新聞配達員が殺人を犯した。
スパーの椅子席で寝ていたら、老人から合席を求められて腹を立て殴り殺した。
新聞配達員は過酷な仕事だ。料金徴収も受け持てば睡眠時間が短くなる。何しろ1軒で2,3回、多い場合は5,6回も徴収に訪れなくてはならない。留守、いても持ち合わせがないから今度にして・・・とか仕事は増えるばかりだ。
相対的に集金は午後から夜にかけてだ。そして朝は早い。
住環境にも問題が多い。35度を超える昼間にエアコンのない部屋では眠れない。そこで涼しいところを探す。それがスパーの無料休憩所であったかも知れない。
以前も新聞の配達員が少女を殺した。販売店のトラブルも多い。
新聞は販売店は人手確保に悪戦奮闘している感がある。過去に朝日奨学生制度などで若い人を育てた。新聞配達をしながら高校や大学に通い立派な大人になった例は数々ある。
しかし時代は変わりインターネット、携帯電話と言う過去のは考えられない伝達形式が生まれた。
ある人は新聞の使命は終わったと言う。私自身新聞は購読していない。
安売りのチラシを見るのとテレビ・ラジオ欄だけと言う人も多い。他には1,2ケ月タダとか、たくさんの洗剤や景品がもらえて購読するケースもある。
アメリカでは小・中学生が道から遠く離れた玄関方面に丸めた新聞を投げる風景も見るが、大筋では宅配はなくなりつっある。
宅配のような人海戦術は時代遅れで、ネットでの伝達、交流の速さには新聞は太刀打ちできない。
要するに時代遅れの宅配に何時まで新聞社はしがみつくのか。転換できない大きな理由は発行部数は半分以下になる恐怖だ。世界を見渡しても800万部、600万部などの巨大新聞はない。部数が半減すればスポンサー料が半分以下になる。
しかしコンビニが発達した今、そこで小まめに新聞を売る方向もある。
インターネットで有料購読と言う手もある。
本当に買う気がある人を集めるとすれば記事の内容、報道もレベルが上がるだろう。いい加減な記事を書いていれば「次」の購入がないからだ。
今のように65%前後の紙面を有料広告が占めていれば、スポンサーが逃げるような記事はかけない。気兼ね遠慮ばかりが記事を捻じ曲げ、薄めている。
これ以上末端の新聞関係者の犯罪を増やさないためにも、新聞宅配制度はやめるべきだ。