伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

映画「ストックホルムでワルツを」 “ワルツ・フォー・デビー”を歌う、モニカ・ゼタールンドの音楽人生を観た。

2020年02月24日 | JAZZ・ボサノヴァ


この連休はコロナウイルスの影響でなるべく外出はしないで、室内で過ごす、3月中旬の陽気なのですが・・・・・・幸い新しいスピーカーもエージングは進み、音質も安定してきました。AIRBOW ウェルフロートボード WFB-A4導入後KEFQ300を乗せ聴いていたが続いて今回LS3/5aを乗せ、エージングも進み良い音が鳴りだした。

昔FERROGRAPH S1で聴いていた頃の音を思い出す、多分このLS3/5a音質と比べFERROGRAPHは少し線が細いが印象は大変良く似ている様な感じがする。今後LS3/5aを上手く鳴らすアンプを考えて見ようかな?

筆者が嫌うは、余りにもアキュレット過ぎるスピーカーは苦手だが、この程度の音は心地よい。こんなに小さいのに無理に音を作ることがなくとても自然なのです。LS3/5aは密閉式のスピーカーの音は、少し暗めで絞まった音に無駄がありません。


KEFQ300と比べ解像度が上がったのでしょう、輪郭がはっきりします。霧が晴れたように細部まで再現してくれます、このあたりがBBCモニター知名度なのか?

そうだ映画館も良いが人混みでもあり、ビデオ鑑賞が良い、PCでのビデオ鑑賞は音質も良い条件もあり、モニカ・ゼタールンドMonica Zetterlundスエーデンの歌手女優。本名は、Eva Monica Nilsson。特にジャズ作品が有名。

先日部屋のコピー機(複合機)の交換をしたが場所も変更し音響環境も改善された、DVDを観るため環境も替えてみました、机の上の整理整頓です、勿論床もワックスを掛け綺麗な環境にしてみました、(笑)



モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund、1937年9月20日 - 2005年5月12日)

スウェーデンのヴェルムランド地方にあるハーグフォシュという小さな町で生まれる。幼い頃から、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、そして特にサラ・ヴォーンを聴いて育つ。ラジオやレコードからジャズを学び始めるが、最初は英語が分からないまま、メロディ、リズムやフィーリングを真似ていたという。1964年にビル・エヴァンスと録音したジャズ・アルバム『ワルツ・フォー・デビイ』が高い評価を受け、彼女自身も「自分のベスト」と語る出来で、誇りにしていた。
スウェーデン代表として参加した1963年のユーロビジョン・ソング・コンテストでは、ジャズ・バラード「En gång i Stockholm (Winter City)」を歌ったが、最後まで歌い終えたものの、主に曲のジャンルがコンペティションにふさわしくないという理由で零点となってしまうが、スウェーデンではヒットした。多くの若いスウェーデン人シンガーから理想的人物と目され、北欧に巨大なファン層を持つ。スウェーデン人女性シンガーでは最高の一人であり、彼女のジャズ・レコーディングは世界レベルに達しているとされる。



ラジオやレコードからジャズを学び始めるが、最初は英語が分からないまま、メロディ、リズムやフィーリングを真似ていたという。

スウェーデンのヴェルムランド地方にあるハーグフォシュという小さな町で生まれる、幼い頃から、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、そして特にサラ・ヴォーンを聴いて育つ。ラジオやレコードからジャズを学び始めるが、最初は英語が分からないまま、メロディ、リズムやフィーリングを真似ていたという。ビル・エヴァンスとの共演を聴き映画を楽しむ。


2013年秋に本国スウェーデンで公開され、50万人以上を動員し大ヒットを記録した、モニカ・ゼタールンドの自伝的映画『ストックホルムでワルツを』の中でも描かれているように、モニカ自身が熱狂的なエヴァンスのファンだったことから実現した企画だったが、この録音の後もエヴァンスのヨーロッパ・ツアーの際に共演しており、エヴァンスの方も美女シンガーとの共演にまんざらでもなかったのかも。


ストックホルムでワルツを』は、スウェーデンのジャズ歌手モニカ・ゼタールンド(1937-2005)の伝記映画である。モニカがデビューしたのは、50年代後半のこと。

しかもジャズ歌手なので、スウェディッシュ・ポップとは無関係のように思われるかもしれないが、ユーロビジョン・ソング・コンテスト1963” に出場してポップスを歌ったことがあり、60~70年代には女優として映画に多数出演し、TVのヴァラエティ・ショーでも活躍した。

個人的なことだが、今から20年近く前、当時人気絶頂だったカーディガンズのリード・シンガー、ニーナ・パーションとモニカの世界的出世作『ワルツ・フォー・デビー』(64年)について語り合ったことを思い出す。

ニーナが子供の頃からモニカに憧れていたと話してくれたからだ。このようなスウェーデンの国民的スターだったモニカ・ゼタールンドの半生を描いた作品である。



ストックホルムから300kmも離れた田舎町のハーグフォッシュ。シングルマザーのモニカは、両親が暮らす実家に幼い娘と身を寄せ、電話の交換手をしながら時折歌手としてステージに立っていた。そんなモニカに60年、思いがけないチャンスが訪れる。

彼女の歌をたまたま耳にした有名なジャズ評論家のレナード・フェザーから「きみは声もルックスも良い。ニューヨークのクラブに出演する予定だった歌手の都合がつかなくなったので、替わりに歌わないか?」と誘われたのだ。

モニカは普段から歌手の仕事を優先させて、娘に寂しい思いをさせていたので、父親から非難を浴びていた。しかも今回は、よりによってクリスマス。だが、歌手としての成功を夢見る彼女は、父親の反対を振り切って単身ニューヨークに飛び立つ。



夢にまで見たニューヨークのジャズ・クラブ。しかも共演は、トミー・フラナガン・トリオ。映画では触れられていないが、トミー・フラナガンは、モニカが憧れているエラ・フィッツジェラルドの伴奏者として名高いピアニストだ。

モニカにとってこの上ないシチュエーションでのニューヨーク・デビュー。


ところが、モニカは理不尽な理由によってステージから降ろされた。

さらには偶然バーで出会ったエラに自分の歌を聴いてもらい助言を求めたところ、返ってきたのは辛辣な批評だった。「あなたは、この曲に込められている気持ちを本当に分かって歌っているの? 

誰かを真似するのではなく、自分の気持ちを歌わなきゃ駄目・・・・・・・。ビリー・ホリデイは心で歌ったわ」。このひと言にモニカは深く傷つく。がしかし、モニカは帰国後、エラの言葉からインスピレーションを得て、スウェーデン語でジャズを歌うことを思い立つ。



モニカを演じているのは、これまでにアルバムを2枚発表しているスウェーデン人ジャズ歌手のエッダ・マグナソン、この映画の印象は全てのシーンにおける服装のお洒落感、品の良さにある。実に仕草も大人の風格も匂わす魅力も魅入ります。

ストックホルムでコンサートをしている姿が製作陣の目に留まり、主演に大抜てきされた。「モニカはスウェーデンのアイコン的存在で、私も大好き。よく考えれば自殺行為かもしれないけれど、監督が素晴らしく、自分の気持ちに素直に演じたら受け入れてもらえた」と語った。



雰囲気も似てる、スウェーデンの若きシンガー・ソング・ライター、エッダ・マグナソンが歌う、映画ファン/ヴォーカル・ファン必聴のサントラ史上に残る傑作です。

エッダ・マグナソン with ニルス・ラン・ドーキー・トリオ

もともと容姿もモニカに近いので、違和感はほとんど感じさせない。流石Waltz for Debbyなどで聴き比べると個人的にはモニカ・ゼタールンドの歌が好みである。エッダ・マグナソンのCDの表紙が何となくモニカ・ゼタールンドに似た感じが好ましく思える。



おまけに今回が映画初出演であるにもかかわらず、演技もなかなか堂々としたもので、美しい裸身も披露する。但し此のアルバムは1964年ビル・エヴァンスのカタログでは奇妙だが、この1964年の日付では、スウェーデンのジャズ・ボーカリスト、モニカ・ゼッタールンドがエバンス・トリオ(ベースはチャック・イスラエルス、ドラムはラリー・バンカー)と並んでいる. それでも、試合は完璧に見えます。エヴァンスのリリシズムは、ゼッターランドのようなさわやかで洗練された歌姫にぴったりです。この録音には氷のようなものがありますが、それが演奏中なのか、バンドの前にいるように見えるエンジニアリング中なのか、彼女が実際にすべてのミュージシャンの真ん中にいたとき、それを解読するのは困難ですと言われる。

  1. Come Rain or Come Shine (Harold Arlen, Johnny Mercer) - 4:41

  2. A Beautiful Rose (Jag Vet en Dejlig Rosa) - 2:53

  3. Once Upon a Summertime (Eddie Barclay, Michel Legrand, Johnny Mercer) - 3:03

  4. So Long Big Time (Harold Arlen, Dory Previn) - 3:49

  5. Waltz for Debby (Monicas Vals) (Bill Evans, Beppe Wolgers) - 2:47

  6. Lucky to Be Me (Leonard Bernstein) - 3:36

  7. Sorrow Wind (Vindarna Sucka) - 3:03

  8. It Could Happen to You (Johnny Burke, Jimmy Van Heusen) - 3:00

  9. Some Other Time (Leonard Bernstein, Betty Comden, Adolph Green) - 5:35

  10. In the Night (Om Natten) (Olle Adolphson) - 1:40

ビル・エヴァンスのピアノを伴い、ドライでいながら、時に情感を含めた声で歌い上げる モニカ・ゼタールンド の実に美しい世界観が味わえる1枚です。



母国語でジャズを歌うこと。それは当時のスウェーデンでは、たいへん大胆な試みだった。だが、モニカはこのことをきっかけにスターへの階段を上っていく。彼女の人生は好転する。ところが、好事魔多し。

ユーロビジョン・ソング・コンテストでの屈辱、映画監督ヴィルゴット・シェーマンとの同棲生活の破綻、恋人の浮気、父親との確執の深まり……モニカは次第にアルコールに溺れていく。

ここらで機種をタンノイの10吋同軸2ウェイ(IIILZ Monitor Gold)のユニットにパワーアンプサンバレーSV-501SEに替えて聴き比べると、さすが低域にゆとりが出て実に良い塩梅に響きになる。それと聴き比べると解るがエバンスのピアノの高音の響きが実に綺麗に鳴る、そこで筆者好みのアルトゥール・ルービンシュタインのショパン:夜想曲:ルビンスタインを聴く感想はため息しか出ない、夜想曲を聴き率直の感想は、実に素晴らしいく美しい。特にこのピアノの美しき高音の響きはさすがタンノイが宜しい様である。



話を戻そう『ストックホルムでワルツを』は、モニカ・ゼタールンドを、自由に生きる自立した女性として描いている。そして父親との関係に加えて、モニカに恋心を寄せるベーシストとの関係にも、かなり比重が置かれている。

特に今回の映画の見ものは彼女の服装、実にお洒落で素敵に服を着こなしている、それは現代でも相当お手本にはなると思う、まさに大人の女性のオシャレ感がたまりません。


映画のクライマックスは、モニカがニューヨークでビル・エヴァンス・トリオをバックに《ワルツ・フォー・デビー》を歌うシーン。

「特に筆者が好きなオリジナルの"Waltz for Debbie" のスウェーデン語バージョンは本当に喜ばしいことです.なぜなら、Zetterlund の声が別の楽器になり、Evans の驚くべきコンピング コードのセレクションの上でソロになっているからです。」

その夜、モニカは父親と電話で会話する。そして帰国した彼女を待ち受けていたのは、モニカの実人生は、ハッピーエンドではなかった。しかし、この映画は彼女の輝かしい笑顔のショットで幕を閉じる。



同作は、英語ではなく母国語でジャズを歌ったことで注目を集め、ビル・エヴァンスとの共演によって世界的な名声を獲得したジャズシンガーであるモニカ・ゼタールンドの半生を映画化したもの。
エバンスが可愛い(当時2歳)の従姉妹の捧げたワルツ・フォー・デビー、デビーが来ると必ずワルツ・フォー・デビーを演奏したと言われる。

ビル・エヴァンス・トリオの演奏が光る、ブラボー!

CDジャケットもお洒落な「Anastasia Lyutova (アナスタシア・リュトヴァ)/お熱いジャズがお好き」を聴く。

2020年02月20日 | JAZZ・ボサノヴァ


筆者がJazzを聴かなくなったのは・・・? いつ頃であろうか・・・・・?
多分記憶が正しければ、決定的なのはチック・コリア(CHICK COREA)リターン・トゥ・フォーエヴァー、だと記憶するが・・・・
クロスオーヴァー・フュージョンの時代が幕を開けた70年代初頭、シーンに衝撃を与えたチック・コリアの原点と言える作品を聴いた頃であると思う。

きっかけは以前マイルスの、「Bitches Brew」を聴き考えてしまった。もう付いて行けない・・・・このあたりでお暇仕様この頃からジャズは聴かなくなってしまった?


最近は50年〜60年代の頃のJazzを探して聴く、筆者が勝手にクラシック・ジャズと命名し当時のJazzを満喫して聴き楽しむ事が多い。

現在20代半ばのロシアの歌手と聴いた瞬間、日本近隣の諸国の支那、北朝鮮、韓国、ロシアと聞く瞬時に、余りお付き合いしたくないお国だが、人としては問題ないと思っている。特に嫌うのは中共、其の国の社会性、特に政治に至っての事は最悪である、最悪国が隣国にある地理的問題も迷惑な事です。

ソ連からロシアと変わったが昔の共産圏の匂いは抜けなく国としては如何なものであろうか?其の様な先入観を持ってしまうが、一切の情報がなければ、アメリカの歌手だと思うロシア人女性歌手、聴けば理解できるが、アメリカ人以上にアメリカ的なサウンドに圧倒され、勿論演奏も良い。
近頃アメリカもすっかり共産圏のようになり、自由が曲げられているように思うが如何?自由の国アメリカに目覚めて欲しい。



エラ、アニタ、ペギー・リーなどに影響された痕跡も伺える、オールド・デイズの雰囲気たっぷりで、ジャケットがお洒落、本人の写真もあるが、雰囲気も似た感じで好感が持てる。


聴けば解るが、まさにアメリカ的な感じで虜になる!

勿論スタンダード曲など聴くと、何処かで聴いた感じが強く、ご機嫌である。


解説にも、アンナ・コルチナ、アレキサンドラ・シャキナに続くロシアからの女性ジャズ・ヴォーカリスト。


 1.お熱いのがお好き / Anastasia Lyutova & The Band
 2.イット・エイント・ネセサリー・ソー / Anastasia Lyutova & The Band
 3.アウト・オブ・ザ・パスト / Anastasia Lyutova & The Band
 4.ア・フラワー・イズ・ア・ラブサム・シング / Anastasia Lyutova & The Band
 5.魅惑のリズム / Anastasia Lyutova & The Band
 6.ラブ・ユー・マッドリィ / Anastasia Lyutova & The Band
 7.ハーレム・ノクターン / Anastasia Lyutova & The Band
 8.あなたに夢中 / Anastasia Lyutova & The Band
 9.サテン・ドール / Anastasia Lyutova & The Band
 10.ラッシュ・ライフ / Anastasia Lyutova & The Band
 11.恋のためいき / Anastasia Lyutova & The Band
 12.サニー / Anastasia Lyutova & The Band
 13.ホワイ・ドント・ユー・ドゥ・ライト / Anastasia Lyutova & The Band


 アナスタシア・リトヴァ Anastasia Lyutova - vocals
 セルゲイ・バウリン Sergey Baulin - tenor saxophone
 アレクセイ・ポディムキン Alexey Podymkin - piano
 ウラジミール・コルツォフ Vladimir Koltsov-Krutov - double bass 
 アレクセイ・ベッカー Alexey Bekker- drums ( and piano in the song “lush life” )
 ロマン・ソコロフ Roman Sokolov - flute ( in the song “a flower is a lovesome thing” )


アニタ・オディ、カーメン・マクレー、エラ・フィッツジェラルドをアイドルとしたアナスタシア・リュトヴァがヴィーナスレコードより世界デヴュー。

勿論、彼女が率いるレギュラー・クインテッットもロシアの第1級のミュージシャン!


最近以前から欲しかった、LS 3 / 5a とAIRBOW ウェルフロートボード WFB-A4を導入し散財はしたが、音質は予想以上の収穫を見せた、癖の強いTANNOYでJAZZも聴きたい希望もあり、色々アンプを替え試してはみたが、結果的にはスピーカーの交換までしてしまったが、当然の道の様に感じる。

当然癖の少ないLS3/5aの選択は長い時間、音楽全般を聴きたい音楽愛好家には良く適合したスピーカーなんだと納得させられた、勿論真空管アンプとも良いマッチングの様に思える、しかし少し能率は良くないので質の良い少し馬力のあるアンプが最良に思える。


今回購入で予想された吸音材クリエコンポジット在庫があり吸音材交換は想定内であった。吸音材交換は予想以上効果が高く現在エージングも進み実に良い塩梅に鳴り響く。

大きさからいって、スケール雄大といった音はとても望めない反面は否めないが、でも緻密な音場再現と、繊細な弦の響きなど、他に類のない魅力だろう。音楽全般を楽しみたいのなら十分満足できる。

最近オーディオ機器の前で音楽三昧をしている、勿論Jazzからクラッシクまで今まで余り聴かなかったドビュッシーなども聴いている。何か音楽の幅が増えた感じだ今後が楽しみでもある。

勿論LS3/5aは筆者の標準の音になる可能性が高い。ブラボー!

ヘルマン・マックス(Hermann Max)はドイツの合唱指揮者で彼の指揮するマニフィカトBWV243とモテット集を聴く。

2020年02月17日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


最近筆者のサブスピーカーの交換し、補修箇所が判明し手直しをして聴きだすが、一応はBBCモニターのho'sLS3/5aと名乗るだけはあるのです。

聴くうちに徐々にエージングも進み良い方向になって、澄んだ音が聴けるようになってきた。



ロジャーのLS3/5aのスピーカー愛好家は実に沢山いるようで、改めて凄さを感じます。それもサブスピーカーとして所有する方が圧倒的に多いようです。

手元に置けば解るが、想像以上に小さく、此れで満足な音が出るのか?の不安感があり、少し大きめなメインスピーカーを所有する、又音出しすることで納得する繰り返しになる、イギリスのスピーカーの音は、とくに、弦楽器の柔らかな響きの美しさ。そして木管楽器の、いかにも生きた人間の息が吹き込まれている感じの温かみ。

半面、アメリカのスピーカーは打楽器やピアノの打鍵音の、カチッと緊(しま)った、あたかも目の前で実際にそれが叩かれているかのような現実感を頭に置いてしまうと、打音が甘くふやけがちに聴こえる、特にすべての音がが近接して聴こえる。コンサート会場の一番良い席だ聴くにはイギリスのスピーカーの音が良しとされる訳である。

オーディオを再開すると共に音楽鑑賞も5年ほど経過し、実に多くの演奏を聴き、勿論名盤をくり返し鑑賞したことが、オーディオ装置の音質そのものを識別する上にも、たいへん役立ったと思っている。

AIRBOWウェルフロートのボードに乗せて聴くとスピーカー自身の音質が瞬時に解る、簡単にスピーカーから音が離れ心地よいステレオ感を体験できる、此れは体験しなければわかりません。音の変化はやはりスピーカー関連商品が一番違いが分かります。

筆者もチープなho'sLS3/5aを入手し吸音材等少し改良しメンテナンスしたが、エージングも進み若干ボリュームを上げて聴くも全く煩さは感じなく、実に纏った堅実な音が聴ける、特に声楽等は潤った肉声を聴くような錯覚に陥る。今まではメーカーの作ったものは余り改良せずに聴くことが良いとされて来ましたが、最近少し疑問な音質には改良を加える事がツボだと思っている。メンテナンスは大事です。

五味康祐先生曰く
「装置をいじり出すのは、充分レコードを聴き込んでからでもけっして遅くはない。むしろ、その後に装置を改良したほうが、曲の良否がわかり、いっそう味わいは深まるだろう。」と言っているがまさに其の通りである。但し此の後で聴き出すと、今まで聴いて感じた事と若干の違いがあるように思う程、音質がレベルアップしているのだ。


今回J.S.バッハ(1685-1750):マニフィカト 変ホ長調 BWV.243aを
[演奏]ヘルマン・マックス(指揮)ライニッシェ・カントライ、ダス・クライネ・コンツェルト、で試聴する。残念ながらYouTubeの配信は無かった。此の様な美しいハーモニーで歌っていたのかと感激した。バッハの声楽オラトリオは全て聴き直そうと思った。

以前も聖書ではイエスの生誕をめぐる物語は意外と少なく、新約「ルカによる福音書」第1章にしかありません。そこでは、マリアが大天使ガブリエルから受胎を告げられたあと、高齢ながら洗礼者ヨハネを宿していた親類のエリザベトを訪ねたとき、祝福されたのにこたえて口にした賛歌が、「マニフィカト・アエマ・メア・ドミヌム(わたしの魂は主をあがめます)」とはじまるマリアが神をたたえた歌「マリアの賛歌」です。

全部で12節からなっており、過去にも思いをいたしつつ、十代の少女が胸をはずませて喜び誇るようすが伝わってくるような内容で、音画法を誘うような表現や対句も見られます。
別にクリスマス時期だけでもなく聴きたいときに聴けばよいと思う。


勿論iTunesで見つけハイレゾで聴くが実に美味しく鳴響くのだ。
気を良くしてヘルマン・マックス(Hermann Max)を調べましたら、ドイツの合唱指揮者です。 
ドイツの指揮者であるヘルマン・マックスは、ベルリン音楽大学で音楽を学び、ケルン大学で音楽学を学びました。さらに、彼はそこで美術史と考古学を学びました。



1960年代以来、歴史的なパフォーマンスの実践は音楽生活の一部として定着しています。
ヒストリカルパフォーマンスプラクティス(HIP)には、オリジナルの情報源に忠実なエディションの作成、歴史的楽器(または正確なレプリカ)の使用、とりわけ、特定の期間のルールを考慮した音楽パフォーマンスのライブラリおよびアーカイブの研究が含まれます。

ドイツにおけるこの開発の重要な人物の1人は、ヘルマンマックスです。



J.S.バッハ:モテット集 全曲 (Johann Sebastian Bach : Motetten BWV 225-230)バッハ(1685-1750)のモテット集です。

これらの作品は器楽を使わない分、カンタータよりも地味で、当時の需要も「より規模の大きくて華麗な」カンタータに傾いていたこともあり、極めて優れた作品であるにもかかわらずそれほど重視されていないのではないでしょうか。バッハ自身も、カンタータは毎週の礼拝用に作曲し、200曲以上もの作品を残していますが、モテットについてはこのアルバムに収録されたものが全てであることを考えると、それほど力を注いでいなかったように捉えられてしまうかもしれません。

しかし、注意深く聴いてみると、その内容の深さと精緻な合唱技法には驚かされるばかりです。



【曲目】

  1.モテット BWV225「主に向かって新しい歌を歌え」

  2.モテット BWV226「精霊はわれらの弱きを助けたもう」

  3.モテット BWV227「イエス、わが喜び」

  4.モテット BWV228「恐れることなかれ、われ汝とともにあり」

  5.モテット BWV229「来たれ、イエスよ、来たれ」

  6.モテット BWV230「主をたたえよ、全ての異教徒よ」

  7.モテット BWV Anh159「われを祝福せずば、汝を放さず」



【演奏】
 ライニッシェ・カントライ/ヘルマン・マックス(指揮)

このスピーカーで聴く限り音全体がフラットに再現でき、音質そのものが美しく響くTANNOYの様な癖も少なくでもコーラスを聴く限りは湿った美しいハーモニーが聴ける。



今後筆者の音質は、このスピーカー音が基本になって行く音になるのかも知れない、理由は此の様な小さな箱でも十二分に音楽を堪能できるスピーカーは少ないのかも知れない。このho'sLS3/5aで此の様な音が聴けるのならTANNOYには相当頑張って頂けれなければならない、吸音材の交換から実施予定です。

ある程度の慣らし運転も終わり、此れでやっとho'sLS3/5aも音質が馴染んできたようである、ブラボー!

以前ロジャースの記憶と記録を紐解く、ho's system LS3/5aの補修はロジャースを参考に、BEATLESを聴く。

2020年02月15日 | クラシック音楽・オーディオ


取敢えず「ho'sLS3/5a」を購入し未だ慣らし運転は続くが、試しに色々なジャンルの音楽を聴く、勿論ロックも含め筆者の好きなジャンルの音出しを確かめる。色々聴くうちに、どうも納得出来ない音が出る、一般的に、このLS3/5aの音質はブリティッシュサウンドとの相性が良く、特に弦楽器、女性ヴォーガル等に於いては抜群の音が聴ける等のコメントが多いが・・・・・・・この「ho'sLS3/5a」は如何?

このLS3/5aの出す音に疑問に思う処あり、購入後2日目で最善?の改良?でも我慢は後悔するだけと思い20年前のデットストック品の中身を分解し覗いて見る事にした。前回も音出しで感じた異音?と感じる音が気になるので起動するアンプも色々変え何度もテストしたが、どうも納得できない部分がある。


普段の演奏はまずまずの音は鳴るのだが、処々気になる点がある、決定つけたのは、マリー=クレール・アラン演奏のBach J.S: Works for Organ (Complete)の中よりBWV525を聴き、初めから出る高音のオルガンのパート部分が納得出来ない(異音が気になる)高音がした、チェンバロ、ピアノでは気が付かなかったがパイプオルガンで確認された。

此れはどの様に考えても、エージングで治る域ではなさそうである、兎に角高域が暴れる感じに聴こえる、又おかしな表現だがスムースな低域では無い様な疑問を感じる。真空管によっても勿論音は変わるが真空管を変えても余り変わらない。購入前から疑問を想像した様に、音の現象が起きたのだ、ある程度は予期していたが・・・・・20年前のデットストック品、当然の現象かもしれない。


オーディオ的には隨分ランクを落とし一気に学生時代に戻った感じで、ブリティッシュサウンドの代表的な、いやリバプール・サウンドを楽しみながら異音の場所を探る。実は今回の聴き方は、お気楽に高校生時代から好きなビートルズのLPを聴き育った覚えがあり、夫々思い入れのある曲も多くある、特に発売から凄い事になり、2作目の人気はすごかった、当時学校ではビートルズ禁止令が出された学校も多くあったようだ。

当時の社会問題としてビートルズは不良の始まり、長髪は良くない、今考えればとんでもない先生方の思考はは、勿論戦前の教育を受けた先生で、戦前の教育勅語が未だ残っている方が多く、まるで戦前と変わらない。帝国主義的な社会のようであった、この辺りは時代が変わらなければ治らない、勿論先生方の平手打ちの尾制裁もあり、悪いことをすれば殴られるのは当たり前の時代だ、その様な時代背景があった60年前の日本は戦後間もなく、時代が著しく、変化したのに時代錯誤の人間が実に多く昭和の激変時代だったのかも知れない、ども決して悪い時代ではないと思う。多分初任給1万5〜6千円時代の頃です。

其のころ声を上げてた大人たちは当時を思い反省しているのかも疑問だが、現在日本の政治の歪からの脱却できない理由の根幹かもしれないそれは正しい近代日本史の教育が必要な時期になった。今やビートルズは音楽の教科書にも掲載され、中学生の授業では音楽鑑賞にも用いているビートルズと聴くバッハ、モーツアルト、ベートーヴェンにも匹敵する音楽家たちなのであろう。


また、懐かしさもあり多く聴いた曲を選び、あえてこれらの曲を聴きながら調整に励んだ。音質より曲そのものの面白さを重視し感じた音を吟味した。

しかしビートルズ時代の発売レコード枚数は少なく、どのLPも大変懐かしく、時代とともに聴いた時代が懐かしいそのアルバムの中でも等に好きだった曲を紹介します。
思えば、そこは高校1年頃からよく聴くビートルズのLPのファーストアルバムPlease Please Meの中よりP.S. I Love You




セカンド・アルバムは発売以降すぐにファースト・アルバムを抜き1位となる、With The Beatlesの中より、間奏のバラードの部分が大好きだったTill There Was Youを聴く、新しいコード進行がビートルズらしい・・・・初めて聴くギターコードに衝撃、まさしく神に思える演奏に大変興奮した曲の記憶が焼き付いた!


このアルバムは第3作目で、当時のジャケットは違うが、それと以前も紹介したBeatles For Saleの中のエブリ・リトル・シングの太鼓の音がリアルに聴ける嬉しくなるイメージの強い曲です、当時太鼓の音というよりテェンパニーに近い音が希望した匂いが感じ、もしかビートルズのメンバーが求めた太鼓の音かも知れない。
レコードは処分したが購入当時はBEATLES'65のタイトルが表示してあった。


後になって知ったが、本当はアメリカでの販売はfor Saleとしたオリジナルはクリスマスプレゼント用にBeatles for Saleとして販売したようだ。当然日本にはその様な風習もなく日本用のジャケットで販売したようです。

販売枚数はアメリカのマーケットが最大ののシェアーがあり、当然ターゲットはアメリカ中心に移行した、エド・サリバンシュー等での話題も絶頂時代である。


ここで今回購入したho's system LS3/5aに不満が出る、ここで満足する太鼓の音が聴こえない・・・此れはぜひとも補正しなくては行けないと思った、何故なら筆者にしては青春の思い出の詰まったお宝の曲である。

それとオーディオ友のY氏からのKEFについてのメッセージを頂く・・・
「Q300の音は知りませんが、今まで、KEFは303/2とCANTATA C15を所有していて、それぞれみんな音が違います。303/2はあっけらかんとした音ですが、それでもどこかマイルドな優しい雰囲気は持っていました。C15は今、聴いていて気に入っていますが、これぞ、ブリティッシュサウンドです。
それまでONKYOのコンパクトスピーカーでその鳴りっぷりの良さでワクワクさせられてきたんですが、ここにきてやはりどこかしっとりとした質感、少し湿り気を帯びたような弦の響きが何とも言えず心地よいのですね。
CANTATAはPM510のようなモニターサウンドです。

癖のない、余すところなく音楽を奏でてくれて、それでいて高域がむき出しにシャリシャリ鳴るようなところが無い分TANNOYのような艶っけやJBLの突き抜けるようなカリフォルニアサウンドでもないところですね。
なので、以前はBBCモニターは少し敬遠していました。でもPM510も聴いているとずっと聴いていて体になじんでくるんです。だからやっぱりLS3/5aが欲しいです・・・」

と語っていただきました。勿論 LS3/5aはKEFのパーツなのですから・・・・・Y氏の欲しいLS3/5aは筆者購入のLS3/5aではなく、本物のロジャース、しかも初期型15Ωの物と推察するが・・・ツイーターの配線コードがブルーの色の本物の事です。今私も欲しいが今回購入の「ho's system LS3/5a」で諦めている。何方もLS3/5aはロジャースの15オームの初期の物を皆さん絶賛しています程度の良いものはプレミアム価格で福澤さん40枚は必死である。


記憶によると、以前ロジャースのオーバーホールの解説の中をコピペした記事を読み直す、以前ロジャースのLS3/5aを補修した記事をコピペしたものを探す。

早速分解して見て思ったのは、思惑通り一番の問題は吸音材の部分である、ロジャースのスピーカーの吸音材一つにしても気を使い丁寧な仕上げと耐久性を気遣い、物作りした作品と改めて思った。吸音材の厚みの差を見つける。


蓋を開放する、筆者の予測は正しかったようである、此のあたりは物作りのノウハウの様な気がした。特に密閉箱の吸音材の密度は音質との関わりが強く、相当の気配りが重要事項と伺ったことがある。

なりは小さいが頑丈に作ってある事は分解すれば良く解る。箱の作りは頑丈そうに出来ている。


早速今回のho'sLS3/5A中身を調べて見る、蓋を開け少し驚いた事は実にチープな吸音材使用であり(密度のない薄い吸音材)が取り付けてあり一部は捲れていた。此のあたりが音域全体のバランスを悪くしている原因かも知れない・・・・?

この下写真がho's system LS3/5Aの中に装着された吸音材1セット分です。材質は不明ですがクリエコンポジットと比べ可也のチープ感があり、此れは一般的なスポンジと同様な感じで、密度が無い感じだ此のあたりに原因があるなか?特に密閉型の箱にはクリエコンポジットは密度があり押し付けるとジワッと反発し音質的には、とても良い効果が得られるような商材である、特に密閉箱にはコツはたっぷり入れることのようです。


今回ソギ切りしたクリエコンポジットです。良く見比べるると、ロジャースの吸音材によく似て、実にきめ細やかです厚みも約20ミリ以上の厚みに仕上げた。

ソギ切りにすることに慣れないせいか、かなり苦労をする、今後の課題であろう。それでもなんとか苦労して2枚をカットした、今まで挿入された吸音材と比べ厚さは倍以上の厚みの吸音材を入れてみた。


クリエコンポジットは以前合同会社TONSULの安東様より送って頂いた吸音材を早速試しに使用してみる。

商品名はクリエコンポジットは、以前テクニクスに在籍されておられ”ゲンコツ”等を開発されました、故坂本楢次氏が開発された吸音素材です。以前2枚を頂き大切に保管してあった、使用目的は勿論TANNOYの補修用である。


使用方法は厚みを決めてカッターナイフでソギ切りにする、お魚のヒラメ卸方法です、(笑)少し試しながら寸法を決める、厚さ20mm程にカットしエンクロージャーの寸法にカットした。

下写真はロジャースの吸音材の写真で材質は不明ですがピンク色なんですね、厚さは20mm程と推察しテストする、概ね良好なり!



ロジャースの吸音材の下処理は実に見事で黒の吸音材が柔らかな吸音材をしっかり固定するような材料が施してある、物づくりのノウハウなんですね。

以前の資料が参考にな大変重宝した、勿論吸音材の厚み等随分参考になりました。


材質は不明ですが大きくした写真も掲載されていた、ホームセンター等で注意して探して見るのも良い方法かも知れない。


この材料は後に検討材料としながら、スピーカーに吸音材クリエコンポジットをぎっちり詰め、蓋をする。勿論材料は手切りで不揃いの20mmの吸音材は限外の感じがした。実に難しい作業で合った。筆者所有のLS3/5aの中身の吸音材をクリエコンポジットの材料に交換する、尚提供者曰く、通常より薄く使っても十二分の効力は得られるそうです。でも密閉箱にはしっかり入れたのが効果的との書込もあり、たっぷり入れて様子を伺う再移行のロジャース同様にした。

この対策で上手く音が出なければ、接続ケーブルの交換も考えなければならないが、交換する場合はWEのヴィンテージ物の単線が良い適応をするのかも知れない。音質の変化は色々ありますが、吸音材、接続コードの交換が一番お手軽にできることである。


取り付けはインパクトは使用しないでごドライバーの手回しで実施。しめこみを均一にして仕上げた。気にな音を早速視聴する、先ずはBeatles For Saleの中のエブリ・リトル・シングの太鼓の音を出す・・・・・・此処でニヤリ!


この音です!思わず納得、ビートルズが此のように楽しく聴こえるスピーカーも少ないのかも知れない。この音は青春の思い出の詰まったお宝の音である。正にあのリバプールサウンドが再来する、此の音だ!感激の瞬間でした。一番肝心なことは、ビートルズの曲がビートルズの演奏に一番らしく聴けたことだ!
そして筆者に取っても一番記憶に残る出会いがある、BEATLESの次の発売のLPレコードを聴き音楽が変わったのかも知れない、それは?


LPラバー・ソウル「ドライヴ・マイ・カー」、「ノルウェーの森」、「ユー・ウォント・シー・ミー」、「ひとりぼっちのあいつ」、「ミッシェル」、「ガール」、と人気曲がたくさん収録されているせいもあり、ビートルズのアルバムでは三本指に入る人気アルバムだ。



其の中の曲で、イン・マイ・ライフ(In My Life)の演奏を聴き、衝撃が走った。

元の速度に戻して再生したピアノのサウンドは、そうです、チェンバロを思わせるピアノのカデンツァ(オーケストラの伴奏を伴わずに自由に即興的な演奏・歌唱をする部分のこと)ものとなっている、さてこの部分を聴きバッハか? バロック音楽か? に目覚め、バッハに陶酔していった。勿論この曲も思い通りに聴けた。勿論その後カート・パトリック演奏のイタリア協奏曲を仕入れた。

続けて視聴するが、こうなれば弦楽器、カンタータ、JAZZ全て実に上手く鳴る。この吸音材クリエコンポジットで素晴らしい音を取り戻して頂いた。実に3/5aに恥じない音が出た。しかし此処で思えば3/5aはアンプの気性がストレートに出過ぎる事が問題かも知れない。今後3/5aが工合よくなるアンプを見つける事は相当難しい課題になるのかも知れない。Y氏曰くロジャースの3/5aにLUXのA3500に繋ぎ、誠に良い結果を体験したというがEL34の威力かも知れない。
今後勿論筆者のメインのGOODMANS AXIOM 80の箱もここで使った吸音材の交換も期待出来ます。

それと最後にお断りしておきますが、筆者は電気関係及びオーディオの技術の持ち合わせは全くありません、視聴し不満な所があれば自分でのできる範囲で補修をする程度です。最近やっとRCAケーブルを自作出来た全くの素人です。ho'sLS3/5aの音も大変素晴らしい音に蘇ってます、ブラボー!

追伸
エンクロージャーを改良し、筆者持参のアンプで聴き比べ現在在庫アンプをとっかえ引っ変え繋いで見る、一段疑問視したアンプは業務用デジアンプでした、無表情の音がする、中でもLINNのパワーアンプの音は実に美しく奏でたが、少し八方美人手ななり方に長く聴くには飽きがでるように感じた。平均的に鳴るのは東芝アンプであり、300Bの音が一番のように思うがオペラ等での迫力が若干欠けて聴こえる。アンプ交換以外に接続ケーブルの交換もして視聴した結果である。
筆者が感じるにこの「ho's system LS3/5a」のエンクロージャーはあまりにもアンプ特性をシビアに出し過ぎアンプの欠点を出しやすく、アンプ選びがとても難しく思えるのが弱点と思うが、逆に思えば最大の長所に思えるさすがはモニタースピーカーです。正にオーデイオの深みに嵌まる面白さに飛んだ処なんです。先日LUXが頒布した付録のアンプでも試し音は出るが、すべての音楽が中途半端に感じた、それなりに音楽は楽しめたが、限度のあるアンプのようであった。

考えればこれ程アンプ選びが楽しくなるエンクロージャー「ho's system LS3/5a」は銘器かも知れない、しばらくアンプ選びを楽しむ所存である。後は筆者の耳が頼りになる、オーデイオとは自己満足の唯一の楽しむ世界のようである。確かに「ho's system LS3/5a」をある程度満足するために、今まで5〜6種類のアンプを聴いて見たがいずれも今一で答えが見えない。今後もアンプの検討しなければならない。いつの間にかエンクロージャーのエージングは済んでいるようです。しかし考えればこれ程音楽全体が楽しめるスピーカーは珍しい。

しかしこの後が惨憺たる苦労が待ち受けていたのです、音質其の物自体が何か違う様に感じ、違う場所での欠陥箇所があるのではと言う不安感がいつまでも拭えない。しかし改良を重ねるうちに欠陥部分を発見に至る。購入して2年が過ぎたが原因不明でしたが、後ろのスピーカー接続部分が破損して解明した、接続部品は溶接で工作してあった部品で、一体物の接続部品ケーブルとの交換で一挙に解決したのでした。結合部分の部品は要注意です、溶接物は音質が濁ることは肝に銘じなければならない。
修復後今は見違える様な美音で奏でる音楽を楽しんでいます。但しLS3/5aの音質は若干渋く余り能率は良くない事は欠点でもある。
但し此れは色々なオーディオマニアの多い方には注意に事項ではあるが、このエンクロージャーは密閉型であるので密閉型特有の音質と確かに感ずることも参考にしてください、兎に角アンプが良くなれば良い程間違いなく美音に聴こえるLS3/5aは流石である。

ついに投入定評あるスピーカーho's system「LS3/5a」の名前だけで購入した、全く無名のLS3/5aの音は・・・

2020年02月13日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


筆者のサブスピーカーKEF Q300の音質を後少しグレートアップを前々から考えていたが、中古ショップ、ヤフオク等で「LS3/5a」を検索するがどのメーカーも高額である・・。特にロジャース系統LS3/5aの名機の15Ω(初期)物はプレミアム価格がまかり通り、凄い高額で取引されている、貧困老人には購入は到底無理である。それ以外のメーカーのLS3/5aの名前記入物の初期型15Ωは高額である勿論リメイク版のLS3/5aも販売しているが皆大変強気で高額である。

最近この手のスピーカーは余りのも高額でプレミアム付きで諦め気味になって、KEF Q300も最近購入のフロート使用のお蔭で新たな音を響かせ、目から鱗状態に満足しながら過ごしていたが、ついに発見、デットストック品と聞く一見此のスピーカー本体を見れば誰も2〜3,000円程度にしか見えない姿だが、だが大変興味深いLS3/5aの販売掲載を奥の細道で発見した。但し個体の厚さはKEFと比べ半分程だが一応裏側にはLS3/5aの表記がある。



冷静になって想像するとこの本体は、KEFQ 300より一回り以上も小さく、奥行きは何と半分程度の小さな個体、流石ふと不安になる。
以前よりオーディオショップ等では良く見る姿ですが、実物が届き、現在の持参するスピーカーと比べあまりにも小さく驚く、これで密閉型の箱から出る音に満足するのか・・・実に疑問だ?
唯一の欠点は当時は音質重視為に能力の悪いユニットも多く、当然KEFユニットを使用するロジャースも出力音圧レベル:82.5dB/W/mと大変悪く、本商品は若干の改良の為か86dB/W/mと幾分良くなっているが、相当大きなパワーアンプを必要とすることは致し方がないが、一般的なパワーアンプより業務用のアンプ有利が再生可能であろう。因みにタンノイは90.5dB/W/mで能率も頗る良い。

このエンクロージャーは「ho's systemのLS3/5a」と知ったうえでの購入、でも一応皆さんが絶賛するエンクロージャーでもある、筆者も一度は手懐けたいスピーカーであることは間違いない。Rogersの他にKEF、スペンドール等数々あるLS3/5aの中では定評あるRogersLS3/5a15Ωの初期型が一番人気があることは皆さんご承知である。
2ウェイ・2スピーカー・密閉型・ブックシェルフ型有名なBBCモニタースピーカー使用ユニット :低域用:10cmコーン型(KEF B110)高域用:2.0cmドーム型(KEF T27 SP1032)の同等品が付いている。


何と「新品 ho's system (LS3/5a) 20年前のデットストック」品8セットが掲載されていた。ho'sなるメーカーは全く知らないが、それと現在、筆者の処に吸音材のクリエコンポジットの在庫もあり、将来は現在メインのTANNOYの10吋の IIILZ をGOODMANS AX10M80の箱を吸音材交換を考えていた材料である。

吸音材交換ならテストを含めこのLS3/5aを購入して補修すれば良いかも知れないと考えた、その後「旧キット屋」さんが以前キットとして販売しておられた完成形の商品と判明する、販売主は完成品との違いは不明であるが。アメリカカルフォルニアのジーニ・システム社によるLSキットモニターの完成品でオリジナルモデルに即したブリティッシュサウンで有ることを目指して作られたユニットの在庫品のようである。「旧キット屋」の商品とは中のコイル関係の違いがあるそうですが筆者は知らない不明事項である。

能率86dB、入力は8Ωサイズ18.8 x 15.6 x 30 cm重量は約4.25kgと表記してある。又ネット上でho's LS3/5a について調べると、BBC標準のROGERS LS3/5aに基づいて開発された2ウェイシール型ブックシェルフ型スピーカーシステムだそうです。キャビネットはMDF(中密度繊維板)で作られています。 ツイーターとウーファーの両方のドライバーユニットは、ho'sのオーディオによって設計および製造されています。 同様の物のKITで「キット屋」さんの商品を販売したいたが、この商品とはネットワークがho'sとは違うと力説されたおられたが筆者には同じように見えた。

すべての高品質コンポーネントクロスオーバーネットワークは正確に微調整されており、ツイーターとウーファーの両方のドライバーユニットが最高のパフォーマンスを発揮し、スピーカーシステムが完璧なサウンドを再現できるようにしていますと、アナウンスされてます。


此の様な条件もあり発売からは、かなり過ぎた新古品だが早速落札購入に至る。翌日発送の案内と視聴した結果のコメントも教えて頂く。

「浜松市からRogers40万とリニアテクノロジーのアンプ60万を持ち込みにて試聴しましたが、、Rogersオーナーも驚いていました、オーディオマスター30万をその前に聴いてきたらしく、ho'sの方が良いと・・・イソオ特性はRogersの3倍は拡がりを見せ 特筆モノだと実感いたしました」と言うコメントも頂く・・・事実なら大変お値打ち品である。

このようなコメントの音質は部屋の条件等で全く違いことが多く、信用しないことに決めているが、価格と音の比例はまず信用出来ないオーディオの面白さはあるが、このコメントは自宅で試さない限り分からないが、試聴する条件はすべて違うが期待したいコメントでもある。



ダンボールを開梱すると中から梱包に包まれたHo's LS3/5aが20年の眠りから覚めた瞬間です。木目も綺麗でHo'sのロゴもついた蓋がついているのだが、外すのに一苦労します、マジックテープがしっかり付き簡単には外せない。

それと販売した本人より、上記の様な書き込みがありましたが、オーディオに関する限りは自宅の環境でスピーカー設置して、位置、アンプも変えケーブル等を変え勿論エージングも行いながら視聴しなければ事実はわかりません。満足な音を得るには1年程は必要と思います。ある程度名前の知れたエンクロージャーをある程度満足するまでは時間とアンプ機材が必要になる、アンプも勿論真空管も含め検討しなければならないのです。多分製品になったのは相当前の商品ですので、古いタイプのケーブル使用が必要になります。



勿論別売りであるが筆者がHP検索でより興味を持ったのは低域専用のバックロードホーンである。又バックロードホーンのho's LS3/5aSは、ホーのAudio TechnologyがLS3/5aスピーカーユーザーおよびオーディオマニア向けに特別に開発したサブウーファースピーカーシステムです。

LS3/5aSは、周波数と音量の両方でLS3/5aの低周波数応答の欠落部分を提供し、LS3/5aスピーカーシステム全体をフラットな周波数応答曲線ではるかに低い周波数に拡張し、完璧な音響再生を提供します。 と解説しています、此のバックロードホーンの上に乗せ (LS3/5a) を聴けば最高のプレゼンスが聴けるでしょう。
接続は簡単そうです、しかもバックロードホーン効果も良いのかも知れない。このウーハー付きのシステムでも視聴してみたいですが今回はこのウーハーは無いようです、正にスーパーウーハーのようで重低音に期待出来ますが残念です。


図面もありましたので参考に掲載します。この図面写真を見て音を想像してしまう、低域もたっぷり鳴りそうで現代版オートグラフのような感じで鳴れば最高です。

構造はバックロードホーンスピーカーのような構造かもしれず、完成されたスピーカーシステムも欲しくなります。


勿論内部構造はやはりバックロードホーン構造でした個人での制作は難しそうですね。


バックロードホーンに使用のスピーカーのようです。実物を一度聴きたいですね。世の中には、まだ知らない事が多いようです。

筆者もLS3/5aだけの音響機器なら自然な低域を得るために是非欲しいシステムだが、基本サブ機として使用のため今回は単独でのエンクロージャーとの記事となる。



でも調整は相当難しそうですが、想像するだけで特別なバックロードホーン付きのセットは興味あります。でも最終的に判断を下すのは自分自身の耳と音楽の思い入れかも知れない。

本日待ちに待った品物が郵便局より届く、2重の梱包のようだが意外と小さい。しかし重量はあり小さいながらずっしりした重量感はある。


意外と頑丈は梱包を解くと、作りもしっかりした佇まい、仕上げも綺麗で接続金具も頑丈で申し分ない、確かに細かなパーツもしっかりした部品を使っている此れは期待できるのかもしれない。使用後2年後事件は起きた、あとで発覚したがこの部品に欠陥が露呈した、多分この部品だけ溶接部分が甘く最初からクラックが入っていたのかも知れず、此の部分が破損して構造が明らかになり、一体型の接続部品に交換した結果クリヤーな3/5aの音質の素晴らしさを改めて味わう事となった。接続部品等最新の注意を払い吟味した部品を使っていただきたい。勿論他の吸音材にも細かな細工を施し満足する音が得られたのには2年の歳月を要した。現在他にもSPENDOR SP3/1Pも併用して聴くが (LS3/5a)を選び聴く事が多い、全体的に素直な音で纏まりも優れている様に感ずる。

早速ケーブルを結線し、先ずは音出しをする前に、エンクロージャーのボルト等の増し締めを行ったそれと接続部分の清掃は必須だ。勿論20年前のデットストック品なので其のあたりは慎重に取り扱う、接続端子は頑丈な物が使ってあり好感は持てる様であった。

構造的な大きな特徴の一つとして、あまり国内では語られることが少ないが、「フェルトツイーターバリア」というのがある。
これは、ツイーターをフエルトで囲むもので、この形状は(自作を含む)他の類似スピーカーには見かけない。自作の長岡式スピーカーや近年のハイエンドスピーカーは、高音ユニットのバッフルを出来るだけ小さくしたり、曲線をつかって、バッフルからの反射を防ぐ工夫がされている。狙いは同じと考えるが、フエルト式はこのモデルにしか見かけないのは興味深い。又この様な意匠は独自でこのスピーカーの特徴でもあろう。



勿論AIRBOWウェルフロートの上に乗せ、ボリュームを回しやっと音出しが始まる。このウェルフロートに最初から乗せて聴くのは八百長臭いが音のキレは断然良い・・・正に魔法のAIRBOWウェルフロートで広がりのある音がした。

アンプは管球式のSV-501SEシングル300Bから繋ぎ配線コードはLANケーブルKB-T8自作のRCAケーブル、同スピーカーケーブルにて配線してみた、正直このアンプでは少し力不足かも知れない。理想はもう少し馬力のあるKT88を使用し20W程の音質の良いアンプが欲しくなるのかも知れない。RCAケーブルは以前KEFQ300では此の組み合わせが一番良く鳴ったのでためらわず使用する。


先ずは音出しは前々から最初に聴こうと思っていた、「ヨーヨー・マ:プレイズ・ピアソラ/Soul Of The Tango」(録音:1997年)ピアソラのCDを流すことに、2012年はモダン・タンゴの雄アストル・ピアソラの没後20年となります。

演奏中にヨーヨー・マが時々チェロのボディをまるでリズムを取るように叩くが、明らかに叩く場所の違いが音に克明によく分かる、打撃音もかなりリアルでコンと響く音が調子が良く聴こえる、LS3/5aの音質の高さを伺える。

ヨーヨー・マのモダンなチェロ音楽もたまには良い・・・・・聴いてみるとこのLS3/5aはチェロの音はお得意のようです。リベルタンゴは試聴を忘れされるように上手くなるが、少し気に入らない音が感じた?原因はわからないが、未だ新品でチューニングも出来てないのでと一旦棚げにする。


チェリストであるヨーヨー・マが、ピアソラと共演していたタンゴ界の巨匠とともにブエノスアイレスで録音した本作は発売と同時に世界的大ヒットを記録。基本的にはKEFの音色に大変似ている、KEFの音を研ぎ澄ませて行けばこんな音になるのかも知れない感じが第一印象。又驚くことはエンクロージャーの奥行きも165mm程でKEFの1/2の厚さ、でも重低音が過不足無く鳴る不思議さです。冷静に視聴する限り少し暴れ気味だすが、性格は素直な感じだ。

KEFとの違いは明らかに潰れるであろうピークが何事もなく再現されていくのは流石だ。鋭角的な響きが想像以上にクリヤです、やはりBBCモニタースピーカーなんですよ。但し幾分能率がよろしくない、今まで聴くボリューム入を少し上げて試聴を続ける。今まで聴いていたKEFより小さなLS3/5Aの音全体と低域は実に充実しているようだ。但し良く聴くと弱点もある、エージングもまだ済んでないが、このスピーカーの特徴である、高域の弦楽器、女性ヴォーガルのソプラノは厳しく言えばアウトだ!

高域が少し暴れ気味は不味い、また低域も勿論良く出てはいますが、自然に響く低域が上手く鳴ればもっと良いのだろう処々不自然差が感じる。エージングで治る範疇ではなさそうである、此のあたりは改良の価値はありそうです。販売された方はかなり良い結果を好評しているが、そのあたりはかなり疑問だ。余り知らない製品なので飛びつく事は注意されたい、ただ一般的にはロックからクラッシックまで良く鳴るスピーカーではある。次回は補修も含めて紹介します。

心配した低音も余すこと無く響きポテンシャルの高さがうなずける音質のようです、真空管アンプで聴くことをおすすめします、凄くリアルな音を再生します。又このスピーカーで聴くJAZZは意外と良い鳴りっぷりを発揮するのかも知れない。特に欧州Jazz、クラシックJazzには真価を発揮するのかも知れない。現在筆者のTANNOYの10吋と比べ癖も少なくナチュラルな音は素直な音の良さを味わう事が出来聴き比べるには意外と有難い音質を楽しめるようである。

少しの改造と暫くエージングには時間が必要だが、長く聴き込めば良いスピーカーだと感じた、ブラボー!



追伸、
余談ではあるが、以前から評判の高かった支那製品の購入、改まり感じた事は激安の際の様な支那製のプリアンプだった。



今回購入のこのLS3/5aの欠陥場所を見つけ原因は接続部品の金属疲労の箇所の対応し導入後、略満足する音出しまで約2年をもの月日が過ぎてしまった、考えようによれば楽しき2年間であった、オーディオ機器は楽器と同様で、毎日の手入れと飽くなき改良の努力で自分自身の独自の音が出る様に鳴るもんだと思った、最終的にはその人の人生、いや音楽感も含めた音が鳴る、意外と同じ物を使っても音の出方はそれぞれであろう・・・。
アンプ等の選び方、真空管の選び方、細かな改良で好みの音が鳴る楽しみも面白い発見であろう。ジャズからクラシックに至る音楽全体を聴けば聴くほど深みに嵌まるようである。
パワーアンプとは妙に相性が良い、現在LUXKIT A3500を使うが勿論定期的にメンテナンスしている。



導入したのはAIYIMA TUBE-T7の激安の真空管にプリアンプであるが、中身のデュアルオペアンプの交換と真空管の交換で驚くほどの音質が得られる、試しに筆者の手持ちの石のTEAC MA-7パワーアンプで繋ぐも其処其処の音質は得られた、真空管のパワーアンプの方が良い結果が得られた。
勿論LS3/5aで聴くも良いプレゼンスを得ることができた。新しいプリを考えていたが当面はこのプリアンプを使って聴きます。