伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

塚谷水無子のゴルトベルク変奏曲をパイプオルガンで演奏を聴く

2019年09月25日 | クラシック音楽・オーディオ

今回はパイプオルガンでのゴルトベルク変奏曲BWV 988を聴くが、実に心地よい。

300Bの球でSV-501SEとGOODMANS AXIOM80の箱にIIILZ in Cabinetを移植したもので聴くが、

今まで味わったことのないリアル感のある水々しい演奏が聴けた。

10歳のモーツアルトが弾いたハーレムの聖バフォ教会の巨大パイプオルガン聖バフォ教会のクリスティアン・ミューラー制作の大オルガンを使用。


パイプオルガンの常識を覆し、クラシックの名曲を自ら編曲・演奏してきた日本人

オルガニスト塚谷水無子が、バッハが残した名曲中の名曲、

ゴルトベルク変奏曲をパイプオルガン演奏で録音を聴く。

ハーレムの聖バフォ教会の大オルガンです(クリスティアン・ミューラー、1738年制作)。

このオルガンは巨匠マリー=クレール・アラン、ジグモント・サットマリーなど、

世界の名だたる選ばれしオルガニストのみが録音を許された世界的名器で、

音の広がり、響きの美しさ、そして存在感は圧倒的なものがあります。


オルガン版のゴルトベルクではストップを多用するあまり旋律が曖昧になり

本来の美しい響きを損ねてしまうことがしばしばありますが、

塚谷水無子のこの演奏は透き通るようなストップのみで構成し、

また過度な装飾音は控えたことにより、楽曲の本質と美しさを見事に表現しております。

オルガンの大音量が苦手の方もこの演奏を聴けばその素晴らしい音色に感動しました。

本来この曲はチェンバロでの演奏が馴染みがあり、ピアノでの演奏も多くありますが、

鍵盤楽器でそれもパイプオルガンでの演奏は録音ではワンポイント録音を採用し、

臨場感に富んだ演奏を楽しむことができます。


これぞ、まさしく真空管の300Bの独壇場の音源かもしれない。

PSVANE 貴族之声 300B(黒袴)購入後約100時間エージングしたが、落ち着いた音を奏でるようになった。

以前のPSVANEより楽器が生々しく聴こえる。

改良ロット品と明記してあるが間違いなく音質は向上したように聴こえる。

この価格で購入できるのなら今後益々の真空管マニアが増えるのかもしれない。

この辺りは明細見ても測定器で図っても、わからない部分でもあり、エージングをしなくては

解明できないのが音の不思議でもある、同様の球を購入しても同様に鳴るとはいえない。

筆者も一応真空管で聴くのは長いがこの300BのST管は基本中の基本であろう。

なお現在愛聴するSV-501STは300Bを変えてもそう効果は余り違わないと解説もあるが

書いた評論家はよほど耳が悪く、音楽も余り聴いたことがない人の記事と思う。

オーディオ解説、または評論はつくずく難しいと思う今日このごろである。


最近はまた購読する冊子も真空管に関する物が多く、大変興味深く読んでいる。

やはり基本は直熱管300B無くして真空管オーディオは語れないとまで言われる

また海外でもこの真空管製作する会社も多く、勿論本家、米国、支那、ロシア、日本と製造会社

は数多くある、安価な物が安定して供給される事を望む。

国産品の300Bも大変良いと聴くが少し価格が高額すぎ手も足も出ない。

また本体も真空管ブームの影響か安価なアンプも出回っているので注目したい。

SV-501SEの初段MT管の玉転がしも海外問わず購入したが、今回の300Bの交換での

マッチングもすべて交換したが結果は以前と同し松下製が一番相性は良く、ワイドレンジで

リアル感のある演奏も聴けた、やっとこの真空管アンプのポテンシャルが理解できたようです。


《ゴルトベルク変奏曲》(BWV 988)は、

バッハが《クラヴィーア練習曲》と題し出版した最後の作品で、

低音主題を優雅で技巧的な変奏で華やかに飾った大作である。

バロック時代に出版されたクラヴィーア曲集では最大の規模を誇り、

ベートーヴェンの《ディアベリ変奏曲》が古典派を代表する変奏曲として

広く認められているように、《ゴルトベルク変奏曲》はバロック音楽を

総括する作品としてそびえている。

1741年に刊行されたこの《ゴルトベルク変奏曲》の出版譜には、次のような表題がついている。 


クラヴィーア練習曲

2段の手鍵盤のチェンバロのためのアリアと様々の変奏曲からなる。

音楽愛好家の心の慰めのために、ポーランド国王兼ザクセン選帝侯宮廷作曲家、

楽長、ライプツィヒ合唱音楽隊監督ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲。

ニュルンベルクのバルタザル・シュミットより刊行。

この曲集は二つの手鍵盤をもつチェンバロのために書かれているが、

バッハの晩年の作品に顕著な壮麗な構造美はもちろんのこと、

当時のバッハとしてはモダンで古典派の表現要素を多く提示しているのが大きな特徴である。 

その曲の構造を統一しているのが、全部で32音にわたる低音主題とそれが内包する和声進行である。

その和声リズムは楽曲を通して一貫しており、全32小節から成る冒頭のアリアの各小節に一つずつ丁寧に割り当てられている。

この主題はその原形では一度も現れず、常に線的に装飾されている訳であるが、

曲によっては和声的にも多少の変化が加えられていたり、腕の交差を用いた変奏では、高音部に移行されていたりする。 

このアリアは繰り返しを持つ二部形式のサラバンド舞曲で、曲の前半と後半が16小節ずつに均等に分けられている。

他の30の変奏曲も、曲の性格を決定づける拍子記号や小節数こそ変化に富んでいるものの、

このシンメトリーの構造は主題と共に受け継いでいる。

この構造の概念は、曲集全体にも明確に反映しており、全32曲は、16曲ずつに二分されている。

第2部の冒頭である第16番はフランス風の序曲であるが、

その前の第15番のカノンがト短調であることも手伝って、

華やかに幕を開けている。このように「数」とシンメトリーの概念が曲の構造の要になっており、緻密に秩序だてられている。 


各曲の配置に目を向けると、冒頭と巻末に「アリア」と題された優雅なサラバンド舞曲があてがわれ、

それに挟まれるように30の変奏曲が置かれているのがわかる。

変奏のうち、9曲が厳格なカノンで、3曲毎に現れ、しかも同度のカノン(第3変奏)で

始まり最後の9度(第27変奏)まで順次上行するように配列されている。つまり、

カノンは「3」という数字によって支配されている。

より細かく見てみると、実は3曲が1組になり、それは概して自由な変奏、デュエットによる変奏(主にトッカータ)、

カノンにより構成されており、それが10組存在する。

最後の変奏である第30番は10度のカノンではなく、「クオドリベット」という特殊な曲がクライマックスとして配置されている。

長い間忘れていたアリアへと戻る際に、これまでの逸脱をはにかむバッハのユーモアが感じられる。

また、その他の自由な変奏には、2声のインヴェンション、フゲッタ、フランス風序曲、

トリオ・ソナタ、それに種々の舞曲が取り入れられ、特に曲集のクライマックスに向かって技巧的な性格が顕著になってくる。

その中でも特に迅速で派手に動き回るパッセージや、猛烈なスピードを要求する腕の交差のテクニック、
それに内声部に現れるトリルは、バッハの他のクラヴィーア曲にはあまり見られない曲芸的な技巧で、

バッハは自分が演奏の大家であることを意識的にアピールしているかのだ。

『ゴルトベルク変奏曲』を3種(パイプオルガン演奏、ポジティフオルガン演奏、

ブゾーニ版のピアノ演奏)リリースしてきた塚谷水無子。


期待の新録音は、昭和の象徴的なおもちゃ楽器でもあり幼児音楽教育の

扉でもあったトイピアノで『ゴルトベルク変奏曲』に挑戦します!

興味湧く演奏なので早速取り寄せて聴いて見ます。

収録情報
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
 塚谷水無子(トイピアノ/使用楽器:KAWAI製トイピアノほか)
 録音時期:2018年12月15-17日
 録音場所:山梨県小淵沢、フィリア美術館
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


多くの職人やメーカーや創り出してきた音色はさまざま、

それらを組合わせて丁寧に仕上げていくプロセスはまさにオルガンのレジストレーションと同じ! 

音痴だったりメカ音がうるさかったり、

小さな楽器たちに愛おしさを感ぜずにはいられないワンダーランドの音楽世界です。

クラシック音楽ファシリテーターであり自らもトイピアノ奏者である飯田有抄との化学反応コラボ。

録音は今回もオーディオ誌でお馴染みの生形三郎が手掛けています。

今回取り上げたおもちゃとしての幼児音楽教育としてのトイピアノというアナログの楽器が、

すでにデジタル技術を使ったミニ・キーボードへ置き換えられており、

その役目を終えようとしていること、消えつつあること、

つまり昭和のあの時代へは立ち戻ることはないことへの寂寞で複雑な思いを込められています。

遊び心の中での発見は実に愉快である、ブラボー!

性懲りも無く、音楽之友社FMチューナー(LXV-OT8)の音を聴く、以前購入のTelefunken刻印付きの(12AU7)で視聴。

2019年09月20日 | 真空管アンプ・オーディオ

一時休止してたオーディオの再開から、もはや6年が過ぎようとしている、

最近は圧倒的に1960年台の録音した物を聴くことが多いようです。

以前使用したのものはTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening) しか残ってなく

アンプ、等の機材は中古品を安価に仕入れ聴き出しているが、未だ迷いに迷って聴いている、

以前GOODMANS AXIOM80の箱を頂き、現在は IIILZ in Cabinetを移植して使用している。

IIILZでは出なかった中低域の音が響き、心地よく手放せないこの頃です。

以前TANNOYはエンクロージャーとのバランスが大切で特にオリジナルは加工しないのが良いとのコメントを重視し、箱の移植はしなかった。

でもAXIOM80の箱に移植し音質は大化けしたようだ。


トランジスターのアンプも色々聴いてみたが、拙宅のエンクロージャーには相性が悪く

音楽之友社のおまけの本のハーモナイザー、プリメインアンプで視聴し

ヴィンテージスピーカーには真空管アンプとの相性が良い事を改めて知る、

念願の300Bの真空管を使うSV-501SEを入手しある程度満足する音が聴くことができた。

思うに以前の音楽之友社から発売されたLUXMAN製のアンプと現在仕様のアンプ

の差も驚いた、聞けばトーキー映画から始まった歴史は未だ真空管を超える手立ては

無いように思う、SV-501SEに変えた瞬間から実に生々しく聴こえた。

筆者が昔夢見たTANNOY IIILZでJAZZを聴きたいと思い試行錯誤したが、300Bでよう

やく結論は出たようである。特に1940~60年代のJAZZは思わず聞き惚れる

勿論好きなクラシック(交響曲等)も申し分なく聴こえるようになった。

AXIOM80の箱と300Bの球で得られる重低音でワグナーが聴ける様になったが一番ありがたい恩恵である。


最近PSVANEの300Bも梱包箱が大理石風にリニューアルされた改良ロット品で

エージングも進むにつれ音質も安定し300Bらしい音になってきたようである。

ここで問題も出た来て今後どのようにするかが難問である、

それは現在使用しているSV-501SEのアンプに問題があるようです、以前にも思っていたが、

高域が伸びて煌めきが美しく、低域にも厚みが出てかなり納得の行く音色を得られるようになってきた。

クラシックなどの曲種では抜けの良い音場のSV-501SEに軍配が上がりそうだが、

ロックやジャズにはパワフル不足が感じるときがある。

特にドラムの重量感、ベースの音色。

高域ももう少し伸びが欲しく、ジャズ独特のピアノの響がより明瞭な感じも欲しくる。

でもスイングジャズ等は大変良くスイングして良いアンプなのだが?

やはり狙い目はSV-91Bかな?でも意外と長く聴くと疲れるかもしれない?

でも筆者のエンクロージャーには相性は良いかもしれない。


そして今回真空管チューナーが発表された、

本日真空管シリーズのFMチューナーがStereo誌真空管シリーズの予約したおまけ付きの本が到着した。

誰でも完成できる半完成キット~

前回のハーモナイザー、プリメインアンプにも3Mのダイノックを表面に貼り加工したので

今回の真空管FMチューナーにmp同様のダイノックを貼り仕上げはドライヤーで熱処理を施すと仕上がりは良い。


製作ガイド部は

・真空管FMチューナー・キットを組み立てる

・真空管FMチューナーを改造

 ①真空管を交換して音の違いを楽しむ
 ②アンテナを強化して、しっかり電波をキャッチ
 ③ヴィンテージラジオ風にデコレーション
 ④カップリングコンデンサを交換して聴き易い音に

・FM放送/チューナーを知る

・アンプは真空管式、トランジスタ式どちらにすべきか

で構成されていて組立マニュアルを超えた発展性のある内容になっています。

早速製作ガイドを見ながら製作に入る訳ですが必要工具は

前回同様、プラスドライバーとラジオペンチのみということで誰でも30分かからずに組立が出来る内容です。



これはチューニング用のボリュームの軸をフロントパネルに固定しているところ。

製作ガイドではラジオペンチの使用が指示されていますが、

真空管アンプキットを作ったことがある方ならボックスドライバーをお持ちの筈。

その場合は迷わずボックスドライバーでしっかり固定します。

現在使用しているAurexのチューナーST-T15と比べて見る、今回のFMチューナー

(LXV-OT8)はAurex.ST-T15の音と比べ全くソリットステートな音はなく自然に聴くことができた。


この付録についているプリ管も良いが、写真の様なプリ管も音質の変化は楽しめる。

筆者はMullard 真空管 リイシュー Reissuは持っているが、

刻印付きの、Telefunken、SEMENSが優れている、

Mullard製も入手したいが偽物が多く選ぶことが困難である。

但し今回15,000円のムックの付録に14,000円以上ののTelefunken刻印付き、SEMENS(12AU7)の使用は問題ですが、

その効果を体感できる品質のチューナーであることも確認できました。

上記の写真の他にも国産品は5〜6種類のプリ管が揃っている。

しかし球転がしもを種類が多く、相当の種類を購入したが、きめ細やかな国産品は程度が良い。

プリ管だけ考えても大変な散財をしている、総額10万は有に超えている(笑)



国産品のプリ管も各メーカー別で2本所有し、

東芝、松下、日立、マツダ、NEC製のプリ管(12AU7)も良い結果が得られました。

国産品は意外と繊細な音がします、中でも東芝製は相性が優れていた。

以前電気メーカーで球を超えるトランジスター回路が現れ、

真空管にとって変えられると言われそれなりに研究しているそうだが、

未だ、というより最新の技術により、安価な球のアンプが発売されて、

球のアンプは意外とキットを組み立てる方式も多く、

安価支那製の球も発売され大変有り難い時代になってきたようである。

例えば300Bのアンプもかなりの低価格の物も出回っているが昔からマニアの方が300Bに求めるのは、

「中低域の厚さ、ヴォーカルの艶、しなやか、繊細、力強さ、音のエッジクリアー、

とろみ、濃い音、透明感、すっきり、分解能、きめ細かさ、透き通るような高音」と思いますが、

そこ迄の要求はパワーアンプのトランスを始め詳細な部品を揃え製作しなければならないようである。

最近購入のPSVANEの300Bはエージングが進むにつれ

以前購入のPSVANE(白袴)より緻密で生々しい音が聴こえる様になった、

同じPSVANEでも今回は当り球のようです。

支那製の球のアンプも随分貢献しているようですが最近は支那製アンプは話題にはならないよです。

昔から300Bのアンプは高級品であったが、300Bの球も手軽に入手出来、

アンプのキット価格も値ごろ感もあり良い時代になった、今後球のアンプの成り行きが楽しみでもある。

またメインで使用のアンプはSV-501SEを使用した結果である。ブラボー!

映画「ラウンド・ミッドナイト」の主人公デクスター・ゴードン(Dexter Gordon )のリード楽器サックスを聴く。

2019年09月17日 | JAZZ・ボサノヴァ

デクスター・ゴードン:1923年2月27日、米国ロサンゼルス生まれ。
ジャズ・テナー・サックス奏者。
40年からライオネル・ハンプトン楽団で演奏。
その後チャーリー・パーカーらと共演しテナー・サックスの名手として名声を獲得、特にワーデル・グレイとのテナー・バトルは人気を博した。

歌心豊かな朗々としたプレイが持ち味。50年代は麻薬癖により不振が続いたが、60年代に復活し多くの傑作を生んだ。

映画『ラウンド・ミッドナイト』(米86年)に主演し名演を残した。1990年4月15日、67歳で他界。確かにこのあたりのジャズミュージシャンとの麻薬との関わりは密接であったようです。


今思うと、恐ろしいが日本も戦前から戦後は麻薬を平気で販売していた時期がある、別名ヒロポン」の語源は俗に「疲労(『ひろ』う)を『ポン』と飛ばす」と言われているが、実際はギリシャ語"philoponus"(労働を愛する)が正しい語源であるようだ、昭和24年(1949年)11月6日付の東京日日新聞には次のような記事があります。

“ヒロポンの値段は注射10本入り(公定価格)81円50銭であるが品不足で100円以上でヤミに流れている。ヒロポン錠剤は20錠入り21円、50錠入り43円でヤミはない。これらを買うには薬局にハンコをもっていけば誰でも買えることになっている。” 


なお下記写真のヒロポンの瓶には[除倦覺醒剤]と書かれており、また東京市と入っていることから昭和18年当時のものかと思われます。

このような記事を見れば昔は国民の間では麻薬に関する罪悪感はなく、疲れを撮るビタミン剤と同様の薬だったのでしょう、有名な事は、サザエさんの登場人物のいささか先生もヒロポン常習者と昔の漫画にもなっているようだ。

何といささか先生ご愛用のヒロポンを子供が持ち出す騒ぎなる内容?


敬老の日も過ぎ65歳以上の高齢者人口は前年比32万人増の3588万人だった。
過去最多を更し、総人口の28.4%を占めた。又65歳以上の労働者も多く現役で働く時代なんであろう、

勿論筆者も未だ現役で働いているが、デスクワークもあるが、兎に角身体を働かせることが大切で、運動してお金までいただける健康法、スポーツジムなど奨励されるが、労働して運動する事はまさに一石二鳥である。

最近は煙草なども世界的に禁煙しているが、これも元は税収であり何とおかしな時代であろう?

もちろん海外でも麻薬はアルカポネ時代からも取引され常習者が多く、JAZZの演奏者も薬漬の常習者が多く短命が多いのであろう。

勿論禁酒令で大量の資金を集めたことは有名であるただし、飲み過ぎは良くないが酒は百薬の長と言われる、今も適度なお酒は健康的と言われるが、飲み過ぎは注意である。現在は健康志向最優先でピンピンコロリでの生き方を奨励している。


最近SV-501SEの300Bで聴くJAZZは誠に中域が充実して、ライブ感がありジャズ音楽を堪能している、TANNOYでJAZZを聴きたいと思い、オーディオを再発して試みた結果解決は、300Bのアンプである程度解明されたのかも知れない、
一般的に感じる音とは違いあの独特の中域、豊かな低域を響かせたのは300Bかも知れない。

昔の諺の如く、「色(いろ)の白いは七難(しちなん)隠す」ヴィンテージ音の再現はまさに充実の中域の再生が心地よいのかもしれない。

最近購入したサンバレー(旧キット屋)の店主大橋慎の「真空管・オーディオ本当のはなし」の文中にもPSVANE 貴族之声 300Bの事の記事があり参考になりました。
今は一番安定した供給が得られ、勿論安価なPSVANE 貴族之声 300Bは大変有り難い。


「ラウンド・ミッドナイト」(原題:Round Midnight)は、1986年公開のアメリカ・フランス合作の音楽映画です。

パリで活動していたジャズ・ピアニストのバト・パウエルと、フランス人デザイナー、フランシス・ポウドラの実話をベースにした映画で、
50年代末のパリを舞台にジャズで結ばれた二人の友情を描いています。


ビリー・ヒギンズ、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズ、フレディ・ハーバードなど豪華なジャズ・プレイヤーが、ライブ・シーンで数々のスタンダード・ナンバーを演奏していす。

主人公を演じたジャズ・サックス奏者デクスター・ゴードンがアカデミー主演男優賞にノミネートされ、音楽を担当したハービー・ハンコックがアカデミー作曲賞を受賞しています。

Round Midnight - Trailer 

ゴードンは、1940年代初期に17歳でライオネルハンプトンバンドに参加した後、著名になりました。
彼はテナーサックスのビバップイディオムの先駆者の一人でした。

そして彼はジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズの演奏に初期の影響を与えたといわれる。「デクスターはビバップ言語に多大な貢献をしました」とロリンズはかつて言った。

50年代末のパリを舞台に、伝説のジャズ・ミュージシャンと彼の音楽を愛するフランス人の、音楽で結ばれた熱い友情を描いた、実話をベースにした人間ドラマ。主人公のモデルは“天才”と呼ばれたジャズ・ピアニスト、バド・パウエル。


ニューヨークから初老のサックス奏者デイル・ターナー(ゴードン)がパリの
ジャズ・クラブ“ブルーノート”にやってくる。今や酒に溺れる生活を送る彼だったが、その演奏は健在で、仲間達と毎晩素晴らしいステージを展開して行く。

そんなある夜、デイルは彼の古くからのファンで、クラブに入る金もない貧しいグラフィック・デザイナー、フランシス(クリュゼ)と出会って意気投合し、翌日から彼を伴ってクラブに行くようになる。

しかしデイルは仲間から止められている酒をしばしば飲んでは病院の御厄介になるようになり、彼の身を案じたフランシスは別れた妻から借金までしてデイルを献身的に守って行くのだった。

そんなフランシスの姿に改心したデイルは身も心も完全復帰を果たし、ニューヨークでの活動を再開するため帰国することを決める。
しかし帰国した彼を待っていたものは、荒廃した町並みに潜む“麻薬”と言う悪魔だった。


流れるようなカメラ・ワーク、数々のスタンダード・ナンバーを奏でるライブ・シーンと豪華な演奏者(ビリー・ヒギンズ、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズ、フレディ・ハーバード等)。

そして“ブルーノート”やパリの下町を見事に再現した素晴らしいセットと、その絶妙な雰囲気の中で展開される、ジャズを通した心温まる日常生活の交流をゆったりとしたペースで描いた実に気持ちのいい作品。

しかし何と言っても本作の成功のカギを握ったD・ゴードンの起用は、どんな名優によっても醸し出す事が出来ないであろう、ミュージシャン特有の雰囲気を一番に考えた監督の思い通りの結果を生み、本物のジャズ・マンであり映画初出演にしてアカデミーにノミネートさせた程のその存在感は“渋い!”の一言に尽きる(殆ど“地”のままと言う声もあるが)。

スコセッシ監督一人の登場で“ニューヨーク”を表現した演出も見事。

尚、豪華ミュージシャンの一人として出演し、音楽も担当したH・ハンコックは本作でアカデミー作曲賞を受賞している。デクスター・ゴードンのピークを築いたブルーノート時代の最後を飾る傑作。

一度聴いたら忘れられない超名演「黒いオルフェ」以下、名手ゴードンならではの歌心にタップリ浸ることができる。

黒いオルフェ · デクスター・ゴードン

 

「黒いオルフェ」の名演で知られる巨匠デクスター・ゴードンの人気盤。
当時ヨーロッパを本拠地に活動していた彼が一時帰国した際に録音されたもの。

1950年代の空白の時代を経て、60年代に完全復活したゴードンは、ブルーノートに数々の名盤を吹き込んだ。本作はその最終作。
艶やかで逞しいテナーの名人芸を味わえる。
ボビー・ハッチャーソンとの初共演もフレッシュな効果をもたらした。
 <曲名>
 1、黒いオルフェ
 2、フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
 3、ハートエイクス
 4、シャイニー・ストッキングス
 5、エヴリバディズ・サムバディズ・フール
 6、ル・クワフール
録音:1965年5月28日、29日 ルディ・ヴァンゲルダー・スタジオ
<演奏>
デクスター・ゴードン(ts)
ボビー・ハッチャーソン(vib)/バリー・ハリス(p)
ボブ・クランショウ(b)/ビリー・ヒギンズ(ds)

ボサノバにジャズテイストを注ぎ込んだ「黒いオルフェ」で一世を風靡したデクスター・ゴードンの大人気アルバム。 
また彼のブルーノート最後を飾る傑作かも知れない。

有名な「黒いオルフェ」から始まる、ボサノバあり、ブルースあり、バラードありの、まさにいたれりつくせりな快適アルバム。

朗朗と吹いているゴードンも魅力だが、バリー・ハリスのピアノも光る!


実に生々しく聴こえるジャズ演奏は現在のシステムがベストの状態である、特に1950〜60年台のJAZZは未だ新鮮でとてもセクシーである。

JAZZの再生は中域の充実したアンプで聴くのが良いのかも知れない、ブラボー!

ジャズを知らない人でも、Bill Evansこの名前を聴いたことがある方も多いはずです、モダン・ジャズを代表するピアニストの演奏を聴く

2019年09月04日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近夏風邪を引き臥せっている、近くの病院に行くが簡単に風邪ですね!薬を出します、お大事に!

問診共に2分で診察は終了、待たされたのは1時間以上待たされそれから薬の調合に30分、医者に見て(診察)いただくも長い時間が必要である、2日間は熱もあり、咳、痰、おまけに鼻詰まり、散々な週明けになったが本日は体調も落ち着き自宅の中をウロツキ音楽でもとメインアンプのSV-501SEに火を灯す。格安に300Bを聴くには格好のアンプかもしれない最近PSVANEの300Bもお買い得な価格で有り難い交換したがエレハモより相性は良い。

以前音楽之社本のおまけ付きの本真空管ハーモナイザーを購入しアンプの音の変化を楽しんだが、やはり300Bの火屋をSV-501SEで聴くと全く次元が違う音がするようである、今まで味わえなかった豊かに響く低域ヴィブラフォンの音、特に弦楽器の違い透明度のある響きが違った、素直な300Bは実に良く聴こえる。

先週の日曜に先日注文した最新のPSVANE 貴族之声 300B Hifi マッチドペア2本1組セットが到着した。

案内には改良ロットと明記してあるが詳しくわ不明です早速梱包を開き良く足の部分を磨き接点回復剤を塗布しなじませてから現在の球との交換をした。仕上がり状態もチャイナ製にしては意外と綺麗である。


実は以前白袴の300B外箱は茶色でしたが今回は梱包箱が大理石風にリニューアルされた改良ロット品パッキンで2重に保護されていました。仕上がりはとても綺麗でした。

今回の黒袴の300Bはある程度のならし運転は必要であろう、今後馴染んでからの批評に鳴るのであろう。チャイナ製のPSVANE300Bと言えど価格はそこそこの価格で将来はWE300Bは使って見ようと思います。

最初は馴染むまでイージーリスニング的にGustav Leonhardtのチェンバロ演奏を流した、現在使用の球と比べやはり幾分レンジが狭く感じる程度で馴染めば良くなるでしょう。やはり最低50時間程のエージングは必要のようである、確かに黒袴も白袴も音質には変化なしであった。

このPSVANE300Bは改良を重ね安定した製品を製造しているようです。この支那製の球は価格もお手頃でそこそこの音も安定し良いと思う、管球王国93号の記事広告に掲載されていましたので参考にして下さい。音質は時間を重ねる毎に良くなっているように思える、以前所有したPSVANE 貴族之声 300B Hifi 白袴と比べリアル感が強く感じるようになった。音質改善もしたのでしょうか?1,000時間程聴けば結果は出るでしょう。

そして風邪も少し回復し音楽でもと思い、そうだ前から聴こうと思っていたBillEvansを再度聴き直そうJAZZ PIANOの詩人と言われるBill Evansの静かな熱い演奏を聴きたくなる。

筆者がBill EvansのLPを購入はフランス語で紹介するライブ盤(お城のエバンス)At Montreux Jazz Festival by Bill Evansを購入しすっかり気に入り次々とLPを漁った覚えがあります。後記憶に残る曲はなんと言ってもWaltz for Debbyかな・・・・?

ピアノ・トリオが多いエヴァンスですが、フルート奏者のJeremy Steigを迎えて録音した作品"What's New”いつになくエヴァンスが野心的な演奏を繰り広げる「ホワッツ・ニュー」(69年)60年代最後のLPも良い。当時直輸入盤のLPレコードを聴いた印象は、JEREMY STEIG(FLUTE)の横笛の音のリアルさに圧倒された記憶が残る。

昔此のレコード購入した頃はよく聞いた記憶が残る。エヴァンス・トリオが、新進フルート奏者のジェレミー・スタイグと共演したアルバム。「枯葉」を筆頭に、火花の散るような熱いプレイを繰り広げる作品。スイングジャーナル選定 

[ゴールドディスク]受賞

  1.ストレート・ノー・チェイサー

  2.ラヴァー・マン

  3.ホワッツ・ニュー

  4.枯葉

  5.タイム・アウト・フォー・クリス

  6.スパルタカス愛のテーマ

  7.ソー・ホワット 

 BILL EVANS(PIANO) 

 JEREMY STEIG(FLUTE) 

 EDDIE GOMEZ(BASS) 

 MARTY MORELL(DRUMS)

 1969年1月30日,2月3日-5日,11日 NY 録音

Autumn Leaves - Bill Evans With Jeremy Steig

ビル・エヴァンスと新進フルート奏者ジェレミー・スタイグのデュオによるテンション高き演奏傑作共演盤。冒頭の<枯葉>から緊迫したスリリングなインタープレイが飛び出す。このフルーティストは相当特殊な性格だが、ツボに嵌まると凄い。特にタイム・アウト・フォー・クリスにおけるエヴァンスとのブルージーな展開が実にすばらしい。

鍵盤に突っ伏すようにしてピアノを弾くエヴァンスもチマチマしたインタープレイなんかより、この屈折したブルーノートで書かれた曲の方が断然よい。
エヴァンスのピアノに鋭角的に突っ込むスタイグのフルートは、今まで持っていたフルートの印象を一変させてくれる。また、呼気が作り出す風吹き音をジャズのスイング感のダイナミズムに変え見せたスタイグは只者ではない。その証拠にエヴァンスの演奏が途中から明らかにヒートアップしている。熱いエヴァンスが聴ける名盤だ。

このアルバムは真空管でしか聴けないようなゴメスのベースの音が私には聴こえます。実によく響くベースの音が良く聴こえる・・!しかし思えば交通事故で亡くなったスコット・ラファロ(b)を思い出してしまう。当時のジャズミュージシャンとしては、白人であることが珍しく、その中でもひときわ目立ったプレイヤーでした。アメリカのジャズ・ピアニスト、ビル・エバンスの生涯を追ったドキュメンタリー。数々の名演、名盤を残し、薬物依存により51歳の若さで生涯を閉じたビル・エバンス。

1958年にマイルス・デイビスのバンドに加入し「カインド・オブ・ブルー」を制作した当時の様子や、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎えた歴史的名盤「ワルツ・フォー・デビイ」の制作経緯、ジャック・ディジョネット、ジョン・ヘンドリックス、トニー・ベネットら同時代に活躍したジャズマンや、映画の制作中に亡くなったポール・モチアン、ジム・ホール、ボブ・ブルックマイヤー、ビリー・テイラーらも登場。エバンスが駆け抜けた51年をさまざまな角度から読み解いていく。

このエバンスのピアノを聴くと何時も思うのは、最新の機種の装置で聴くより40年前以上の古い装置で聴く方が味わい深い用に思うは何故か?しかも当然最近のアンプよりトランス付きの真空管アンプでの味わいが実に心地よく鳴る。

ビル・エヴァンスの人生には常に死の香りが漂う。トリオを組んでいたベーシストの事故死、恋人、兄の自死。そして自らもプレッシャーに耐えきれず手を染めた薬物に徐々に体を蝕まれて行く。このドキュメンタリー映画は彼の暗部も容赦なく描き出す。長年の恋人がビルの行いのため自死した2ヶ月後に若い恋人と結婚するくだり等、破綻しているように見える彼の性格は理解し難い。が、彼の奏でる美しく静謐で、深みのある音楽を聴くと全てが吹き飛んでしまう。

モダンジャズに身も心も捧げた男の、哀切だが見事な生き様に見惚れてしまう。(ピアノに祈りを捧げるような演奏スタイルの美しさ、崇高さ。)

此のよな思いを感じるエバンスの枯れた大人のジャズピアノの音がエバンスの音楽なのだろう、さすがピアノの詩人とはよく言った物であろう・・・・。

ビル・エヴァンズ(Bill Evans) ことウィリアム・ジョン・エヴァンズ(William John Evans、1929年8月16日―1980年9月15日)51歳で亡。

ジャズ評論家で友人でもあり、「ワルツ・フォー・デビー」などの曲の作詞家だったジーン・リースは「彼の生涯は世界で最も時間をかけた自殺のようなものだった」と語ったと言う。その麻薬常習癖や周りの人の死の問題は、彼について書く時に避けて通れないことではあるのですが、(純粋に音楽を聴くために)余り触れないで済ませたいと思っています。

1959年発表のリバーサイド4部作の最初の作品。 『枯葉』『いつか王子様が』『ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ』などのスタンダート曲でビル・エヴァンス、スコット・ラファロ、ポール・モチアンのインタープレイが堪能できる名盤です。

 ジャズの最初の1枚としてよく紹介されています。 こちらのアルバムにはモノラルとステレオの各バージョンの『枯葉』は収録されてますので是非、聴き比べてください

Waltz for Debby

  降っても晴れても

  枯葉 (テイク1)

  枯葉 (テイク2) (MONO)

  ウィッチクラフト

  ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ

  ペリズ・スコープ

  恋とは何でしょう?

  スプリング・イズ・ヒア

  いつか王子様が

  ブルー・イン・グリーン

  ブルー・イン・グリーン (別テイク) (ボーナス・トラック/MONO)

ビル・エヴァンス「ワルツ・フォー・デビイ」

リリースは1961年録音状態も大変すぐれ当時クリヤーな音に驚いたJAZZはVERVE RECORDを多く購入した記憶がある、しかし当時LPは相当高額で購入は頑張って1ヶ月2枚が限度でした(笑)

「ジャズを初めて聴いたのは、このアルバムから」という方も多いくらい、時代も世代も超えて今も愛され続けているアルバム「ワルツ・フォー・デビイ」。タイトル曲は、日本のCMでもカバーソングが流れていたので、ご存じの方も多いかもしれません。

めいっ子のデビイにささげられた曲で、当時(56年)、彼女はまだ2歳。そのかわいらしい様子を、愛情たっぷりに映し出しています。デビイがライブに顔を出すと、必ずエヴァンスはこの曲を演奏していたとのこと。

このアルバムはニューヨークの老舗ライブハウス、ヴィレッジ・ヴァンガードでライブ録音されたもので、会場のお客さんの話し声やグラスの音が一緒に聞こえてきます。信頼の置けるベースのスコット・ラファロ、ドラムのポール・モチアンとのピアノトリオでの演奏で、息の合う3人の寄り添った演奏がたっぷりと聴けます。

彼のピアノを楽しむには、リラックス出来る部屋にて、適度な音量で少し絞りめにした美音で、少し暗くした部屋でしんみり楽しむ大人のジャズであろう。

この日にしかない、この日だけの演奏。“一期一会”という言葉をジャズの生演奏を表現するのによく使いますが、まさにこの日のライブがそうであったように、ほどなくベースのスコットは交通事故で亡くなり、このトリオでのライブはこれがラストになってしまったのです。いろんな思いが詰まった本作。

3人のこん身の演奏をぜひ聴いてみてください。是非残したいアルバムです間違いなく今聴いても決して古さは感じない、

Bill Evansnoの、のりに乗った熱演奏が聴けます、ブラボー!