放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

疑惑よ晴れろ!八重山紀行(7)

2017年12月22日 | 国内旅行で我慢する

千葉ロッテマリーンズのキャンプを見学したあとは、石垣市内を散歩。
近くでおいしい店はないものかと検索してみたら、石垣そばの店を見つけた。



キミ食堂。
なんでも一般的な石垣そばのかつおダシではなく、味噌味らしい。
美味しいものであれば何でもいただく主義なので、訪問を即決。




店に入ると、観光客ではなく、地元の人ばかりだった。
小上がりの畳席では、家族が自宅のようにくつろいでいて、店員はオバアばかり。
壁に貼られた習字も、自宅感を演出。
サービス重視とは言えないが、なぜかホッとする。





そして注文した味噌ベースの石垣そば。
案の定、結構なボリュームで、嫁さんは「毎日こんだけの量を普通に食べてたら太るわ」と多少残していた。


満腹になり、腹ごなしに再び散歩しながら、のんびりホテルへと向かう。




路地裏の猫。
毛がモッサモサだけど、暑くないのだろうか。


そしてホテルへ到着。



今回のホテルは港に面したビジネスホテル。
一人旅の時はゲストハウス一択なのだが、いつもの僕の旅はゲストハウスなんだけど?と嫁さんに提案したところ、あえなく却下。値段はゲストハウス並みのビジネスホテルに落ち着きました。

チェックインをして部屋に向かうと、



海のすぐ横に建っているということもあり、部屋の扉がサビついている。
自然ってすごい。





部屋からの眺めは完璧。
眼下には、島々へ向かう船が行き来する港が。
ベランダもそこそこ広く、ここでビールを飲んでいれば、もう何にもしなくてもいい。




ベランダは西向きだったので、夕暮れも楽しめた。


あまりの快適さに、しばし惰眠をむさぼってしまい、気付けばもうディナータイム。
どこに行こうかと迷っていたが、嫁さんの「あんたがいつも行ってる店に連れて行け」と言われ、バスターミナル裏の居酒屋「金ちゃん」へ。
以前に一人旅をしていた際、宿で知り合ったおじさんに連れて来てもらった店。

とりあえず、オリオンで乾杯!



この店、なにがすごいかって、そのいいかげんさ。
店にはメニューがあるものの、2,000円で、3,000円でと頼めば、その料金内でいろんな料理を出してくれる。そして、泡盛飲み放題。
オリオンビールも最初の1杯は飲める(2杯目からは有料とのことだったが、セルフで注ぐので、マスターの金ちゃんには伝えたものの、それがきっちりカウントされているかは不明)。

この日も、とりあえず3,000円×2でお願いしたら、付き出し的なものから、一品料理まで、次々に運ばれてきた。
何が出て来るかまったく予測不能で、金ちゃんが作るものをただ食べ、ひらすら飲むという店だが、これがまた楽しい。



石垣牛をバーナーで焼いてくれる金ちゃん。
3,000円で石垣牛まで食べられると思わなかったので、もうウハウハ。
泡盛も進む、進む。

そのうち夜もふけていき、いつの間にか隣のテーブルの人たちと談笑。
お客さんの出入りもなくなり始めたので、金ちゃんも参戦。
ビールを数杯、泡盛の3合瓶を2本開けて、この日の宴は終了。

完全に出来上がった僕と嫁さんは、千鳥足でホテルへ帰り、バタンキュー。
石垣島の夜はこうして更けていく。


最終日は、お土産を買って飛行機に乗って買えるだけ。
空港で嫁さんにどうだった?と恐る恐る聞いてみた。
「おいしかった。楽しかった」とのありがたいお言葉を頂戴しました。

果たして僕の疑惑は晴れたのか?
「次は宮古島に行ってみたいわー」を能天気に語る嫁さんの横で、シーサーが微笑んでいた。




(完)
コメント
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