【青】
PG…柳 春風 172cm/2年/湘北
SG…山岡 拓真 185cm/3年/陵南
SG…緑川 航 185cm/2年/湘北
SF…天沼 健一 182cm/3年/翔陽
C…桜木 花道 196cm/3年/湘北
C…大泉 大丸 191cm/3年/海南
【白】
PG…清田 信長 182cm/3年/海南
SG…清田 秀吉 175cm/1年/海南
SF…上杉 海斗 186cm/2年/海南
SF…上杉 空斗 186cm/2年/陵南
PF…白田 豊 195cm/2年/湘北
C…黒川 大蔵 193cm/2年/陵南
青 42
白 37
『ピィーーー!!』
「交代です。」
「空斗さん。」
試合終了2分前、高頭は秀吉を投入した。
「今更、出場したところで何もできまい!」
と桜木。
「うるせー!お前だけには、絶対負けないからな!」
白チームのオフェンス。
『ダムダム!!』
(作戦通りいくぞ!)
と各選手を見る清田。
『コク。』
『コク。』
「白田は左。黒川はハイポ!」
「はい!」
トップから清田の指示が飛ぶ。
そして、自身は45°へ。
(器用な白田なら、問題なく対応できるはず。)
と高頭。
『ダム!』
『キュッ!』
『キュ!』
(ツーガードや!海南十八番のツーガードや!)
(即席チームで出来るのか!?)
と田岡。
(試してみる価値はある。)
と高頭。
『キラ。』
安西の眼鏡が光る。
左右45°に清田兄弟。
0°に白田と海斗。
ハイポに黒川の陣形。
「ディフェンス集中!!」
山岡が叫ぶ。
「おう!!」
「貴様らの小細工など、チーム桜木には通用せん!!」
「なにがチーム桜木だ。黙らしてやる!」
と秀吉。
『パシ!』
『パシ!!』
外の4人でパスを回し、攻める切り口を探す。
黒川もまた、オフェンスのタイミングを計る。
そして、0°白田にボールが渡ったところで、桜木がゴール下から連れ出された。
その瞬間を黒川は見逃さない。
一気にハイポからローポへ。
ツーガードシステムを熟知している大泉は黒川にピッタリと張り付く。
『ダン!』
白田から黒川へバウンドパスが通った。
(切れてくる逆サイドの秀吉にパスか。)
大泉の読み。
『キュ!!』
案の定、秀吉が逆サイドから切れてきた。
(読みどおり!!甘いぞ!)
と大泉。
ポストアップしている黒川。
『クル。』
首を秀吉側へ振る。
(ビンゴ!!)
大泉は、秀吉側に寄った。
パスカットを狙う。
「!!」にっ。
『クルッ!!』
『ダム!!』
「!!」
「!!」
「しまった!!フェイクか!!」
(大蔵!巧いで!!)
黒川は、大泉の動きを察知し、スピンムーブでエンドライン側からドリブルを開始。
大泉の逆をつき、あっさりと抜き去った。
だが、一連の動きを読んでいた逆サイドの山岡がカバーリング。
「フリーじゃ打たせないよ!!」
「!!」
(さすがですね!でも!!)にや。
黒川は詰め寄る山岡の逆を突くように、前方へパスアウト。
「!!!」
(パスっ!!)
「!!」
そこには、シューター海斗。
『パシ!』
(さすが大蔵。俺の好きな高さを知っている。)
『スーー。』
ボールを胸から頭の上へ。
空気が一瞬止まる。
膝から腕へ。
腕から指に。
繊細な力がボールに伝わった。
『シュ!!』
高い放物線を描いた3Pシュート。
『スト。』
リングに触れることなく、ネットの音を鳴らした。
「まあまあだね。」にこり。
「しびれるな。」
と黒川。
「さすが、海斗さん!!」
と秀吉。
「やられちゃった。」
と山岡。
昨年の国体、1年ぶりに同じチームでプレーをした常盤中出身の黒川と海斗だったが、
そこには、時間の経過など一切感じさせない呼吸があった。
(あいつら。)
と嬉しそうな柳。
(たまにはいいかな。)
と同じく嬉しそうなベンチの空斗。
常盤中出身者4人の心は、今でも抜群の呼吸を見せていた。
青 42
白 40
続く。
PG…柳 春風 172cm/2年/湘北
SG…山岡 拓真 185cm/3年/陵南
SG…緑川 航 185cm/2年/湘北
SF…天沼 健一 182cm/3年/翔陽
C…桜木 花道 196cm/3年/湘北
C…大泉 大丸 191cm/3年/海南
【白】
PG…清田 信長 182cm/3年/海南
SG…清田 秀吉 175cm/1年/海南
SF…上杉 海斗 186cm/2年/海南
SF…上杉 空斗 186cm/2年/陵南
PF…白田 豊 195cm/2年/湘北
C…黒川 大蔵 193cm/2年/陵南
青 42
白 37
『ピィーーー!!』
「交代です。」
「空斗さん。」
試合終了2分前、高頭は秀吉を投入した。
「今更、出場したところで何もできまい!」
と桜木。
「うるせー!お前だけには、絶対負けないからな!」
白チームのオフェンス。
『ダムダム!!』
(作戦通りいくぞ!)
と各選手を見る清田。
『コク。』
『コク。』
「白田は左。黒川はハイポ!」
「はい!」
トップから清田の指示が飛ぶ。
そして、自身は45°へ。
(器用な白田なら、問題なく対応できるはず。)
と高頭。
『ダム!』
『キュッ!』
『キュ!』
(ツーガードや!海南十八番のツーガードや!)
(即席チームで出来るのか!?)
と田岡。
(試してみる価値はある。)
と高頭。
『キラ。』
安西の眼鏡が光る。
左右45°に清田兄弟。
0°に白田と海斗。
ハイポに黒川の陣形。
「ディフェンス集中!!」
山岡が叫ぶ。
「おう!!」
「貴様らの小細工など、チーム桜木には通用せん!!」
「なにがチーム桜木だ。黙らしてやる!」
と秀吉。
『パシ!』
『パシ!!』
外の4人でパスを回し、攻める切り口を探す。
黒川もまた、オフェンスのタイミングを計る。
そして、0°白田にボールが渡ったところで、桜木がゴール下から連れ出された。
その瞬間を黒川は見逃さない。
一気にハイポからローポへ。
ツーガードシステムを熟知している大泉は黒川にピッタリと張り付く。
『ダン!』
白田から黒川へバウンドパスが通った。
(切れてくる逆サイドの秀吉にパスか。)
大泉の読み。
『キュ!!』
案の定、秀吉が逆サイドから切れてきた。
(読みどおり!!甘いぞ!)
と大泉。
ポストアップしている黒川。
『クル。』
首を秀吉側へ振る。
(ビンゴ!!)
大泉は、秀吉側に寄った。
パスカットを狙う。
「!!」にっ。
『クルッ!!』
『ダム!!』
「!!」
「!!」
「しまった!!フェイクか!!」
(大蔵!巧いで!!)
黒川は、大泉の動きを察知し、スピンムーブでエンドライン側からドリブルを開始。
大泉の逆をつき、あっさりと抜き去った。
だが、一連の動きを読んでいた逆サイドの山岡がカバーリング。
「フリーじゃ打たせないよ!!」
「!!」
(さすがですね!でも!!)にや。
黒川は詰め寄る山岡の逆を突くように、前方へパスアウト。
「!!!」
(パスっ!!)
「!!」
そこには、シューター海斗。
『パシ!』
(さすが大蔵。俺の好きな高さを知っている。)
『スーー。』
ボールを胸から頭の上へ。
空気が一瞬止まる。
膝から腕へ。
腕から指に。
繊細な力がボールに伝わった。
『シュ!!』
高い放物線を描いた3Pシュート。
『スト。』
リングに触れることなく、ネットの音を鳴らした。
「まあまあだね。」にこり。
「しびれるな。」
と黒川。
「さすが、海斗さん!!」
と秀吉。
「やられちゃった。」
と山岡。
昨年の国体、1年ぶりに同じチームでプレーをした常盤中出身の黒川と海斗だったが、
そこには、時間の経過など一切感じさせない呼吸があった。
(あいつら。)
と嬉しそうな柳。
(たまにはいいかな。)
と同じく嬉しそうなベンチの空斗。
常盤中出身者4人の心は、今でも抜群の呼吸を見せていた。
青 42
白 40
続く。
今週の黒バスで4アウトやってましたね。しかしスラッシャー不在など陣形を全く活かしてないというか…そもそも4アウトの理由が怪我したくないからとか。
このブログで真田が出てきた時は「なるほど」と思いました。馬さんはプロのジャンプ作家より4アウトを使いこなしてるわけで、高頭がコーチとして残ることができたら是非国体本番でも見てみたいですね。
各々に長所があり、横一線ってところでしょうね。
ただ、常盤中時代の得点率は柳が一番でした。
しのさん
スラダンと共にジャンプは卒業しました。黒バスは知りませんが、あひるの空なら少しわかります。
なんか凄く褒められているような気がします。
ありがとうございます!!