朝から塔を読んでいます。
きのうから息子は旅に出ているので、クーラーがよくきく息子の部屋に塔を積んで、読み返していました。
すでに読んでいる頁は読み返し、読み飛ばしていた(読んだかもしれないけど忘れていた)頁をかなりじっくり。
今回おもしろいと思ったのは、会員から寄せられるエッセイ欄「方舟」と、「私の道草」「一首評」。 普段の歌にはでてこない個性や暮らし、旅先での出来事などが「方舟」には書かれていて、涙を流すほど笑ったり、しんみりしたり。 「私の道草」は短歌以外の趣味とかのんびりしたいときにいく場所とか、「道草」を書く頁で、ここも楽しい。「一首評」は見過ごしていたいい歌に出会えるのがいいところ。
なにより、のびのびと書かれた文章というのは、読む方も解放される気がします。
吟行会で競馬場へ行ったときの詳細、琵琶湖一周電車の旅でのこと、全国大会のオプショナルツアーのために看板を設置されたというびっくりするような話、妻と娘で計画していた旅行が娘が行けなくなってヨガツアーに参加された男性の話、旅先でのタクシーの運転手さんとのやりとり、亡くなった方との思い出、それぞれにいきいきとしていて、私もこういう吟行会行ってみたいなぁとか、あの人がヨガツアー・・・ といろいろ思いながら楽しみました。
塔を持っておられる人、ぜひ「方舟」の再読をおすすめします。 きっと見逃しているおもしろいことに出会えると思います。
まだ、あと6冊あるのですが、ちょっと休憩でした。
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