風の谷通信No.12-093
突然に降って沸いたような議論。国会における質問時間の党派別割り当てについて、従来の慣行を廃止して、各党派の党員数に応じて比例割り当てするという主張が、もちろのこと、与党から出た主張。
それについて官房長官が即刻賛成を表明した。
まったく以て傲慢な議論だと感じる。実に浅ましい。少数野党の意見を聞き留めない、奴らにしゃべらさない、という姿勢がむき出し。なにせ与党への質問時間割り当てが少ないと若手の議員の活躍の場がない・・・要するに本会議での見せ場が作れないと言うことだそうせ。アハハハ。
与党は法案作成の段階での討議に参加する機会が多いから質問時間が少ないのが当然だが、それでは「自分たちが国会で活躍していることを地元の有権者たちにアピールできないんだそうで。アハハハ
選挙に勝って多数派の意見が通りやすいので自分たちの主張を盛り込んでやろう・・・という魂胆ですかね。浅ましいなぁ。議論の内容から言えば、野党への質問時間割り当てを増やすのが筋だろうがなぁ。
世間の常識は永田町の非常識。その逆もまた正。傲慢が過ぎると悲しいなあ。