NHK教育、3CH,でウオーキングの先生が呼吸法を指導しているのを見た。
最近この番組はからだに関する色々なトレーニング方を取り上げている。
怪しげなものもいくつか見受けられる。
呼吸法については私は明るい。だから番組の中の呼吸トレーニングの正・偽は良く分かる。
先ずこの先生の方法はどれだけ肺の中の空気を吐き出せるかをテーマーにしている。吐けばその反動で息は大きく入る。しかし呼吸器は外圧・無理強いを嫌う。
生命維持を第一に構成されている呼吸関係は、意志の力のよりも生命維持を優先させる。もし息を止めて自殺を試みても成功しない。
呼吸を大きく司る横隔膜の動きは主に血液内の炭酸ガスの量でコントロールされる。安静時で炭酸ガスが少ない状態で横隔膜の緊張・運動を大きくさせても正しく働かない。
つまり必要が無いのだ。それを多くの呼吸法のトレナー、声楽もしかり、は安静時の状態で無理無理、息を吐かせている。これは歪みを生じ、特に声にはよくない。
日本人は声に大きな弱点を抱えている。ミス・ユニバース第2位の女性も間違った呼吸法で声をゆがめている。日本で最高の方法を学んでもこの程度だ。
結論はNHKは取り上げるある方法が公表・推薦に値するかの検証をしていない。インチキな方法を平気で電波から垂れ流しているのだ。ましてや民放はもっとレベルが低い。