きょうは妹の誕生日。プレゼントのリクエストをきいたら、アイロンというので、春に就職祝にいただいた息子の一度もつかっていないアイロンをもらってもらうことになりました。使わずにおいておくより、妹に毎日使ってもらったほうがいいと思います。それとは別にプレゼントはなにがいいか思案中です。12月は実家の両親のことは妹まかせになっています。どうもありがとう。
さて、きのうは大阪の難波市民学習センターでおこなわれた短歌イベントクロストークへ、きょうは京都の四条大宮のアークホテルでの現代歌人集会秋季大会に参加しました。
JR難波駅直結と書いてあったので、JRで行ったのですが、いったん外へでてしまうと、方向がわからなくなり、あわてて道を歩いていた女性に尋ねたら、中国の人でした。
外国人に道を尋ねて教えてもらうって、情けない。
私がスマホで示した地図をみながら、しばらく「いまが、ここで、この公園があれで」と教えてくれていたのですが、行先の「難波市民学習センター」というのを見た彼女は、
「勉強しますか?」 ときいたのでした。
「え、ああ、はい、勉強します」 といったら、
「じゃあ、o-catの4階です」とはっきり教えてくれました。 そこからo-catのビルはみえていたのですぐにわかりました。どうもありがとう。
内容は吉川宏志さんと松村正直さんによる「絵画と短歌」。パワーポイントで実際の絵をみながら、写真や絵はがきのない時代に、絵を記憶するために文章化した茂吉の話や、当時まだ無名だったムンクが紹介されたときの様子を「白樺」やムンクの詠まれた短歌で辿っていく話はスリリングでした。絵画そのものを歌にするのではなく、思いを直截伝えるかわりに絵画を持ってくる、ということも興味深かったです。セガンティーニの作品の鑑賞の仕方や好みの差を茂吉と葛原妙子とを比較したりするシーンもとても面白かったです。
きょうは尾崎佐永子さんが来られるということで、とても楽しみにしていました。大辻隆弘さんの佐太郎の歌を紹介しながら「佐太郎の歌を真似してうまくなるコツ」みたいな話をされ、そのあと、尾崎さんへのインタビュー形式をとりながら「佐藤佐太郎の歌の魅力」について松村さんと大森静佳さんが進めていかれました。
尾崎さんは佐太郎に歌を習おうとおもった女学生時代のことや、戦争をしていた時代や戦後直後でないとわからない空気感やその当時のことを詠んだ佐太郎の歌の言葉の選びのすばらしさを語られました。
・こねまわさないこと
・瞬間でありながら永遠を思わせるものをとらえる
・単純とは「単にして純」であること
・端的に歌うこと
・短歌を好きでいること。好きって強いんじゃない?
・男性とか女性とかもう関係ないですよ。
などなど、カッコイイことをたくさん話してくださいました。
4日連続の短歌イベントはきょうでおしまい。 つぎのウェーヴは神楽岡、塔の忘年歌会、再校作業 の第3週の3日間。 神楽岡歌会と会社の忘年会の日が重なっていて、会社のほうが断れそうだったら歌会にいきたいけれど、ちょっと無理かなぁ。
あしたから、またせっせと働きます。
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