世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

三原駅 三原城天主台跡

2016-03-02 23:30:00 | 史跡・観光・他
大久野島へ行ったさいに立ちよった、JR三原駅。この駅は城跡の上を
貫くように造られており、駅の中から天主台跡へ行けるようになっている。

駅構内に置かれていた備後国三原城の模型。沼田川の河口に位置するこの城は
満潮時になると海に浮かんだように見えていた事から、浮城と呼ばれていたそうだ。
備後国三原城模型 備後国三原城絵図

JR山陽本線・山陽新幹線は、この城跡を南北に分断する形で通っている。
駅より南側はもともと海だったが、埋め立てられて現在の街並みができた。

三原城の大半は消失してしまったが、その当時の名残りはいくつか存在しており
中でも三原駅の北側に接している天主台跡は、現在も公園としてその姿を残す。
三原城天主台跡入口 三原城天主台跡
天主台跡の開放時間は、06:30~22:00。入口の階段を上ると、すぐに到着した。

日本一の規模を誇る天主台というだけあり、残っている部分だけでもかなり広い。しかし三原城が建築された
1567年には、まだ天守閣を築く文化が無かったらしく、ある意味この広さも宝の持ち腐れのように感じてしまう。
三原城天主台跡 三原城の天主台から眺める堀
現在も天主台の周りは、水を湛えた堀でグルっと囲まれている。
東側を見下ろすと、堀の向こうに何かある。あちらへ行ってみよう。

バス停や、タクシー乗り場の中に小さな広場があった。ここは隆景広場だ。
三原駅 隆景広場 小早川隆景像
三原城の城主、小早川隆景の像が天主台を眺めるように建てられていた。
また石像に向かい合わせて隆景広場の石碑に、原爆死没者慰霊碑もある。

隆景が眺めている天主台の石垣。その高さは、およそ13m。
アブリ積みという、本来タブーとされている積み方で建てられた。
三原城天主台の石垣と堀 天主台石垣説明板
余裕があれば、もっと三原城関連の探索もしてみたいところだけれど12時間も電車を
乗り継いできた後なので、翌日の島めぐりにも備えて今回は、このくらいにしておこう。

駅から徒歩0分の城跡、これほど巡りやすい場所もなかなか珍しいのではなかろうか?

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