風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

12-040 甲府へ

2017-04-21 18:07:36 | この道の先に

風の谷通信No12-040

久し振りの旅。目指すは甲斐のクニ。甲府の美術館です。郷土の画家T―さんから県立美術館にはミレーの「種をまく人」があると聞かされて以来なんとか訪ねて行きたいと願ってきた。何も知らなかったのだが、同じ名前の画が2枚あるのだそうで。その1枚がこの日本にある!というのは素晴らしい。どこかで「3枚ある」とも聞いたけどなあ?(Tさんはよく知られた画家ですが了解を得ていないので本名記載せず略記します。)

  余談ながら、無知と言うのは悲しいもので、例えばモネの「睡蓮」が世界で1枚しかないものと思い込んでいた。それが間違いであることを数年前に知って以来、パリへパリへと思いを掛けたのだが、同じ理由で「種をまく人」も1枚だけだと思っていた。

 

 

さてまずは旅日記。雨模様なので隣の旦那に駅まで乗せてってもらって、風の谷のレールカーに8時前に乗り込んで出発。経路を自分で探すと10時間もかかるとしか判らなかったが「駅探」で検索して約5時間かかるルートが判った。やはり身延線経由が正解だ。西明石・静岡・清水経由で甲府へ向う。

富士・富士宮という、西日本の人間にはなんとも覚えにくい経路を通って、富士のすぐ裾野をウネウネと登ってゆく。下界は初夏で裾野は雪解けでもお山の谷筋は真っ白。まさに霊峰と実感しながら車窓からの景色を堪能する。特急富士川号とはいえかつての急行か準急並みの列車です。何年か前に松阪から南下した時にそんな特急に乗って驚いたことがあったが、それにほぼ同じ。身延線では途中に温泉宿の街があって特急停車駅になっているが、田舎もいなか。この風の谷よりもはるかに山の奥地という感じ。こんな山の中にも住む人がるのだと感心する。そんな山道を登ってゆくと谷の向こうの峰の上に富士の頂上が少しだけ見えて「オヤオヤ、さすがに甲斐のクニだ」と感心させられる。

そのうちに鰍沢なんていういかにも江戸時代のサムライ小説に現れそうな駅を越えて甲州盆地へと入ってゆく。甲斐富士のいかつい姿が見え隠れする。

身延線の時刻表とすれ違った富士川号の姿を掲載します。(うまく画像が乗るかなあ?)

          四苦八苦の末、やっと乗りました。

たったこれだけを書くのに1時間を超えるんだものなア。我ながらへたくそ!


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