Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

深夜特急 第一便 沢木耕太郎(新潮社)

2018-12-30 12:04:37 | 読書
彼の”檀”や”火宅の人”は随分前に読んだ。何故か”深夜特急”はスルーしていたが1986年に刊行され2009年で44刷だそうです。著者が26歳の時、香港からマカオ、マレー半島、シンガポールを経てロンドンまでバスを乗り継いで旅をした記録です。まず第一便インドはニューデリーまで。費用を切り詰めての旅は若い男性でならではのいかがわしいホテルや少々怖い話も出てきます。常に冷静に行動していたはずの著者がマカオでは”大小”というサイコロ賭博にはまる。驚いた事に読んでいる私もはまってしまいドキドキ、ワクワク、興奮し眼が冴えて時計は一時を過ぎているのに眠れなかった。著者が大が出るか小が出るかはディラーのちょっとした息遣いで解る…と分析するなど、ベットで寝ながら読んでいるのに自分も参加しているような興奮、賭け事なんて大嫌いと思っているが、人間の本性が己の身にもある事に驚いた。本当に驚いた。

映画 戦争と平和

2018-12-28 15:18:41 | 日記
忙しい年末にテレビで二夜に渡って映画”戦争と平和”を見てしまった。何回かチャンスはあったようだが長編なるゆえ腰を落ち着けて観たためしがない。若い頃からハンサムでもないメル・ファーラーが好きだった。この”戦争と平和”が撮影された頃彼は37歳、オードリー・ヘップバーンが27歳頃だった。もう既に二人は結婚していたらしい。メル・ファーラーの眼が何ともいえないエロティシズムが漂っていて好き。こんなばあさんになってもやっぱり彼の眼はいい。ストーリー(既に知っているもの)やヘップバーンよりメル・ファーラーに夢中になった数時間だった…以上、ばあさんの戯言。

お正月用のお花

2018-12-26 16:20:22 | 日記
お正月の仕度の一つ玄関のお花の準備が出来ました。毎年近くのバラ園で蝋梅を買います。見た目は地味で華やかでないけれどとても良い香りがして大好き。早くに蘭の切花をJAで買っておきました。年末はもっと良いマーケットがあるのでしょうJAには出て来ない。そこで今年はクリスマス前にゲットしました。和洋折衷の何だか解らないアレンジメント。でも和も愛するが洋も大好きな私の気持かな?

ジェーミーのクリスマスカード

2018-12-23 09:26:50 | 日記
ジェーミーは英会話の先生。私たちの能力を見極めて要領よくまとめて教えてくれる。ナショナル・ジオグラフィックが教本だが彼女は如何にこのクラスには教えたら良いかと下調べをちゃんとしてくる。良い先生でとても気に入っています。私はジャーナルに書いた”らっきょう漬け”や庭のバラ、お母さんがこのお正月に日本へ初めて来るというので和綴じノートなどをプレゼントして私も気を使っています。(私はこの英会話学校ではoldestばあさん、嫌われないようにね)彼女はよく理解してくれて接してくれる。手作りクッキーとカードをくださった。”来年の猪は私の年”と彼女は口を滑らせたから「あなたの歳、解っちゃった」…と失礼にも彼女に伝える意地悪ばあさんです。

柚子湯

2018-12-22 19:22:50 | 日記
冬至の今日、お隣から柚子風呂に…と柚子を頂いた。たった二個で伊東のカピバラに負けてしまったがお隣さんの心遣いにとても温まった。資生堂のフェルゼアの入浴剤を使っているが柚子に穴を数箇所開けたので、私の鼻先で良い匂いが漂います。プカプカ浮いて私に寄って来たり離れたり香りを振り撒いてくれました。日本人って優雅で繊細だなあとしみじみ感じたものです。来年は少しは身体の調子を取り戻せるでしょうか。

Sさんのブロッコリー

2018-12-21 14:56:48 | 日記
ジム仲間のSさんから今朝家庭菜園のブロッコリーを頂いた。直径25cm普通の三倍はある。細かい蕾の凝縮は見事です。神はよくぞ作り賜うた…とその形にまた感心してしまう。それ以前にリタイア後の趣味と実益を兼ねたSさんの汗の結晶は素晴らしいですね。こちらまでおこぼれを頂戴出来るのですから。すみません、有難う。栄養価の高いブロッコリー、まず一度に硬めに茹でてしまって色々に調理して頂きます。

ママを殺した 藤真利子(幻冬舎)

2018-12-17 15:19:16 | 読書
きついタイトルに驚きながら手にした本だが出だしは女優の拙い筆致でつまらないと思いつつ…中盤から壮絶な介護生活が始まり読んでしまった。彼女は作家藤原審爾の娘です。真利子の母と結婚した時は既に岡山に家庭があり子どもが二人いた。四谷の仕事場には他の女性が一緒だった。火宅の人であったのです。この時から彼女は母を一生守ると決意したと言う。有名な女優であり知人にも立派な方が多い中、経済的にも困窮し、あわや振込み詐欺にも。11年にも及ぶ介護5の母親の介護は如何に在宅介護が難しいか知りました。"家で看取りたい”と言う事が立派な事のよう聞こえるが果して看取る側が七転八倒し満足しても看取られる方は?…いろいろ考えさせられた。家族のある彼等の生活をも犠牲にするような介護を私は絶対望まない。
”ママが亡くなった。亡くなったと言うより死んでしまった。死んでしまったと言うより、死なせてしまった。いや、死なせてしまったと言うよりは…私が殺した”藤さん、そんなに自分を責めなくてもいいのでは?。

クリスマス・カード

2018-12-13 08:03:51 | 日記
イギリスのMrsダイアナから今年もクリスマス・カードが届きました。イギリスではポピュラーな可愛い鳥”ロビン”。我が家の一軒おいてお隣りのウイリアムス家です。長女のローズマリーは我が家の娘たちの英語の先生、12,3歳でしたでしょうか。やはりご主人は十数年前亡くなられて、私たちが二回目に訪ねた時はお会い出来なかった。マナーハウスのお百姓さん、とてもハンサムでジェントルマンでした。Mrsダイアナは吸い込まれそうな青い目のシャイな美人です。私にデニッシュパンの作り方を教えてくれた。あ~あ懐かしい!1977~79のことです。

アドベントカレンダー

2018-12-12 14:19:27 | 日記
私の手作りアドベントカレンダーです。クリスチャンではないので勝手にもう降臨へ到達してしまっている。日付が表でチョコレートの入っている引き出しを日付ごとに裏返していくと、ご覧のような愉快な絵になりベイビー・キリストのお誕生となります。ドイツのものを真似して作ってみたが素人大工、建てつけが悪くて引き出しの出し入れが大変です。横の灯火はドイツの有名なヴィーズ教会(広大な牧草地の中にぽつんとある)で寄進して持ち帰った物です。灯火は優しく柔らかくて注視していると悩みを吸い取ってくれるような気がする、千手観音にも見えてくる。

シクラメン

2018-12-03 22:24:57 | 日記
シクラメンの時季になると小椋佳の”真綿色したシクラメンほど清しいものはない”と口ずさんでしまう。コンサートへも数回通った。とてもロマンチストの小椋佳。この時季になるといつも好みにあったシクラメンを探すが、まず色、花びらの形、株の大きさ…三拍子揃ったシクラメンに合えず時が流れてしまう。真綿色は余程花びらも株もしっかりしていないと彼の言う”清しいもの”には見えない事がある。今年は私好みにぴったりのシクラメンに出会った。ペール・ダークレッド、要するに青みがかったえんじ色(写真はちょっと明るいがもっと青みがかった濃いえんじ色)株は小さいと貧相、大きいと花が堂々としすぎて”ためらいがちにかけた言葉に、驚いたようにふりむく君”には添わない。いろいろ懐かしい思い出があるから…たかがシクラメンに四の五の言ってしまう。