次女の家の猫、ポン太のミドルネームが決まりました。姪のRちゃんが”光り輝く少年”のフランス語”ジルベール”と命名しました。品格があってプルーストの”失われた時を求めて”に出て来そう。ふさふさのしっぽは外国の種類が混じっているらしい。それにしても窓辺で外を見ている後ろ姿は哀愁を帯びていて、時期が時期なので涙が出そう。うん~と可愛がってあげて…と猫嫌いだったばあさまが言っています。言われなくても…でしょうが。
次女が突然猫を飼ったと言って来た。テレワークの次女夫婦、この際と野良猫保護団体から譲り受けたそうです。真っ黒けはシックで、眼がまん丸くて気品があり猫嫌いの私でも可愛いと思う。野良であったので心に何かありこちらの愛が伝わるのが難しいらしい。…考えるとこんな小さな動物に何があったのか?可哀そうで悲しくなりますね。 お医者さん兼作家の南木圭士の随筆”トラや”が(田山花袋の”ノラや”ではない)忘れられない。彼がうつ病になった時突然やって来た野良猫が彼を癒し、やがて一家の無くてはならない一員になっていく過程が優しく温かく描かれていて感動した事を覚えています。それにしても”ポン太”とはねえ。長女の娘Rちゃんが「私がミドルネームをつけてあげる」と言っている、賛成!賛成!
長女一家の大切な一員シリウスもバースデーケーキに預かりましたね。彼は盲導犬協会の繁殖犬で娘一家はボランティアをしています。協会から指示のあった餌しか与えていないから、おとなしく眺めているだけ。賢くて、賢くてさすが血統書付き。イギリスからやって来ました。真っ黒けだけれど可愛い。ケーキが何層にもなっていて、これでは作るのが大変だったでしょう。立派!立派!拍手!
孫娘が母親のためにバースデー・ケーキを作ったそうです。豪華で品がありやはり、手作りって温かみがありますね。チョコレート・スポンジにバナナと苺が挟んであり形も面白い。Marvelous! Excellent! Beautiful! Amazing! Great! Incredible!
BS再再放映で天才ヴァイオリン奏者、イツァーク・パールマンのドキュメンタリーを観た。夫が大好きでよく聴いていたから、私も気にしていた。名前からユダヤ系と想像はついていた。イスラエル、テルアビブ生まれで幼少期ポリオにかかり、障害があることは知らなかった。幸いなことに13歳でアメリカへ渡り、彼の才能が次々に開花して行った。メンデルスゾーンの協奏曲を2倍のテンポで弾きこなし驚かせたそうです。また映画”シンドラーのリスト”では彼がこの映画のために弾いたと言う。夫が存命だったらパールマンの円熟した演奏をもっともっと楽しめたのに…と悲しい。でも彼の東京でのコンサートには夫は一人で出かけたような気もする。
世界的に猛威を振るっているウイルス、外出自粛こんな時こそ、イタリアのある学者が「古典を読みなさい」とメッセージを発信していた。”狭き門”は高校に通う電車の中で読んだ。中途半端なラブストーリーと思っただけだった。しかし歳を重ね経験を積んだ今、アリサが恋愛をする中でプロテスタントとしての信仰に強く引き付けられていき、アリサの振る舞いにイライラしていた高校生時代、それを私は理解できなかった。相思相愛でもアリサは”清らかさ”を求めジェロームを苦しめる。しかしそれはアリサも生身の恋と信仰としての神への愛の間で大いに揺れ、自らも苦しんでいる時だった。「汝のもてる物をことごとく売りて、貧しき者に分かち与えよ」「神さまあの人を私から救うため、私が消えなければならないとしたら、どうかそのようにしてください」などとアリサの強い信仰心が成就する。イエスの言った”狭い戸口から入るように努めなさい”クリスチャンではないけれど、解る。
外出自粛でバカな事をして憂さ晴らしをしています。煮干しのような手にい・た・ず・ら。”ヨルダンの海”と言う商品名に惹かれてしまった。死海の事だと思うけれど、まさか”死海の青”じゃあね。2011年に行って浮かんで来たし冷蔵庫には死海の塩が残っている。だから懐かしくて、ちょっと填りそう…歳相応でいいと思う。笑ってくださいね。蛇足…、夫は男なのに少し大きな白魚のような手をしていた。次女が引き継いで”手タレ”になれるような手をしている。
去年11月に980円でシクラメンを買った。変わった色が欲しいと探したが、なかなか見つからずお決まりの色になってしまった。シクラメンは葉数の多いものを買いなさい…とどこかで聞いたのでこれは葉が勢いがよく茂っている感じでした。当たり!次から次へ花芽が出てきて、もう終わりかなと思って中を覗くとまだ頑張るわよ…と言っている。凄いでしょ?まあ勿論液肥はやっていますけど。
贅沢にそら豆を使ってスペイン・オムレツのそら豆バージョンを作ってみた。リッチで幸せな気分になれるけれど、こんなに新鮮なそら豆はやはり塩茹でが一番。卵と玉ねぎの味が勝ってしまいそら豆の香りが無くなりもったいない。
近くの農家さんで毎年そら豆をたくさん譲っていただく。静かなご主人で几帳面で畑も芸術的な美しさがある。長女一家が豆大好き一家なので外出自粛のなか家中でのパソコン生活に色を添えてあげようとクール宅急便で2キロほど送った。朝取りですから新鮮と言ったらありません。やはり一番美味しいのは塩茹でです。甘く柔らかくて本当に幸せになる。だってそら豆は種を蒔いて収穫まで半年かかるんですよね。今日はスパゲティーに散らしたそうです。お皿が素敵!、横浜のイギリス・アンティークショップで手に入れたそうです。1970年代だともうアンティークと言っていいらしい?。夫が転勤したのが1977年だから…これもアンティークですね。