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米国 最近のUFO事情

2023-09-17 11:59:23 | 日記

 7月の下旬に公表すると言われていた米国航空宇宙局(NASA)による未確認空中現象(UAP)の調査報告だが、9月14日に地味に発表があった模様。詳しくは省くが、現時点でUAPを地球外の物だとする証拠はないとした上で(やはりそうだったね)NASAの役割拡大を提言。責任者を務めるのはかってNASAでUAP関連の業務に携わっていたというマーク・マクナニー氏。今後は国防総省などと連帯して、米政府として統一した調査を進めて行くという。

 その最初の動きなのか、米国防総省のライダー報道官は8月31日、「未確認飛行物体(UFO)」に関する公式ウェブ・サイトを開設したと発表した。それによると1996から2023年までの間のUAPに関するデータによると米本土や中近東と並んで、日本周辺を中心とした東アジア周辺での目撃が多数あるという。

 世界を見渡してみると、中東は古くから世界の火薬庫として、やはり目が離せない地域の1つ。東アジア周辺も中国の動向や北朝鮮の各種ミサイルの発射実験など最も緊張感のある地域だろう。監視する立場にある者?からすれば、当然、厳重警戒地域となるだろう。ただ、そうだとすれば現在、戦争中のウクライナやロシア周辺での目撃方向が最も多くなるのではないだろうか?この地域の動向が知りたいものである。

 7月26日、UFOに関する公聴会が米下院の小委員会で開かれた。元米海軍パイロットら3人が、目撃報告があると語り、政府はそのことを知りながら情報を隠蔽していると強調。日本では目立った報道がなく、その内容からすると肩透かしを食ったような感じで少々違和感がある。UFOに関心が高い米国だけに今回のUFO公聴会は歴史的な出来事だったという見方も多い。

 公聴会に出席した3人を紹介すると元米海軍パイロットのライアン・グレイブス氏、元米空軍情報将校のディビッド・グラッシュ氏、元米海軍司令官のディビッド・フレイバー氏。3人は促され右手を上げ真実を述べると宣誓した後、体験談を5分ずつ語り、質問に答えた。質問する側の議員とのやり取りの中で私が特に興味深かったいくつかを取り上げてみた。

 グレイブス氏 「政府の1部はUFOについて彼らが公表している以上のことを知っている」

 フレイバー氏 「私たちが見たUFOは現在、私たちが持っている技術あるいは今後、10年間に開発しようとしている   ものよりも、はるかに優れた物だった。」

 議員 「その物体がなぜ、私たちの技術によるものではないとわかるのか?

 グレイブス氏 「これらの物体は”カテゴリー4”のハリケーンの風の中で完全に静止していたが、同じ物体が超音速まで加速した。私たちが説明できないような非常に不規則で素早い動きをしていた。」

 議員 「墜落したUFOを回収したということだが、それを操縦していた生物体はあると思うか?」

 グラッシュ氏 「すでにインタビューなどで公言した通りです。人間以外の生物はこのUFOの回収品の1部と一緒に出てきた。」

 議員 「2004年にあなたが体験したUFOはどのようなものだった?」

 フレイバー氏 「私たちが体験したことは科学や当時、私たちが持っていた能力をはるかに超えていたと思う。」

3人の参考人と議員とのやりとりの中で個人的に特に興味深かった部分である。

 一方、国防総省でUFOを含むUAPを専門に調査するAARO(全領域異常対策室)の責任者、カーク・パトリック氏は「個人的な見解」とした上で、公聴会で交わされたやり取りを「侮辱的なもので、見過ごすことはできない。人間以外の技術に関する疑惑を裏付ける信頼に足る証拠はまだ見つけられてない。」とする書簡を個人的なSNSに発表し、参考人の発言を真っ向から否定。政府機関と議会の対立に発展している。

 議会側は公聴会でも、度々、政府の情報機関や国防総省の担当者に「調査を妨害されたきた」と主張しておりパトリック氏の発言は今後、後を引きそうである。共和党が議会の過半数を占める米下院の公聴会であるが、同会には民主党の議員も多数参加。議員側は「UFO特別委員会」の設置を要求。公聴会の最後にグロスマン委員長は「透明性は政府の要です。私たちは広大な銀河系に住んでおり、多くの未解決の疑問があります。」と述べて政府に対して情報のさらなる公開を求めていくことを強調して締めくくった。

 こう見ていくとこれから米国は議会や政府機関、政党の違いを乗り越えて国全体としてこの問題にあたろうとしていくのかなという期待が感じられる。今後も紆余曲折しながら、今回、公聴会で証言した3人の発言を見ても結構、すごい情報が出てきそうな気配である。いやもうすでにその兆候は十分に感じられる。

 


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