伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

淀川長治さん的に言えば、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。42年かけ完結した『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

2019年12月31日 | 映画・ビデオ

今回のスカイウォーカーの夜明けは・・・・・・・・・・・・・・?

最新の音響と言われるドルビーアトモスで観覧しました。


勿論ネットで予約して本日観て来ました。ドルビーアトモスは通常より100円増しですが価値は十分あります。

音質も意外と良いが私の耳には少し硬い音質に感じるが、まあ一般的思えば良い音と思う。



確かに従来の4D映画と違いじっくり映画を楽しみたいのならお勧めの音響ですが

いつも自宅で真空管で聴く音楽と違い筆者には少しトランジスターの音がし少し煩く感じた。

ドルビーアトモスは、音声オブジェクトと天井スピーカーという映画音響にとって重要な2つの概念を導入することによって、

力強い、移動するオーディオを実現します。



これらが相まって、サウンドトラックがどのように作成されて聞こえるのかということを根本から変えます。

アンプがWEの真空管であれば自然な音を体験できるのか疑問ですが、従来の椅子が動き水スプレーが吹き出る仕掛けより楽しめた。

内容は色々あるだろうが、長年のスター・ウォーズファンにが十二分に楽しめる内容でして。


2015年から、スピンオフを間にはさみながら、2年ごとのペースで製作・公開されてきた、

『スター・ウォーズ』エピソード7、8、9。すなわち「続三部作(シークエル・トリロジー)」は、

この度公開された9作目『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で完結を迎えた。


42年前当時、銀座のテアトル東京で見たスターウォーズ4/新たなる希望、音質も良かった、勿論当時は若かったが今は皆さん還暦以上の方が多く、42年の歴史を感じます。

同時にそれは、シリーズの創造者ジョージ・ルーカスが構想していた、9本で構成される壮大なサーガ……宇宙のはるか彼方の銀河で起こる戦いの歴史と、

スカイウォーカー一族の運命を描いた神話のような伝説を記す“カノン(正典)”といえる物語が、これで完成したということになる。


『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

全国公開中

監督・脚本:J・J・エイブラムス

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン


勿論レイの歴史、未来にも気になる。

1977年から公開されラスト映画ではあるが次作につながる要素は沢山あった。

「スター・ウォーズ」シリーズ屈指の人気を誇る“愛すべき悪党”ハン・ソロ。



彼はいかにして銀河最速のパイロットになったのか? 

ルーク・スカイウォーカーやレイアに出会う前の、若き日の彼に何があったのか?

疑問は数多く残る、これで終わりなのだが、次回に期待してしまう、そこが狙いであろう!


「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」に続くシリーズ最新作は、一作目の誕生以来、

世代を超えて愛されるヒーロー、ハン・ソロにスポットを当てたアナザー・ストーリー。

生涯の相棒チューバッカや愛機ミレニアム・ファルコンとの出会いと絆、

そしてこれまで語られたことのないロマンスなど、知られざる彼の過去が初めて明かされる。

ハン・ソロの幼なじみの女性キーラのその後に謎はあるのか?

今後解明していきたい項目も多く、シリーズが続く可能性も高い、益々今後に期待してしまう。



今年もブロクをご覧いただきありがとうございました。

来年度もよろしくお願いいたします。良い年をお迎えください。

やはり映画って面白いですね、ブラボー!

おいしい水(Água de Beber/アグア・ジュベベ)アントニオ・カルロス・ジョビンで聴く、やはりジョビンが最高。

2019年12月27日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近ニューヨークで開かれた「温暖化対策サミット」ここでスピーチした一人の少女に、いま世界の注目が集まっている。
スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさん(16)である、気候変動が緊急事態にあると訴えるグレタさんは、毎週金曜日に学校を休んでストライキを続け、大人たちに本気の対策を要求、実に馬鹿げた行いである。先日米国人が来日し米国大統領選挙の名前の書き直しを行われた不正選挙は悪い事なのか未だ解らない米国人が多く、2000年以上続く日本の見解は如何にと尋ねたが、日本での見解は悪い事と即座に対応したが、それは歴史の違いが物語る民度の違いと米国は答え、書き換えることは悪い事の意識が無い事が実情だと行っている。この様に思えば先の大東亜戦争の日本が先に戦争を仕掛けを米国大統領に組まれた戦争なのです。悪の意識を全く持ってない大統領はじめ米国民が一番の問題である、実に未だ成長過程中の民度しか持ってない国である。

冷静になって思うは此の少女はヤクザ屋さんと変わりなく、強い国には公言は吐かなく弱みを見せた国には徹底的に攻撃する三文ヤクザの手口であり、お笑いネタのようで全く芸人以下である。これはバックに蔓延る影が見える様で、実にさもしいやり口でもある、顔は子どもらししいあどけなさ、可愛らしさは微塵も見えない実に不幸な顔を見るのも大変不機嫌になる。

でも世界1,2位の大国が一番CO2を撒き散らしている矛盾に怒りを感じないのか?地球は不思議な星である。未来を考えるなら今対応したい、昔この星は恐竜が一時代を過ごしてようだが、当時は相当温暖だと聞くが、確かに今年は暖冬で何時もの年より薄着で過ごせるが、筆者には温暖は決して悪いことでも無いようだが、今後の地球には未来はあるのか?
でも年齢が重なると寒さは堪え、恐竜時代は温暖だと聞くが真相は不明だ。それでも地球は未だ生きている。


先日ジョアン・ジルベルトのことを紹介したが、ボサノヴァと言えば是非あと一人紹介したい。

正式名は長いが、アントニオ・カルロス・ブラジレイロ・ヂ・アウメイダ・ジョビン(Antônio Carlos Brasileiro de Almeida Jobim)1927-1994
私見だが、このボサノバ音楽はオーディオ装置のバランスが悪いと、ブツブツとお経を聴くような感じに聴こえる場合がある、これは高額な装置で聴きなさいとは言わず、よく調整されバランスの良い装置と、ケーブル等も良く清掃された装置のことである。

但し装置を調整してバランスを保ち、良い条件で聴くと実におしゃれで、抜群のリズムに乗れると思う。筆者の場合は音響チェックで聴く場合もあるが、油断するとお経を聴くような感じに悩まされる場合がある、音とは正直で恐ろしい。



リオデジャネイロのチジュッカ地区生まれ。14歳の頃からピアノを始め、また作曲を学びはじめる。音楽家として生きていきたいと願っていたが、家族を養うことを考えて建築学校に入学する。
しかし、音楽への夢を捨てきれず、ラジオやナイトクラブでのピアノ奏者として働いていたが、ハダメス・ジナタリに見いだされ、コンチネンタル・レコードに入社し、曲の譜面起こしや編曲などの仕事をこなす。

1953年にはブラジルのオデオン・レコード(EMT・ブラジル)のアーティスト兼レコーディング・ディレクターとして採用される。
また、この頃は特に、幼なじみでもあったニュウトン・メンドンサと共に作曲活動を行っていた。


ジョビンが脚光を浴びるようになったのは、作詞家で詩人の(外交官であり、ジャーナリストでもある)ヴィニシウス・ヂ・モライスが制作した舞台『オルフェウ・ダ・コンセイサォン』(1956年)、後に映画『黒いオルフェ』として世界的にヒットする)のために制作した音楽によってであった。この頃からヂ・モライスと共に曲作りを行うようになる。彼らの共作の中には、今でも歌い継がれる曲が数多くある。

1959年には、最初のボサノヴァ・ソングとされる「想いあふれて (Chega de Saudade)」をジョアン・ジルベルトがリリースする。




この曲は、サンバ・カンサォンの女王とも呼ばれる歌手エリゼッチ・カルドーゾ(Elizeth Cardoso)のためにつくられた曲であった。
ジョアンの画期的なギター奏法(ギターだけでサンバのリズム<バチーダ>を刻む)と、ささやくような歌い方の斬新さに惚れ込んだジョビンが、以前にヂ・モライスと共作した「想いあふれて」をジョアンに提供し、苦労の末レコードのリリースまでこぎ着けた作品であった。

次第にこの新しいサウンドは、従来のサンバ・カンサォンの重苦しさに否定的になっていたブラジルの若者たちの心をとらえ、ボサノヴァ・ムーブメントを形成していった。


アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim )
ボサノヴァの創始者と呼ばれるアントニオ・カルロス・ジョビンのセカンド・アルバム。ネルソン・リドルのストリングス・アレンジが映えるムーディでゴージャスな傑作。代表曲「おいしい水」収録。(1965年作品)


「おいしい水」という邦題がついていますが、直訳だと単に「飲み水」というタイトルです。歌詞では「生きていくためには水が必要、そして水と同じくらい愛が必要」といった情熱的?な内容が歌われています。

『おいしい水(Água de Beber/アグア・ジュベベ)』は、ブラジルの音楽家アントニオ・カルロス・ジョビンによる1965年の(ボサノヴァ)。
原曲はポルトガル語だが、アメリカの作詞家ノーマン・ギンベル(Norman Gimbel)により英語の訳詞がつけられている。
なお、ノーマン・ギンベルは、1965年のグラミー賞受賞作品『イパネマの娘(Garota de Ipanema)』の訳詞も手がけている。


ブラジルの音楽家の中でも、最も世界的に知られた人物。ボサ・ノヴァの創始者として、また「イパネマの娘」や「ジザフィナード」といった名曲の作者として、その名前は「ブラジル音楽」という枠を超えて親しまれている。

1927年ブラジルのイパネマ地方に生まれたジョビンは、早くから音楽に親しみ20才の時には既にナイト・クラブでピアノを弾き金を稼ぐようになっていた。1952年アレンジャーとして音楽業界に足を踏み入れる。

そしてジョアン・ジルベルトとの運命的な出会いにより1958年、ボサ・ノヴァ第一号レコード「思いあふれて」("Chega De Saudade" アントニオ・カルロス・ジョビン作曲、ヴィニシウス・デ・モラレス作詞、ジョアン・ジルベルト歌・ギター)の歴史的作品に到達する。

1964年ジャズ・テナー・サクソフォン奏者、スタン・ゲッツがアストラッド・ジルベルト(ヴォーカリスト、ジョアンの夫人)と組み「イパネマの娘」を空前のヒットにさせるに至り、新しい魅力的な音楽「ボサ・ノヴァ」、そしてその創始者としてのジョビンはアメリカを初めとして世界に知られるところとなった。

20世紀最高の作曲家 A.C.ジョビンの有名な曲の紹介がある。
  1 第10位 「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」
  2 第9位   「Wave(波)」
  3 第8位   「A Felicidade(フェリシダージ)
  4 第7位    「Sabiá(サビア)」
  5 第6位    「Água de Beber(おいしい水)」
  6 第5位    「Retrato Em Branco E Preto(白と黒のポートレート)」
  7 第4位    「Desafinado(ジサフィナード)」
  8 第3位    「Águas de Março(三月の雨)
  9 第2位  「Samba do Avião(飛行機のサンバ)」
  10 第1位   「Chega de Saudade(想いあふれて)」


すべてお馴染みのの曲で、タイトルコールだけでボサノヴァのリズムが聴こえて来そうである、アントニオ・カルロス・ジョビンは1994年12月8日、ニュー・ヨークにて死去、享年67才。
アップテンポながら、ブラジル生まれの日本人ギタリスト/歌手の小野リサによる「Água de Beber」も人気がある



次に私にとってはフランスの名音楽家ピエール・バルーがギターで弾き語るこの曲を聴いて強く感動した、Pierre Barouh / Ce n'est que de l'eau (おいしい水)最後の一枚に何を取り上げるべきか、少しだけ迷ったけれど、これしかありません。


ピエ-ル・バルー(PIERRE BAROUH)1934.2.19~2016.12.26歌手、俳優、詩人、作曲家、映像作家、レコ-ド・プロデュ-サー。 


1934年2月19日、パリ郊外のルヴァロワ生まれ。両親はイスタンブ-ルから自由の地を求め移住してきたユダヤ系移民。少年期、戦争により預けられていたヴァンデの農家の生活からその後の作品に影響する多くのインスピレイションを受ける。14歳の時にはギタ-を抱えて世界を放浪する。

音楽とスポーツは言語も国境も越えるコミュニケーション・ツール、と語るピエール・バルーはその2つの才能を駆使し(バレーボールでナショナルチームに選抜されるほどだった) 、30才になるまでその放浪生活は続いた。


映画『男と女』(クロード・ルルーシュ監督)に出演。フランシス・レイと共に音楽を担当。


ブラジルで録音した「サンバ・サラヴァ」をサウンドトラックに入れる1959年にポルトガルで初めてブラジル音楽を、シブーカから聴きました。
当時、ジョアン・ジルベルトが最初のレコードを出したばかりでした。



ですから、そのときはまだボサノバという言葉もありませんでしたし、ヨーロッパでもだれもその音楽を聴いたこともなかったのです。
ジョアン・ジルベルトとヴェニシウス・ド・モラエス、アントニオ・カルロス・ジョビン。この3人のなす音楽のメロディーライン、ハーモニーの美しさ、そして深みのある詩。今も新鮮でキラキラして輝く南国も香り豊かなボサ・ノヴァのリズムは大好きである。

すべてが想像もできないくらいゆたかで新しいものでした、ブラボー!

最近購入のオーディオ雑誌「ハイレゾリューションは必要か? オーディオ迷宮からの脱出」の検証。

2019年12月20日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

最近久しぶりに客が来た、イージーリスニング的にチェンバロ曲を流していたが・・・
その方曰く、以前訪問した時と音が良くなりましたネ、と言う、その方も相当の音楽は好きでよく聴くと言うが・・・・

オーディオは贅沢な趣味で、現在ミニコンポ程度で音楽を楽しむ程度と言っていた。確かにこの趣味は上がないから、趣味の範疇では収まらない。



そこで自分なりに理解したとこは、やはり音のバランスだと思った、最近筆者の装置もバランスは多少は良くなってきたと思う、このような時は無味の境地で聴く。
Bach: The Organ Works Helmut Walchaが実に落ち着く曲である。


昔、諸先輩より教わったことを思い出す、まず心新たににして読む本、道元禅師の説いた「正法眼蔵」の中より現成公案6案を読む、仏道は我を忘れた目前の事実の中にあることを説くを、読んでその教え学んで見よう。



道元禅師が32歳から54歳までの23年間に弟子や大衆に説示した教えを集めたもので、一般には95巻としてまとめられています。日本曹洞宗のもっとも重要な根本教典であると同時に、日本の生んだ最高の哲学書ともいわれます。



現成公案(4)より

身心(シンジン)に法いまだ参飽(サンポウ)せざるには、法すでにたれりとおぼゆ。
法もし身心に充足すれば、ひとかたはたらずとおぼゆるなり。

自己の身心が、法を十分に会得していない時には、法は既に足りていると思えるものです。
しかし、法がもし身心に充足すれば、一方ではまだ足りないと思えるものなのです。

たとへば船にのりて、山なき海中にいでて四方をみるに、
ただまろにのみみゆ、さらにことなる相みゆることなし。

例えば舟に乗って、山のない海に出て四方を見れば、ただ円く見えるだけで、ほかの形は見えません。

しかあれど、この大海、まろなるにあらず、方なるにあらず、のこれる海徳、つくすべからざるなり。

しかし、この大海は、円いものでも四角いものでもありません。
残っている海の功徳は、窮めることが出来ないのです。

宮殿(グウデン)のごとし、瓔珞(ヨウラク)のごとし。
ただわがまなこのおよぶところ、しばらくまろにみゆるのみなり。

海は、魚には宮殿のように見え、天人には瑠璃の玉飾りのように見えるのであり、
人にはただ、自分の眼の届く所が一時的に円く見えるだけなのです。

かれがごとく、万法もまたしかあり。塵中格外、おほく様子を帯せりといへども、
参学眼力(サンガク ガンリキ)のおよぶばかりを、見取(ケンシュ)会取(エシュ)するなり。

この海のように、すべての存在も又その通りなのです。俗世間も仏法も、
多くの様相を帯びているのですが、人は、自分の修行の見識の及ぶ所だけを見て理解するのです。

万法の家風をきかんには、方円(ホウエン)とみゆるよりほかに、
のこりの海徳山徳おほくきはまりなく、よもの世界あることをしるべし。
かたはらのみかくのごとくあるにあらず、直下(ジキゲ)も一滴もしかあるとしるべし。

すべての存在の姿を知るには、それが四角や円に見えることの他にも、残りの海の功徳や山の功徳は限りなく多く、
そこには無限の世界があることを知りなさい。自分の周りだけがそうなのではありません。自分の直下も、一滴の水でさえも、そうであると知りなさい。

何度も読むうちに理解できるような気になる、経典は諳んじてはならず、文章見て読むべしと説いている。



私の中でオーディオ趣味も再燃して三年程過ぎ、未だ迷い続けていて、思わず購入した一冊。「ハイレゾリューションは必要か? オーディオ迷宮からの脱出」の購入したが?

大好きな音楽を良い音で、楽しく、聴こうとして、オーディオ・ショップに出かけて行くと、恐ろしい価格設定のオーディオ機器が並んでいて驚愕させられます・・・このような疑問から始まる。


専門誌を読むと最近のオーディオ界はヘッドホンと、イヤホンが主流となっているのか? 「ハイレゾ」「PCオーディオ」「ネットワーク・オーディオ」という新機軸が流行している?

LPレコードからCD、そしてダウンロードに移行したオーディオのムーブメントは、どこへ向かうのか? 

月額1000円足らずでスマホから聴き放題の「スポティファイ」「アップルミュージック」で完結なのか? 

現代のオーディオ機器の値段の高騰に驚き、本当の自分の興味は「機械よりも音楽そのものだ」と確認するところは同じだ。

「音楽を聴くためにオーディオはある」とのメッセージであるが、果たして良い音とは何ぞや?の疑問に行き着く。



いくつか重要な指摘がある。「オーディオの肝はスピーカー」、「原音を再生するには15インチ・ウーハーが必要」「プロ用の機器が高性能で安価」等々。

オーディオ・マニアの多くが興味を持ちながら踏み出せないでいるハイレゾやネットワーク音楽配信についても現状をレポートしてくれている。

ご存知オーディオ機材の高騰により、宝くじでも当たらなければ、望む物も購入できない。

馬鹿な雑誌は一般人には購入できな代物をいい加減に評論し紹介している。


何千万も投入して音が悪ければ、それは犯罪であろう?それこそ詐欺まがいの商売であろう?それも趣味に投資するには一般的には10万から100万辺りが限度であろう。でもセットで揃えるともう一桁違う誰が購入するのかは疑問です。

例えばプレイヤー1つでもEMTのヴィンテージプレイヤーでけで600万程はする、それにデッカの針を使いたければヴィンテージアナログを揃うなければならず、当然プレイヤーだけで1,000万はくだらない?それが現実である。

現在ネット文化のため、街の本屋さんも影を潜め、筆者が愛読してたステレオサウンド誌などは、本屋さんの片隅の棚にポツンと1冊置いてある程度、間違いなく売れないのだ!

中身を見ればこの価格は納得するが一般的には随分高額である。其内廃盤になるのかも知れない。確かにオーディオはごく一部の人の物なのだ、昔小説家五味先生曰く、高額な商品はど良い音で鳴らすことは難しいと言っていたことは確かで筆者のヴィンテージTANNOYⅢLZもそういう類なのかも知れない。


以前は高額商品の写真を見るだけでも価値はあったかもしれないが今やネットで検索できる、オーディオ愛好家は、今や圧倒的に高齢者が多いのです。

オーディオフェアー等に出かけて見ても高齢者が圧倒的に多い、この産業は衰退すると肌で感じる。私も高齢者で後2年後には後期高齢者だ。


若者の集まるコーナーは無線のイヤホン等正にヘッドホンとイヤホンが主流である。

その辺りのことは「オーディオ迷宮からの脱出」は、これらの疑問、質問に対し、実践的オーディオ術を提示し、音楽のガラパゴスと化した日本のオーディオ業界へ一石を投じる書籍として出版しました、とある。

最後は、音楽マニアは、一般社会とズレた金銭感覚の音響ビジネスや、既成概念にとらわれずに、自分の感覚を磨き、自分の耳を信じてください。と締めくくっているが・・・?このまま行けばオーディオ業界は間違いなく衰退の道をたどるであろう。


それにしてもバッハ、モーツアルト、ヴェートーヴェン、ワグナー等が残した遺産を失うのは誠に残念に思う。

生演奏を聴くのが一番だが、個人が好きな演奏家が何時でも聴けるオーディオは実に便利な道具などであるが、それらが失われるのは随分遺憾である。ある程度手軽に何時でも聴きたいものである。

「高値のオーディオ機器でないと感動できない、ということはない」、「ブランドと価格を見てから聴くな」、「収録時の音源がもっとも大事」。

至極真っ当な意見であるが、オーディオに夢中になると本質が見えにくくなるものである。本書では、適切な購入金額で充分に満足が得られる真っ当なオーディオ生活を提案しましたと締めくくっている。

染みる言葉は、音楽とは苦しみ悩むものではなく、音を楽しむ行為なのです。



昔、五味康祐氏の「西方(サイホウ)の音」の本の末後に記載してある文章から引用、この「西方の音」とはルビも無く(ニシカタ、サイホウ)と読むのか不明だが「西遊記(サイユウキ)」西に法典を頂きに行く様を書いた文学だ、多分、五味先生も西方をヨーロッパの方角と思ったからタイトルにしたのではないのだろうか?それなら西方つまりサイホウと読む事が良いだろうと思っている。

五味先生曰く、ずいぶん沢山なレコードを私は聴いてきた。いろいろな装置で聴いた。レコードで音楽を鑑賞するとき、むろん、われわれは音楽そのものとむき合うので、機械の介在する余地はない。
しかし装置がかわれば、どうかすれば音楽そのものが一変してしまう。演奏が変る。そういう例を身につまされて知っている人は多いとおもう。



私自身のことを言えば、装置を改良するにしたがって、レコードのあの細い溝に、なんとまあ繊細な音が刻みこまれていることか、針さき一つでこんな美しい音がひき出せるのか……初心はそんな感動を味わいつづけ、感動に憑かれて更に機械をいじった。ふり返ると、三十年になる。

この集には、ステレオ装置をもとめてヨーロッパへ渡った一九六三年秋から最近まで、「西方の音」と題して『芸術新潮』に折々発表した文章をまとめてある。オーディオ部品というのは日進月歩で、今では規格の古くなったものもあるが、初めてそれを聴いたときの感動をとどめる意味で、訂正はしなかった。
多少、だからズレがあるだろうが、よかれあしかれ、レコードを聴くについやした私の三十年の半生がここには出ているとおもう。と「西方の音」を締めくくっている。未だ思い当たることは多々あり当時と変わらないことが解る。

「オーディオ迷宮からの脱出」を読む以前より回答は五味先生が答えていたようである、解けない謎は解けていたのだ!この情報が進んだ時代で、
今後は一曲でも多く「いい音で、いい音楽を」聴くべきであろう、ブラボー!

今年亡くなったジョアン・ジルベルトJoão Gilbertoの『ゲッツ・ジルベルト』76を考察する、ヴォサは断然ジルベルトが良い。

2019年12月17日 | JAZZ・ボサノヴァ


色んな方のAXIOM-80のコラムを読みますと、AXIOM-80をオリジナルボックスに入れて楽しんでいる方が沢山いるようですが、GOODMANS社はユニットを装着したオリジナルボックスは存在しないそうです。

当時GOODMANSはシュロリ貿易が輸入元でこのユニットを当時ヤマハがGOODMANS社からライセンスを受けて製作されたと聞いています。
ヤマハボックスはAXIOM-80の図面を元に後面がコーナーになっていて前面にARUを取り付けて販売されていた、当時GOODMANS社製のARU(アコースティック・レジスタンス・ユニット)は用途別に4種類のARUを販売はしたそうです。
時々写真で見るオリジナルボックスはすべてヤマハが製作したものですがこのボックスは評判が悪く本来のAXIOM-80の良さが出ないボックスと云われている。



この図面はGOODMANS社から配信された図面でヤマハのものとは違うようだが箱の材料によっても音質は違い詳細については明らかではない。

現在TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)のユニットをこの図面に近いAXIOM-80の箱に移植して音楽を聴くが、アンプは色々試したが、TRアンプも色々試すが結局真空管パワーアンプに落ち着いた。現在300Bの三極管で聴いている。

オケのテンパニーなどの打楽器は聴けるが、流石あの黒人が熊手のような力で叩くドラミングの音は苦手であり、打楽器は誠に弱いが、あとは低域までたっぷり鳴るこの箱で過不足なく楽しんでいる低域が良く鳴るのはARUの効果であろう。
IILZ in Cabinet(Chevening)のユニットも1974年に販売して45年の月日が立つが、未だに現役で楽しませて頂いています。
特にジャズ系統の音楽ではスイングジャズ、ボサ・ノヴァ等の音の再現はリアルで英国独特のクリヤーな音質が楽しめます。



特にこの箱に移植し自然な感じに聴ける様になったことは一番ありがたく、スタン・ゲッツのサックスの音も勿論生々しく響き渡るのが良い。此処で興味深い言葉が残っている「ボサ・ノヴァであなたに最初に影響を与えたのはジョアン・ジルベルトですか?」の問いにゲッツは次のように答えている「そう、私は彼の作品をレコードを聴いた。ジョアンが私の聴いた中で最も素敵なミュージシャンの一人だね。彼のギターはまさに完璧で、歌も実に綺麗でロマンチックなんだ」。そしてこのように付け加えた「私を通じて、彼はアメリカにボサ・ノヴァを紹介したんだ」その2年後に『ゲッツ/ジルベルト』を発表した。

大好きなボサノヴァなどは実に良く鳴る、特に声が生々しく楽しめる。
最近は1950年代のJazzをよく聴くがAXIOM-80に移植した IIILZは実に響き冴え渡る。特に10インチのIIILZのユニットの相性は良いと思う。

当初は10inch同軸2ウェイ(HPD295)で聞いていたが、それ以上の涼やか音色は断然IIILZ Monitor Goldが良いプレゼンスが得られ素晴らしいと聞き、師匠お持ちをIIILZ Monitor Goldユニットを送っていただく。



カタログではIIILZ Monitor Gold周波数特性30Hz~20kHzでHPD295の周波数特性22Hz~20kHzとHPD295がワイドレンジのようであり、ユニットを交換して視聴すると確かにIIILZ Monitor Goldがナローレンジに感じる、しばらく聞き続けますと、音楽表現は断然Monitor Goldが良い、特にヴォーガルの自然な響き、等細かなニュアンスの表現、耳元で囁くゾクゾク感を表現する。まさに名機である。

細やかな表現は特に弦楽器に顕著に現れ、一度Monitor Goldの魅力に嵌るとさらにその先の音に興味が湧く、モニターレッドは更に音質は良いとされるが、数も少なく特にプレミアム商品で入手は難しそうである。



後日IIILZ Monitor Goldのユニットのの改装を行った、改装と行っても接続部分の清掃その後接点回復剤の塗布、ユニットのダンパー部のブレーキオイルでの手入れ、ユニットのコーン部分の渋柿液の塗り自然乾燥、なるべく購入時の商品に近くすることが良い音を入手する方法と思い手入れした。
上記写真は仕上がり後にセットした状態である。

ボッサのリズムは南米ブラジルのサンバ等のラテン音楽とアメリカのジャズが融合して生まれた音楽スタイルで、ゆったりとした雰囲気と素朴でありながら、ジャズの影響を受けたオシャレで少し複雑な響きのサウンドが魅力です。


そのようなボッサ独特と言うよりはジョアン・ジルベルトのナチュラルな呟く様な歌声はノスタルジックな香りがして、実に心を和ませてもらえる感じが一番良いところかも知れない。ボッサの第一人者はジルベルトでもある、正式名は長い、ジョアン・ジルベルト・プラド・ペレイラ・ヂ・オリヴェイラ(João Gilberto Prado Pereira de Oliveira)が正式名である。

(ブラジルのボサノバ歌手、ギター奏者)家族によると6日、ブラジル・リオデジャネイロの自宅で死去、88歳。

病名は不明だが、数年前から体調を崩していた様子だ。


ボッサは、そこから派生したのにむしろリズムを強調しない静かな8ビートです。 基本のリズムはギターで刻み、必ずしもドラムやパーカッションを必要としませんがスタン・ゲッツ(ts)が加わりよりモダンなボッサと変化して一層人気を託したのである。1950年代後半ごろに作曲家アントニオ・カルロス・ジョビン、作詞家ビニシウス・ジ・モラエスと共にボサノバ音楽を創始し、「ボサノバの父」の一人に数えられた。

筆者が思うに彼以上のボサノヴァの上手い人は未だ聞かないが、以前の奥様アストラッド・ジルベルトは下手上手な歌手だった。

代表曲は哀愁を帯びた「想いあふれて」「イパネマの娘」など、76年以降ボサノヴァは衰退する。有名な64年発表のアルバム「ゲッツ/ジルベルト」で米グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した。


『ゲッツ・ジルベルト』から13年~永遠不滅のコンビによる“極上"のボサノバ・ジャズ・ライブ~ジョアン・ジルベルト-70年代唯一のライブ作としても極めて貴重!
ゲッツ=ジルベルト1976年キーストン・コーナー・ライヴ音源ついにフル・アルバムで登場!

名盤『João Gilberto』の発売(73 年) を経て『Amoroso』を録音する直前、"声とギター" の至芸を完成させた時期の素顔がここに・・・アコギのやわらかな響き,囁く声,温かいサックス, すべてが最高! 

ライヴは76年5月11日から16日までの6日間、スタン・ゲッツのカルテットにジョアン・ジルベルトが客演する形で行なわれ、ゲッツのカルテットの演奏は、同時発売となる『Moments In Time』に収録されています。一方、本作は、ゲッツが演奏に参加しているのは収録曲の半数、つまり主役はジョアン。


当時のジョアンは名盤の誉れ高い『João Gilberto』の発売後、『Amoroso』を録音する直前で、”声とギター”の至芸を完成させた時期にあたります。

しかしこれまで、70年代のジョアンのライヴ音源は存在していなかったので、その意味でもきわめて価値のある発掘です。兎に角スタン・ゲッツのサックスがリード楽器とわかるリアルな音が堪りません、生演奏のように聴けるのは真空管に交換が良かったのかも知れない。

 01. Spoken introduction by Stan Getz
 02. É Preciso Perdoar
 03. Aguas de Março
 04. Retrato Em Branco E Preto
 05. Samba da Minha Terra
 06. Chega de Saudade
 07. Rosa Morena
 08. Eu Vim Da Bahia
 09. João Marcelo João Gilberto
 10. Doralice
 11. Morena Boca de Ouro
 12. Um Abraço No Bonfa
 13. E Preciso Perdoar (Encore)

世界的なボサノヴァ・ブームを決定づけた不朽の名盤『ゲッツ/ジルベルト』(63年録音)から13年後の76年。

再会盤となる『The Best of Two Worlds』を発表したスタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトが、サンフランシスコのジャズクラブ、キーストン・コーナーで行なったリユニオン・ライヴの音源を、Resonance Recordsが発掘。

2015年、4曲入りの10inchアナログ盤『Selectionsfrom Getz/Gilberto '76』を先行発売したのに続き、待望のフル・アルバムが、書下ろしのライナーノーツ、歌詞対訳も掲載した国内盤仕様で登場です。



本作は、ゲッツが演奏に参加した曲は収録曲の半数で、主役はジョアン。しかしこれまで、70年代のジョアンのライヴ音源は存在していなかったので、そういう意味でもきわめて価値のある発掘です。

ジョアンのライヴ盤に初めて収録された曲も数多くあります。超目玉の「Aguas de Marco」をはじめ「E Preciso Perdoar」「EuVim da Bahia」そしてジョアン自作のインスト曲「Joao Marcelo」。

また、ジョアンの58年の録音を通じてボサノヴァ誕生を告げた歴史的な曲「Chega de Saudade」が、ジョアンとゲッツの共演の形で初めて聴けることも大変貴重です。



そして、こうした歴史的価値はもとより、ここでは、リラックスした雰囲気の中で繰り広げられた音楽の会話を心ゆくまで堪能でき、ボサノヴァ・ファンにとってもジャズ・ファンにとってもマスト・アイテムとなるライヴ盤です。

なおジャケット画は、『ゲッツ/ジルベルト』、『ジャズ・サンバ』などゲッツ一連のボサノヴァ・アルバムと同じく、プエルトリコ出身の女性画家オルガ・アルビズによるもの。前作13年前の「ゲッツ/ジルベルト」と比べると76は随分大人の音楽に聴こえる、でも昔から変わらないおしゃれでモダンな調べに、アコーギター、サックスが絡み今の演奏者とは数段の差が感じるのは筆者だけであろうか?



今だ色褪せない名曲1963年3月18&19日 ニューヨーク、A&Rスタジオにて録音した〝ゲッツ/ジルベルト〟このアルバムが基本中の基本だ。
ゲッツ、ジョアン、ジョビン…。3人の天才の出会いが生んだ、ジャズ・ボサの金字塔。サックスの巨人スタン・ゲッツが、ボサ・ノヴァの法王ジョアン・ジルベルトと作り上げたジャズ・ボサの傑作。アストラッド・ジルベルトが英語で歌って世界的大ヒットとなった〈イパネマの娘〉をはじめ、名曲が満載の本作は、ボサノヴァ入門盤としても最適。
今も飽きることもなく新鮮に聴ける、アントニオ・カルロス・ジョビンのクールなピアノも聴きものだ。


お馴染みのメンバー:スタン・ゲッツ(ts) ジョアン・ジルベルト(g,vo) アストラッド・ジルベルト(vo) アントニオ・カルロス・ジョビン(p) トミー・ウィリアムス(b) ミルトン・バナナ(ds)

 1.イパネマの娘
 2.ドラリセ
 3.プラ・マシュカー・メウ・コラソン
 4.デサフィナード
 5.コルコヴァード
 6.ソ・ダンソ・サンバ
 7.オ・グランジ・アモール
 8.ヴィヴォ・ソニャンド

今頃天国で、故アントニオ・カルロス・ジョビンや故ビニシウス・モラエスらとともに“ボサノバの創始者”とされているジルベルトは、今頃天国では、仲良く故スタン・ゲッツらと共にボッサ楽しんでいるのかも知れない。

休日の午後にのんびり聴くには素晴らしい時を刻む、ブラボー!

SV-501SEの(MT管)前段管を古い日立製作所製の6BM8に交換して、バッハのカンタータをベルナルダ・フィンク(メゾソプラノ)で聴く

2019年12月13日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

60年程前に製造が開始され今も供給されている6BM8は、自作やキットに多く使用されているポピュラーな球である、現在筆者の6BM8の持参する球も10種以上程を収集したが、全体的には国産の評価が高い、特に日本製品が優れている、何故なら当時流行りのテレビジョンの音声の真空管と重宝され、電機メーカーが製作し需要が多くより品質の良い商品を作ったことが製品に反映されたと説明され、特に松下、日立製が優れていると言う、今までは松下が一番と思っていたが、日立は一度聴くべきだと言われ探すが意外と価格も高値で、品薄品で今回デットストック品を見つけ早速購入してみました、勿論外箱は程度は悪いが中身は新品である。

6BM8とその仲間はTV受像器やステレオセットに多く用いられいたが現在も支那、ロシア製品は現在販売中だ、以前日立製作所製の6BM8の新品を購入し松下製品と聴き比べしたが、噂通リ日立製品の音質が勝った。ヒーター電圧が異なるだけで名前が違うものがたくさんあります、このため色々の物の球転がしを楽しんだ。

米国系と欧州系をまとめると6BM8ECL828B8XCL8216APCL8250BM8UCL82で欧州系は最初の一文字がヒータ電圧を示していて分かりやすいです、ECL85ECL865極管部の三結データが無いので最適な負荷が分からないのですが本アンプと同じ設定でも良いと思います。

格好がよく似てますが6BM8とはピン配置が違いますのでご注意下さい、こんなときには以前購入したオーディオ真空管ガイドブックが役立つ。

サンバレー製のSV-501SE、300Bシングルパワーアンプの前段管6BM8に使用しているMT管。日立製品を探し価格表記は意外と高額な価格が付いていことに驚く。ここで大きな特徴は3極管に接続して高電圧をかけられる強力なドライバーとして有効ですのでSV-501SEの前段管にて利用しているのでしょう。

そのため6BM8管の特徴が音に出ているのかもしれない、本アンプは前段の真空管が音質に大きく影響するために法外な価格で購入したTUNGSRAM、Telefunken、SIEMENSも良いが余りにも高額でおすすめは出来ない、音質も日本製が300Bによっては良い場合もある。勿論、前段6BM8(ECL82)を非常に貴重なTelefunken製ビンテージ球(底面にダイヤマークあり)に交換もした事もあるが期待ほどではなかった、ただ音が良いと噂のMullard製とは縁がなく、以前12AU7の球Mullard製を探したがヴィンテージ物は見つからなかった、意外と偽物が多く十分注意が必要でである。

ただある情報誌にSV-501SEアンプにMullard製の6BM8を使い実に良い成果を得たとの報告があり機会があれば確かめて見たいと思う、ただしオリジナルの6BM8のMullard製が見つかれば以前購入のSIEMENS製以上の価格であろう?最近のヴィンテージ物の価格は異常です。

現在持参するTUNGSRAM、SIEMENS等にも交換したが、最近は日立製作所の6BM8が一番相性が良いようです。

このアンプSV-501SEは元N響バイオリン奏者の根津氏をはじめとしてプレーヤーの愛用者も多く、その他のアンプにはない、音楽性豊かな表現をしてくれます。

最近日立製作所製のかなり古いと言われる6BM8管の中古品を4本入手し、足の部分を清掃し交換して聴く、ヒーター部分が違い判別はしやすいが、NEC6BM8管と似ているため注意が必要である。

下写真が日立製の6BM8の新、旧の真空管である。

ヒーター部分の違いが分かるかな?下写真が新しい日立製品です、新しく購入の商品は保存するようにした。

これで日立、松下製品も予備を含め十二分に保存でき、この先球切れも心配ないようである、こと松下製品は逆輸入品も含め在庫は17本もある。

下写真が多分製造が古い日立製の違いカソード部分が違い勿論音質多少も違ったが細かな高音に若干の違いはあるがいずれも安心出来るおとです。

この商品はNEC製品に良く似ているのめ、注意が必要である、カソード部分のカバーがないので判別しやすい。昔普及品のテレビジョウンの球に使用のため、その時代に使用したMT管は種類も多いようである。一般的には東芝、松下は以外と多く見つかる。

中古品のため慣らし運転は電源を入れ温め音出しして23曲聞くうちに馴染んで来ると思い試聴を続ける、やはり馴染みは早い。

MJQのラストコンサートを鳴らし始める、ヴィブラフォンの音は意外とピンキーでテストするには重宝する。YouTube配信を掲載したが、音質に拘るなら、ハイレゾ、CDまたはLPでの視聴をお勧めします、特にLP盤の演奏が良い。

注意して試聴すると以前使用している日立製作所の6BM8管より古いプリ管がトランジットの音は敏感でリアル感が増している。大いに気を良くしてバッハの声楽のカンタータを聴く、今油の乗り切っているベルナルダ・フィンクBWV169を聴く透明度があり朗々と歌うベルナルダ・フィンクのメゾソプラノが心地よい。

ベルナルダ・フィンク - Bernarda Fink (1955-)はアルゼンチンのメゾソプラノ歌手です、聴けば分かるが人の声の響きは特質もので、TANNOYの素晴らしい特に独特な癖のある高音に艶のある声の音が聴ける。

実に美しいメゾソプラノが聴ける、心が洗われるきがする、其のあたりがJ.S.バッハなんです。

スロベニアの共産主義的買収から逃れたスロベニア人の両親にブエノスアイレスで生まれたバーナーダフィンクは、ブエノスアイレスの「コロンテ劇場」で学びました。豪華フライブルク・バロック・オーケストラの管弦楽による、バッハのカンタータ集名人たちによる「濃い」シンフォニア楽章を堪能。

https://www.youtube.com/watch?v=k75eNKnOBSY&feature=emb_title

バロック・アンサンブルの雄、フライブルク・バロック・オーケストラによる、バッハのカンタータ集の登場。1曲目に収められている169番の第1曲シンフォニアは、チェンバロ協奏曲ホ長調( BWV1053 の第1楽章)と同じ音楽。

ソロ・パートはオルガンで演奏され、オルガン・ソロ(ヴォルフガング・ツェラー)の巧さが際立ちます。

3本のオーボエも活躍、フライブルク・バロック・オーケストラの面々の一人ひとりがパワー全開で演奏した実に密度の濃い演奏。

35番も第1曲シンフォニアはオルガン協奏曲。ソロを彩り支えるファゴットの響きも実に豊か、通奏低音旋律の一音一音がふくよかに歌い上げられています。

旋律楽器から通奏低音まで実に生き生きとしており、各パートが実に濃密。実に贅沢なカンタータ集となっています。これらのカンタータはすべて同時期に作曲された、アルト・ソロのためのもの、当時のライプツィヒには優れたカストラートがいたと考えられています。

ヨーロッパで絶大な人気を誇るベルナルダ・フィンクがソロを務めています、声楽家は自分の声を楽器と言うらしいが、60歳前後がこの楽器にあたりが付き出し良い塩梅で鳴るようと言う、今が当たり時ですかね!

現在SV-501SEは室内楽から大オーケストラまで一切のエクスキューズを感じさせること無く楽々と鳴らしてくれます。

現在PSVANE 貴族之声 300B マッチドペア  (70A, Cossor 銀色脚座)に前段管は古い日立製作所の6BM8で聴いて、一度耳にすれば良い音であることがご理解いただけると思います。

特に真空管アンプ交換後は音の厚み(立体的)が増したように思う、エンクロージャーの変更だけでなく、特に日立製作所製の初期の6BM8に変えて其のあたりが若干厚みが増した感じがする。

特にこのアンプで鳴らすTANNOY IIILZは秀逸である、ブラボー!