とし、元気いっぱいで、万物の生長が日光を必要とするように、外部の物事に対して濃厚な興味があり、楽観的で外向的な性格を育み、気、体の疎通に役立つようにするわけである。これとは逆に、すべてのことにだらだら飽きっぽくなるならば、怒って憂鬱で、気、体のめぐりを妨けることになり、ことごとくすべきではないことである。稽康の『養生論』は蒸し暑い夏季に対してその比類なき優れた見解を示し、夏季が非常に暑く、「さらに休みに意を配り心を静め、常に氷と雪が心にあるように、暑くても吾の心から少なくし、熱くなって、さらに熱が生じるようであってはならない」としている。つまり「心頭滅却すれば火もまた涼し」ということで、ここで言っているのは夏季の養生調理法の中の精神の保養のことである。

 日常生活の養生について、自然界の陽が盛んで陰が衰える変化に順応し、遅く寝、早起きしなければならない。夏季は非常に暑く、「暑さは気力をなくしやすい」。発汗が多すぎるならば、息苦しくなり、そわそわして喉が渇き、吐き気がしてひいては人事不省になる。室外の仕事とスポーツの鍛煉をする時は、厳しい日差しを避け、防護を強化すべきである。昼休みを合理的に手配し、1つは非常に暑い勢いを免れ、2つは疲れの感じをなくすことができる。毎日ぬるま湯で入浴するのも提唱に値する健康のための措置であり、汗、あかを洗い流すことができるだけでなく、皮膚をきれいにさせてさわやかに暑気を取り払って病気を防ぎ、体を鍛える目的を果たすことができる。そのため、ぬるま湯で入浴する時の水圧と機械的なマッサージの作用は、神経系の興奮を小さくし、体の表面の血管を拡張し、血のめぐりを加速し、筋肉・皮膚と組織の栄養を改善し、筋肉の張力を小さくし、疲労をなくし、睡眠状態を改善し、抵抗力を強めることができる。そのほか、夏日が非常に暑く、皮下と筋肉の運動が多くなり、寒風と湿気の侵入を受けやすく、寝る時に扇風機などで送風をすべきでなく、エアコンを据付けている部屋は、室内、室外の温度差は大きすぎるべきでなく、さらに夜に野宿してはならない。

 運動による養生は養生の中で欠かせない要素の1つでもある。

 夏季の運動は明け方あるいは夕方の天気がわりにさわやかな時を選んで行うほうがよく、場所は川、湖などの水辺、公園などすがすがしい空気がみちたところを選ばなければならず、条件のある人は森林、海辺に行って保養し、休日を過ごすことができる。運動種目は散歩、ジョギング、太極拳、ラジオ体操を主とし、過度に激しい活動をすべきでなく、もし運動が過激ならば、汗がだらだら流れ、汗が多すぎることになりやすく、陰の気を傷つけるだけでなく、陽の気をも損なうことになりかねない。鍛えている時に、汗が多すぎる場合、塩の少し入ったお湯あるいは塩入りのリョクトウのスープを適量に飲み、湯冷ましをたくさん飲んでは絶対いけない。さらにすぐ冷たい水で頭を洗ったり、浴びたりしてはならない。さもなければ、寒風、湿気、しびれ、黄色を帯びた汗などさまざまな疾病を引き起こすことになる。

 飲食による養生について、夏はかんしゃくを起こしやすく、かんしゃくが度を越して肺の金を克つという説(五行の観点)もある。そのため、『金匱要略』には「夏になると、心を食べない」という言い方がある。五行(夏は火である)、5成(夏は長である)、五臓(心に属する)、5味(苦くなければならない)の相互関係に基づいて、味が苦いものも心の気を助け、肺の気を制することができる。夏季はまた汗が多くなる季節であり、汗が多く出るなら、塩分の損失も多くなり、もし心筋に塩が欠けるならば、心臓の脈拍に異常をきたすことになる。漢方医はこの時になると、酸味を多く食べ、表を固め、すっぱ味のものを多く食べ、心を補わなければならないと見ている。『素問・臓気法時論』は、心は夏を主とし、「心の苦しみをゆるめ、酸味を急いで食べてそれを収め」、「心に欲望があれば、すっぱ味を急いで食べてそれを補い、すっぱ味でそれを補い、甘で下痢をする」と書かれている。つまり臓の気はやわらかいものを好み、ゆえにすっぱ味でそれをやわらかくするということである。陰陽学の角度から見ると、夏の月には伏せる陰が内部にあり、飲食が冷たくすぎてはならず、たとえば『頤身集』は、「夏季になると心が盛んで腎臓が衰え、気候が暑くなるが、冷たい氷と雪、甘い水、涼粉、冷たいかゆを食べるべきでない。腹いっぱいになると体が冷え込み、コレラにかかりやすくなる」としている。心が盛んで腎臓が衰えるというのは、つまり外が熱くて内部が寒いという意味であり、外が熱くて内部が寒いため、冷たいものを多く食べるべきでなく、少なめならよいが、多くむさぼり冷たいために脾臓、胃を傷つけ、吐瀉となる。スイカ、緑豆のスープ、ウメの実入りのアズキのスープは、渇きをいやして暑気を払う上物であるが、氷で冷やして食べてはならない。漢方医学の臓と臓の関係に基づいて「腎臓に心の火がなければ水が冷たく、心には腎臓の水がなければ火が激しい。心はどうしても腎臓の水を得て潤し、腎臓はどうしても心の火を得て暖かくする」としている。その中から心、腎臓の間の重要な関係を容易に見て取ることができる。

 夏季は蒸し暑く、人の消化機能が相対的に弱くなり、そのため、飲食はあっさりしたものを取るべきで、脂っこいもの、甘いもの、濃いものを食べるべきでなく、雑穀を多く食べてその体を冷たくし、熱いものを食べすぎてはならず、熱を助長しないようにする。冷たい食品、青果は適当なところでやめ、食べすぎてはならず、脾臓、胃を傷つけないようにする。濃厚な味のもの、脂っこいものは少なめにしなければならず、熱くなって風邪を引き、疔、瘡などの病気を引き起こさないようにする。 


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