新緑萌えるスケッチシーズンとなり、東京駒場の東京大学キャンパス周辺にスケッチ散歩に出かけてきました。
東大前駅に着くとどっと東大生が降りて正門へと向かう列に入ってキャンパス内へ。
正門の扉には、イチョウではなく柏葉の紋章が入っており、旧制第一高等学校(一高)の正門が引き継がれています。
駒場キャンパスには教養学部が置かれており、入学したばかりのピカピカの一年生らしい学生の姿が多くみられます。
スケッチポイントを探しながらキャンパス内を散策してみましたが、本郷キャンパスと同様、1号館や900番教室、博物館など内田祥三デザインの建築が実に魅力的ですね。
一号館裏のアーケードには、一高の校章であった「國」と文字が入った護国旗のレリーフが飾られていました。
講堂(900番教室)の前には、「一高ここにありき」の記念碑が立っていましたが、今から10年前に一高開校130周年記念に建造されたものでした。
駒場キャンパスのシンボルタワーである1号館も本郷キャンパスの安田講堂に似た時計台で、複雑な塔の四柱や入口の構造の表現に苦労しました。
丁度、お昼休みを迎えて多くの学生諸君が周辺に出てきて、戸惑いもありましたが、何とか1時間余りで仕上げましたが、メリハリがなく不満足な一枚でした。
1号館の隣にある講堂も魅力あり、大木のクスノキやヒマラヤスギ、モミジバスズカケノキに囲まれて伝統ある格式ある雰囲気が溢れていました。
次の機会に描いてみたいですね。
学生食堂で学生の皆さんに交じってお昼を摂りましたが、素晴らしい雰囲気とその味を堪能していました。
お昼の後、イチョウ並木を歩いて駒場公園へと向かったが、黄葉の季節には是非訪れてみたいと思いながら駒場公園へと歩を進めていた【続く】