江戸時代の名奉行だった大岡越前守忠相公を偲ぶ「大岡越前祭り」が、久しぶりに茅ヶ崎で開催され、初日の大岡家の菩提寺の浄見寺付近で「浄見寺地元まつり」を見てきました。
浄見寺本堂には、大岡家一族が祀られていて、本堂前には、慈母・水子観音像や水子地蔵など多くの石仏も見られ、お寺の歴史が刻まれた光景が見られます。
本堂横の日本庭園
境内の丘の上の大岡家の墓所は、この日は解放されていて、大岡家歴代の墓が並び大岡忠相公のお墓には紅白の幕で覆われて参拝していました。
浄見寺の寺林は、県の天然記念物となっていますが、墓所の側には葉に銀杏が結実するという樹齢約200年の珍しい「オハツキイチョウ」が新芽を吹いていて、天然記念物に指定されています。
山門前の旧和田家の芝生広場では、地元祭りの会場となっていて、地域の吹奏楽部の演奏や地元と物産店で大変な賑わいとなっていました。
会場の旧和田家は、江戸時代の豪族の民家で、大型民家の茅葺き屋根の建築で、間取りも当時のままの格式高い景観が保存されて、市の重要文化財に指定されています。
会場近くの茅ヶ崎博物館横には駒寄川が流れ、緑の自然豊かな景観も見られます。
博物館館内には、茅ヶ崎の海や川、丘陵などの歴史の資料が多く展示されていて、当時の海や川での生活振りが知れるひとときでした。
この後、茅ヶ崎駅周辺で開催されている「大岡越前祭ビックパレード」を見てきました。【続く】