昨日は節分(季節を分ける)から来ているそうです。各地で豆まきが行われました。
此の寒い中昨日は外仕事ですっかり又風邪を引いたようです。今日はゆっくり音楽で癒やされます。
私はハープという楽器についてほとんど知らないが、ハープの弦は全音階的に調弦されているはずで、
現代のペダル付きハープは、それらを足で踏んで半音上げたり全音上げたりして演奏する。
全部で47本の弦が張られており、それを7本のペダルで操作するのだから、
その優雅な音色とは裏腹に、かなりの「重労働」のはずである。
カトリン・フィンチそれを難なくこなし、
バッハの音楽も流麗に淀みなく演奏している。
Catrin Finch - Bach (Trailer)
チャールズ皇太子お抱えのハープ奏者、カトリン・フィンチによるバッハのゴルトベルク変奏曲。
ハープによるゴルトベルク変奏曲の録音は世界初なんだそうです。
聴いてみるとこれがまた天国的な響きで、
あまりの心地よさで4トラック目くらいから最後の32トラックが終わる直前まで寝てしまった!
まるでオルゴールを聴いているかのようである。彼女はこの曲の研究に3年を費やしたそうだが、
チェンバロもピアノもハープも弦楽器なのでどれも違和感なく曲の美しさが素直に表現される。
そう思わせる素晴らしい演奏であって一聴の価値あり。
Catrin Finch - Goldberg Variations (1st Royal Harpist)
「ハープの女王」と呼ばれるカトリンはイギリスのみならず世界中の観客を魅了し続けている。
5歳でハープに興味を抱いてから瞬く間に才能を発揮し始め、
9歳の時にはイギリスの音楽検定試験の最上級、8級の最高点を獲得した。
パーセル・スクール・オブ・ミュージックに入学する前の8年間はエリナー・ベネット(ElinorBennett) に師事し、
後に英国王立音楽院に進む。英国王立音楽院ではスカイラ・カンガ(Skaila Kanga)に師事し、
同学年の最優秀生徒に送られる女王賞を受賞。2002年に同校を卒業した。
カトリンは先日までチャールズ皇太子(ウェールズ王子)の御用達ハープ奏者を務めていた。
1873年以降は誰も務めることがなかった栄誉職に2000年から2004年まで任命されていた。
在任期間中は王宮の定期演奏会のほか、世界中の王室関係者のために演奏旅行を行った。
カトリンはイギリスのみならず海外でも主要テレビ番組やラジオ局に出演している。
最も初期のテレビ出演の中にはBBCの「ブルー・ピーター(BluePeter)」(名物教育番組)
に2回出演したことが含まれるが、 それ以降はイギリスのラジオとテレビ番組に数え切れないほど出演している。
2003年には「チャーリーズ・エンジェル」という題のテレビ・ドキュメンタリー番組を自身で手がけ、
同番組は優秀音楽番組として英ウェールズアカデミー賞を受賞した。
作曲家カール・ジェンキンスとは近しく共同活動を続けてきており、
チャールズ皇太子から委嘱された2台のハープのためのコンチェルトの初演などはその一例である。
カトリンの最新作、J.S.バッハの『ゴルトベルク変奏曲』はドイツ・グラモフォンから
2009年1月(日本盤は4月)にリリースされてる。
彼女はウェールズ大学アベリシウス校とバンガー校、英国王立ウェールズ音楽演劇大学、
英国王立音楽院からそれぞれ名誉学位を与えられている。
また、英国王立ウェールズ音楽演劇大学と英国王立音楽院では客員教授も勤めている。
様々なコミュニティや若い世代との活動でも知られるカトリンは、ハープとクラシック音楽の魅力を幅広く、
新たな観客たちに伝えようと献身的に活動している。
やはりハープと聴けばヘンデル:ハープ協奏曲も聴きたくなります。
カトリンのヘンデルは有りませんのでヴァレリーミロのハープで ヴァレリーMilotは、
ケベック州で生まれ、カナダのハープ奏者です。
2008年に、 彼女は名門勝つために最初のハープ奏者となったグランプリデューロップ(第97版)。
彼女の成熟した音楽本能のためだけでなく、彼女の解釈の力と洗練さについても有名です。
HANDEL, KONZERT fur Harfe und Orchester Op.4 Nr.6 I
ハープ協奏曲集
[1] ヘンデル:ハープ協奏曲変ロ長調Op.4-6/HWV.294
[2] ボイエルデュー:ハープ協奏曲 ハ長調
[3] モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
【演奏者】 ヴァレリー・ミロ(ハープ)
ベルナール・ラバディ(指揮) ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワ クレール・マルシャン(フルート)
此のハープの調べはオルゴールの様な音で疲れをいやしてくれ実に快い響きが好きです。