だからお客は逃げてゆく

一品270円の廉価で飲食物を提供する居酒屋へ行ってきました。
生ビールも270円なら枝豆のお通しも270円
どこかで挽回はしないといけないのでしょうが
なんだかぼったくられ感が出てしまいました。

270円の看板を見た瞬間
今日は安く飲めるという気持ちが先に立つせいでしょうか。

地元の老舗ホテルで宴会がありました。
出てきた品数を見ても、材料を見ても
それなりの宴会料理であることは明らかでしたが
信じられないのは最初からセットされていた八寸
生ものである筈のイカの梅肉和えが乾ききっています。
本来しっとり感のあるべきものがすべて乾ききっています。
趣向を凝らした筈の豆の煮ものに至っては歯が折れるかと思う位に乾いていました。

人件費の節減のために少人数でセッティングしたのでしょう
宴会の何時間も前に料理を作り
暖房を効かせた部屋で放置しておいたことは明らかです。

そして最後はある喫茶店でのお話し
パンケーキの上に薄切りのバナナが何枚も飾り付けられています。
そのバナナをフォークで刺そうとしますが硬くて刺せません。
なんでやねんと思いつつ刺すのを止め、掬って口に運ぶと
口の中が一瞬にして凍りつきました。

なんと切ったバナナを冷凍してあるのです。
確かに生のバナナを置いておくと日持ちしません。
だからと言ってバナナを冷凍しておくのもどうかと思います。
しかもそれなりに高価な値付けです。
またしても原価管理最優先です。

確かに儲けがなければお店の運営はできません。
儲けを出そうとするのなら
経費を減らすことばかり考えるのではなく
売り上げを増やすことを考えるべきです。

本末転倒の経営術
どうも後ろ向きの経営手法が蔓延しているようですね。