日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

信心深き友

2007-01-12 | つれづれ
本当は友なんて言っはいけない先輩の話です。
昨年末、お父様を無くされた先輩の方です。

もう、明日でお父様が亡くなって35日だそうです。
お父様が亡くなって35日、精進(魚や肉などの慰み物を口にしない)を
続けているという事でした。
一般的には近親者がなくなった場合、
49日間精進をするということになっていますが
色々な食材が氾濫するこの時代において
精進を続けることは至難の業ではありません。
実際には、初七日で精進揚げをすることが多くなっています。
案の定、親戚縁者の中でもその方一人だけ精進を続けているとの事でした。

驚いたのはその友人(何度も言いますが立派な先輩でこんな言い方は失礼なのですが・・・。)が
宴会に出た料理には見事に箸をつけられなかったことです。
いいえ、厳密には慰み物を除いて綺麗に分別して食されていたことです。

本当に亡くされたお父様のことが大切だったことは
火を見るより明らかです。
亡くなられたお父様も、わが子の信心深さには感嘆されていると思います。
例え出汁でさえ魚っ気を気にする位ですから・・・・。

皆が刺身を食べている時にツマを食べる。
皆が南蛮漬けを食べている時に付け合せの芋茎を食べる
皆が慰み物を食べる時には、見事なほど野菜を食べていました。

私も幼い頃(確か小学3年生と5年生の頃)49日をした経験があります。
食べ盛りの頃(しかも仏教のことなど頭に無い頃)ですから
49日というものは、なんとも辛いものだという感覚しかありませんでした。

今、思うと精進をする心を持っていれば
もっと意義深いものだったのでしょうね。

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