上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

「TSMCの熊本進出と地下水汚染」について学ぶ・・・「地下水を守る熊本の会」学習会

2024-04-24 18:42:18 | 熊本の地下水
守りたい! 100万人のいのちの水「熊本の地下水」
地下水を守る熊本の会学習会「TSMC熊本進出と地下水汚染」
4月14日、「地下水を守る熊本の会」主催で、熊本学園大学福祉学部教授・水俣学研究センターの中地重治氏を講師に、「TSMCの熊本進出と地下水汚染」と題し、講演されました。
・TSMCの熊本進出によって、地下水のくみ上げ量が増加すること
・TSMCで使用される化学物質の種類や量などの情報公開が必要なこと
・工場排水の処理が可能なのか。
・下水デイも含めて、産業廃棄物の処理・処分の取り組みが喫緊の課題である
など、基本的な事項から、具体的な内容までお話しされました。
地下水の涵養と汚染対策、TSMCの第2工場、また関連企業の進出も含めた検証と検討が必要です。

100万人のいのちの水「地下水」についての関心は高く、会場いっぱいの参加者でした。
市民の声を集め、行政や企業に届け、かけがえのない地下水を量の面でも、質の面でも将来にわたって守っていかなければならないと思います。


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「熊本の地下水を守りたい!」・・・一緒に考え、行動しませんか。

2024-04-10 20:39:00 | 熊本の地下水
「熊本の地下水を守りたい!」・・・一緒に考えましょう
TSMCの熊本進出では第2工場の隣接地への進出も決まり、地下水への影響、枯渇や汚染についての不安も高まっています。
かけがえのない熊本の地下水を将来にわたり、守っていくために、一緒に考えていきましょう。
「地下水を守る熊本の会」主催の地下水学習会が下記のとおり、開かれます。
お話は、「水俣学」の視点から環境汚染の問題に取り組んでこられた、熊本学園大学の中地重晴先生です。
どなたでも、参加できます。

日時:4月14日㈰午後2時~4時
場所:熊本市青年会館・2階研修室

   (熊本市中央区出水2-7-1)
講師:中地重晴さん
   (熊本学園大学社会福祉学部教授、熊本学園大・水俣学現地研究センター長)
資料代:500円
*予約不要

70万市民の「いのちの水」地下水を守るために、一緒に考え、行動しましょう。




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日本共産党熊本県委員会で、「TSMC第2工場建設発表などを踏まえて、地下水・交通渋滞・農業・地価高騰対策を」申し入れ

2024-02-20 19:47:32 | 熊本の地下水
TSMC第1工場に続き、「第2工場」進出も決定
「いのちの水」、地下水の保全対策がますます重要に

地下水・交通渋滞・地価高騰対策等を県へ申入れ
2月20日、日本共産党熊本県委員会で、「TSMC第2工場建設発表などを踏まえて、地下水・交通渋滞・農業・地価高騰対策を」申し入れました。
熊本市民の「いのちの水」に関わる問題として、党熊本市議団も参加しました。
県からは、知事公室長が対応しました。
申入れ内容について、県に後日回答の場を設けてもらうことになりました。



【申し入れ内容】
1、 地下水への影響について
⑴ TSMC第1工場・第2工場で取水する地下水の量を明らかにする
⑵ 第1工場・第2工場の取水量に見合う地下水涵養の具体策を示す
⑶ 総額1兆円の公費補助を受ける企業として地下水対策への社会的責任を果たす
⑷ 地下水の涵養量と需要の将来予測を明らかにすること
⑸ 一部地下トンネルで整備する空港アクセス鉄道について、徹底した環境アセスを実施し、地下水流動への影響が出た場合は、トンネル工事ならびに空港アクセス鉄道計画を中止する
⑹ 新大空港構想による開発面積と地下水への影響を明らかにする
2、 半導体関連工場のPFAS汚染について
⑴ すでに稼働している既設の半導体関連工場周辺の環境調査を直ちに行い、稼働する期間すべてで排水と下水処理場排水のPFAS濃度調査を行う、PFASの管理強化に関する県の見解・対策を明らかにする
⑵ TSMCをはじめとする今後稼働する半導体関連企業の排水の状況を明らかにし、危険物質の除去体制強化を図ること
3、 交通渋滞・農業振興、地域経済への影響に対する対策
⑴ 県として、交通渋滞・農業振興、地域経済への影響に対し、具体的な解決策を図る
⑵ TSMCが、1兆円を超える公的補助を受ける企業として、企業進出によって発生する交通渋滞・農業・地価高騰などへの対策に積極的に取り組む
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地下水を守り、次世代へ  「地下水を守る熊本の会」が発足

2024-02-19 22:13:36 | 熊本の地下水
地下水を守り、次世代へ
 「地下水を守る熊本の会」が発足

地下水を守るために、今、市民が声をあげるとき
2月19日、熊本市中央区の県民交流会館パレアで「地下水を守る熊本の会」が発足しました。
準備会の地下水現地調査の報告、「熊本の地下水の現状と課題」の学習があり、意見交換。設立趣意書や役員、今後の取り組み等が確認されました。
ご一緒に、地下水を守っていきましょう。

「地下水を守る熊本の会設立趣意書」から
 熊本市の水道水は100%地下水で賄われています。熊本の地下水は「命の水」です。人口約74万人を擁する都市で水道水の全てを地下水で賄っているところは他に例がありません。「世界に誇る地下水都市・熊本」と言われる所以です。
熊本の地下水は、阿蘇を源とする白川中流域(大津町、菊陽町など)の水田等から地下にしみ込んだ雨水が長い年月をかけて熊本市などに至っています。
特に白川中流域は、熊本地域の最大の地下水涵養域となっています。白川中流域の水田地帯の涵養量は年間9千万㎥と見込まれ、熊本市水道局の年間配水量8千万㎡を上回る量です。
ところが、熊本地域の最大の地下水涵養域に世界最大の半導体企業TSMCの第一工場が進出し、さらに第二工場も菊陽町に年内着工することも明らかとなりました。しかも、TSMC進出に伴う白川中流域(涵養域)への開発ラッシュで地下水涵養域が大幅に減少することが危惧されています。全国をみると四日市の半導体工場からPFAS汚染の事実も明らかになっています。
市民の中では、「このままで熊本の地下水は大丈夫だろうか」地下水の枯渇・汚染の不安が大きく広がっています。
市民のみなさん、今、市民が声をあげる時ではないでしょうか。
1970年代の「住宅公団健軍団地建設問題」「戸島塵芥埋め立て地問題」の2つの市民運動は、市政を動かし、「地下水保全都市宣言」(1976年)「地下水保全条例」(1977年)の制定につながりました。市民が声をあげ続けることが熊本の地下水を守る確かな力です。市民が力をあわせて、孫子の代まで熊本の世界に誇るすばらしい地下水を守っていきましょう。
市民が力をあわせて「世界に誇る地下水都市・熊本」を守るため「地下水を守る熊本の会」をここに設立します。
                      2024年2月19日


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2月19日「地下水を守る熊本の会」結成集会が開かれます

2024-02-14 21:44:27 | 熊本の地下水
TSMC熊本進出による地下水の枯渇・汚染への懸念
「地下水を守る熊本の会」結成集会が開かれます
台湾の半導体企業TSMCの熊本進出では、第1工場に続き、第2工場が同じく菊陽町に進出してくるとの発表があり、懸念されてきた地下水の枯渇・汚染問題への取り組はますます重要となってきました。
第1工場進出に4,760億円、第2工場進出も含めれば政府が1兆円を超える財政支援を行うという国家的なプロジェクトです。
地下水の涵養域である菊陽町に第1工場だけでも25haにおよぶ工場を開発、これに第2工場・関連企業の進出なども含めれば、涵養域面積が大幅に減少します。
TSMC第1工場・第2工場でどれだけの地下水が汲み上げられていくのか、汲み上げた量に見合った涵養対策が取られていくのか、企業誘致による涵養域の減少が地下水にどのように影響するのか、不透明です。
今のままでは、熊本のいのちの水・地下水を将来的に守ることはできません。
汚染の面でも、既設の工場周辺の環境調査と併せ、今後立地・稼働するTSMCの第1・第2工場と、その他の半導体関連工場による排水に含まれるPFAS等化学物質の種類や量を明らかにし、人や環境への影響が及ばないための対策をしっかりと行い、その住民への情報開示や説明責任など、企業の社会的責任を果たすことが問われています。
かけがえのない熊本の地下水を守るためにと、下記のとおり、「地下水を守る熊本の会」が結成の運びとなっています。
結成集会に参加しましょう。

日時:2月19日㈪夜7時から
場所:くまもと県民交流会館パレア会議室9(熊本市中央区水道町交差点角)


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