うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

淡竹(ハチク)のタケノコ狩り

2014年06月16日 05時14分47秒 | わたしの日常です。
ここでは、タケノコ話を書く。淡竹(ハチク、破竹ではない)のタケノコである。収穫は地際でカットするか折るのだが、高さは淡竹が30cmぐらいまでが目安か。多分このタケノコは、市場性はなくて、スーパーなどの店売りはないだろう。
 わたしは、ここ数年来、タケノコ狩りに執心している。ある知人から淡竹のタケノコの美味しさを聞いて、わたしの在所でその自生地を探していたら、この近所の20数年前と思われる放擲された住宅造成地に見つかった。それで、その荒れてヤブ化された場所に、今年は二回目、豪雨の直後に待ち望んで収穫してきた。画像にある通りその環境はうす暗く足場も悪いところ、幸い藪蚊に刺されず作業したが、あまりいい情景じゃあない。

  ≪撮影:平成14年 6月 9日午後2時頃≫










 下ごしらえに小一時間、本数は30数本、要領が分かってきたので、即、台所で皮をむいていく。わたしがするのは、力を入れることが難しくなってきた家族のことを考えてである。淡竹はどうやら孟宗竹や真竹にくらべると食べる部分が少なさそうである。なかには、シンクイムシが入っていたり腐っていたりとやや厄介だ。視覚的にもどうだろう。直下の画像は皮をむいた状態です。
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。
          

 早速、調理して食べたが、淡竹の味はややえぐみと複雑な味覚と食感、真竹の方は食べやすくすっきりした味である。基本的に、両方ともアク抜きは不要です。皆さん、不適当なたとえですが蓼食う虫も好き好き、好運にも入手出来たら一度はお試しになってみてください。
 この料理内容は、油揚げに甘しょっぱく煮つけたものです。お惣菜や酒のつまみになります。
          

 以下に参考のために手元にある図鑑の説明を引用する。どうやら推測するに、日本古来の茶道の世界では貴重な竹材のようだ。京都周辺で栽培されている可能性がありそうだ。
 如何せん ハチク については、Web上ではしっかりした資料が見つからず、この図鑑も古くてあまり詳しくはないのだがよろしく願いたい。
●ハチク
Phyllostachys nigra var. henonis
:マダケ属 (多年生常緑竹)  別名:クレタケ、カラダケ
用途:花器、茶筅  分布:中国原産
 各地に植栽されているが、暖地の山地には野性化しており、これらは自生であるという説もある。稈は高さ10m、直径3~10cmで、表面は粉白色。節の環は2個。たけのこは4~5月にでて、食用になる。皮は淡紫色でまばらに毛があり、肩毛は開出する。葉は枝先に3個ずつつき、長さ5~10cmの披針形で先がとがり、裏面は白緑色。葉鞘の先端の肩毛は直立する。葉舌は山形でふちに刺がある。
≪引用先≫
 日本の樹木--山渓カラー名鑑 編者;林 弥栄 1988年 4月20日8刷発行 ㈱山と渓谷社 

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