自然ウオッチングセンタースタッフのブログ

北海道札幌で、自然観察や環境教育を通し、自然とのふれあいを進め、自然への理解を深める活動を行っている団体です。

2020年6月23日(火) 観察会再開第二弾 自然散歩「農試公園」

2020年06月23日 | 季節の自然散歩

先週から活動再開の自然ウオッチングセンター、第二弾の身近な場所で自然散歩です。

今回も、定員10名、マスク着用、道具の貸し借りをしない、ガイドは必要に応じて拡声器などを使い大声を出さないようにする、等々の対策をとった上での実施です。

琴似駅側から農試公園へ。農業試験場だった歴史も紹介。公園は、農業試験場の後にできたので、樹木もほとんどが植えたものです。

ゼニバアオイ。外来種ですがキレイですね。

ヤエザクラが咲いていました!!1ヶ月ほど遅いですね。遅咲きの種類か?遅れて咲いたのかな?

桜の葉に、大きなコブが! 虫コブです。サクラハトサカフシ。コブの中にはアブラムシがいっぱいです。

今日は虫コブがいろいろ観察できました。

こちらはケヤキの虫コブ。すごい数ですね。 カワラヒワやスズメが一生懸命この虫コブを割って、中の虫を食べていました。鳥達の大切な食料ですね。

プラタナス(モミジバスズカケノキ)の葉っぱには、白い綿が。よく見ると。

プラタナスグンバイがいました。

良い匂いのするコシカギク♪

午前の回、終わり頃には晴れて、ちょっと暑くなりました。琴似発寒川沿いからは、手稲山や三角山も見えました♪

午後の回も実施。暑くて大変かと思いましたが、意外と涼しく終わりました。

■2020年6月22日、農試公園で見たもの

【植物】ポプラ、プラタナス(モミジバスズカケノキ)、シラカンバ、ヤチダモ、ケヤキ、カツラ、ナナカマド、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、キタコブシ、ハルニレ、ニセアカシア、トチノキ、エゾヤマザクラ、サトザクラ、ドイツトウヒ、プンゲンストウヒ、シナノキ、イチョウ、ゼニバアオイ、ミミナグサ、コテングクワガタ、タチイヌノフグリ、エゾタチカタバミ、セイヨウノコギリソウ、タンポポモドキ、セイヨウタンポポ、ナズナ、キレハイヌガラシ

【野鳥】アカゲラ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、アオジ、カワラヒワ、コムクドリ、スズメ、ハシブトガラス

【その他】エゾシロチョウ、サクラハトサカフシ(サクラフシアブラムシ)、ケヤキハフクロフシ(ケヤキフシアブラムシ)、ハルニレハフクロフシ、プラタナスグンバイなど

※午前と午後で少しずつ見たものが違います。

レポート:Satomi.S

次回、自然散歩は、7月7日(火)さっぽろ自然散歩です。

 

自然ウオッチングセンター主催行事は、下記の対策を行い活動します。

定員10名。申込み制。必ず申込みください。先着順。 (定員オーバーの場合、グループ分けや午後の回の設定を検討します。)

・マイクの使用 飛沫の飛ぶ大声を控えるため、マイクを使用する場合があります。

・離れて解説 顔と顔を近づけることになる細やかな解説は避け、歩くことがメインになります。

・全員マスクの着用 ガイドもマスク着用させていただきます。皆様にもマスクの持参をお願いします。

・受付での体調確認 体調の悪い方は参加をお控えください。ガイドの体調により直前中止の可能性があります。

ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

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6月22日(月)苫小牧近所の自然散歩~鳥類調査&植物調査

2020年06月22日 | 苫小牧近所の自然散歩

今日は、苫小牧で「モニタリングサイト1000里地調査」の鳥類繁殖期調査と植物調査を行いました。ひさびさに皆さんと一緒の散歩です。

7:00に集合。鳥類調査です。暗い曇り空で、風も強い日。鳥類調査には不向きですね・・・

暗い森の中の写真が、ピンぼけだらけでした。。。すみません。野鳥は少なかったですが、キビタキやオオルリのさえずりは聞こえました。シジュウカラの巣も発見。

この立枯れ木のウロから、シジュウカラの雛の声が♪ 親が餌を運んでいました。枯れ木も大切な森の一部ですね^^

イタヤカエデの未熟なプロペラ(実)がたくさん落ちていました。

オオウバユリは、シカに食べられた跡も多く、つぼみも見つけられませんでした。

ハクウンボクの花が多く、花が終わってもキレイなまま落ちているので、別の花が地面に咲いているみたいに見えます。

冬の間に、樹木が切られて見晴らしの良くなった景色に、みんなビックリ。

ちょっと休憩を挟んで。帰り道で植物調査しました。

ちょうど端境期なのか、花はとても少なかったです。エゾタツナミソウが可憐

住宅街の空き地では、白いムシトリナデシコを見つけました。

■6月22日に見られたもの

【野鳥】ハクセキレイ、ドバト、キジバト、アオバト、センダイムシクイ、エゾムシクイ、アオジ、ホオジロ、オオルリ、ヒヨドリ、アカゲラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、カワラヒワ、コムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、カササギ、オオセグロカモメ、エゾセンニュウ など

【植物】ササバギンラン、チシマアザミ、オオダイコンソウ、ヒメジョオン、ハルジオン、ウマノミツバ、ウラジロタデ、ハナニガナ、キクムグラ、フランスギク、クマイチゴ、フタリシズカ、ナワシロイチゴ、ハマナス、コウリンタンポポ、クルマムグラ、キツリフネ、ハクウンボク、ヘビイチゴ、イワミツバ、コンフリー、ハキダメギク、エゾノミツモトソウ、ウズラバタンポポ、エゾタチカタバミ、ミミナグサ、オオミミナグサ、オオヤマフスマ、クサノオウ、コウライテンナンショウ、コテングクワガタ、シロツメクサ、セイヨウタンポポ、タチイヌノフグリ、ツタバウンラン、ノハラムラサキ、ノボロギク、ヒメスイバ、ムラサキツメクサ、コメツブウマゴヤシ、マメグンバイナズナ、セイヨウノコギリソウ、エゾアカバナ など

【その他】エゾシカ(足跡、フン、堀跡)、キタキツネ(堀跡)

次回の苫小牧近所の自然散歩は、7月13日(月)9:00~12:00頃、植物調査を行います。

参加希望の方は、申込みください。新型コロナウィルス感染状況により中止になる場合もあります。

Satomi.S

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ちびっこ遊び隊!通信 2020年6月19日(金)小さな生き物探し

2020年06月19日 | ちびっこ隊

ちびっこ遊び隊!次回の情報はこちらへ
今日は、旭山記念公園で「ちびっこ遊び隊!」を行いました。3月から、ずっと中止になっていたので4ヶ月ぶりの活動です。

・定員5組のみ・大人はマスク着用・家族ごとの活動を行う・指導員は必要に応じて拡声器などを使い大声を出さないようにする、等々の対策をとった上での実施です。

絵本も2冊用意して、読む人はちょっと離れて。絵本を見せる人は声を出さずに近くで。

今日は、かたつむりの絵本♫

かたつむり!みつけたよ♪ サッポロマイマイです。

移植ゴテをもって探検!地面の虫を探しました。 雨上がりだったので、ナメクジいっぱいでした。

ナメクジと、人気のダンゴムシ!

ニホンカナヘビも見つけました♪

虫取り網をもっての探検にも出かけたよ♪

ゾウムシみっけ♪ 気温が低かったからか、飛ぶ虫はあまり見つかりませんでした。

桜の実がいっぱいなっていましたね。 握りしめて、手が真っ赤になっていた子も^^

ゆっくり、小さな生き物探しできました。

今回の遊びは、親子でおでかけ北海道「野あそびブック」の21ページ(オオバコラーメン)、39ページ(空飛ぶカエデの種)、61ページ(虫取り網の使い方)、64ページ(虫を観察しよう)、68ページ(虫コブ)に載っているので参考にしてください。

次回のちびっこ遊び隊!は、7月に「川で水あそび!」です。
ohyou

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2020年6月17日(火) 観察会再開第一弾 自然散歩「桜山」

2020年06月17日 | 季節の自然散歩

 4月14日以来、新型コロナ感染防止のため中止してきた自然ウオッチングセンターのイベント。本日やっと再開となりました。

 定員を10名とする、マスク着用、道具の貸し借りをしない、ガイドは必要に応じて拡声器などを使い大声を出さないようにする、等々の対策をとった上での実施です。

楽しみに待っていてくれた参加者は、10名を超えてしまったので、午前、午後2回実施することになりました。

 花は端境期のようで、あまり多くはありません。

 ミヤマナルコユリが今日の主役です。葉の影にひっそりと咲く奥ゆかしさがいいですね。

 ササバギンランは花が終わっています。目立ちませんが、目がなれると見つけられるようになります。

 フデリンドウも花は終わり。実が育ちつつあります。

 ベニバナイチヤクソウも、花は終わりの時期。イチヤクソウの仲間では、イチヤクソウ、ジンヨウイチヤクソウ、ウメガサソウもありましたが、どれも微妙に時期がずれていました。

 木陰では涼しく感じる気温。それでもエゾハルゼミは絶好調で鳴いています。おかげで野鳥の声はほとんど聞くことができませんでした。

 エゾヤマザクラの葉に、イモムシのような形の虫コブがたくさんついていました。調べてみると、サクラハトサカフシでした。ニワトリの「トサカ」に見立てたのですね。中にはアブラムシがうじゃうじゃいました。

 歩いたコースの一部は、定山渓鉄道の廃線跡を利用した遊歩道。「12」の数字が書かれた石柱は、里程標(出発点からの距離を示す標識)でしょうか。

2020年6月17日、桜山で見たもの

【植物・草本】
ミヤマナルコユリ(花)、チゴユリ、オオアマドコロ、オオウバユリ、マイズルソウ、コウリンタンポポ(花)、キバナノコウリンタンポポ(花)、ブタナ(花)、センボンヤリ、ハルジョオン(花)、オオダイコンソウ(花)、ハエドクソウ、イワミツバ(花)、ウマノミツバ、フデリンドウ、シナガワハギ(花)、ベニバナイチヤクソウ(花)、イチヤクソウ(花)、ジンヨウイチヤクソウ、ウメガサソウ(花)、カノツメソウ、ツクバネソウ、クルマバソウ、オククルマムグラ
サイハイラン(花)、ササバギンラン、トケンラン(花)、エゾスズラン
クサヨシ、カモガヤ

【植物・木本】

オオバボダイジュ、ナナカマド、アズキナシ、ハリギリ、タラノキ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ヤマモミジ、ホオノキ、キタコブシ、ヤマグワ、ハルニレ、クリ、ミズナラ、シラカンバ、ウダイカンバ、アサダ、ツノハシバミ、イボタ、イワガラミ、ツルアジサイ、コクワ、ツルウメモドキ、ヤマブドウ、アオダモ、アクシバ、ウスノキ、イヌエンジュ、ニセアカシア、トチノキ、エゾヤマザクラ、ミヤマガマズミ、ミズキ、コシアブラ、ヤマウルシ、ツタウルシ、ニワウルシ、カラマツ、

【野鳥、他】
ヒヨドリ、キビタキ、カワラヒワ、ヤブサメ、
ニホンカナヘビ、ヒメマイマイ、エゾマイマイ、
サクラハトサカフシ(サクラフシアブラムシ)、

エゾヤマアカアリ

 

(島田)

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2020年6月3日(水)野幌森林公園大沢口の様子~森歩きのススメ

2020年06月03日 | のっぽろの森自然かんさつ

本日「のっぽろの森自然観察」は中止でした。

が、今日の野幌森林公園大沢口~エゾユズリハコースの様子をお伝えします。エゾハルゼミの大合唱の森です!

ひさびさの野幌の森は、緑がもりもりして夏の雰囲気です。

エンレイソウの仲間など、春の草花もすっかり終わって、目立たなくなりました。

ヒトリシズカ

バイケイソウが咲いていました♫

生き生きしたシダが目立ちます。ヤマドリゼンマイの胞子葉がきれいです♪

ナツノハナワラビも。

毛がふさふさした立派なアブ(オオイシアブの仲間?)。虫のシーズンですね。

エゾアカガエルのおたまじゃくしも、足が生えてきていました。

撮ってきた写真が、緑色だらけでした(^^; コンロンソウなど白い花も咲いてましたよ。

■2020年6月3日(水)野幌森林公園大沢口~エゾユズリハコースで観察できたものは、

「植物」(開花)ヤブニンジン、コンロンソウ、バイケイソウ、オオハナウド、ヘビイチゴ、オオアマドコロ、ホウチャクソウ、カラフトダイコンソウ、ツボスミレ、オククルマムグラ、クルマムグラ、クルマバソウ、マイヅルソウ、ズダヤクシュ、ルイヨウボタン、ツクバネソウ、(開花以外)オオウバユリ、サイハイラン(蕾)、フタリシズカ(蕾)、ヒトリシズカ、ワニグチソウ(蕾)、コバナアザミ(蕾)、トチバニンジン(蕾)、ルイヨウショウマ、ヤマドリゼンマイ、ナツノハナワラビ、オオメシダ、ミヤマベニシダ、シラネワラビ、ナライシダ、ホガエリガヤ、イブキヌカボなど

「野鳥」アカゲラ、クマゲラ、アオバト、キジバト、アカハラ、キビタキ、メジロ、ヒガラ、シジュウカラ、センダイムシクイ、ヤブサメ、ウグイス、アオジ、ハシブトガラス

「その他」エゾアカガエル幼生、エゾサンショウウオ幼生、エゾハルゼミ、オオイシアブの仲間?、蚊が多い などでした。

レポート:Satomi shimada & Murano

自然ウオッチングセンター主催行事は、6月15日から下記の対策を行い再開予定です。

定員10名。申込み制。必ず申込みください。先着順。 (定員オーバーの場合、グループ分けや午後の回の設定を検討します。)

・マイクの使用 飛沫の飛ぶ大声を控えるため、マイクを使用する場合があります。

・離れて解説 顔と顔を近づけることになる細やかな解説は避け、歩くことがメインになります。

・全員マスクの着用 ガイドもマスク着用させていただきます。皆様にもマスクの持参をお願いします。

・受付での体調確認 体調の悪い方は参加をお控えください。ガイドの体調により直前中止の可能性があります。

ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

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