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オウムアムアは異星人の探査機か

2018-12-09 05:50:35 | 日記
 久しぶりに信憑性の高そうなTOPICである。「週刊ポスト12.4号」によると米ハーバード大学の天文学部長が「異星人の文明から地球に探査機が送られている」可能性を示唆する学術論文を発表して話題になっているらしい。この人は米国の名門ハーバード大学のエイブラハム・ローブ教授。ローブ教授は天文学の世界的権威で世界最大級の点天文学研究施設「ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの所長も務めているという。
 
 今回、教授が発表したのは「アストロフィジカル・ジャーナルレターズ11.12号」で同誌は天文学と天体物理学の分野では最も学術論文に引用されることが多い雑誌だという。そういう雑誌に掲載されたから、そしてそれを書いたのがハーバード大学の権威ある教授だから、その瞬間から”異星人のあるいはUFO存在が確認された”というものでもないし言うつもりもない。世の中、どんなに権威のある人でもその人個人の一発言によってそれまでの認識が一夜のうちに変わるというものでもない。そしてそれは民主主義の中にあっては危険なことでもある。しかしそれなりのインパクトを与えることは確かだ。 
 
 なんだかんだ言ってもこの世には”権威”というやつが隠然と存在している。今回の話も、話の元ネタがUFO研究家やローブ教授が日本の新興の〇〇大学くらいではほとんど話題にならないだろう。早稲田、慶応大学あたりで一応、俎上に上り、京大、東大の先生ぐらいになるとマスコミもにわかに騒ぎ出す。そして”ハーバード大学の世界的権威”ともなるとこれはかなりの確率で可能性が高いのではないかということになる。
 しかし誤解しないでほしい。私はやっかんでいるわけではない。むしろこのような権威のある人が問題提起してくれたことでUFO問題に対する誤解や偏見が少しでも解消され、この問題を前向きにとらえるような流れになればいい。

 しかし天文学の”いわゆる権威ある学術雑誌にいわゆる”UFO”の存在が掲載されるのは初めてだという。これも驚きである。これは正統な科学界の”物事の認識”というのは一般人の感覚からしてもずっと遅れていると言わざるをえない。UFO現象の目撃が近代になって起きてから70年以上の年月が経過している。情報の質に程度の差こそあれ70年以上の時間を経過して、その存在の有無がこれだけ取りざたされてきた現象についてこれまでかすりもしていないというのは、学術雑誌というものはかくも保守的なんだなあということを改めて感じたとともに、やはりその感覚は少しずれていると言わざるを得ない。つかみどころのないUFO現象ではあるが少なからぬ”科学的”データを残した目撃例や着陸例も多い。

 さてローブ教授の論文は2017年の9月9日にハワイ大学の天体望遠鏡で発見されたハワイの言葉で遠方からの使者を意味する”オウムアムア”と名付けられた天体に関するもの。何と言っても太陽系の外からやってきて太陽を回り、また太陽系外に出ていく軌道を持つ「恒星間天体」は人類の観測史上初めてとのこと。当初は彗星だとみられていたが、彗星の特徴である「ガス噴射」が確認できないこと。その移動速度が変化していること。通常、太陽から離れていく天体は太陽や惑星の重力の影響でその速度が少しづつ落ちていくものだが、逆に速度が上がっているらしいこと。またその軌道を調べると太陽からはその熱や重力の影響を受けにくい、地球からはその観測に大変、適していると思われるまるで人為的に操作されているような絶妙の軌道を通過していたらしいのである。これがごくありふれたものだとしたら今までにも多数の同じような例が観測されていいはずなのだがこのような軌道を描いた天体は今回、初めてだという。

 果たしてオウムアムアは外宇宙からの探査機だったのだろうか?