伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

地元では有名な、松虫寺の枝垂れ桜を見学に出かける。

2022年03月31日 | 日本史の考察


2008年に発売の現在製造は中止になっている14年前のパナソニックのコンデジと呼ばれる“LUMIX”「DMC-LX5」を持ち出かける、コンパクトで携帯には利便性があるが、現在のスマホと比べカメラ機能は略同じでカメラの重要性は益々薄まっている状況である、しかし撮り慣れたカメラは携帯より撮影はしやすいと思う。購入理由は以前レンズには好きなLEICAの文字が気に入って購入した。
いわゆる「なんちゃってLEICA」です、充電器の故障と思っていたが完全に電池が放電し充電に時間が随分掛かり故障と勘違いした。

桜の季節になり、午前中時間があり、桜の季節に一度訪れて見たかった松虫寺の枝垂れ桜でも見に行ってきました。実は写真のことはすっかり忘れて仕事に使ったコンデジを積んでいたので、今日の撮影は久しぶりの「DMC-LX5」の登板になった。
今手にすると実に軽く解像度が今少し良ければ現役で十分通用する、200dpi程で十分である。今日は全てDMC-LX5で撮った写真をアップしました。



千葉ニュータウン印旛日医大地区に隣接する松虫寺 (まつむしでら)
松虫というと「ちんちろちんちろちんちろりん♪」というまつむしを想像します。そしてもうひとつ、印旛では「松虫姫 (まつむしひめ)」という言葉をよく目にするのですが、松虫姫というと松虫姫神社というものもあります。

松虫寺と松虫姫神社は隣接し、一体となってこの地の歴史を守っています。
境内には枝垂れ桜があり今の時期にの見学には丁度いい時期なのである。
心が凛と落ち着くような静けさと、緑に囲まれた歴史ある建物が心をすっと包みます。



区画整理されたニュータウンのすぐそばにもかかわらず、松虫寺の向こうには人と自然が共存する里山の風景が広がります。



奈良時代の743年 (天平15年) に建てられたといわれています。
寺に伝わる七仏薬師如来像は、本尊薬師如来像と6体の脇侍からなる平安時代最期の作です。
松虫寺には松虫姫 (不破内親王) にまつわる伝説があります。
印旛日医大地区にちょこちょこ見られる「松虫」という言葉。決して自然が豊かでマツムシがいっぱいいたからそう名付けられたわけではありません。



今の時期は桜の花が散るばむ一年で一番綺麗な時期かもしれない。拝観者も少なく意外と穴場的存在かもしれない。

この松虫というのはとあるお偉い人物のことです。昔むかし、時は1,300年も前 (奈良時代) のこと。
あるところに東大寺を建てたことで有名な聖武天皇の第三皇女に松虫姫 (=不破内親王) というそれは美しい姫君がおったそうじゃ。

姫の病気と夢のお告げ
若くして松虫姫は重い病に伏してしまいました。
どうにも手を尽くせない時が流れたある日、坂東 (ばんどう) の下総 (利根川方面の下総の国=北総地域) に病を治す薬師如来があるという夢を見ました。
夢:「私は下総の国、萩原村の出戸の薬師如来の使者です。お姫さまが萩原の里まで下られて、ここでこもって祈願なされば、その病は必ず治ることでしょう。」



境内には仁王門があり、除き窓からは仁王様のお顔が尊顔できます。



向かって左手の仁王尊



そして本堂ですここに枝垂れ桜が咲いているのですが今回は六分咲き程度でした。そうして鐘撞堂もあり、除夜の鐘も一般の人が鳴らすこともできるそうです。



そして本堂境内です。



聖武天皇はわらにもすがる思いで松虫姫を下総に向かわせたのです。
遠い遠い下総の国
当時の都は奈良。下総は遠い遠い辺境の地です。
長い旅路でいくつもの危険もあり、いつしか「松虫姫」と「杉自」という乳母、僧の「行基」、数人の従者と「牛」だけになってしまったのです。
佐倉側から沼を渡りたどり着いたのがここ、印旛沼のほとりの萩原郷。
みすぼらしい薬師堂。
「まじかぁ…。」
こんな辺境の地に望みも抱けず、落ち込む姫。
そんな時、祈ることで心が落ち着き、そして親切な村人たちに奈良 (今でいう東京) の文化や養蚕、裁縫や生活に関わる知恵、文字などを教えることに生きがいを感じます。



毎日の祈りと、人々とのつながりを大切にした姫たち。
いつしか時が経ちました。祈りと人々との共生を繰り返すうち、いつのまにか病気が全快しました。そればかりでなく、村人たちは姫たちにたくさんの教えや助けをもらったことに感謝。
村人も姫には帰ってほしくない、姫も都には帰らずにいたいと思うようになりました。



そこで、親切にしてくれたこの村への縁と恩をつなぐため杉自を残しました。これからも村のために手助けをするようにと・・・。
そして姫が乗ってきた牛も同じく年老いたため一緒に残すことになりました。
松虫姫は都に帰るとき、境内にいちょうの枝の杖をたてたといいます。



近くに牛のモニュメントのある公園もあります
牛むぐりの池
ここで問題は牛の方。
牛はずっと一緒にいた姫との別れに哀しみ暮れました。
そして自ら池へ投身。牛は亡くなってしまいます。
村人たちはその牛を哀れ、「牛むぐりの池」として伝えられることになります。
松虫姫公園にあるあの牛のモニュメントの意味はここにあったんですね。



今はもう整備されてしまった公園の池ですが、この池はただの調整池ではなく、このような物語が語れ継がれる場所だったのです。



都に戻った松虫姫から話しを聞いた聖武天皇。
「病気を治してくれたこの尊い薬師佛を辺境の地の道端に置いておくのはおそれおおいぞよ。」ということで、僧「行基」に命じて「七仏薬師群像」を作らせ、寺を建てるようにお願いしました。



これが松虫寺です。その後、皇位継承などの争乱を経て亡くなった松虫姫。
姫の遺骨は遺言によって松虫寺に分骨されました。
村人たちは境内の薬師堂の裏手に、石の柵に囲まれた一角に墳 (つか) を建てて葬りました。その場所は「松虫姫御廟 (まつむしひめごびょう) 」と呼ばれています。



おおっぴろげにお墓類の写真は載せないようにしているのですが、これだけ掲載させてください。御廟とは、先祖の霊や貴人の霊をまつる殿堂。



西暦771年のことでした。
一方、松虫姫の御廟を守ってこの地に身を没した杉自の塚は、寺の山門から約400mほど離れた場所にあります。
現在撮影禁止になっていますが、木造薬師如来坐像・木造薬師如来立像があります。国の重要文化財となっています。


枝垂れ桜は綺麗です今週末あたりが見頃です。


此処の千葉NTは街なかを少し離れ、少し離れると里中が広がり自然に触れ合える環境は好きで、なしの産地としても有名で、今梨の花が咲き、受粉に忙しい時期だそうです。


今に語り継がれる松虫姫の伝説。摩尼珠山 医王院 松虫寺と有名だそうです。



住所 千葉県 印西市松虫7 松虫寺
印旛日医大駅 印旛日医大駅より徒歩10分ほどです。




朗報であった「英国製QEDスピーカーケーブルがオールドタンノイに良く合うと言われる」新しいケーブルでヨハンナ・マルツィ演奏のヴァイオリンを試聴する。

2022年03月29日 | クラシック音楽・オーディオ



正に春酣である、愛犬モジャと散歩に出かける、近くの公園の歩道の桜並木、満開に咲く桜は実に日本独得の景色かもしれない。
私の住む白井市は比較的桜並木が多く、桜並木の歩道は桜のトンネルを抜ける感じもする、最近464号線通沿いの桜は運転がしづらくなった為伐採したが、他にも桜の名所は多く桜見学には意外と穴場かもしれない。

モジャくんも長い間サロンでの予約が取れず、4月1日に予約できやっとサッパリできる様です。今は名前同様に、まさにモジャモジャ状態である。
散歩時に枯れ木、枯れ枝が毛に纏わり散歩後のシャワーが面倒であるので新芽の次期が待ちどうしい。



今日は花見も兼ねて何時もより少し早めに散歩を楽しみました。1時間30分程の散歩コースであった、この後帰宅しシャワーを浴び寛ぎタイムであるが、モジャの毛を乾かすためのドライヤー掛けは実に面倒である。自宅ポストに以前注文した商品(スピーカーケーブル)が届いていた、実は楽しみに期待して待っていた。

今年2月盛岡の岩手県民ホールで諏訪内さんのバッハの弦楽ソナタ第一集を生で聴き、その後どうもヴァイオリンの演奏はあの時の演奏の感動を思い出し、自宅でのヴァイオリンの音質の調べから離れていった。
生演奏と比べる事が、これは比較にはならないと分かっていても、少しでも雰囲気でも近づけるのならと何気なくネットで調べてみると、スピーカーケーブルについて実に興味あるコメントがあった記事を見つけたのだ!

しかし筆者の知る限りの数あるスピーカーケーブルは現在使用する+線-線一対の
WesternElectric 銅単線ツイスト ビンテージケーブルを使用するがWEのケーブルの中でも一番相性は良く、何十本と所有するケーブルの中では一番と思っていたのですが、兎に角オールドタンノイには相性は抜群と記載され、そんなに良いなら試してみたいと思うは不思議では無い、現在WEの単線ケーブルだけでも太さ違いのケーブルを3種を所有する。銅線に錫メッキのケーブルも太さの違いで音質も変わり試すことも楽しみであった。
ネットでオールド タンノイに良く似合う、と言うスピーカーケーブルに替えてみたら・・と言う記事を見つけた。


オーデイオRCAケーブル、スピーカーケーブルには今まで多くのケーブルが紹介させて頂いたが、筆者の体験では今までスピーカーケーブルは色々替えて聴くとビンテージデッドストックケーブルWEの単線ケーブルが一番相性は良かったと思う。現在までにWEのケーブルだけでも撚り線及び太さも含め7〜8種類試したがWEの撚り線は結果良くなかった、単線材質:芯線 錫めっき銅(単線) 被覆 ビニル樹脂+綿繊維、被覆込外径:1.3mm、芯線外径:0.65mm、形状:ツイストペアケーブル(単線2本撚り対線)のケーブルにここ暫くは落ち着いていた。

科学的な数値の裏付けのあるものから、はてはイワシの頭も信心から、みたいな怪しげなものまで含めると実にさまざまな種類があるのです。その中でも一番手軽にに触れることが出来るのが、スピーカーケーブルの分野でしょう。手軽というのには二つあり、一つはその交換には本当に手が掛からない(簡単)ということ、もう一つは手軽なお値段です。
もちろんこの値段にも様々な価格がありことはもちろんで、本末転倒で高いものは100万円を超えるような高価なものもあります。かようにスピーカーケーブルというのは他の機材によってその評価が変わってしまうので、一概にこれがどうだという訳にはいかないのです。勿論このように色々ケーブルについては各社の物をテストして来たが、装置によっても音質の違いはあり千差万別であることは否めない。
今まで随分沢山のスピーカーケーブルを試したことは言うまでもないが、勿論ベルデン、WE単線、ケーブル径4.0mm極細仕様のカテゴリ8LANケーブルまで確かめたが、他のメーカーと比べ音質は良くなってきたが最後の決め手には決まらなかった、特に低音のダブつきが気になり、広域がヒステリックに感じる等、彼方が良くなれば此方が気になる、何れも決め手にかけるケーブル選びであった。

記事によりますと、低音が良くでるようになった原因は、PFさんよれば現代のケーブルのように新素材の線材やシースを使っていないからだそうです。なんとこのケーブルの設計は40年も前のもので、それを未だに作り続けているのはすごい、というのも受け売りです。PFさんの気の遠くなるような数のケーブルの聞き比べの結果、やっとここに到達したはずなのに、それを簡単に手にいれて喜んでいてすみません。と言うコメントが印象的でした。



あまつさえ、それをここに公表してしまって良い物かどうか、判断に迷うところですが、このブログを読んでいる人は多分少ない上に、信用できない情報が多いので、鵜呑みにする人がいるとも思えず、それほどの影響はないはずです。そのスピーカーケーブルとは昔からある、「英国製QEDのProfile42Strand」です。

ここで不安に感じた事は、見ると普通の延長コードと変わらない風貌、このケーブルは撚り線であった、今迄使う撚り線は単線より相性は良く聴こえた事がなかったが・・・少し不安を感じながら作業を進める・・・。
さっそくネットで6m(片側3m)注文して先端を加工し取り付けて試聴する、本来なら多層のエージングをしてからの評価しなければなりませんが、これが想像以上に良いのです!
このケーブルは全く飾り気もなく+-の表示もない。そこで刻印をマジックで塗り進行方向を確かめる。電流も水の流れ同様に向きがあると教えられた。エージングもしなく取り替えた瞬時に音が変わった実に抜群の相性に思う。

最近筆者も相当遠視が強まってきている、メガネなしでは見えなく、黒塗りの文字も読めない状態である、眼鏡を頭に掛けてメガネを探すバカオヤジ加減、机の周りには何時も2〜3個のメガネが置いてある。
いよいよメガネルーペが必要になる気分である、確かめた事はあるのだが・・・



このケーブルのもう一つの良いのは、価格が大変リズーナブルで貧困老人には大変優しい点が挙げられる。そこで+側を決め黒テープで印をつけ、依線のため皮むきしてよくねじ込み先をハンダで固める。

筆者の使用するパワーアンプはSUNVALLEY SV-501SE 300Bですが、このアンプの原型はADVANCE M-501でした、使用されている真空管も300Bの他に6AN8から6BM8へと変更されているが6AN8という球とアンプの相性が悪く、SUNVALLEYに移籍後6BM8へと変更したのだと推測します、一般的にメイン真空管は300Bを使うが球を変えても音色はあまり変わらないという評価もあるそうです。

但し聞く所に寄ると300Bは「なす管」との相性は良い評価は高いそうですが音質の評価は明瞭感は少ないですがさらっとしていて嫌味がなく水彩画的な音楽性に富んだ音だと言われています。
以前、秋葉原の電気街で筆者が最初試聴した時はTANNOY IIILZ in Cabinetとは非常に相性良く聴こえ印象に残ったので購入に至るアンプである。



以前作業時にはんだコテを取り付けるケーブル板を製作し使用時は机に乗せると意外と便利で重宝している。見た目は最悪であるが・・・(笑)

SV-501SEパワーアンプにケーブルの方向を決めビニールの皮を剥ぎシルードをネジリはんだ付け処理を行い後は結線を行う、意外と狭いところの結線は時間を要する。仕上がったケーブルを取り付けセットし真空管アンプに火を灯す。

10分程経ち真空管が色づき始める此の時間がどの様な音がするのか心配で心の中で上手く鳴ってくれと応援するのです。待ち時間の間に写真を撮りました。



真空管が温まった塩梅を見計らい緊張しながら音出しをする。
なによりも音にギスギスしたところがなく、ゆったりと鳴ります。それでいて透明感もまったく損なわれません。
ヴィオリンの音色も申し分ありません。そればかりか低音もいままでよりずっと豊かに出るようになったのです!勿論低域のダブつきも無くなりスッキリしたどこまでもし自然な低音が部屋に響きわたるのでした。

確かにスピーカーにより音も違い最新の物を選ぶ人と、あえて古いヴィンテージ物を選ぶ人がいるように、スピーカーケーブルにもそのそれぞれにマッチしたものがあるようです。最新のスピーカーの音と、今から50年以上前のビンテージと云われるスピーカーでは、まったく音の出方が異なるので、これはある意味当然のことかもしれません。
そのスピーカーケーブルとは昔からある、「英国製QEDのProfile42Strand」です。とはいえあくまでこれはオールド・タンノイとの相性です。英国製のユニットにはやはりケーブルも米国製より英国製にケーブルが相性も良いのかもしれない様であった。

筆者は現在スピーカーはLS3/5aにアンプはLUXKIT A3500を繋げ、後はタンノイIIILZ Monitor GoldのユニットにアンプはSV-501SEを繋げ音楽によりユニットを替え楽しんでしますが、今後は英国製QEDケーブル仕様のお陰かタンノイ試聴が多くなるであろう。



とりあえず試聴選ぶは筆者の好きなヨハンナ・マルツィ~シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調D.934実に上手い事に鳴るのだ、実に嬉しい悲鳴である。兎に角ヴァイオリンの響き胴鳴きの雰囲気が意外とリアルである。こうなればベートーヴェンのロマンス・・これも大変素晴らしいのだった。
 シューベルト幻想曲
 ベートーヴェンのロマンス

ヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy)1924年10月26日、ルーマニア西部トランシルヴァニア・ティミショアラ生まれのハンガリー人ヴァイオリニスト。6歳よりヴァイオリンを弾き始め、10歳の34年にブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学してイェネー・フバイに師事。13歳でデビューし、42年に同音楽院を卒業。第二次世界大戦後、47年のジュネーヴ国際音楽コンクール入賞以降はスイスを拠点に活動。53年に英、57年に米デビューを果たし、ソリストや室内楽アーティストとしての評価を獲得。ニューヨーク・フィルとの共演、60年代からはイシュトヴァーン・ハイデュとのデュオ活動も活発に行なう。79年8月13日、癌によりスイス・グラールスにて死去。54歳没。



他のスピーカーで聴いても良いのかどうか、それはまた別の問題です。この様な記事を見つけると試したくなるのがオーディオ馬鹿なところでしょうか?
その時彼に教えてもらったのが、オールドタンノイにとても相性の良いというスピーカーケーブルでした。あまり高性能のケーブルだとオールドタンノイには無理がかかり本来の音を出せないそうで、このケーブルはその意味でぴったりの相性なのだそうです。

そればかりか低音もいままでよりずっと素直にしかも豊かに出るようになったのです!確かにGOODMANS AXIOM 80の箱にIIILZ Monitor Goldを組み込んだシステムはIIILZ Monitor Goldを組み込んだブックシェルフ型スピーカーシステムより豊かな低音は出る様になったが、若干低音が使用するケーブルによってはややもするとダブつき気味であり不満気味が点は、「英国製QEDのProfile42Strand」のケーブルは実に塩梅よく自然な鳴り方が心地よい、思うにケーブルで此処まで変わるとは予測できなかった今までのボリュームより若干大きめにしてもスッキリした聴き心地は素晴らしい。生演奏とは比べものにはならないが、これなら今後弦楽器の胴泣きまで味わえるヴァイオリン演奏が楽しめそうである。



勿論ヨハンナ・マルツィのバッハの無伴奏ヴァイオリンも良いが古楽器での演奏は断然聴きたくなる所である、少し古いは往年の名作を試聴する。
試聴には昔からの愛聴盤ヴォルフガング・シュナイダーハン(Wolfgang Schneiderhan)ヴァイオリニスト。1915年5月28日、ウィーン生まれ。2002年5月18日、生地にて没。5歳で公開演奏会を開き神童の名をほしいままにする。33年、17歳でウィーン響の、37年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任し51年まで務める。その間シュナイダーハン弦楽四重奏団、48年からはエドウィン・フィッシャー・トリオなど室内楽でも活躍。フリーとなってからは、55年にバウムガルトナーとルツェルン祝祭弦楽合奏団を設立。また教育にも力を注ぐなど幅広い活動をした。

筆者が20歳代に購入したLP今も大切に保管しているが最初に聴いた思い出深いシュナイダーハンのヴァイオリンの音を楽しむ。
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1~6番
シュナイダーハン/リヒター1966年ステレオ。作品の構成感を厳格に打ち出したリヒターのチェンバロに、美しい音色とフレージングをもったシュナイダーハンのヴァイオリンが絡んだバッハ演奏。異色の顔合わせが相乗効果をあげた名演盤です。

何とまあ上手く鳴るものである、1966年頃録音した物とは思えない、このケーブルは確かにオールドタンノイには相性は良く感じる。ヴァイオリンの胴鳴きが、ヴァイオリンのユニゾンとかケチをつければいくらでもあるが、音楽を鑑賞するというカテゴリーの中では確かに良いケーブルかもしれない。

何故かこのアルフィーフ盤は大変厳格な正統派のJ.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1~6番を聴く様な気分になったことも事実である。



この後しばらく此の儘聴いてみることにする、とはいえあくまでこれはオールド・タンノイとの相性です。他のスピーカーで聴いても良いのかどうか、それはまた別の問題です。

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1~3番、F.A.E.ソナタよりスケルツォ 
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)カール・ゼーマン(ピアノ)

1957/60年ステレオ。含み声のような音色を使った内省的なブラームス演奏。とくに作曲者晩年の諦観が漂う第2番は彼の資質にぴったりで、シゲティ盤、ゴールドベルク盤とともに、最高の演奏内容を示しています。

雨の唄といえばジョコンダ・デヴィートのヴァイオリンと言われるが、この演奏比べシュナイダーハンの音色は若干辛口に感ずるがキリッと締まった音色も良い塩梅の様だ。



メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、ブルッフ:同第1番
フリッチャイ指揮ベルリンRIASso、ライトナー指揮バンベルクso

1956/52年モノラル。メンデルスゾーンは、SP時代のクライスラーの甘美さと、シゲティの熾烈さを併せ持った名演。大袈裟な表情になりがちなブルッフでも、シュナイダーハンは実に冷静です。



今回のハイライトとも言えるゴールデンコンビが奏でる、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴォルフガング・シュナイダーハン、カール・ゼーマン(Wolfgang Schneiderhan & Carl Seemann)

【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
 1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
 2. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
 3. ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
 4.ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
Disc2
 1. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
 2. ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
 3. ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
Disc3
 1.ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
 2. ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』
 3. ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96

ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
カール・ゼーマン(ピアノ)

 録音時期:1959年5月11-28日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェライン、ブラームス・ザール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

ヴォルフガング・シュナイダーハンとカール・ゼーマンによるこのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音は、1959年、ウィーン楽友協会(ブラームス・ザール)で伝説のプロデューサー、エルザ・シラー女史により行われました。エミール・ベルリナー・スタジオにて24bit/192kHzで新規リマスタリング。勿論音質もリアルでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの最高傑作という評は、実際に聴いてみれば良く分かります。ヴァイオリンとピアノの丁々発止のやり取りが面白い作品で、確かにこんなスリリングな作品はそれまでありませんでした。特に『クロイツェル』に感動した。

言うまでもなく、カール・ゼーマンのピアノの音は輝きを増し、ふくよかな低音も良くスピーカーケーブルだけの変わり様には思えない、今後筆者の持つGOODMANS AXIOM 80の箱にIIILZ Monitor Goldを組み込んだユニットで体感する音楽はこのスピーカーケーブルの「英国製QEDのProfile42Strand」楽しみが膨んだ様に感じた、現在オールドタンノイをお使いの方は一度お確かめ頂きたいスピーカーケーブルである。
シュナイダーハンも亡くなって20年も過ぎているが、いま聴く渋みあるが大変瑞々しい音の再現は感動ものであった。ブラボー!

今回はBA6、今ではほとんど聴く機会のない鍵盤楽器タンゲンテンフリューゲル。渡邊順生さんの演奏で検証する。

2022年03月24日 | 2022J.S.バッハ関係

今回も「クラーヴィーア練習曲 第四巻」アリアと種々の変奏ト長調ゴルトベルク変奏曲BWV988のバッハの音楽を聴いてます。

 BA1. BWV 1-231 カンタータ、モテット
 BA2. BWV 232-243 ミサ
 BA3. BWV 244-249 オラトリオ
 BA4. BWV 250-524 コラール、歌曲
 BA5. BWV 525-771 オルガン曲
 BA6. BWV 772-994 オルガン以外の鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード)の曲
 BA7. BWV 995-1000 リュート曲
 BA8. BWV 1001-1040 室内楽
 BA9. BWV 1041-1065 協奏曲
 BA10. BWV 1066-1071 管弦楽曲
 BA11. BWV 1072-1080 ひとつの作品の中に異なる演奏形態の含まれている作品や演奏形態の指定のない作品

さて今回はBA6オルガン以外の鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード)の詳細であります。



渡邊順生さん曰く、鍵盤楽器の歴史が著しく動いた18世紀ドイツ、その創意工夫の渦中に生まれ、今ではほとんど聴く機会のない楽器タンゲンテンフリューゲル。その不思議な響きのむこうに、音楽表現への人間の熱意溢れる探求の跡が鮮やかに現れる。

憂(うれ)いて歌うヴァイオリン花を添えるは美し、ピアノ・・・今回は、モーツァルト《ヴァイオリン・ソナタK.304》を聴きながらのんびり過ごしていた。K.304にはこのような解説があります。  あてもなく疾走する透明な悲しみ!
作曲直後にモーツァルトは母を失うが、その不安が彼の心を領していたのか、あるいはマンハイムで別れてきたアロイジアにやがて失恋する予感なのか、それともパリのうわついた環境の中に小さく孤立することを余儀なくされている天才の心に立ち現われた魔神の呼び声なのか、いやそのように言葉に言い表わすのはしょせん不可能であるかも知れないが、ともかくこれは異様な暗さである。

確かに「異様」だと思います。 本来、モーツァルトのころのヴァイオリン・ソナタの基本的なあり方とは、「軽やかに」「楽しく」「そして、優雅に・・・」
という、そんな時を過ごすためにある、そんなジャンルでした。なのに、この《ヴァイオリン・ソナタK.304》はモーツァルト自身の暗い感情や、なんともウツウツとしたやるせない感情を表しています。
また、解説にありますように「悲しい出来事を予感させるような曲調」を持っていることがモーツァルト《ヴァイオリン・ソナタK.304》の特徴になっています。
シェリング&ヘブラー/モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
Mozart モーツァルト / ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1 シェリング(vn)、ヘブラー(p)

短調(暗い基調)のヴァイオリン・ソナタで、もっとも有名なのはベートーヴェンの《クロイツェル・ソナタ》です。けれども、このモーツァルト《ヴァイオリン・ソナタK.304》は《クロイツェル・ソナタ》と同じくらいか、もしかしたらそれ以上の暗い感情を秘めていると感じます。
なぜなら、モーツァルト《ヴァイオリン・ソナタK.304》の「語り口がより静かであると思う」からです。悲しみといえば、一般的にみればロシアの横暴に見えるが今のウクライナ問題は最悪である。早期平和的解決を願うばかりである。

今回の戦争で筆者が思うは戦争のやり方が大きく変わってしまった、何故ならロシア側早くから制空権をとり有利に見えたが全く上手くいってない、計画は全て失敗に終わっている、これには最大の訳があり、実は米国は昨年度にウクライナに対してサイバーな戦いの準備をを行い10月頃までに完了してと言われる、当初72時間で終了予定の侵略は大いに誤算を生んだ理由は、現在ロシアは米軍のサイバー攻撃に脅かされ戦闘機も飛ばせない状態になっているのかもしれない、勿論SUS等を上手く利用し、撹乱されているとも言われている、戦争方法が完全に変わってしまったのある戦争終了時にニュースとなるであろう。米軍のサイバー攻撃が勝利するのかもしれない。
まるで007のスパイ映画を見ている様な展開であり、プーチンがKGBから組織を変えたFSBの第5局(海外局)の陰謀か?本当の悪人は誰なのであろうか?後ろに控える金券亡者のユダヤ人なのか?疑問は尽きない。現実にウクライナで行われている戦争は実に恐ろしい事で、今日も罪もない民間人が殺されている。

以前紹介したリュートチェンバロを演奏したチェンバロ界の雄、渡邊順生に興味が湧き今回もCDを仕入れて試聴しました。
配達された段ボール包みは大きくCDの梱包としては大袈裟のようである。

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最近オーディオチェック用に渡邊順生の演奏を聴くことが多い、特にタンゲンテンフリューゲルで弾く18世紀の鍵盤音楽の音質がピアノとの違いが妙で面白さが湧く、モーツァルトも使ったと言われる独特な響きも面白く興味深い、演奏はスペインのフォリアと12の変奏曲が軽快で心地良い。

渡邊順生のプロフィールは1950年、鎌倉生まれのチェンバロ奏者。1973年、一橋大学社会学部卒業。アムステルダム音楽院でグスタフ・レオンハルトに師事し、ソリスト・ディプロマを取得する。卒業後、ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、1980年に帰国。以来、チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード奏者、指揮者として活躍。フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマなど、世界の名手たちとも多数共演している。1984年にはオリジナル楽器によるオーケストラ「ザ・バロックバンド」を結成、ヘンデル、バッハなどの声楽大曲を指揮、各方面で絶賛された。楽譜の校訂や論文の執筆も手がけ、2000年には、著書『チェンバロ・フォルテピアノ』を上梓した。多数のCDもリリースして、精力的な演奏活動を展開する一方、上野学園大学、桐朋学園大学、東京音楽大学及び国立音楽大学で、講師として後進の育成にもあたっている。
以前アップした筆者のブログである、興味有る方がご覧ください。

演奏する楽器に鍵盤楽器の歴史が著しく動いた18世紀ドイツ、その創意工夫の渦中に生まれ、今ではほとんど聴く機会のない楽器タンゲンテンフリューゲル。その不思議な響きのむこうに、音楽表現への人間の熱意溢れる探求の跡が鮮やかに現れる。鍵盤楽器への新たな視点を提示する1枚を見つけた。



この楽器を弾き始めてみると、バッハからモーツァルトに至る18世紀の鍵盤楽器のイメージが、パノラマのように眼前に広がったのである。 渡邊順生(ライナーノーツより)は話している。

調べてみますと日本に一台しかない初期のピアノ、タンゲンテンフリューゲルを所有する「上野学園 楽器展示室」で現在も公開もしているそうですので上野駅近くでもあり是非一度見学に行ってみたいと思いました。

17世紀から19世紀にかけてヨーロッパで製作された、約150点の古楽器コレクションを収蔵する上野学園 楽器展示室。各時代の音楽に重要な役割を果たした楽器の特徴や、知られざる古楽器の魅力について音楽学部の櫻井 茂准教授にお話をうかがいました。
1963(昭和38)年に国内の音楽大学として初めて、古楽器のチェンバロ専門を設置し、日本の古楽界をリードしてきた上野学園大学。同校の古楽器の収集は1975(昭和50)年から始まり、長いあいだ楽器の面から音楽を研究するために活用されてきましたが、2007年秋、楽器展示室を開設したのを機に一般への公開がスタートしました。



展示室のドアを開けると来場者を迎えてくれるのは、ハープシコード(写真上左)とタンゲンテンフリューゲル(タンジェントピアノ)(写真上中)。タンゲンテンフリューゲルは世界に二十数台しか現存しておらず、日本にあるのはこの一台のみで、当時2017年春の公開演奏に向けて修復中とのこと。
「古楽器は個体差が大きく、修復のマニュアルもないため、ヨーロッパに残る楽器の視察に行くなどして慎重に作業を進めています。古いクラヴィコードの発音機構と18世紀に発明されたピアノ・アクションを備えたこの貴重楽器の柔和で美しい音色に接する機会を作りたいです」

現在ヨーロッパでは古楽器(もしくは復元された楽器)で編成されたオーケストラや、古楽の奏法をモダン楽器で再現するオーケストラは珍しくなく、古楽・古楽器がごく自然に受け入れられています。日本においても古楽に対する理解は深まっており、古楽の専門家や、古楽器とモダン楽器の両方を弾く演奏家が増えてきているそう。
「古楽の世界も進化を遂げており、20年前と今とでは演奏表現が異なりますし、モダン楽器の演奏と同様、奏者によって曲の解釈や奏法は様々です。古楽というと当時の演奏の再現が目的のように思われがちですが、その時代の様式を踏まえた上で新しい音楽表現を生み出していくことにこそ意味があると思います」

所在地:東京都台東区東上野4-24-12
アクセス:JR・東京メトロ 上野駅から徒歩約8分
開室日時:毎週火曜 10:30~12:30、金曜10:30~15:30
入館料:無料(1F受付にて入館手続きが必要だそうです)



以前注文したCDが到着しました、最近興味湧く渡邊順生さんの演奏のシリーズである。特に筆者の所有するLS3/5aから響く音がその身である。

LS3/5aは本来の目的は放送局用モニターがルーツであるため、特に人の声の再現性が最重視されている。それだけであれば、中域中心の、オーディオとしては物足りないスピーカーかと理解しがちだが、ちゃんと鳴らすと低域に不足感はあまり感じず、高域も弦楽器の倍音再生に定評があり、かなり優秀だ。だが小型、密閉であるため能率が低い。
一般的には低能率スピーカーには大出力アンプを組み合わせるのが常だが、一般的な家庭環境であれば、不思議なことに小出力真空管アンプと組み合わせても不満を聴く声はことのほか少ないようだ。



英国及び、欧州のオーディオ機器の特徴として、欧州がオペラやオーケストラの本場であるため、クラシックリスナーを意識した音作りがよく指摘される。LS3/5aも例外ではなく、オーケストラの再現性には定評がある。ただし、前述のように広くはないスペースで使われることが多いためか、「ミニチュアのオーケストラが出現する」というのは、このスピーカー所有する方からしばしば発せられる表現だろう。



構造的な大きな特徴の一つとして、あまり国内では語られることが少ないが、「フェルトツイーターバリア」というのがある。これは、ツイーターをフエルトで囲むもので、この形状は(自作を含む)他の類似スピーカーには見かけない。自作の長岡式スピーカーや近年のハイエンドスピーカーは、高温ユニットのバッフルを出来るだけ小さくしたり、曲線をつかって、バッフルからの反射を防ぐ工夫がされている。狙いは同じと考えるが、フエルト式はこのモデルにしか見かけないのは興味深い。
「バランスが良い」「自然で素直だ」「クラシックとボーカルモノが秀逸」「音像が優れている反面、音場はやや小さくなる」など真空管アンプであれば、低能率スピーカーに小出力アンプは向かないのだが、不思議と2-3W程度のものであれば、広くない部屋で爆音でなければ、不満は感じないという話が多い。筆者も3W程度の真空管アンプで聴くが、不足感を感じることは普段はない。



一般的にオーディオ趣味というと、一般的には装置を愛でる趣味、もしくはコレクター的な趣味とも見られがちだが、本質的には、音楽鑑賞をより立体的に味わうための行為でもある。もちろん高級機器を揃え広々とした25畳程の音響効果の整い天井も高い部屋で聴ければ最高であろうが、あえて筆者はチープな狭い部屋で古い機器を楽しむ、音楽愛好家と称している。

やはりオーディオは奥が深そうである、勿論ジャズ系統の音も少し渋めに響くが真空管のダブルプッシュのパワーアンプ使用によりある程度は解決できる音に聴こえる、筆者が好みな欧州での演奏のジャズ演奏等の試聴は若干自渋みのある音が実に小気味が良い。
但しひっそりした部屋で程度の良い小さめの音で音楽を楽しむのなら緻密な音がして聴けるという2A3のパワーアンプで楽しむことも面白いかもしれない。

筆者が思うLS3/5aでの音の特徴を表すには、今回のCDで最後に演奏する及川れいねさん演奏の17-30. 14のカノン(先のアリアの最初の8つの基礎音に基づく種々のカノン)BWV1087が記憶に残る演奏でもあった。



インディペンデントレーベルタイトルチェンバロとピアノの狭間で 
~タンゲンテンフリューゲルで弾く18世紀の鍵盤音楽~
渡邊順生
コメント鍵盤楽器の歴史が著しく動いた18世紀ドイツ、その創意工夫の渦中に生まれ、今ではほとんど聴く機会のない楽器“タンゲンテンフリューゲル”。その不思議な響きのむこうに、音楽表現への人間の熱意溢れる探求の跡が鮮やかに現れる。鍵盤楽器への新たな視点を提示する1枚! 
 1.平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ第1番 ハ長調 BWV846 Praeludium
 2.平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ第1番 ハ長調 BWV846 Fuga
 3.平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ第2番 ハ短調 BWV847 Praeludium
 4.平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ第2番 ハ短調 BWV847 Fuga
 5.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 Fantasia
 6.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 Fuga
 7.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Thema
 8.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 1
 9.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 2
 10.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 3
 11.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 4
 12.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 5
 13.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 6
 14.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 7.Geschwind
 15.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 8.Sehr Langsam
 16.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 9
 17.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 10
 18.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 11
 19.スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調 Wq 118/9 Variatio 12.Sehr Geschwinde
 20.ソナタ ヘ長調 Hob.ⅩⅥ:23 1.(Allegro)
 21.ソナタ ヘ長調 Hob.ⅩⅥ:23 2.Adagio
 22.ソナタ ヘ長調 Hob.ⅩⅥ:23 3.Presto
 23.ロンド 変ロ長調 Wq 58/5 (『識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集』第4巻より)
 24.ロンド ハ短調 Wq 59/4 (『識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集』第5巻より)
 25.ロンド ニ短調 Wq 61/4 (『識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集』第6巻より)
 26.幻想曲 嬰ヘ短調≪C.P.E.バッハの感情≫ Wq 67
 27.ソナタ ト長調 KV283 1.Allegro
 28.ソナタ ト長調 KV283 2.Andante
 29.ソナタ ト長調 KV283 3.Presto



筆者の所有するLS3/5aは本来の目的は放送局用モニターがルーツであるため、特に人の声の再現性が最重視されていると言われる。それだけであれば、中域中心の、オーディオとしては物足りないスピーカーかと思いがちだが、アンプ等を吟味し鳴らすと低域に不足感はあまり感じず、高域も弦楽器の倍音再生に定評があり、かなり優秀だ。だが小型、密閉であるため若干能率が低い。

一般的には低能率スピーカーには大出力アンプを組み合わせるのが常だが、一般的な家庭環境であれば、不思議なことに小出力真空管アンプと組み合わせても不満を聴く声はことのほか少ないようだ。
「バランスが良い」「自然で素直だ」「クラシックとボーカルモノが秀逸」「音像が優れている反面、音場はやや小さくなる」など真空管アンプであれば、低能率スピーカーに小出力アンプは向かないのだが、不思議と2-3W程度のものであれば、広くない部屋で爆音でなければ、不満は感じないという話が多い。筆者も3W程度の真空管アンプで、不足感を感じることは普段はない。
勿論ジャズ系統の音も少し渋めに響くが真空管のダブルプッシュのパワーアンプ使用によりある程度は解決できる音に聴こえる。



Aria mit 30 Veränderungen Goldberg Variations BWV 988 - Bach - Yoshio Watanabe / 渡邊 順生
J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲(Bach: Goldberg Variations)渡邊順生, J.S.バッハ他
チェンバロ界の重鎮 渡邊順生のゴルトベルク変奏曲を聴く。
アムステルダム音楽院でレオンハルトに師事し、1980年に帰国後は日本のオリジナル楽器演奏の礎を築いた鍵楽器奏者の二度目のゴルトベルク。1975年 に発見されたゴルトベルクと同じバス主題に基づいて作られた「14のカノン」も併録。演奏家自身の詳細な解説も見ごたえがあります。優秀録音です。
これまでに歴史的的名器で多くの名盤を生み出してきた渡邊順生が今回満を持して挑んだのは《ゴルトベルク変奏曲》BWV988。バッハが鍵盤音楽において試みたあらゆる技法の総決算ともいうべきこの作品に、20世紀後半の古楽界をリードした偉大なチェンバロ製作家スコヴロネックの名器でのぞむ。
また、本CDには、バッハが初版譜の自家用本《ゴルトベルク変奏曲》余白ページに自ら書き込み、変奏曲と同一バス主題をもつ《14のカノン》BWV1087(1975年発見)も収録。バッハの壮大な宇宙が一層の有機的全体として輝く。楽曲分析を含む充実のブックレットは本CDのための書き下ろし。
使用楽器は、マルティン・スコヴロネック、ブレーメン、1999年製作(18世紀ドイツ・モデル)。
《14のカノン》では次の楽器も使用。マルティン・スコヴロネック、ブレーメン、1990年製作(18世紀フランス・モデル)。
録音も大変優れリアルに聴こえる又音楽性にも大変優れている。



余談ではあるが、CDをリッピングした後日筆者のGOODMANS AXIOM 80の箱にIIILZ Monitor Goldを組み込んだユニットに300B駆動のSV-501SEのパワーアンプに繋げ試聴するが、特にチェンバロの響きの残音の響が実に良く聴こえる、ある程度余裕のある箱に入れたっぷり出す音は実にホールでの特等席で体感するかのように聴こえる。

現在使用のタンノイユニットは1967年発売のIIILZ Monitor Goldと言われオールドタンノイで発売時より55年も過ぎている、ご存知同軸上ツーウェイと言われ大変指向性が高くストレートな豊かな音源が聴ける特徴がある、未だ十分良き音が体感できるユニットである、今後も大切に取り扱したいと思う。



 1.クラヴィーア練習曲集第4巻~ゴルトベルク変奏曲(アリアと種々の変奏)BWV988
 2.14のカノン(先のアリアの最初の8つの基礎音に基づく種々のカノン)BWV1087

【曲目】
J.S.バッハ:
CD1
ゴルトベルク変奏曲(アリアと種々の変奏)BWV988[クラヴィーア練習曲集第4巻:改訂版]
 1. アリア
 2-16. 第1変奏~第15変奏
CD2
 1-15. 第16変奏~第30変奏
 16. アリア(ダ・カーポ)
 17-30. 14のカノン(先のアリアの最初の8つの基礎音に基づく種々のカノン)BWV1087*
【演奏】
 渡邊順生(チェンバロ)
 及川れいね
【録音】
 2009年2月24-26日 山梨市花かげホール
使用楽器:
 マルティン・スコヴロネック,ブレーメン,1999年製作(18世紀ドイツ・モデル)
 マルティン・スコヴロネック,ブレーメン,1990年製作(18世紀ドイツ・モデル)

月並みな答えですが、それは、たった1つの主題からあんなにも多様な変奏が生まれ出てくるのだ、という、いわば奇跡のようなことをバッハが実現したことにある、と言えるでしょう。



 この曲の主題は、最初のアリアのように考えられていますが、決してそうではありません。アリアは32小節から出来ていますが、最初の8小節の低音、それも1小節に1つずつ割り当てられている、合計8個の音符がこの長大な変奏曲の主題なのです。
そのバス主題の上で、様々な変奏が繰り広げられて行きますが、アリアが既に、3つの変奏を含んでいるのです。最初の8小節でバス主題が示され、9~16小節が最初の変奏、17~24小節が2番目の変奏、25~32小節が3番目の変奏となります。普通の数え方だと全体で30曲の変奏曲があるわけですが、その1つ1つが4つの変奏を含んでいますから、全部で120。それにアリアの3つを足して123。ですから、《ゴルトベルク変奏曲》には、最初の8小節に示される主題と123の変奏が含まれている、ということになるのです。

近いうちに一度上野学園 楽器展示室に訪れてみよう、ブラボー!

久しぶりに聴くThelonious Monk「モンク」思えば勿論1960年代のジャズであった。確かにあの頃のジャズは良かった・・・・音楽を聴き良き時代を思いだす。

2022年03月17日 | JAZZ・ボサノヴァ

最近何気なく過ごしているが暗いニュースが大変多くあまり音楽に夢中になれなくなっている、今後の進展が心配です。
「中国人に聞いてみた」米中会談の裏側 習近平が自己紹介で困惑!?このようなニュースもあり事実は全く不明ではあるが事実なら失笑ものであるボケ爺さん売電である、興味のある方はご覧ください。

最近大紀元エポックタイムズの記事は、西側諸国の制裁に中露連携 その裏側を暴く、今回の戦争の裏で日本が一番注視する懸案問題は中国共産党が何を企んでいるのか、当然台湾問題であろう?

昨日も昨年大腸ポリープをカメラにより数多く摘出し、今年は摘出後の検査を行なった。前日から食事も気を配り、よく茹でたうどんを頂く、勿論当日は食事は取り止め準備をし、午後から検査したが、5mm程のポリープを数個摘出し病理検査するそうです、前回の検査も同じドクターで摘出後跡など明確にモニターを見ながら説明を受ける、無事検査も終了し、ジュニアに病院まで迎えにきてもらった。少し動くとさすが直腸の検査後の異常なガスはトイレの往復が異常である。しばらく腸の落ち着くまで安静にした。

たまドクターより2〜3か所のポリープ摘出により出血があるかもしれない、同時にアルコール摂取は2日ほど禁止、風呂はシャワー程度にしてくださいとの事でした、空腹により帰りがけに家の近くの丸亀製麺に立ち寄りうどんを頂く。
その後シャトレーゼでロールケーキを購入し淹れたての珈琲を楽しむ事にした。



検査に出かける前に火屋に火を入れた、以前安価な中華デジアンプAiyimaT7のプリを購入し、色々改良したが、本体が軽く安定しない為電磁波も防ぐ事も考慮して底に亜鉛鉄板を両面テープを敷き重さを少し加味し、ずっしりした個体は充実感が増した、その上にFMシートを貼り勿論上蓋の裏側にもFMシートを施し電磁波対策した、勿論電源にもFMテープ貼り、結果随分音質もこなれてきた。
前と比べ繊細な音質の感じになる、音楽の完成度が上がりデジプリアンプも侮れない音質を得ることになった。

AiyimaT7はオペアンプ(OPA627AU デュアル)の交換、真空管(GE 5670W)の交換も行った。メインアンプはLUXKIT/A3500にLS3/5aを繋げ聴くが、安定した心地よい音が流れる、新しいプリアンプ導入も考えているがT7が意外と良く、絶妙な鳴り方をするこのシステムは意外と満足できる。正に英国のシステムでアメリカンジャズも楽しむのも英国のユニットで楽しむ渋い音も好みである。

確かにオペアンプT7を投入し音質は極めて良好になる、FB情報に寄ると此のT7のアンプのモノーラル仕様で依り良い音質になったと呟く諸兄の投稿が気になります、今までの筆者の常識には確かにパワーアンプでのモノーラル仕様は効果があり、体験も有るがプリに関しては疑問があったが、此のT7のオペアンプは最近少し値上がりしたが価格は求めやすい金額でもあるので検討する、値は有るように思った。購入を思い立ちサイトを調べると只今残念な事に在庫切れであった。入荷したら購入し実験してみよう。


ジャズの場合やはりダブルプッシュのパワーアンプが力強く音が出るので、最近はA-3500を繋げ聴くことが多い、石のアンプと比べ音の厚みが出て演奏の配置の構成がらしく聴こえるのは雰囲気が出ます。

今後プリアンプのWEの真空管が見つかれば購入したいが、今人気が出てプレミアム価格が横行しているようです。筆者はあまり使用してないが今回のウクライナ戦争事件で当然ロシア管、ウクライナ管等も値上がりしているそうです。



自宅に帰りのんびりし、美味しい淹れたての珈琲を焙煎し頂く、実は最近部屋を片つけていて時にCDを見つけた。blue note labelの「Thelonious Sphere Monk」ことセロニアス・モンクであった。

筆者は実はモンクについては余り聴いたことはなく最初に聴いたのが「ソロ・モンク」CBS時代のモンクはリバーサイド時代の比べて「緊張感がない」とか 「孤高のリアリズムがなくなった」とか言われるが、確かに1作目の「モンクスドリーム」を聴いても「おや、モンク変わったかな?」と思えますが、「モンクはモンク」であり、その本質は変わりようがないのだろうと思います。 本作の1曲目の「ダイナ」を聴いた最初、いかにも楽しそうに演奏しているモンクとリバーサイド時代に比べて録音のよさに驚いたことを思い出します。



筆者が続いて聴いた、当時夢中になってきいたモンクのオハコ「5 by Monk by 5」特に02. Straight, No Chaserが好きで良く聴いた記憶が残る。

モンクの演奏は今で言えばヘタウマな演奏に感ずる方もいるのだろうが、でも違う、何度も聞くうちにあの音程の外し方は一種天才しかできないジャズ演奏で、何故かやるせなさが堪らないのです。筆者が個人的に思うことは、モンクのジャズこそはなるべく良い装置で聴かなければ理解できないジャズと思う、此れがモンクのジャズなのである。オーディオ復活し最近やっと聴ける様になる。

この様な感じで聴くジャズは偏屈爺さんの独り言の様に思われるだろう、この頃のジャズ音楽は演奏の深さを感じるこの頃である。憂を残す感じに鳴る様に変わった筆者のAiyimaT7のプリにLUXKIT/A3500メインのコンビをLS3/5aは実に上手いこと鳴るジャズ音楽に満足を覚える。
このご確認のためにパワーアンプをトランジスターLINN100に替えて試聴すると音は綺麗になるのだが、モンク特有のあの灰汁のあるピアノの音がかける様うにも感じる、一般的に言えば音の厚みは断然LUXKIT/A3500の鳴り方が好みで実にモンクらしく聴こえるこのアンプを改めて見直す事であった。



これは筆者の勝手な思い込みではあるが、現在所有する装置で聴くには小難しいジャズを実に上手い具合に鳴る様に感じつように変化した様である。これにはAiyimaT7のプリアンプの仕様が大きいのかも知れない。

昔は筆者もジャズ好きで200枚程のLPを収集し楽しんでいたが度重なる引っ越しにジャズのLPは処分した、今思えば惜しいことをした。その後懐かしくCDを時々購入した記憶がある。
バイ・モンク・バイ5(5 by Monk by 5)はジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクが1959年に発表したLPアルバム。30年後、にCD化された。5人で、モンクのオリジナル5曲を演奏している。プロデューサーはオリン・キープニュースでリバーサイド・レコード(Riverside Records)から出た。
 Thelonious Monk (p)   セロニアス・モンク 
 Thad Jones (ct)   サド・ジョーンズ
  Charlie Rouse (ts)   チャーリー・ラウズ
  Sam Jones (b)   サム・ジョーンズ 
 Art Taylor (d)   アート・テイラー 
  Recorded 6/1,2,4/1959
村上 春樹はジャズ批評書『ポートレイト・イン・ジャズ』(新潮文庫)、「このLPはずいぶん繰り返して聴いたが、どれだけ聴いても聴き飽きしなかった。すべての音、すべてのフレーズの中に、絞っても絞っても絞りきれぬほどの滋養が染み込んでいた」と評した。

そして今回引き出しの後ろから発見したこのCDである。勿論多少の変色はあるが程度は良さそうである。此れは聴かなくちゃ・・・・



モダン・ジャズ史上に輝く名盤をレーベルの枠を超えて厳選収録する"JAZZ THE BEST"シリーズ。オリジナル曲を披露したコンセプトの名盤。コルネットにサド・ジョーンズを迎えたクインテット編成で、独自の音世界を紡ぎ出している。
こして今回紛れ込んで見つけた「The Thelonious Monk Quintet」いう訳で、今週の音盤は、セロニアス・モンクの「ラウンド・ミッドナイト」を聴いた。

モンクの場合は「ラウンド・ミッドナイト」がずば抜けた人気曲なのはマイルス・デイヴィスのコロンビア移籍第1弾アルバム『'Round About Midnight』'57のタイトル曲にカヴァーされたからで、アルバム・タイトルではモンクの原曲通り「'Round About Midnight」なのに収録曲としては「'Round Midnight」とされ、そのうちダッシュも取れて単に「Round Midnight」とされる場合も多くなりました。勿論マイルもいいですね!

今ではダッシュも「About」も略す方が通りが良くなっています。この曲は無数のカヴァーがあるので曲についてのご案内はその折にし(モンク以外に2人の共作者名があるのは、モンク本人以前にこの曲を録音したバンドリーダーとアレンジャーが共作登録したからです)、モンク自身による初録音が'47年録音のブルー・ノート盤、ソロ・ピアノによる再演が'54年録音のヴォーグ盤で、リヴァーサイド社にはモンクは再びソロ・ピアノによる'57年版と同年ジェリー・マリガンと共演したカルテット版、リヴァーサイドへの最終録音となった'60年のサンフランシスコのジャズクラブでのクインテット編成のライヴ版があり、ソロ・ピアノ版は'54年版と'57版では各段に迫力を増し、マリガンとの共演(黒地がモノラル盤、写真入りがステレオ盤です)は発売当初から評判高かった緊張感の高い演奏で、ここには引きませんでしたが'60年のライヴ版はくつろいだ好演です。



実は本命はモンク沒後の'84年にリヴァーサイド社の後身マイルストーン社から出た未発表テイク集『Blues Five Spot』収録(現在ではリヴァーサイド社のライヴ盤『Mirterioso』'58/89のCDリイシューにボーナス収録)の、ライヴ盤『Mirterioso』収録時のテスト録音でアルバム本編には収録されなかったジョニー・グリフィン在籍時のカルテット編成ライヴ版「ラウンド・ミッドナイト」なのですが、これはグリフィン最高のバラード演奏がモンクのバンドで聴ける超目玉なのはお聴きの方は皆さんご存知でしょう。末尾には'66年3月~4月のヨーロッパ・ツアー中のセロニアス・モンク・カルテット(テナーはコロンビア移籍後不変のメンバーだったチャーリー・ラウズ)のテレビ出演の「ラウンド・ミッドナイト」演奏映像を載せました。

久しぶりに、ジャズ音楽鑑賞には以前使っていたKEF Q300に真ん中ににある防音材を取り、バスレフ仕様ににして試聴したが、音質の密度差と陰影等は断然LS3/5aが上回ったが。ジャズ独自の解放感、打楽器の抜けの良さはQ300が心地よい、ただしヴォーガルを聴くとその差の違いが分かる、暫くQ300も設置する事にした、確かにオーディオ入門用のスピーカーとしては優れている製品かもしれない。



Thelonious Sphere Monkことセロニアス・モンクは、1917年10月10日に生まれ、ニューヨークに移住した後、このジャズのメッカで育ち、5歳にはピアノを始めていたという。

モンクにおける最大の素晴らしさは、演奏だけでなく、ライヴ映像が物語る、他の追随を許さない“カリスマ性”を持った姿、「ジャズのプリースト-高僧」と呼ばれる孤高の姿。そして、現代に至るまでジャズというジャンルを超えた、アヴァンルドな魅力などである。
初期のモンクの演奏を聴くとわかるようにスタイル確立以前は、テディ・ウイルソン・スタイルのストライド・ピアノ系の演奏をしており、モンクのスタイルが、ストライド・ピアノにおける「間」の存在を無視しては考えがたい。
また、エリントン・サウンドがバンドと作曲が一緒になったいたように、モンクの隣り合った鍵盤を同時に弾くことによって生じる「唸り=不協和音」から生じる独自のオリジナリティこそが、ジャズ史上もっともユニークな存在としてのモンクの真骨頂といえる。
作曲面においても、一番難しいとされる作曲家としてのモンクだが、その作品も持つ一種異様な雰囲気は作品が持つめメロディアスなメンというより、エリントンにおけるサウンドそのものといったほうがあたるだろう。
Genius of Modern Music Vol1 ブルーノート75周年記念スペシャル企画、名盤アナログ再発シリーズ第8弾!!
セロニアス・モンクの1956年にオリジナル・リリースされたコンピレーション・アルバムでモンクの数々のイノヴェーションのハイライトを聴くことのできる1枚。
初期のモンクの楽曲で今や有名なジャズ・スタンダードそして有名になった曲も多数収録。ゲスト・ミュージシャンもアート・ブレイキー、ミルト・ジャクソン、サヒブ・シハブ、ジョン・シモンズなど多数参加!
本作はイギリスの音楽誌Qマガジンで"Best Jazz Albums of All Time”や アメリカの音楽誌Vibeでの “100 Essential Albums of the 20th Century”にも選出されているジャズを知るうえで欠かすことのできない1枚。

 A1. 'Round Midnight
 A2. Off Minor
 A3. Ruby My Dear
 A4. I Mean You
 A5. April In Paris
 A6. In Walked Bud
 B1. Thelonious
 B2. Epistrophy
 B3. Misterioso
 B4. Well You Needn't
 B5. IntrospectionB6. Humph

まさにこのアルバくは記憶に残る一枚か?世の中には、奇人・変人と言われる人たちがいます。彼らは、時に世の常識からすると風変わりな行動を取ります。突然、何かを閃いて声をあげたり、発言は歯に衣を着せません。そう意図している訳ではないのに、周りに敵をつくってしまうタイプかもしれません。独立独歩の気持ちが強いので、周りに自分を合わせることもしません。結果、迷惑をかけることもままあります。それでも、常人には思いも及ばぬ凄いチカラを発揮することもあるのです。



ここぞというところで、その恐るべき才能が発揮されれば、素晴らしい結果に結びつくことは想像に難くありません。しかし、最大の問題は、奇人・変人の異才を見抜く発見者がいるかどうか、です。まして、10年後に開花するかもしれない才能など、無いのと同じだと思われても仕方ないのかもしれません。
 もし、奇人・変人の才能が真に偉大なものであり、かつ運が良ければ、発見者は現れるのです。それは時に意外な形かもしれませんが…。

モンクの原点というべき作品。これを聴かなきゃ話になりません。彼ほどの長いキャリアを持つ大物で、このような形で初リーダー盤に、その後の主要曲が集約されている人は例がない。
有名オリジナルのほとんどが、初録音前の10代にできていたのは、すごいこと。結果的に、デビュー盤がヒット曲集になっている。初演でも譜面どおりには全く弾かないのはさすがモンク。装飾とシンコペーションは、モンクの個性が光る。
自作曲の他スタンダード曲も多いこの初リーダー盤だが、何れも独特の間合いと音程で完全にモンクカラーに仕上がっている。1947〜48年の当時としては最も前衛的で質の高い演奏だった筈だと思う。



最近おジャズ音楽も勿論聴いているがこの時代(1960年代)のような演奏者は随分減ったように感じる、偶にあの時代の曲に思わず新鮮差を感じることは、爺さんになった証拠です。
口直しに、この後最新録音のデンマークの歌姫のジャズ・ヴォーカリスト。『シーネ・エイ/ドリームス』を聴くが確かに音質も良く大変素晴らしいが途中でやめてしまった。筆者には口直しにはならなかった様である。

中華デジアンプT7のプリを導入し2ヶ月が過ぎ音も随分落ち着いた様に思われる此のプリは確かに良いアンプに感じる、ある程度使うと音質が落ち着き素直な音楽が耳に入る感じに聴こえる。チューニング無しで何処まで聴こえるのかは不明ではあるが、ノーチューニングでどの様な音に仕上がるのか実に興味深い。

筆者にはどうやらジャズ音楽は1960~70年台のジャズ音楽が好きらしいこ事を認識した次第だ、当時の演奏は実に熱かった記憶が蘇る、ブラボー!

ロシアがウクライナにこだわるのはなぜ?対岸の火事ではない、明日は我が身か?一刻も早い平和公約を・・・

2022年03月15日 | 日本史の考察

この先全く同じ先も見えないロシアの侵略だが予測不可能なので、煩い支那も口ち出しをしてきた。此の戦争が長引けば長引く程ロシアは破綻する方向に近づく、それでも侵略をやめないプーチンは異常なのか・・・実に不思議である。
自分への記録のためにこの問題を綴っておくことにした。

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月25日で、ロシア軍が25日午前4時からミサイル攻撃をはじめたと述べた。本日は3月15日で攻撃後19日経過したが、未だキエフは陥落していない。

またロシア軍は民間人を攻撃していないと主張していたが、「これは嘘だ。彼らは区別していない」「首都では今朝住宅を襲った攻撃と思われる爆発があった」とし、軍民問わずロシア軍が攻撃をしていると述べた。
ロシアがウクライナにこだわるのはなぜでしょうか。プーチン大統領は2021年夏、「ロシア人とウクライナ人の歴史的な一体性について」と題する論文で「我々は一体」と強調しました。
ウクライナを勝手に自国の勢力圏とみなしていることが分かります。さらに12月には「NATOの東方拡大とロシア領土近くへの兵器の展開をやめるよう求める」と演説。軍事圧力の目的がNATO拡大阻止にあることを鮮明にしました。その後もNATO諸国との首脳会談で、ウクライナのNATO加盟を認めないことを確約するよう繰り返し求めています。



でも、ウクライナがどんな体制を選ぶのかは自由であって、他国が制約できることではありませんよね。NATO側は拡大停止を拒否する一方で、欧州でのミサイル配備制限などで協議を持ちかけましたが、ロシアは納得していません。
今回の紛争で一番の変化はスイスが経済阻止を行った事と、ドイツは初めて武器提供を行い、アメリカF-35戦闘機の購入した事である。

勿論日本周辺も随分変化があり、先日韓国大統領選選挙も終了し保守の尹次期韓国大統領となり岸田との電話会談も行われたそうであるが、支那からは尹次期韓国大統領宛に脅しの様な事を言われている。前文在寅大統領のコウモリ外交のお陰で議員数も保守派が少なく法案決議も相当手間取るのではと言われている。

又その支那もプーチンから戦争物資を送れと言われ、ウクライナ、ロシア共にコウモリ外交に世界から支那の態度が直視されている様です。
但し台湾は欧州同様のロシア包囲網の仲間にないっている、これは近平には一つの中国にはならない結果で、正に今は正念場の様子で次は台湾かも知れないのである。



ロシアによるウクライナへの軍事攻撃が拡大している。元HSBC証券社長の立澤賢一さんは「バイデン大統領はロシアを批判しているが、今の情勢で大きなビジネスチャンスを得ようとしているのはアメリカで、『戦争を煽った』と非難されても言い訳できない」という。

アメリカの世論は「関わるべきでない」に傾いているウクライナ情勢が重大局面を迎えています。ただ、アメリカの「参戦」があるとは思えません。アメリカの世論調査では、ウクライナ問題に「関わるべきでない」とした人が、なんと53%にも上るそうです。今はアメリカにとって、世界に悪いイメージを植え付けたアフガニスタンからの撤退を敢行したばかりのタイミングです。世論の支持もない中、遠いウクライナの地で、アメリカが軍事行動を取るとは思えません。

売電も中間選挙を控え人気薄になった現場打開案もなく、しかも支那から膨大なお土産も受取弱気な立場でもある、前回選挙も実に怪しい選挙で勝利した事は久しい、正に迷える米国になってしまった。



その一方、ウクライナのほうでも、アメリカを遠ざけているフシがあります。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、1月28日に、「大規模な戦争が始まるという西側の情報は誤りだ」と述べています。
今回の危機を通じて、アメリカは「積極的な情報公開」を行っています。
その結果、アメリカ発で、「ロシアの攻撃が○○日に迫っている」といった情報が、世界を駆け巡ることになりました。

最近わかったことは2019年に米国のシンクタンクであるランド研究所はロシア問題について論文を提出している、また我が国の自衛隊についても詳細な論文を提出しているので参考にされたい。(https://www.rand.org/pubs/perspectives/PEA1157-1.html)

結果的に、プーチン大統領は軍事行動を開始しましたので、アメリカの情報公開は、戦争を抑止するどころか、むしろ煽ったと見られても、仕方がないように思います。
また驚いたことにロシアは年配の人たちはロシアは正義を行っている事を信じてウクライナの民間人を攻撃していると信じてない人も実に多く、日本のマスゴミより酷い、共産国の特色でプーチンは1,400億ドルの住まいで暮らしている。



ウクライナのゼレンスキー大統領の発言からは、そうしたアメリカへの「いらだち」が透けて見えます。ロシアのプーチン大統領はついに軍事作戦の実行を宣言。ウクライナ各地でロシア軍による攻撃が開始されたと伝えられています。なぜバイデン大統領の支持率は低いの?大きな原因のひとつが、アメリカ国民の家計を直撃しているインフレです。世界的な問題となっているインフレですが、アメリカでは先月(12月)の消費者物価指数が1年前と比べて7%上昇し、およそ39年ぶりの高水準を記録しました。

アメリカのバイデン大統領は「ロシアによる侵攻の始まり」と断言、ロシアに対する経済制裁を発動するとしています。ただ、アメリカの「参戦」があるとは思えません。ただ、アメリカの世論調査では、ウクライナ問題に「関わるべきでない」とした人が、なんと53%にも上るそうです。
今はアメリカにとって、世界に悪いイメージを植え付けたアフガニスタンからの撤退を敢行したばかりのタイミングです。世論の支持もない中、遠いウクライナの地で、アメリカが軍事行動を取るとは思えません。バイデン大統領の力強い発言とは裏腹に、アメリカはもう既に、ウクライナを見捨てる腹を決めているようにも見えます。



ウクライナ大統領がバイデン大統領を批判したワケその一方、ウクライナのほうでも、アメリカを遠ざけているフシがあります。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、1月28日に、「大規模な戦争が始まるという西側の情報は誤りだ」と述べています。

今回の危機を通じて、アメリカは「積極的な情報公開」を行っています。
その結果、アメリカ発で、「ロシアの攻撃が○○日に迫っている」といった情報が、世界を駆け巡ることになりました。
結果的に、プーチン大統領は軍事行動を開始しましたので、アメリカの情報公開は、戦争を抑止するどころか、むしろ煽ったと見られても、仕方がないように思います。ウクライナのゼレンスキー大統領の発言からは、そうしたアメリカへの「いらだち」が透けて見えます。



一番不明な点はアメリカの世界でも最大の売上を誇るウォルマートの富裕層の連中の考えは金融経済のみで戦争などは全く関係なく儲かれば正義なのだ、またユダヤの関わりのある人間が世界に散らばっている、勿論ブリンケンもユダヤ人で一番の最悪のことは金儲けを武器売買、戦争によって利益を得ている、日露戦争当時ユダヤ人に金を借りた日本政府はついこの間まで高金利の借金を返済し続けやっと完済した現実が物語る、勿論明治から返済し続け返済には100年近く掛かった事など大手マスコミは一切報道もしない、闇が深すぎる様なのです。

そしていつも何も知らない国民が傷つき苦しむのです。そうて罪の無い人が凝らされてよくのである。本音はお金儲けのアングロサクソン人の野望などである。

又隣国(韓国)の大統領も決まったが親日とは言ってはいるが、今後2年間はどの様な展開があるのかも全くわからなく、支那は韓国に脅しをかけている事は事実である。国内も上手く行ってない、負け犬ロシアからまさに漁夫の利を掴もうと支那の近平も必死である。
ここでこの様なことを言う人もいた、ロシアはキリスト教徒だが中国共産党には信仰がない。そのことを簡単に説明してあるそうである、教科書は教えてくれない!キリスト教とイスラム教、仲が悪い理由値はの解説?



そして罪の無い人が凝らされてよくのである。元はお金儲けのアングロサクソン人の野望などである。まるで19世紀の帝国主義に戻った有様だ。
それと現在支那とロシア関係が気になる、その点は興梠一郎さんが詳しく述べている。この記事は支那の方の掲載記事だが早々に削除されてしまった。

今一度歴史を紐解き平和とは何かを学び日本に欠けているものは何かを探ってみることである。
勿論ここで一番大切なことは、馬鹿な岸田の行動で日本は対ロシアのプーチンから戦闘国に指定されました。ここでは日本は対岸の火事と思わずに憲法9条の見直し、自衛隊の予算の拡大等をするべきであり、ウクライナ攻略から見えたことは相手からの攻撃は先ずは国民の身は自分で守りその後援軍が来るのです。

ここで肝心なことは誰も代理戦争はしてくれません。日本国民は目を覚まして頂きたい。沿うために政治家を吟味し選ぶ、今までの様な一般国民の生活は知らない馬鹿な二世三世議員政治屋、金儲け主義の政治屋は当選させない。
太平洋戦争以前は日本人が国際法を一番守り平和に貢献したのが日本人であった事を思い出す。もう一度世界に通用する日本を作りましょう。
最後にスクープを見つけました、ロシア政府の内部文書が流出!

ロシア軍は毎日戦闘するのに2兆円は掛かると聞いたけれど、疑問が湧くどうやら一桁間違えているらしい記事を見つけた。戦費について高橋洋一さんが解説此れはケタの違いで2億ドル程度が真実の費用だそうです。
しかしプーチン(ロシア)はどこまで耐えられるのか?もはや破綻の域はこえているように思われるが・・・この先武器弾薬の供給は?在庫は?経済封鎖の効果が何時から現れるのであろうか?

今後一番の心配は、戦後の補償はどうなるのか、日露戦争後の日本もこの問題に大いに苦しんだ。此の問題は今世紀の歴史に記憶されるであろう。こうして今までの経過を見るとこの戦争は長引く様であるが、一刻も早い和平交渉が進むといいですね。資金源はプーチンの隠し財産の全てがどれ程か?
今までロシアは補償金は支払いしたことがないのだ・・・まさに共産圏の考えは異常である、ロシアとの先の戦争では日本が勝利はしたがアメリカの和平交渉に負けたのである、我が国の近くの支那、北朝鮮、ロシアと言った共産圏も今後は要注意重要課題である。

今一度考えよう、誰が日本を守るのか?答えは我々日本人が日本を守るのだ。