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UFO論争その後

2008-04-19 22:34:39 | インポート

Ufobook062 昨年末に国会で大きな騒ぎになったUFO論争。その発端となった質問をした民主党の山根隆治議員が参議院の経済産業委員長になるという新聞記事を見た。山根議員とは何の面識もないが、要職に就任して、なんとなくうれしく感じてしまうのはなぜだろう。UFO関連質問というおよそ、日本では報われることのないだろう質問を国会でしてくれて、多少なりともUFOについてのマジメな?議論をこの日本で起こしてくれたことへの私なりのささやかな謝意の気持ちだろうか。それともUFOと言えば、いまだに子どもだまし程度の扱いしかされない日本で、この質問のせいで閑職に追いやられなくて、よかったという安堵の気持ちだろうか。

 ところでこのUFO論争をめぐるその後の動きだが「週刊文春」の1月24日号によればイタリアのプロバイダ「ティスカリ」は2007年の「年間バカニュース」としてこのUFO論争を紹介。そこまで言わなくてもという率直な感想である。「日本ではUFOの存在を国会で真剣に議論するのか」と言うことなのだろうが、すでに国連を始め英国やフランスなどでもUFOは国家レベルで議論されており、この認識は少々ズレている気がするのだが?記事によると一般のイタリア国民の論調も日本のUFO論争に関してバカにしたようなものが多い。イタリアのUFOに対する認識度レベルはその程度だったのかと意外な感じである。

 最も「週刊文春」の記事をそのまま鵜呑みにはできないが。この号の「週刊文春」の記事の切り口は全般的にこの手のニュースを集めて”トンデモ系”にヒトくくりしたような扱いなので、イタリア国民の名誉のためにも、詳細はもう少し詳しく調べてみないとなんとも言えない。UFO問題を考えるときにはミスリードしないために複数のニュースソースや論調を調べることが大切である。

 そんなイタリアとは裏腹に、やはりというべきかアメリカでは比較的好意的な取り扱いが多いようだ。なんといってもAP通信の世論調査では国民の14%が「UFOを見たことがある」と答え、目撃情報が1ヶ月に約200件もある国である。さすが米国というべきか。その米国のテキサス州スティーブン・ビルで1月の初旬にUFOの目撃事件が起きた。すでにご存知の方も多いと思うが、このときのUFOは目撃者の1人であるスティーブ・アレンさんの話によると、長さが1マイル(約1.6キロ)、幅も0.8キロという途方もない大きさだったということである。しかしこんなに巨大なUFOが頻繁に目撃されていれば、十分にニュースソースとしての価値があると思うし、日本でももう少しマスコミが騒いでもいいはずだと思うのだが?

 テキサス州といえば重要な軍事基地も多いし、石油をはじめとするアメリカの一大産業集積地である。とりもなおさずブッシュ大統領のお膝元でもある。そんなところでこんな巨大な文字どうりの未確認飛行物体、UFOに勝手気ままに飛び回られたのでは、世界最強国家の沽券?にかかわるというものだ。異星人の宇宙船と騒ぐ前に「年間バカニュース」扱いからはそろそろ抜け出さないといけない。