なら学びの会

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8.31 一昔前なら夏休み最終日

2022-08-31 20:26:29 | 日記

 早々と学校訪問スタートしました。25日から2学期が始まっています。子どもたちは、3年ぶりのプールを歓声を上げながら楽しんでいました。子どもたちの声があふれる学校っていいですよね。

 奈良正倉院に隣接する、まもなく創立150年を迎える鼓阪小学校、各学年1クラスのこじんまりとした学校です。課題も多く山積しているようですが、今年から「学び合い学習」を軸とした学校経営がスタートしました。月例の訪問が計画されていて、午前中参観授業、午後研究協議会という流れで進んでいます。

今日は、2時間目から 1年生 生活科 「シャボン玉」で遊ぼう 2時間目

 ペアを中心に工夫して、より楽しいシャボン玉遊びを考え出す内容。 石鹸を削ってシャボン液を作る際に女子が男子に石鹸の持ち方やスプーンで削るときの持ち方など、懇切丁寧に教えている姿など見ることができました。これはペアの効果を表すのに持って来いの場面でした。後半それぞれが工夫して作ったストローやパイプでシャボン玉遊びを運動場に出て実験するのですが、それが45分という短い時間にできてしまったというところが素晴らしい限りです。教材の準備(ここでは、全員同じものではなく思い思いの材料を使わせていました。)や見通しができていたいるからでしょう。中でもうまくいかない子どもの質問に対して、「近くのお友達にきいてみて」と返しておられるのもなかなかできないことです。

 3限目は、2年生の国語です。「詩」を読むでした。18名と児童数も多くなり、学校にも慣れて気ままな動きが出やすい時期です。教室の前に教卓はなく子どもたちとの距離感が近く感じることができました。単元「雨のうた」つるみ まさお  小説(スイミー)と詩との違い(区切りの言い方 段落、連など)を説明したのち、授業のめあてが板書され、範読から一斉読みへ、声の大きさを指摘してさらに一斉読み。指摘の効果が出たのか数倍に聞こえました。(声が大きかったらいいのではありませんが・・)何とか授業に集中していました。ペアで、気づいたことの交流に入りました。少し読み足らないのか、言葉遊びになってしまいましたが、2人で教科書に書き込みしたり、側線を引いたりと楽しそうに取り組んでいました。ここでも、教科書忘れた男子がペアを組むのを嫌がりながら、そっと押し出された教科書を身を乗り出して読んでる姿や板書を必死に写している様子などは、授業態度からは想像できませんでした。またまた、子どもの見せかけに流されてしまうところでした。

 4限目は 6年生 算数「分数のかけ算」 お休みが2名で、8名の授業となりました。ここでは、板書が工夫されていて、無駄なくまとめられていたことです。復習、問題、氏名(児童の人型の名札)などが作られていて、氏名を貼られた子どもが順次黒板に解答をしていくすすめかたでした。課題も通分がいらないものから次第に難度が高くなるように工夫されるなど、すっきりした授業でした。また、ここでも困っている男子のそばに、すかさず女子がケアに行くなど、ペアではないけれど支え合っている感じをより強く感じました。かけ算の次は、割り算です。逆数をかけるところを、どのように乗り越えてくるのでしょうか。楽しみです。

 

 授業は4限で給食のあとクラブ活動?で終了となり、3時から研究協議会に移りました。最初に3本の授業から見えてきたことをまとめてお話させてもらい、全体交流で確認し合いました。最後に、「文学を味わう」と題して、石井先生の「学びのたより」を使って 詩を2本(菅 あさ美 あめ と 岸田 衿子 いろんなおとのあめ)提供して、どのように授業をするかを、テーブルごとで交流してもらい、全体交流しました。これらの詩から情景をイメージさせるために、どんな声掛けや意見の取り上げが必要かも話し合いました。

 

 終了後、授業者の先生と個別のカンファレンスをして無事終了しました。スタートして半年ですが、何とかしたいという意気込みが伝わる1日となりました。個人情報保護の関係で、ビデオや子どもの学習の様子は、持ち帰ることができませんので、皆様にご覧いただけないのが残念ですが、子どもたちは、着実に成長しつつあります。次回は、9月28日(水) 研究授業(校内公開)と学びのデザインがテーマです。

 

今日は、ここまで

 

 

 


8.28 稲刈り終わりました。

2022-08-29 21:03:35 | 日記

 昨日、朝方の思わぬ雨でスタートが2時間ほど遅く始まりました。稲穂には、いまだ雨粒?朝露?が光っていたので、ポールで軽くたたき落とす作業、そのあと、各コーナーを、コンバインが回転しやすくするために事前に手作業で刈り取らなければ、キャタピラに踏みつぶされてしまいます。ようやく始まりましたが、刈り取る後から、順次その作業が最後まで、約2時間半ほど、足元の悪い田んぼをひたすら歩きました。何とか、大きなトラブルもなく、2反近くある大きい田んぼは終了しました。ありがとう!お疲れ様!と思わず声が出ました。おかげで、下半身の筋肉痛と腰痛に襲われています。

 before & after

 

 1時を超えたところで、ようやくお昼ごはん。まだまだ、雲行きが悪く30分ほどで次の田んぼへ。ここは、小さくちょうどテニスコートぐらいで、1時間ほどで刈り取ることができました。作柄は、昨年の2割増しぐらいとのことで、今は、乾燥機にかけてもらっています。明後日ぐらいに、籾摺り機にかけて、いよいよ玄米の誕生です。銘柄は、「ミルキークイーン」コシヒカリの変異系。糖度が高くダイエットには向かないそうです。出来上がりが楽しみです。

さあ、お米が終われば、秋冬野菜です。大根・白菜・かぶら・水菜にホウレンソウなど。休む暇はないようです。

さて、気になる新聞記事から

1 デジタル教科書 以前から功罪についていろんな意見が取り交わされていますよね。私自身は、紙教科書時代で、なおかつ有償時代でしたからイメージは今一つわきません。姉のお古でしたから、大事なところに書き込みやアンダーラインが引いてあって、大いに得した記憶があります。

2 校則問題

 かなり前から話題になっていますが、なかなか改善されていないのは、なぜなんでしょう。

3 「笑顔に生き方学ぶ」  ダウン症友達に囲まれ成長 インクルーシブ教育 助けてほしいといえる大切さ 持ちつ持たれつ

記事は、読売新聞

 よく研究会に出かけると、「わからなさから始まる、学び合い」と伝えてきましたが、まさにその通りだなと確信しています。各学校2学期スタートしました。31日から学校訪問が始まります。子どもたちにとっても「実りの多い」2学期になりますように

 

では、また


8.25 2学期スタート  

2022-08-25 21:06:50 | 日記

 始まりましたね。子どもたちの表情は、いかがでしたでしょうか。私どもへは、夏休みと変わらず10時30分には、「ただいまー!」と元気よく帰ってきましたが・・。子どもたちは、どうやら「お弁当」を楽しみに来ているようです。「もう、お弁当終わりやね。」などと言いながら「黙食?」していました。本格的には、来週からのようですが、不登校している子どもたちは、あいにく始業式には参加せずじまいだったようで、少し残念な気もします。この夏も、3件ばかり問い合わせがありましたが、何とか早くコロナが終息して、新しい学校生活が送れるよう頑張ります。

 さて、今日の新聞記事

8月25日 読売新聞

「運動クラブの地域クラブ化」以前も記事にしましたが、かれこれ30数年ぐらいになるのでしょうか。全国大会が中止になり、近畿大会どまりになったこともありました。何とか過熱化を防ぐ手立てはないものかと、英断を下されましたが、すぐに元通りになってしましましたね。

 高校野球も、仙台育英高校が優勝し東北地方は大盛り上がり、その裏で、女生徒の応援団のコスチュームが20数万円の高値で売られていたり、はたまた、号外(無償配布)まで、数千円の高値が付くほど・・・。ようわからん世の中になりました。とはいえ、自分自身がそんな世の中にいてることを自覚して、戒めたいと思います。

 先ほどのクラブ活動について、20数年前になりますが、ヨーロッパに出向いた折に少し調べた見たことがあったのを思い出したので、資料として挙げておきますね。興味のある方は、のぞいてみてください。

中体連と全国大会の歴史

②公財中体連 「中学校の運動部活動」

ドイツのスポーツクラブ・・200年の歴史・

 

お知らせ

大阪「文殊の会」ビデオカンファレンスと講演会の案内をいただきました。

時 10月10日(月 祝)10:30~16:30

  ☆1964年 東京オリンピック開会式の日でした。当時過去30年間雨が降らなかった日だから決定したと聞かせれていました。

会場 大阪和泉市人権文化センター1F 大会議室 

講師 佐藤学先生

参加費 3,000円

詳しくは、「文殊の会」にお問い合わせ願います。

では、また

 


8.20 2学期に備えて

2022-08-20 20:00:11 | 日記

 まもなく稲刈りというのに、天候不順が続きます。マイ田はすでに先週水を切ってコンバインを走らせるように田んぼを乾かしていますが、一向に固まる気配ありません。イノシシを警戒していて、お天気をすっかり忘れていました。このまま雨が続くと、倒伏(とうふく)が起こり、稲刈りが難しくなると同時に品質や収穫量に大きな被害が出てしまいます。何とか、あと一週間持ちこたえてもらいたいものです。てるてる坊主作りましょう。

さて、25日あたりから2学期が始まるようです。

大阪のかわち学座から貴重な資料を提供いただきましたので参考になさってください。

テーマは、毎日実践!板書・教科書(資料)・ノートで創る「仕掛け」!考

狙いは、多忙を極める先生方への贈り物

 

お知らせ 27日(土)9時30分 奈良の会 橿原市立耳成西小学校にて 要申込、資料代

 

 


8.15終戦記念日

2022-08-15 18:05:33 | 日記

ポツダム宣言受諾、玉音放送

戦後77年。憲法改正論がこの時期にぎやかに流れます。わたしの近くに旧ドリームランドがあって、ここに進駐軍の施設がありました。もう一つは、奈良教育大学だったかな。白の壁に緑の屋根だったかな。今はがらりと変わって、旧少年刑務所(現星野リゾートによる仮称監獄ホテル建設中)西側。ロートスポーツ公園(旧鴻ノ池競技場)に射撃訓練場があって、刑務所の土手に向かって実弾射撃をしていました。夜中に、悪ガキらとともに侵入し、土手に食い込んだ弾(銅製  昔はアカと言って高価でした)をこまめに掘っては近くの金属回収業のおっちゃんところに持って行って、小遣い稼ぎをしたものでした。いくつぐらいだったでしょうか、戦争のこともようわからんと、姉がもらってきたチョコレートを親に見つからんように食べたものでした。いつもこの頃よく思い出します。もとは社会科の先生だったのにね。お恥ずかしい次第です。

さて、東海セミナー2日目 心に残った言葉などまとめてみました。

中でも「学びの偽装」はショッキングでしたね。

では、思いつくままに

8月2日ディスカッション「私たちは『反省的実践家』の道を歩めているか」の中から、

 「授業を見る」ことについて  子どもの学びを見ること

 科学は物質そのものから、ひも解くのであって、授業も「中身(文学、数学などテキストそのもの)を抜きにして、方法は語れない」  公志郎先生

 

反省的授業とは

「一人ひとりの子どもの考えの中に、理を見つけること」・・・子どもから学ぶということ

(発言者不明)

学先生の講演から

 ・全国学力調査から・・理科16.8%ダウン

 ・クリティカルシンキングの重要性(批判的思考)とは、ある考えに基づいて、前提となる事実を明らかにしながら、多角的・論理的に考えること。単なる批判的考えではない。

 ・子どもたちの貧困家庭が増えている

 ・「学びの偽装」、学校・学級に期待しなくなった

 ・内言力(思考の言語)

 ・第4次産業革命、新しい改革、単純労働が機械化され、これからは、より高度なレベルになってくる。

 ・学び合う幸福

 ・これからは、「学び、考察、協働が好きな子」→ みんなで支え合い→新しいことを発想できること

 これからの労働者は「学び続けられる」ことが重要

順治先生の振り返りから

3年ぶりリアルで開催

「授業を見る、みとる、見える」の違いが分かった

学びの教師としての幸福感

いずれもわたしのメモにつき必ずしも正確ではないことをご理解願います。

今回、「幸福」という言葉が耳に残った大会でした。

来年は、7月29日(土)30日(日)開催。会場は今回と同じ。

 

お知らせ

奈良の会 8月27日(土)9時30分 橿原市立 耳成西(みみなしにし)小学校 要予約 資料代

 

よねちゃんファーム

再来週稲刈りです。 イノシシとの勝負!

ミルキークイーン 最終年度 来年は、「命の壱」だそうです。

コロナに、熱中症気をつけましょうね。17,18とSV研修会です。2学期に向けてお勉強お勉強。

では、またこの辺で