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好少年

2017-05-20 14:34:58 | 日記
タイちゃんはボクちゃんの7つ違いの兄である。今年、中学1年生になった。タイちゃんは小学校の4年生頃から言葉がきれいになった。家人や娘が遊びに行くと、敬語で接するようになった。家人とは4親等、娘とは5親等にあたる血縁であるが、いわば近くに住む親せきのおばちゃんとお姉ちゃんだから、返事なら「うん」、肯定や否定なら「そうだよ」「ちがうよ」がふつうだろう。そのことを私はとても気持ちよく感じた。タイちゃんは親から言われて敬語を使っているのではないと私は確信した自分で、そうしようと考えたのである。それが素晴らしいところなのだ。

以前にも書いたが、タイちゃんは無類の読書好きである。ヒマが無くても本を読んでいる。最近のことはよく知らないが、小学校3年生のときに、娘が明智小五郎をプレエントしたら大喜びしたそうだ。この頃はブックオフに通っているようだ。想像すると島崎藤村か山本有三あたりを漁っているのではないか。松本清張、アガサ・クリスティーはその次か。

タイちゃんは美男子である。読書家だから、とっくに眼鏡をかけている。英語塾に通い、空手道場にも行っている。「もうちょっと背丈があると」と家人と娘が口を揃える。

「話していて気持ちのよい少年」というのは滅多にいない。妙に利口ぶったり、あるいは恥ずかしがったり、不良ぶったりつまり自分をきちんと表現できないのが少年期の特徴であり、それが当然である。その中で大事なのが言葉だと思う。きれいな言葉を使うというのは、それだけでオシャレである。それだけで恰好いい。タイちゃんは10歳でそれに気づいた。そして、それが自然に身についた。私の血縁ではないが、親戚老人として自慢したくなる。

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