放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

モグモグ隊

2018年11月21日 | モグモグ隊
どうも最近は、モグモグ隊の成果報告ブログになっているような気がするので、「モグモグ隊」のカテゴリーを追加してみました。
台湾遠征分から、このカテゴリーにしています。

本来であれば、台湾・高雄遠征分を完結させてからの報告にしたかったけれど。今週末の連休を使って、今年のモグモグ隊の遠征に行って参ります。

今度は、国内。
福島へ。
大型新人も加入し、パワーアップすること間違いなし。

ブログに書けるのは、かなーり後のほうになってしまいそうだけれど…。



モグモグ隊 高雄遠征 第7話

2018年11月06日 | モグモグ隊


モグモグ隊 高雄遠征メンバー
(を):をきな氏(絶対的リーダー)
(や):やはぎ氏(特攻隊長兼撮影主任)
(し):シェリー氏(見習い隊員)
(に):にいや(永久幹事)



2日目を迎えた。
昨日の夜、あれだけ食べたのに、寝ているだけでお腹が空くなんて。
もちろん今日もバッチコイの精神でモグモグする所存である。

ともあれ、旅先で迎える朝は自由である。
前日のガチョウ肉の宴でフィーバーした我々は、惰眠をむさぼって、起きた人は適当に時間を過ごすということにしていたが、(や)だけは違っていた。
何があっても朝4時に目を覚ます男として、20年以上にわたってMr.早起きの名をほしいままにしてきた彼は、いつの間にか外出をして、朝の一人散歩を楽しんでいたのだった。








以上、3点の写真は(や)が出会った高雄の朝の風景である。
僕は高いびきで寝ていたので、詳細は知らないが、早朝数時間の散歩は有意義だったと思われる。


時計が10時を指そうとする頃、我々は何となく起き、何となく歯を磨き、何となく排便をし、何となく洋服を着て、何となく集合した。
「あー、よく寝た」と満足そうな(を)と(に)を横に、(し)は朝イチから超不機嫌モードだった。

(し)イビキ、すごすぎ…

原因は同室だった(に)の轟音。
一睡もできなかったかのように、目の下にクマをつくっている。

(し)ウォークマンしてもなお聞こえてくるんすよ…

と、(を)と(や)に愚痴っている。
「まあまあ、犬に咬まれたと思って…」と(し)をなぐさめている二人もまた、爆音製造機なのである。
つまり、モグモグ遠征で夜の静寂を求めるのであれば、シングルルームに泊まるしかないのである。



ともあれ、お目目パッチリさんになった我々がまずやることは、当然ブレックファーストだ。
昨日散歩をしている中で何となく見当をつけていた方へ歩いて行くと、




市場を発見。
ええ感じ。

狭い路地の両側には、野菜や肉、魚などの生鮮食料品から日用雑貨まで、ありとあらゆるものが並び、さらには道の中央にも勝手に店を開いている人がいる。徒歩だけでなく、この人の中を原付に乗りながら買い物をするムッシュやマダムもいるものだから、もうカオス。
でも、こういうところが、歩いていておもしろいのだ。
何回か原付に足を踏まれそうになったけど。







路上市場で、中華ちまきを売っていたので、買い食い。
1個30円くらいだっただろうか。
醤油とだしの味がご飯に染み込んでいて、おいちい。
全員1個を食べたが、中途半端にお腹に入れてしまったので、余計に空腹を感じるように。


100軒以上の店が出ているわけだから、絶対どこかに地元民御用達の食堂があるはずと思い、徘徊していると、市場の脇に伸びる路地に、一軒の屋台を発見。
市場歴がゆうに50年以上というようなオーラを出した熟々女が、ジャッキーチェンがいたら武器にしてしまいそうな木の長椅子に座り、丼飯をかっこんでいる。
店を切り盛りするのは、腰が曲がる寸前の女将と、隅のほうでも黙々と皿洗いを続けるその旦那。店を出して数十年は確実にいっているであろう、もう何も会話しなくてもすべてが通じる、阿吽の雰囲気。

ここだ、ここしかない。
高雄の究極のローカル飯だ。

と、すぐさま入店(単に椅子に腰掛けただけ)。


もちろん英語も何も通じるわけがないが、ここは台湾、こういう年齢層のところはやっぱり日本語が通じた。カタコトでも、こうなると嬉しい。




女将が黙々と作り続けるおかずを、適当に指させば、皿の上に盛ってくれる。
肉あり、魚あり、野菜あり。
一品一品が、路上で作られた、まさに市場飯だ。
4人とも白ご飯を食べようとしたら、なんとトッピングで魯肉飯にしてくれるらしい。
僕は白ご飯が食べたかったが、ほかの3名は喜び勇んで朝から脂ギッシュ。
そして、一口食べれば、そのやさしい味付けはまさにおふくろの味。好吃である。

こんな屋台に日本人が来ることはめったにないようで、女将も旦那も、何となく我々の様子をうかがっていたが、全員が「うんめー、うんめー」とかき込むように食べていた様子を見て、満足そうに次の作業に取りかかっていた。

お会計は、これもよく覚えていないのだが、一人150円くらいだったのではなかろうか。
近所にあれば、毎日通うこと間違いなしである。
老夫婦がいつまでも元気で店を続けられますように祈りつつ、箸を置いたのだった。



(つづく)