『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

東北復興支援プロジェクト 『The North Journey REUNION』:人との出会い2

2013年11月07日 | Weblog

このツアーで、『StillWaters』と名乗る、一人のギター弾きと出会いました。


StillWaters・・・日本語では淀水と言うのだろうか?
本名は平川君と言うそうです。
平川⇒FlatWatersと訳してしまいそうですが、僕と違ってセンスありますね。

彼が演奏するのは「SlackKey」と言われるオープンチューニングの奏法。
ハワイの音楽は、殆どと言っていいほどこの「SlackKey」で演奏される曲が多い。
このギターの特徴は、オープンチューニングで独特な開放弦の音。

昔、ハワイではこの奏法をむやみに公衆の前で演奏したり、
他人に教えたりすることをタブーとされて居たらしく、
ひっそりと家族や親族等一部の演奏者の間でのみ伝えられてきたと言う話です。
また、スラッキー・ギターは、あまりにも心地よい音色で人の心を魅了するので、
その奏者は特別な力を持った魔術使いのように思われていた
というような昔話もあるそうです。

若い頃に何度か行ったハワイで、ホテルや街中で聴いた音楽が凄く心地よくて
その秘密を探ってみると、スラッキー・ギターの音にあった事に気が付いた。

僕の好きなバンド「Doobie Brothers」のジョン・マクフィーとパトリック・シモンズが
この「SleckKey」に凝っていて、ライブでも必ず「SlackKey」で演奏する事も手伝って、
ずっと以前に、この「SlackKey」のギター奏法を覚えようか、
それとも憧れのペダルスチールを覚えようか?迷って居た時期が有った。
ペダルスチールは高価なうえに、場所を喰う。
そんな経緯でペダルスチールを諦めたと同時に、
もうひとつの「SlackKey」もいつの間にか聴くものになっていました。

その忘れかけていたスラッキー・ギターを弾く、StillWaters。
奏者としてはまだまだなのだろうけれど、聴いていて心地いい。

とにかく開放弦が鳴るギターじゃないと、演奏も物足りない。
今回SrillWatersが使用していたギターは『Larrivee(ラリビー)』
このギターは
「対照的なブレーシングパターン」と、
「90 度のブレーシングとブリッジに対して平行なトーンバー」を採用しているらしく、
実際の音を聞いてみると低音域は深く、中音域は力強く、高音域はクリアな、
サウンドのバランスが凄く良いギターでした。

僕の所有しているギターで、最近はめっきり使わなくなったMartinD-35。
このギターの実力を発揮するには、このスラッキー・ギターがお似合いかも?

そんな事も有って、彼の演奏を待って、聴いた後に移動しました。
何だか、凄く気の良い若者で、また何処かで会えたら良いなと思う好青年。

考えてみたら、この東北復興支援プロジェクト 『The North Journey REUNION』
に参加した仲間は、全て好人物だった。
100人も集まると必ずと言っていいほど、おかしな輩がいるのだけれど
このプロジェクトの参加者は、志が同じと言う事なのでしょう。
そう云う意味でも、ここで一緒になった人たちは「仲間」だと思いました。

大船渡のバンド仲間とも、また来年会うのが楽しみです。
この復興プロジェクト『The North Journey REUNION(再会)』の名に相応しい
良いイベントツアーだった気がします。

コメント
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