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新定義 宇宙右翼

2012-11-28 07:23:42 | インポート

 すったもんだの末、いよいよ総選挙が始まる。(2012)このところよく言われるのは、政治的に右よりの政党の勢いが強いらしいということだ。日本の周辺がきな臭くなっているせいもあるが、市民や女性も右よりの考えを持つ人が増えているらしい。よく政治的に右とか左だとか言われるが、そもそもどういうことか?いろいろな考えはあろうが、まず国家ありきでその次に国民があると考えるのが右。国家ではなく民(人)があり、それから国家というものができると考えるのが左と一応、定義する。地球社会が最大の生存圏である我々地球人にとっては、こういうことになる。この定義を地球以外にも宇宙社会があると仮定して(まず、間違いなくあると思うが)宇宙社会にまで生存圏を拡大する。簡単に言えば全宇宙社会の中で、この地球経済社会体制こそが最も優れている、もしくは地球人が一番、優れていると思っている人は一応、新定義”宇宙右翼”と考える。

 最近の日本では右の勢力に勢いがあるらしいがなぜか?尖閣や竹島を巡って、お隣の中国や韓国の脅威を感じるからか?国同士の関係にかぎらず、古今東西、ご近所同士というのは常に争いの種である。いっそ、荒野の一軒家にでもす住めば、トラブルもないのにと思うが?お隣さんがいなければトラブルもなくなるが、逆に生きがいや楽しみもなくなるのではないか?国家もそうではないだろうか。周りにやっかいな国がなくなれば、どんなにわずらわしくないか?しばらくはいいかもしれない。しかし、日本の周辺に中国や韓国がなかったら、現在の日本という国家が、文化が成立しえたであろうか。あるいはするだろうか?

 やはり、日本という国が東アジアのこの地に存在しているのは、それなりの存在理由があるはずである。民族的にも同じアジアの仲間として、中国や韓国とは近いものがあるし、宗教や習慣なども彼らから導入されたものも多い。欧米とは違った独自の文化を発展させ、この地域では、真っ先に先進国の仲間入りが果たせたのも、この現在の位置というのはとても意味があると思うのだ。もちろん、中国や韓国に対して理不尽なことがあれば抗議するべきだし、言ううべきことは言わなくてはならない。ただ人間で言えば、青年期の只中にある国々とマトモにケンカ(経済で)しても勝ち目はない。となればこの地に存在していることのメリットを十分に生かすような政策を模索すればいいのである。

 日本は今さら大国を目指さなくてもいいのではないか?もっと言えば国が貧しくても威厳がなくても、そこに住む民が豊かであればいいと思う。国が経済大国でなくてもそこに生活する国民が豊か、ということはありえないことか。この考えは”右”の人から見るとまったく受け入れがたいことではあると思うが、北欧諸国などは人口や国内総生産(GDP)などは日本に比べるとはるかに低い。しかし国民の生活水準は非常に高いのである。もちろん、その分、国民の負担は重くなる=税金は高いのだが。

 宇宙社会の中での現在の地球の文明・科学の位置というのは、宇宙船やUFOがホワイトハウスや国連本部に着陸して、指導的立場にある人と話し合ったという事実が無い以上、どのくらいの位置にあるのかは現段階では皆目、わからない。ただ宇宙の歴史や広さを考えると、我が地球社会の文明がどのへんの位置にあるのかというのは大体、推察できる。

 地球を”地球国家”としてみた場合、その体制がまだまだ不備だらけでも、決して恥ずかしいことではない。宇宙の歴史、広さを考えれば当然のことである。これから良くしていけばいい。地球社会が大きく発展するためには、この宇宙右翼的な考えは、はなはだその障害になるのではないかと思う。異星人との接触に関して最も高い壁になるのは、科学や文明の差ではないと考える。それは現在の地球社会において指導的立場にある一部の人たちの、その偏狭なプライド(地球ショービニズム)なのではと思う。そして現実に社会では、この種の人たちが組織の中で中心的な位置を占めている。大切なのは過去の過ちを繰り返さないことだ。今こそ人類は宇宙の中で自分達が一番などと考えず、自らの位置を謙虚に認め、それを現実に生かすときである。