日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

無気力営業

2012-02-20 | 危機管理
物が売れない
商品が売れない
不況だ
円高だ
・・・

言い訳ばかりして
売る努力をしていないということから目を逸らしている人はいないでしょうか?

A店・・・数か月前に開店したばかりのお店へ行きました。
     第一印象はお店が新しいことも有り明るく開放的な店づくりです。
     私が車で乗り付けるとすぐに車内から飛び出してきて駐車場へ誘導
     私のお目当ての商品があるかと尋ねるとそのお店では取り扱っていないとの回答
     「じゃあ、帰るわ」と言ったら
     「せっかくいらっしゃたんですから参考までにお目当てではないが商品を見て行ってはどうか?」
     との一言でお目当てではない商品を参考までに見てみた。
     かなり心が動いたが私には分不相応ということで退却
     「私のお目当ての商品があるのはどこ?」と聞くと
     即座に「B店またはC店でしょう」と笑顔で回答
     道順や目印を教えてもらい駐車場から道路へ出るまでお見送り

B店・・・お店の駐車場は雪だらけ
     建物は古く中の電灯が点いているのかどうかも外からは分からない
     当然のようにお出迎えはなし
     お客は私しかいないのに店内に入って行っても声掛けはなし
     雰囲気が良くなかったけれど「ここには○○は置いてないの?」と問いかけると
     「○○は、今置いてありません。なかなか出ない(売れない)ので展示はしてないのです。」との答え
     「どこへ行けば置いてあるの?」と聞くと
     「地域の統括店舗へ行けば必ずあると思うのですが後はどの店舗に置いてあるかわかりません」との答え
     「じゃあ、従業員さんで持っている人はいないの?」と聞くと
     「高額商品なので誰も持っていません」との答え
     自社の誰も自社商品を買わないということはその意気込みというものが知れてしまいます。
     勿論帰りはお見送りもありませんでした。

C店・・・実は自宅から一番近いお店なのですが建物が古くパッとしたイメージが無い為敬遠していたお店です。
     午後という時間帯なのになぜか雪かきをしていました。
     駐車場は雪でいっぱいで停めるスペースが見当たらないため駐車可能な場所を雪かきをしている社員に問い合わせ
     駐車の誘導もなければ店内への誘導もなし
     社員たちは黙々と雪かきに精を出していました。
     それでも店内に入るとすぐにお目当ての商品が飛び込んできました。
     「ちょっと見せて」と声をかけ品定めをしているのに店員は声をかけてきません。
     遠巻きに見ている感じです。
     「商品説明してくれる?」そういうと初めて静々と近寄ってきて質問に答えてくれました。
     お客側がいろいろ質問をしているのに質問に答えるだけでまったく提案はなし
     椅子に腰かけて飲み物を促すでもなし、売る気がないとしか見えません。
     こちらが見積もりを促してもこちらが言わない限りはオプション品はなにも付け加えようともしません。
     なんだかこちらの方が買う気を無くしてしまいそうでした。

国内ナンバーワンのメーカーの販売店がこの有様です。
中小零細企業の営業マンに売って来いというのは酷なのかもしれないと思ってしまうほどです。

それでも「売らなきゃ儲けは出てこない」のです。
何が何でも売らなきゃいけないのです。
人としての魅力も
お店としての魅力も
商品を光らせる営業力も
ナイナイナイではいけないのです。

本来ウキウキする買い物をしようとしているのに
心が折れてしまいそうな販売店の対応にただただがっかりさせられた思いです。

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